古賀志山界隈徘徊


-『GeoGraphica』+『カシミール3D』+『国土地理院地図閲覧サービスデータ』にて作成-

 この時期、いろいろと登りたい山もあるのだが、今週は三回目(二回目の御亭山をカウントすると)なので、登山口までのアプローチが長いのもいまひとつ敬遠される。加えて気温の急上昇で遠景は期待出来ないから、無理して高い所に登るより、近場で歩きだけを楽しむ一日にしたいところだ。

※17日加筆 16日に釈迦ヶ岳に登った方の写真によると山頂からの眺望良好。空気中の水分が多いのは標高の低いところだけということであった。

 古賀志山界隈はあまたの登山ルートが開鑿されている。だが自分はまだ歩いていないところも多い。そんな中から今回は弁当岩から南西に下り富士見峠へと登り返すルートを歩く事にした。
 弁当岩は好きなポイントでいままで何回もここで食事をしている。いずれも斑根石山方面へ戻り中尾根で下るというのが定番だった。


今日は駐車場脇の北尾根コースより入山 途中で団体さんを追い越す


長倉山も立派な道標が設置された 以前は山名板一枚のみだった


長倉山北西の伐採地より 鞍掛山が大きく見える


シゲト山北面はゴツゴツしてるな


閉鎖された鶴CC跡に出来たメガソーラー 痛々しい風景だ


いにしえの道迷いポイントにも立派な道標

 道標の整備などが著しいこの山域、かつて訪れたことがある三角山も変化ありやと立ち寄る。北側は枝越し眺望だが男体山と高原山がよく見える。南側は以前とあまり変化無し。山名板は渋いのが一枚だけで地味なのが好ましい。
 それにしても山頂から道が三本も着いているとは。今登ってきた以外の二本は下の林道に繋がっているのだろうが、一本は「古賀志山を守ろう会」のマップにも記載されていないから、最近新たに開かれたのだろうか。


寄り道の三角山が今日踏んだ唯一の名前がある山頂


三角山より 霞む男体山


高原山

 540mPは、登山者が少ないこのピークから見える西側の景色が好きで足繁く通った時期があった。光線の加減か、いつも鹿沼の山並がけぶるように見え、その奥に日光連山が鎮座する風景。山歩きを初めて間もない頃、当時は道標が一枚も無いこの尾根を歩いて見つけた自分だけの秘境のような気持ちで眺めていたものだ。現在は立派な道標が建ち、往来する人も飛躍的に増えているようだ。今日も長倉山から先、登山者を一名追い越しただけの静かな山旅であったが、縦走路に入るとトレランの人二名、行き交う登山者数人と出会う。もう、かつての静かな尾根では無くなっているのだ。


540mPより再び高原山

 斑根石山(559mP)北西にほぼ垂直の6m位の岩場がある。垂れ下がっているのはタイヤチェーンを代替えで張った一本のみ。材質もさることながら支点にも全幅の信頼は出来ない。だがホールドは多く太い木も頼りになるので慎重にここをクライムする。登り切って僅かに下ればいつもの昼食ポイントである弁当岩へ到着だ。ここは滅多に人が入ってこない静かな場所なので、のんびりと昼食フルコースを過ごすには格好の場所なのだ。眼前の540mP、空気が澄んでいれば日光連山と高原山、麓の集落、景色は思いのまま。


いつも昼飯を食べる弁当岩 今日もここでフルコース

 弁当岩から南西に下降するのは今回が初めてだ。すぐに岩が張りめぐされた急下降が始まる。鎖やロープは一切無い。大きな一枚岩が斜めに張り付いている箇所などは慎重に降りないと危険。気が抜けない区間で本日の核心部であった。


弁当岩で昼食後、下降 内倉林道が下に見える

 右手に巨大な岩稜が見えた。これが有名な「松島」か。岩稜に松が張り付くさまはまさに名前の通り。「古賀志山を守ろう会」のマップを見ると松島コースというのがあり、登れるようになっているようだ。岩の頂部である「ふんぎり」という箇所では垂直の岩場があり古賀志山の一般登山道で難易度MAXだという。鎖はあるそうだが、記録を見るとロープを出して降りたということだ。ヘロヘロ三点支持の自分には手に負えるものではないだろう。


これが有名な松島か 近づきがたいな


ガチの岩下り 今日の核心部


植林帯になると穏やかになる

 内倉林道から繋がる作業道に出会い、これをそのまま登っていく。途中に重機が打ち捨てられていた。周囲の樹齢は若いが、あまり手入れされた様子もない。廃れ行く林業の一面を垣間見る。


作業道を進むと廃重機が道を塞いでいた


作業道が上へ延びる 枝打ちはされているようだ


宇都宮高校 学校林の案内板


作業道が終わると唯一の道標あり

 宇都宮高校の学校林に入ると一変して手入れされた美林となる。現在は学生が山の手入れに関与することはないが、昭和40年代後半まで学生が動員されて下草刈などをしていたということだ。




富士見峠に向けて植林地を谷詰めで急登

 額から噴き出す汗を拭いながらもようやく富士見峠へ到着した。このあと。古賀志山の山頂を踏み、東稜の岩場を降りて下山する予定であったが、意外とハードな歩きでいささか疲労した。おとなしく公式登山道(北登山道)で下山とした。登山者でごったがえす北登山道は通過したくなかったが、14時近くなると往来する人も居ない。駐車場まで二名交差のみ。今日も静かな山行を満喫することが出来た。


ジグザグ急登のすえ富士見峠へ到着 いやはや案外疲れた 古賀志山はパス


北登山道にて

概略コースタイム

駐車場発(09:07)-長倉山(09:38)-細野峠(09:50)-北主稜線(鞍掛尾根)へ接合(10:22)-
三角山(10:48)-540mP(11:28)-弁当岩(11:58)-昼食休憩-行動再開(12:34)-
廃重機(13:04)-これより宇高学校林(13:16)-道標(13:24)-富士見峠(13:38)-駐車場着(14:34)

カシミール3Dデータ

沿面距離:9.6Km
所要時間:5時間27分

撮影使用機材
・NIKON Z50

カテゴリー: 宇都宮の山 | 2件のコメント

微風快晴の釈迦ヶ岳


-『GeoGraphica』+『カシミール3D』+『国土地理院地図閲覧サービスデータ』にて作成-

冬季同ルート釈迦ヶ岳の過去の記事
    2018年03月03日  続、今年の釈迦ヶ岳
    2017年02月25日  今年の釈迦ヶ岳
    2016年02月27日  冬期釈迦ヶ岳登頂 だが雪は少なくちょっと残念
関連山行
    2020年05月17日  まだあったアカヤシオ
    2018年10月21日  5ヶ月ぶりの山行は部活のシゴキ並み!
    2018年05月20日  鶏頂山敗退なるもシロヤシオロードを満喫
    2016年05月14日  守子神社ルートより権現沢左岸へ周回
    2015年10月18日  西平岳を目指して釈迦ヶ岳
    2010年10月16日  大間々より西平岳
    2008年10月25日  紅葉間に合わず!ガスの高原山を歩く
    2007年06月16日  高原山最高峰 釈迦ヶ岳へ登る


 塩谷側から登る釈迦ヶ岳。積雪期に登るのは実に6年ぶりだ。無雪期を含めても4年ぶりとなる。
 釈迦ヶ岳へのルートは一番ポピュラーな大間々からのルート、そして鶏頂山経由。そして塩谷側から長い尾根を詰めて標高差1000mをハイクアップするこのコース。西平岳経由のルートもなかなか素晴らしい。塩谷側は駐車地への林道が敬遠されてか入山者は圧倒的に少ないのだ。無雪期でも一日に一人も逢わないことはよくある。その分静かな歩きが楽しめる。

 「お天気ナビゲータ」で釈迦ヶ岳の状況(課金要)を毎日欠かさずチェックしていた。ここ数日の降雪予報、日々の風速と気温、見晴らし予報。天気図精査。直前はSCW予報のチェックもかかせない。かくして本日、絶好の登山日和を迎えたのである。現役の頃はもう一つ「休日」というファクターが加わるのでなかなか会心の条件で登るという事は難しかったが、リタイア者は登りたい日に山に行けるのがなんと言っても幸せの限りである。


途中の林道より 朝日を受ける左から西平岳、中岳、釈迦ヶ岳

 6年前はまだパジェロミニに乗っていた。多少の積雪は全く問題無く走行が出来たので登山口に楽勝で横づけ出来たが、現車のホンダシャトルFFは車高が低くやたらと雪道性能が低い。スタッドレスが有効と感じるのは幹線道路などだけで、山奥の林道では少し柔らかい雪の急な登りなどはすぐに前進不能になってしまう。4WDを買えば良かったのだが一年の間で効果が感じられるのは僅かな期間。燃費を考えての選択だがこんな時だけはつくづく残念。自宅に4WDの軽トラでもあれば最強なんだけどねぇ。
 そういった事情もあって塩谷側登山口には冬場近づけなかったのだ。だが、昨日近隣の施設からお聞きした情報によると雪は少ないという事らしい。駄目なら途中で引き返して諦めるのを前提で出発した。

 林道区間の僅かな下りは緊張しながら微速前進。フロントバンパー下にあるスカートのようなガード(低床なので障害物があった場合検知出来るように付いているようだ)に轍の間に高く残る雪がガリガリ当たる音が嫌な感じだ。ようやく駐車地に着いてほっと一息。あとは帰りに下ってきた道を上がれるかどうかだ。保険で脱出用にチェーンを持ってきたが、さてどうなる事やら。
 ここから登山口まで15分の林道歩き。車でヒヤヒヤするよりは断然精神衛生上よろしい。


登山口手前の林道様子 自分の車でここまで来たら超ヤバイ 昨日か今朝っぽい4駆車のタイヤ痕あり


いつもの登山口よりスタート

 登山口より暫くは浅雪のガリガリ。週末に入山者が居たようでトレースが千路に散らばる。今日はスノーシューを背負いアイゼンも携行しているが序盤は不要だ。


まずは第一通過点 守子神社 雪は少ない

 守子神社を過ぎると徐々に雪が深くなってくる。とはいってもモナカ状なのでツボ足でも問題無いが、途中でスノーシューを履いた。やはりモナカでもスノーシューは楽ちん楽ちん。トレースを外してもスイスイ進む。


スノーシューを履いたからノートレースもへっちゃら

 標高が上がるにつれ雪が柔らかくなってきた。前山へ一気に標高差300mを稼ぐ区間は素直にトレースを追って省エネ。いやはや、この区間が一番辛いのだ。


前山直前の急登は素直に前日トレースを追う


通過点だがここまでが結構ハードだった ザックを置いて一休みした


天気晴朗微風なり よき登山日和


あそこまで行くのか 近そうに見えて遠いな


肉眼じゃもっとはっきり見えたけど…今日の富士山


枝越しに那須


笹薮と柔雪ミックスの急登 トレース外すと結構疲れる


ようやく中岳と肩を並べる標高まで到達 あとひと頑張り!


肩稜線はトレースも風に消されて絨毯の如し


山頂の少し手前にある神社は雪に埋没していた


そしてビクトリーロード!

 風で踏み跡がクリアされた山頂一番乗り。塩谷側からは本日のトップバッターが自分。北側からは結局誰も上がって来なかったので貸し切り山頂である。


久しぶりに踏んだ山頂だが随分派手になったな


貸切山頂なので三角点に腰かけて昼食


日光連山


鶏頂山ごしに至仏山と燧ヶ岳


会津駒ケ岳が神々しい


遠くに見えるのは飯豊かな?


七ヶ岳


前黒山と男鹿山塊


那須岳


急登にヤラレタ前山も遥か下にある




日光に向けて小槌を振っているようだ




チビ海老の尻尾


景色も堪能した 美味い珈琲も楽しんだ さてさてマイトレースを辿って下山しますか


このアングルの西平岳と日光連山が好きだ


午後も天気は安定 こんな日はそうそう無いだろう


西平岳に飛行機雲がかかる


霞む関東平野 でもこれ、結構見通し良いヨ


美しい樹林を楽しみながら下山


いやはや疲れました。 結局、本日山で逢った人はゼロ

 で、最後の核心部である林道の上り坂や如何に。

 結果は無事何事も無く登りきることが出来たが、今日一日の中で一番ドキドキハラハラ。横滑り警告ランプが点灯したの初めて見たよ。

概略コースタイム

駐車地発(06:36)-登山口(06:54)-守子神社(07:34)-スノーシュー装着(08:01)-前山(09:17)-
釈迦ヶ岳(11:32)-昼食休憩-行動再開(12:27)-前山(13:41)-守子神社(14:30)-
登山口(14:59)-駐車地着(15:14)

カシミール3Dデータ

沿面距離:12Km
所要時間:8時間38分

撮影使用機材
・NIKON Z50
・NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

カテゴリー: 塩谷の山 | 4件のコメント

栗谷沢ダムから半蔵山 鞍掛山不発


-『GeoGraphica』+『カシミール3D』+『国土地理院地図閲覧サービスデータ』にて作成-
-※当コースには一般登山道でない箇所が含まれています。参考にされる場合は自己責任でお願いします。

半蔵山の過去の記事
    2010年01月23日  半蔵山北側を歩く
    2009年03月08日  半蔵山から池ノ鳥屋
関連山行
    2015年11月28日  想い出の鞍掛山から信仰の山羽黒山へ

 昨晩の南岸低気圧通過で山間部もかなり積雪があった模様。懸案の「あの山」は遠めにもはっきりと頂いた雪の多さが確認出来る。今日の「あの山」の予報は晴天で微風という絶好のコンディションだ。だがしかし、新雪に足を取られ山頂へ到達する自信が無い。もっとヤバイのは駐車地までたどり着けるかどうかだ。もう少し落ち着いてから登ろうと思う。

 毎週木曜日はスポーツクラブが休み(単なる会員)なので何か用事を片付ける日なのだが、今週は予定が無い。さて何処へと、またネタ帳をめくる。鞍掛山の北東エリアが済んでいなかったから、かたずけてしまおう。

 予定では栗谷沢ダムから南西に進み鞍掛山の南東から緩めの尾根を拾って登る。山頂を踏んだあと大岩から北東の等高線が緩い場所を探りながら旧県道22号線鞍掛峠へ抜ける。あとは旧栗谷無線中継所経由で半蔵山へというルートだ。鞍掛山以北は南の登山道方面から登った2015年と同じルートとなる。
 ところが、実際に間近に見ると鞍掛山北面の急斜面は予想以上の着雪あり。今日はチェーンスパイクでさえ持ってこなかった。加えて目論見の尾根に乗るまでが激藪でモチベーション低下。朝のうち天気がスッキリしなかったのでスロースタートだったこともあり、今回は鞍掛山はパスとした。

 おっと、今日はカメラを忘れてしまった。途中で気が付いたが戻るのも面倒なのでスマホ撮りだな。チェーンスパイクも持って来れば良かった。家から登山口まで15分位だと気も緩み、ついつい忘れ物をするものだ。ホントは歳のせいなんだろうけどね(笑)

 栗谷沢ダムの釣り人駐車場に車を停め、道路を渡った箇所から入山。目の前の尾根に乗るのが想定ルートだがちょっと小藪がうるさそう。伐採作業道が奥に延びているのでしばしこれを追う。


取り付き予定は右のピークだが少し作業道を追ってみる


目論見の稜線を上に見ながら南進する


ここで一旦左のピークへ取り付く


僅かの距離だが、幼木を傷つけないように注意して登る


振り返ると栗谷沢ダム湖


ピークを越えるとよく手入れされている植林尾根へと出た


ここを降りる予定だったが…ちょっとパスだなこりゃ

 予定ルートの激藪を目の当たりにして戦意喪失。旧県道脇に今は車で入れない林道があるのでそちらから取り付いたほうがよかろう。今日は時間も遅いので次回の宿題としてとっておくことにした。


あの綺麗な樹林尾根を登る予定だった 次回の宿題となった

 旧県道の峠にある道祖神脇の石の階段が以前から気になっていた。せっかくなのでちょっと登ってみる。シャーベット状の雪が滑る滑る。今日はとても上まで登る事は出来そうもないがきっちり市境沿いに道型を認めた。そのまま南進すれば鞍掛山北面の急斜面にぶち当たるが、きっと巧みに廻りこんでいるに違いない。次回、登りか下りのどちらかで使いたいと思う。


道祖神のある峠 左手の階段を登ると・・・


旧無線中継所に通じる舗装路の手前で沢へと入る


昨晩のものであろうか浅い雪 シャーベット状で滑りやすい


階段の先は…


旧栗谷無線中継所 今は全て撤去されていて何も無い


シゲト山(別名、鞍掛槍) ここから見ると超尖がってるな


旧無線中継所裏から右の尾根に入る


SHCカワスミさんの板が年季入っていて良い感じ


裏手からは高原山 最近あちこちで見かけるチビ地蔵あり


雪が増えたように見えるが新雪の今日は登らなくて正解だったろう

 日陰が多いルートなので雪は浅くともいつまでも続く。トレースは今の所多数の動物のみ。静かな里山逍遥。アップダウンに額から汗が滲むも贅沢な時間を過ごす楽しさ。


池の鳥屋の大岩


池の鳥屋より少し降りた箇所の石祠

 スタートが遅かったのでまだ行程を残すも昼飯休憩とした。雪の無い日溜りでのランチタイム。入山者も居ないから尾根の真ん中を占有出来る食事は快適だ。


更に少し降りて昼飯休憩

 このルートを初めて歩いたのは15年前だが、当時に比べれば歩く人が格段に増えて道型もはっきりしている。途中にある493mPにも土平山という板がかかっていた。どなたかが名づけをされたのだろうか。そういえば通過してきた池の鳥屋にあったSHCカワスミさんの山名板は見当たらなかった。
 土平山から先は真新しい靴跡が出現した。足跡の向きを見ると男抱山方面から半蔵山へ登り、羽黒山から南参道を下ったように見える。


493mP土平山 以前は山名無かったんだけどねぇ

 このルートは全く眺望が無かった記憶があるが、今日歩いて見ると栗谷420mPもそうだが半蔵山手前の展望岩も素晴らしい眺望。昨今は男抱山から半蔵山ピストンが一般的だが、この展望岩まで足を延ばすのを是非お勧めしたいところだ。


半蔵山手前の展望岩より

 ようやく半蔵山へ到着。以前あった栃木の山紀行さんの山名板は失われ、かわりに綺麗な板がかかっている。こんな地味山にしてはいささか立派過ぎるのではと思うが、かつては男抱山からのルートなど周知されていなかった事を考えると訪れる人の多さに隔世の感がある。


そして地味な半蔵山も今は立派な山名板があった


羽黒山まで戻ってきた


巨大石祠を後にして南へ参道を下山

 石祠から南に延びる尾根は羽黒山への参道と考えて良いだろう。道標も無いが道型はしっかりしているので歩きやすい。だが、今日は浅雪故の泥濘だ。出だしの急斜面で、おっと、靴が滑ってスライディング。ザックとズボンに泥が付いてしまった。終盤の車道歩きで恥ずかしいなぁ。


ようやく雪が消えて歩きやすくなってきた


往年の石切り場脇にある石祠群

 男體山供養塔の東側の谷に垂直に切り立つ石切場跡がある。周囲の樹が伸びてきて目視で辛うじて、念の為写真も撮ったが明瞭に写らなかった。2015年11月に撮った写真でははっきり確認出来ていた。あと10年もすれば樹木に覆われてその存在を伺い知る事も出来なくなるのかもしれない。


すぐ下に男體山供(養) 最後の一文字が読めない


下山終了


右の林道から県道へ出た


歩いてきた稜線

概略コースタイム

駐車場発(10:23)-鞍掛峠車道接合(11:00)-車道より離脱(11:12)-旧栗谷無線中継所(11:22)-
栗谷420mP(11:35)-池の鳥屋(12:12)-昼食休憩地点(12:25)-昼食休憩-行動再開(12:57)-
土平山(13:17)-羽黒山(13:22)-半蔵山展望岩(13:36)-半蔵山(13:40)-羽黒山(14:00)-
男體山供養塔(14:23)-庚申塚(14:34)-県道22号線へ接合(14:39)-駐車場着(15:00)

カシミール3Dデータ

沿面距離:8.7Km
所要時間:4時間37分

撮影使用機材
・iPhone 13 Pro Max

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雨引観音、石切山脈、芳賀天満宮

 雨引観音の河津桜、山内を遊ぶヤギ。ネットでここのところよく報告されている。日曜に家内と一緒にと予定していたが、急遽予定が入ってしまい、本日月曜日単独で訪れた。


雨引観音楽法寺へやってきた


月曜なのに沢山の観光客で賑わっている


重厚な多宝塔と河津桜













 山内にジグザグに付けられた道を降りていくと、草を食むヤギ達に出会う。近づいてカメラを向けても一向に構わずひたすら草を食べ、移動し続けるものだから、なかなかカメラ目線をいただけない。
 河津桜を後ボケで撮りたかったのだが、どうしても桜と反対の斜面側しか行かないのでちょっと残念。ヤギは被写体としては気難しいのだ。


ヤギが放し飼いになっているが食事で忙しい


こちらのことなどお構いなしに食べる食べる


これは親子なのかなぁ


子ヤギは食べ飽きたのか、まったりモードの様子


よく締まったヒップ(・∀・)






日陰の目立たない所にクジャクが居た! 尻尾がフレームアウト(+_+)






アヒルも日向ぼっこ中




アヒルの脇には貫禄のある一頭


目線貰うのにあの手この手を駆使

 カメラ目線が欲しくて呼びかけたり手を差し出したり指をぐるぐる回していたら、突然相手をしてくれだした。しゃーないなぁ付き合ってやるかぁみたいな感じ。


しばらく撮っていると懐き始める


前脚はヒール履いているみたいだ


後ろ脚はしっかり

 すっかり懐いてしまったようで、写真を撮り終えても暫くは後をついて追いかけてくる。ヤギってもう少し冷淡な動物だと思っていたけど可愛いものだな。
 でも、最後はケツをぶるぶる震わせて歩きながら…、鹿の糞だねこりゃ(爆)。それでさっさと行っちゃった。別れはあっけない。


撫でてくれとすり寄ってくる

 雨引観音を後にして街道のラーメン屋での昼食を挟み次の目的地、「石切山脈」へ。石切山脈はこの地に存在する岩石帯の事を指す。現在も採石が進められているが、採掘跡地の荒涼とした一部が見学者に公開されている

 見学料300円で見えるのは手前側だけで限られているが、1000円のツアーに申し込む(要予約)と現役の採掘現場まで案内してくれるそうで機会があったら是非参加してみたいと思った。


石切り山脈


背後のピークは鍬柄山


色々なモニュメントあり


言ってしまえば巨大水たまりなのだが…なかなか深い色で神秘的


脇から覗くと高度感あり


美しい縦縞



 最後は栃木県に戻り、芳賀にある天満宮へ。国道123号線から高台に見えるこの神社がいつも気になっていた。今、梅が見頃らしい。


芳賀 天満宮


高台にあるので東に景色が拡がる




手水場の紅白の梅が迎えてくれた









 梅が咲き誇る境内、制服を着た中学生の娘さんが父親と共にお参りをしていた。そう、ここは合格祈願、大宰府天満宮とゆかりのある神社。彼女にもよい春が訪れますように。

撮影使用機材
・NIKON Z50
・NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR

カテゴリー: 日記 | 2件のコメント

篠井本山北尾根


-『GeoGraphica』+『カシミール3D』+『国土地理院地図閲覧サービスデータ』にて作成-
-※当コースには一般登山道でない箇所が含まれています。参考にされる場合は自己責任でお願いします。

本山の過去の記事
    2020年01月25日  腰ならし
    2018年12月24日  手近な山だけど結構濃かったヨ
    2010年12月19日  篠井富屋連峰縦走
    2007年09月02日  良く歩かれた山の歩かれていない道

 登山靴がいいかげんくたびれてきた。ソールもすり減ってグリップが著しく低下。流石に寿命を感じたので更新した。登山を始めて17年間で4足履いてきたが、現役と一世代前はキャラバンの靴だ。偏平足の自分にとっては欧米メーカーの靴はいま一つ窮屈なのだ。

 ちなみに、現役靴は廉価版でゼビオスポーツ、一世代前靴はグランドキングという呼称の上位モデルで好日山荘で税込み3万ちょっとだったように記憶している。廉価版も履きやすくて良いのだが、ハードな局面でいま一つホールド感がないようにも感じる。グランドキングをネットで調べたら半値の1.5万だとな。入荷まで一週間かかったが全然問題無し。

 試し履きせずに購入したのが唯一気がかりだった。今まで履いていたグランドキングが26.5cm(普段靴は25.5)で少し緩かったので、現役廉価版キャラバンと同じ26.0cmで注文した。で、本日履きおろしの慣熟山行となったわけだ。

 歩き出しは・・・ん、なんとなくかかとが靴の中で少し遊びがち。斜度があれば問題無いが、平坦な場所では足を上げた時に若干気になる。靴全体がまだ足に馴染んでいないのと、タンが固いので充分に紐が締まっていないせいもある模様。紐を締め直してだいぶ改善したが、製品に同梱されていたインソールを試しても良いかもしれない。全体に堅牢に出来ているので岩場のグリップ感などは思った通りの良い感じだ。

 さて、今日のルートは前半が新しい靴の慣熟歩行、後半はネタ帳から引っ張り出した本山の北尾根だ。山頂真東にある482mPも気になってはいるのだが、今日は北に延びる尾根を辿ることにした。


本日おニュー靴の履きおろし

 子供の森公園脇から登山道に入るもすぐに林道歩きへ。後ろから若い男性が結構なペースで追い抜いていった。自分もあんな体力があればなぁと思わずため息。


林道も終わり、さてさて参りますか


ちょっと登っただけで振り向くとなかなか良き眺望

 男山への直登コースが好きなのだが今日は順当に榛名山、男山、本山と繋ぐ。交差する人、後から来るハイカー数人。人気の山域だが、程なく到達した本山の頂は誰もいない独り占め。枝が多少煩いが男体山ファミリーと高原山の豪華お出迎えだ。今日は昼食フルコース(爆)なのでじっくり腰を降ろしてお湯を沸かす。


本山の山頂より高原山 そろそろあっちも歩かないとね


枝がうるさいがまぁ良いでしょう


左、榛名山 右、男山

 後から来た単独女性が食事を終え、入れ替わりに地元の方っぽい男性が登ってきたところで撤収。今日の核心部は北尾根だが、「この先登山道ではないがこういうふうに降ります」と地図を見せて説明した。間違えて降りてしまったと気を揉ませたり、あるいは後追いされてしまうと問題なので一応の弁明である。

 山頂から北への降り口は少し道型があるも直ぐに急降下となり踏み跡は消える。山頂手前から東に振って尾根に乗ろうかとも思っていたが、急なのは始めだけで直接降下で正解であった。


北尾根の様子


所々歩きやすい箇所もあるが踏み跡は皆無

 植林地杭が見えるようになると赤テープが出てきた。だが、あくまで林業者のもの。暫くは自分の目指す方向と合致していた。


植林杭始まり 目指すルート沿いに続く


若干小枝がうるさい下り


植林杭はいつの間にか消えていた


通せんぼは脇を失礼!


木の下3mに何がある?

 日溜りの尾根に気を良くして降りていくが、地図を確認すると予定進路より西に寄り過ぎていた。このままだと下に延びているであろう林道に早々に回収されてしまうので、北に向けてトラバース気味に修正した。


日の届く広尾根が心地よい

 尾根末端にあるピークをどう処理するかでしばし逡巡する。予定では東からピークを越えて南西へ下り林道接合だが、重機道が手前にあり、これを少し辿ってみるも道が消失したあたりで激藪に掴まる。痛いトゲトゲの枝などの攻撃を受けてたまらず退散。少し南に振って谷に降りれば林道までは距離も僅かなのでそれも良いかもしれないが、リスキーな谷は歩かない主義なので基本に従いピーク越えに戻った。


予定ルートはあのピーク越えなのだが・・・

 ピークに到達すると、なんということだろう。立派な石鳥居がかかる石祠があった。山名板は見られなかったが、この後ピークが「愛宕山」と知ることになる。

 石祠に刻まれた文字を読むと明治26年とあった。明治26年といえば1893年となり日清戦争開戦の前年である。勧進した講中世話人として、阿久津、手塚と地元でよくある人の名前が刻まれていた。周囲は荒れた様子もなく、今でもどなたかが管理されているのであろう。


こんな所に立派な石鳥居の石祠あり


参道階段もあつらえてある


山名板は無かったが愛宕山ということだ





 階段があるなら下まで参道が続く筈である。進んでみるとやはり踏み跡が出てきた。道型もしっかりしてきた頃には舗装林道へ接合。木に何か掛かっているなと見てみると「愛宕山入り口」とある。


参道とおぼしき踏み跡を追ってみる

 この愛宕山を目指す一般登山者はそうはいないだろう。やはり地元の方の信仰対象の聖地のような場所なのだと思うが、案内板がちょっと浮いているような気もした。


車道へ飛び出すと愛宕山入り口の板がかかっていた

 鬱蒼とした樹林から解放された。人家が見えだすと一気に明るい空が拡がりその向こうには男体山。田畑にはまだ色合いが無いが、農家の庭先の紅白の梅が綺麗だ。


里へ戻ってきた 浅春の風景だね

 右手に高へら山が見える。14年前に一度北側の林道から登っているが南東の尾根からスッキリ登ってみたいものだ。もう少し暖かくなったらオフロードバイクで取り付き地点の偵察に行こうと思う。


高へら山 次回は右手前から尾根通しで歩きたい

 県道77号に合流すると後は消化歩きと思いきや、車ではせわしなく通り過ぎてしまう箇所に立ち寄りながらの小春日和の楽しい散策へと早変わり。ふと、甘酸っぱい香りに目を上げれば白梅が咲いている。しっかりと春は訪れているようだ。


路傍のお地蔵さん


東海寺脇の梅林


こちらもいつも気になっていた


階段を登ると杉木立の向こうに社が見える


手入れされた静謐な境内


地味だがシンプルで美しい飾り


お次も大権現さま


・・・だそうです


やれやれお疲れ様で帰着

概略コースタイム

駐車場発(09:19)-榛名山(10:21)-男山(10:41)-本山(11:03)-昼食休憩-
行動再開(11:39)-植林杭始まり(11:48)-作業重機道接合(12:22)-愛宕山(12:43)-
愛宕山入口(12:57)-やけみ地蔵(13:34)-加波山大権現(13:46)-大日如来権現(14:00)-駐車場着(14:11)

カシミール3Dデータ

沿面距離:8.8Km
所要時間:4時間52分

撮影使用機材
・NIKON Z50
・NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

カテゴリー: 宇都宮の山 | 2件のコメント

閏日の三本槍岳


-『GeoGraphica』+『カシミール3D』+『国土地理院地図閲覧サービスデータ』にて作成-

三本槍岳の過去の記事
    2019年02月24日  冬季三本槍デビューは快晴無風でむふふふ!
    2017年09月09日  リハビリの三本槍
    2012年08月31日  鏡ヶ沼から須立山と三本槍岳

 今季をもって営業を終了するマウントジーンズ那須。ゴンドラを利用して冬季の三本槍岳に登れるのもこれが最後だ。来年は、北温泉などから中の大倉尾根に取り付く苦行のようなルートとなる。
 営業最終日の3月10日が迫るなか、いつ行こうかと予報とにらめっこの日々を悶々と暮らしていた。先般気温が高かった時はもう冬が終わってしまうのかなどと気を揉んだ。何故か土日に好天が巡ってくるが、出来れば混雑の無い平日希望なのだ。

 そしてついにタイミングがやってきた。「お天気ナビゲーター」と「天気とくらす」で午前中は晴れで見晴らしも良好と出た。風が最高で14m程度、午後には一桁になるという。自分は正直10m以上の風は出来れば避けたいが、そんな我儘を言っていると那須エリアの登山はなかなか成立しないのだ。

 車窓から見る那須連山は青空に映えて神々しく輝いている。随分待った甲斐があったなとほくそ笑む。だが風はどうなんだろう。予報外の爆風が吹いているのではないか。山頂に着く前にガスが来て天気が急変してしまうのではないか。などなど、欲張り登山者は心配が絶えない。

 スキー場営業開始時間前に駐車場に到着。既に停めている車内では朝食を摂る人もちらほら。平日なのになかなか盛況だ。もっとも登山者はごく一部で大多数はスキーやボードのようである。

 5年前のように”てんやわんや”することもなく、なんとお一人様ゴンドラ一台の乗車と豪勢だ。自分の前は登山の人だ。別々に乗ろうとしたら「一緒にどうぞ」と誘われた。山頂駅までの間、山の武勇伝を楽しく聞かせていただいた。


ゴンドラでご一緒した方が先行

 天気は晴朗。風は予報ほど強くは無し。幸先の良いスタート。今日はチェーンスパイクで歩きだしたが、中の大倉尾根に乗る手前で深雪に埋まるようになったので背負ってきたスノーシューにチェンジした。ゴンドラで一緒だった方はツボ足、後ろから来たスノーシュー(ライトニングアッセント)一名、山スキー二名そして自分。






飛行機雲が空高く






スダレ山を登る登山者

 スダレ山手前のガレ場は雪が着かなく岩が露出している。流石にスノーシューは無理なのでここでチェーンスパイクへ換装。ライトニングアッセント氏はそのまま頑張っている模様。スキーの人もここでは背負っていた。

 清水平との出会いから下る頃になるとトレースが千々に乱れ、適当に歩くと踏み抜き多発。こういう所こそスノーシューなのだが、面倒なのでそのまま進んだ。下が灌木なので落とし穴のようにズボズボ埋まるのだ。


夏道不明で踏み抜き多発エリア


三本槍への最後の登り


山頂到着


立派な海老の尻尾が出来ていた


こちらもお見事


裏那須も例年より雪が少なそう でもこの時期自分は無理だな


南西方面


会津下郷市街と奥会津の山並


鋭鋒 旭岳


雲の上に顔出す会津磐梯山 猪苗代湖もはっきり見える

 今日は風が強いだろうと思い、いつものガス持参のカップラーメンとコーヒーのフルコースは無しだ。ところがどうだ。山頂ったら、ほぼ無風ではないか。気温も幾らか高めで格好のランチ日和だ。何はともあれ、持ち合わせの行動食を頬張る。テルモスのお湯でカフェオレを入れれば天空のカフェテラスへと早変わり。しばし風景を楽しんだ。

 下山は、序盤夏道を辿るようなトレースを追ったがやがて往路に合流してしまった。そのあと清水平分岐あたりで往路トレースを失い、若干上に登っていくと踏み抜きパラダイスに嵌る。時折太ももまでまるまる埋まると脱出にも体力が要る。でも、見渡す限りのチビ海老の尻尾で覆われるフィールドを歩くのはこれはこれで楽しいものだ。


下山はルートを外してしまい踏み抜き地獄へ嵌る


なかなか脱出できないがこれも一興


1900mP 手前の谷が迫力充分


スダレ山まで戻ってきた


天気予報通り、下り坂の空模様 中の大倉尾根よさようなら


下りゴンドラの人となる 来年はもう無くなっているんだね

概略コースタイム

ゴンドラ駅出発(08:42)-スダレ山(10:30)-三本槍(11:23)-休憩-
行動再開(11:46)-スダレ山(12:38)-ゴンドラ駅着(13:43)

カシミール3Dデータ

沿面距離:8.7Km
所要時間:5時間1分

撮影使用機材
・NIKON Z50
・NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

カテゴリー: 那須塩原の山 | 4件のコメント

桝形山、雪少なし


-『GeoGraphica』+『カシミール3D』+『国土地理院地図閲覧サービスデータ』にて作成-
-※当コースには一般登山道でない箇所が含まれています。参考にされる場合は自己責任でお願いします。

桝形山の過去の記事
    2021年01月13日  桝形山2021
    2017年01月28日  八方ヶ原散策
    2016年02月07日  桝形山周辺散策
    2013年02月17日  今年の桝形山
    2012年03月03日  再訪、雪の枡形山
    2011年05月04日  八方ヶ原のアカヤシオ
    2011年02月13日  リベンジ、桝形山

 温暖化の影響か、今年はどこも雪が少ない。あまつさえ、2月の厳寒期だというのに高地でも氷点下にならない日があるのだから如何ともしがたい状況だ。

 懸案の三本槍もこの土日は晴天で風も弱い予報なのでまさに狙い目。やはり休日だと駐車場、ゴンドラのチケット入手、乗車と単独者にとってはハードルが上がる。ましてや今季をもってゴンドラの営業が終了するこのタイミングだ。沢山の登山者がひしめく山頂は出来れば敬遠したいところ。今月末あたりにまた気温が下がるようなのでその状況を見てから3月上旬のラストチャンスにかけようと思っている。果たしてどうなることやら。

 新しいスノーシューをもう一度履いてみたくなったので、三年ほどご無沙汰の八方ヶ原を目指す。
 「山の駅たかはら」までの路面は雪など皆無の乾燥路面。駐車場から北に延びる林道はいつもの年なら自動車で入ることはまず不可能だが、今年は僅かな残雪のみだ。雪面走破力の乏しい我が愛車をもってしても楽々と先に進むことが出来るも、無理をしてスタックしたら洒落にならないので途中の駐車場に停めた。


冬季、ここまで車を入れたのは初めて


もうちょっと車で行けそうだが、雪道対応力の低い車なのでやめておく

 出だしはチェーンスパイクでザクザクと歩く。展望台手前、道路真ん中に県外ナンバーの放置車両があった。他の人のネット情報でも掲載されている。見るとスタットレスタイヤを履いているが、どういう状況でここに放置することになったのだろう。今ならエンジンさえかかれば脱出は全然可能だと思うのだが。いずれにせよ春になったらこのまま放置していくわけにもいかないだろうに。


道路真ん中の放置車両

 展望台から牧場を見ると雪は全く無い。今日の予定はいつものようにスノーシューで牧場横断だが、これを見た時点で牧場歩きは断念。


展望台より牧場 見事に雪無し

 電波中継所手前からフィールドへ入った。悲しくなるほど雪はなく、枯葉があちこちに見え隠れ。雪のあるところを選んで歩いても沈むことはほぼ無い。積雪深は数センチくらいかな。たまに吹き溜まりで埋まるがそれも僅かだ。


樹間から 日留賀岳と鹿又岳の雄姿


悲しいほど雪は少ない


雪の多い所を選んで足跡を付ける


春の山だな


この時期の山頂で地面を見たのは初めて

 枯葉が見える春のような山頂を後にして北へ、更に台地を東へと辿る。このあたりになると踏み跡も無く、幾らか雪質も良くなる。長い影を落とす美しい林の表情は雪が少なくても期待通り。背負ってきたスノーシューを履いてみようかとも思ったが、沈む事もないのでチェーンスパイクで進む。


奥へと進むと古い踏み跡も無くなり良い雰囲気


数センチしかない雪


遥かなり 大左飛山


今日の茶臼岳は沢山の登山者で賑わっていることだろう


残雪の山ひだを自由自在に進むのもまた愉しい


ここを真っすぐ登った


どこまでも東へ


フレッシュな足跡発見


帰路は回収された林道をしばし進む


杉林をショートカットして往路に戻る 結局スノーシューの出番は無かった

概略コースタイム

駐車場発(07:39)-車道離脱(07:56)-桝形山(08:51)-林道接合(09:57)-林道離脱(10:42)-
昼食ポイント(10:48)-休憩-行動再開(11:19)-車道復帰(11:43)-駐車場着(11:56)

カシミール3Dデータ

沿面距離:7.8Km
所要時間:4時間17分

撮影使用機材
・NIKON Z50
・NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

カテゴリー: 塩谷の山 | 2件のコメント

リベンジ山行


-『GeoGraphica』+『カシミール3D』+『国土地理院地図閲覧サービスデータ』にて作成-
-※当コースには一般登山道でない箇所が含まれています。参考にされる場合は自己責任でお願いします。

赤薙山の過去の記事
    2024年02月08日  赤薙山 ちょっと残念
    2017年03月05日  残雪の霧降高原を行く
    2012年02月19日  赤薙山
    2010年08月29日  女峰山を目指して
    2009年05月09日  快晴の赤薙山と丸山
    2008年09月13日  久々の山行にグロッキー
関連山行
    2020年01月30日  お久しぶりの丸山
    2015年02月28日  丸山から八平ヶ原へ
    2011年02月19日  雪の丸山に登る
    2007年07月08日  雨の丸山を登る

※過去の記録を見ると同じような場所で感動して同じような写真、同じ文章多数。御笑覧いただければ幸いです(笑)

 先週、赤薙山に登ってから中四日。スノーシューのトラブルにより単純ピストンになってしまったリベンジである。予報では10m程度の風がありそうだが、晴れの予報に気を良くして出発した。

 昨日(12日)に登った方の記事によると上の方は踏み抜きがあるようだ。8日の夜にポチっとしたスノーシュー(TUBBS FLEX TRK 24インチ)が早々に届いたのでそちらのテストも兼ねることになった。


今日は天気抜群! 富士山おはよう

 展望台最上部まで階段を使って省エネ。ゲレンデの急斜面でスノーシューを試しても良いのだが、今日は先週予定していた丸山と八平ヶ原降下もあるので控えめに行こう。

 小丸山からしばらくは雪が締まってトレースもしっかりしている。スノーシューどころかツボ足で充分なくらい。まずは新しいスノーシューを履いて感触を確認しながら進む。


先週、スノーシュー崩壊の小丸山 今日も再び赤薙山を目指す


大笹山の背後は男鹿山塊? 奥はどこだろう

 丸山への夏道分岐を過ぎ、本日の先行アイゼン氏の踏み抜きが時折見られるようになるが、新しいスノーシューの浮力を充分実感する。


序盤締まっていたが先行アイゼン氏もたまに踏み抜き


痩せ尾根は今日も良好

 痩せ尾根通過後の黒木の森急登区間は、どちらかと言えばアイゼンやワカンのほうが歩きやすい。あえてスノーシューのままヒールリフターを立てて登りの感触を確かめた。MSRのライトニングアッセントよりかかとの浮き上がりが少な目で、傾斜が緩んでも継続して歩きやすいと感じた。


先日はガスに覆われた山頂だったが今日は快晴


男体山と黒岩尾根


この時期女峰山まで行くのは自分の実力では無理だな


赤薙山の西の肩より 遠く見える白い稜線は県境稜線なのか


下山もなお快晴 先週はガスに覆われて残念な風景だった

 焼石金剛手前より登山道ルートを離れ丸山を目指す。所々にBCスキーヤーのシュプールやスノーシューの痕跡もあるが、概ね表面は風で覆われつつあり、まずは満足できるノートレースだ。時折膝下まで潜ったスノーシューが雪の中で滑走する。サラサラ上質の雪がまだ残っていた。今週はどんどん気温が上がるようだから、あと数日もすればザラ雪になってしまうかもしれない。良いタイミングで来ることが出来た。


焼石金剛からノートレースフィールドへ


スノーシューならではの下降が楽しい


目指す方角は丸山


マイトレースを振り返る


登り返しの夏道で一汗かいて丸山へ到着


丸山から眺める赤薙山と女峰山はいつも素晴らしい


よく見ると・・・ 我がトレースがはっきりと見えるではないか

 丸山で食事、歩いて来たフィールドを眺めながらゆっくりコーヒーを楽しむ。最後は八平ヶ原への降下だが、ここは気を付けたい区間なのでスノーシューを脱いでアイゼンに履き替えた。

 脱いだスノーシューはザックにくくりつけることになるが、100均の荷締めベルトをザックのサイドフックループに通し、束ねたスノーシューの真ん中あたりを縛る。脱落防止にザックの背に付いている引っかけ用ループとスノーシューの先端部を、やはり100均の荷締めベルトで留める。

 ライトニングアッセントは先端部がデッキの柔らかい素材なので上部の固定が難しかったが、このスノーシューはデッキが一体型の樹脂なのでしっかりと固定しやすい。重量的にはどちらもほぼ同じだがTUBBS FLEX TRKの方が若干サイズが小さいということもあり軽く感じた。また、ザックへの固定が容易になったので脱着が素早く出来る点は自分にとってとてもアドバンテージが高い。


一旦スノーシューを外しアイゼンに履き替えた


八平ヶ原へ向けて下降開始

 八平ヶ原方面にはしっかりとしたトレースが付いていた。YAMAPの記録を見るとここ数日歩いた人が居るようで、今日は心配することはないなと踏んでいた。

 だが腑に落ちないのはそのトレースがきっちり夏道に沿って付けられていること。少し降りたところで忽然とトレースが消失した。見ると、その先はいやらしいトラバースで、もし滑落すると止まらない感じだ。このトレースを辿った人は皆ここで引き返しているのでトレースが太くなっているだけであった。

 この区間はやはり尾根の真ん中、すなわち樹林を辿るのが安全なのだ。ふと上を見上げると手を延ばせば届きそうな所にある。だが実際に登ろうと思っても深雪故にアイゼンでは如何とも先に進まない。周囲を平にならし、先ほど脱いだスノーシューを履き直してトライするもやはり膝まで埋まるだけで上は目指せない。仕方なく降りてきたトレースを登り返し、頃合いを見て尾根芯をようやく捉えることが出来た。後は小うるさい枝をいなしながらひたすらセンターキープ。この区間は古いスノーシューの痕跡が微かに見られるだけ。雪は柔らかくかつ深い。スノーシューがなければ難渋必至だ。


夏道は危険なのでやはり尾根の中心を拾うのが安全


急斜面で膝くらいまで埋まるので下りといえども結構大変だ


尾根芯ルートはどこまでもノートレース

 八平ヶ原が近づいてきた頃、下から登ってくる新しいトレースに接合。丸山の東斜面に向かって伸びているが、そちらには尾根形が無いので山頂に登り上げるのは結構大変、かつ危険なのではと推測。また、八平ヶ原からは夏道である尾根の北東端からのルートに向かうトレースもあった。だが不思議なのは自分が歩いた尾根芯ルートと接合した箇所を見なかったことだ。途中で撤退したのだろうか。
 ここ数日八平ヶ原ルートを歩いた方の軌跡を見ると、先ほどの問題の地点をそのまま降りて(登って)いる。自分が直前で分岐を見落としたのか。それらしい痕跡は見当たらなっかと思うのだ。謎である。いずれにせよこの区間は右手が切れ落ちている夏道ルートが危険なのは間違いない。やはり尾根センターをキープするのが正解なのだと思うのだ。


無事八平ヶ原へ降り立った

 八平ヶ原からのトラバース区間は再びアイゼンに履き替えた。今日は履物チェンジが忙しかったがザックへの装着性が向上したのでさほど煩わしく無かったのが救いである。ライトニングアッセントのベルト破断で意気消沈した山行から僅か中4日にして留飲を下げる山行を楽しむことが出来た。予報されていた風も10mは吹かなかった。懸案の三本槍は予報では16m以上だったが、もしかしたらあちらも静謐であったのではないかと思ったりすると僅かに残念な気持ちも残った。贅沢なことだ。


TUBBS FLEX TREKの使用感をライトニングアッセントとの比較で簡単にまとめた。

・バックルの操作性はワンタッチと宣伝されているも、そこまででは無い。
 ライトニングアッセントよりは楽。

・ヒールリフターは高すぎず使いやすい。

・MSRのEVOシリーズ同様にフレーム一体のデッキがしなるようになっている。
 接地状況によっては爪先部分が丸く反り、フレーム全体が金属の
 ライトニングアッセントより扱いやすい場合もあった。

・急登では裏に付いているプラフレーム一体の横の爪がいま一つ雪をとらえきれない。
 前爪を深く立てないと登れない時があった。
 急登のパワーはライトニングアッセントのほうがやはり上。
 いっぽう、サイド脇に付いているギザギザのエッジはトラバース時に結構効果がある。

・経年劣化によるベルト等の切断時、個人が修理する場合ライトニングアッセント
 のほうがつぶしが効きやすい。所有者が多い為、修理の為のノウハウ情報が多い。

・なんとなくだが、壊れやすそうな気がする。
 値段が値段だけに消耗品と割りきるべきなのかもしれない。


概略コースタイム

駐車場発(07:28)-展望台最上部(08:17)-焼石金剛(09:06)-赤薙山(09:50)-登山道離脱(10:24)-
登山道復帰(10:56)-丸山(11:15)-昼食休憩-行動再開(12:01)-トレース消失(12:08)-
尾根中心へ(12:21)-八平ヶ原(12:51)-駐車場着(13:51)

カシミール3Dデータ

沿面距離:6.4Km

撮影使用機材
・NIKON Z50
・NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

カテゴリー: 日光の山 | 2件のコメント

赤薙山 ちょっと残念


-『GeoGraphica』+『カシミール3D』+『国土地理院地図閲覧サービスデータ』にて作成-

赤薙山の過去の記事
    2017年03月05日  残雪の霧降高原を行く
    2012年02月19日  赤薙山
    2010年08月29日  女峰山を目指して
    2009年05月09日  快晴の赤薙山と丸山
    2008年09月13日  久々の山行にグロッキー
関連山行
    2020年01月30日  お久しぶりの丸山
    2015年02月28日  丸山から八平ヶ原へ
    2011年02月19日  雪の丸山に登る
    2007年07月08日  雨の丸山を登る

※過去の記録を見ると同じような場所で感動して同じような写真、同じ文章多数。御笑覧いただければ幸いです(笑)

 そろそろの雪の山。南岸低気圧がもたらした雪でようやく平地型の気候が支配する我が赤薙山は如何に。この時期、いくら雪が少ないとは言えその先の女峰山まで歩く度胸と体力は無い。軟弱中高年の自分にとっては赤薙山までが楽しい遊び場となるのだ。


女峰山モルゲンロート 隅っこのほうだけど赤薙山にいざ参らん

 本日の予定は2017年にすこぶる快感だったルート。赤薙山ピストンの後、焼石金剛からトレースの薄い(ノートレース希望)フィールドでダイレクトに丸山手前の降り立ち、丸山を超えて積雪状況次第では八平ヶ原へ降りる予定”だった“。

 自分の過去の雪の霧降高原はいつも階段を使わず直接斜面を登っていたが、今日は体力セーブで階段を使った。階段は除雪されていて、また人の往来が多いようでチェーンスパイクでさえ不要で楽々と歩ける。

 駐車場に沢山車が停まっていた。平日なのに、みな雪狙いで入山しているのかと思いきや、若者たちが大勢降りてきた。どうやらキスゲ平展望台が聖地らしくインスタなどに掲載するのが流行っているらしい。それにしても結構な標高差を上り下りするのだから大変なものだ。見ると靴からなにから街からそのまま飛び出してきたようないでたち。階段も最上部になると除雪も充分でなく滑りやすい。若者パワーに圧倒された。元気でよいことだ。キッチリ冬山仕様で登って行くおじさんはちょっと恥ずかしかったよ。

 若者たちがここを歩いてSNSで拡散してくれることを期待して、キスゲ平園地の職員が階段を除雪しているのではと推測。いやいや、雪が少ない状態で旧ゲレンデに登山者が踏み込むとニッコウキスゲが痛むので階段の使用を励行して欲しいという意図。こちらのほうが本命かも。


今日は天空階段で体力セーブとする


天気晴朗(この時点では)


張り出した展望台からゲレンデを覗く 雪は豊富
BCのシュプールや登山者のトレースも


今日はあちらにも寄り道する予定・・・なのだが


方角的に福島県境の山並なのだろうか


そして高原山


鳴虫山から夕日岳方面だろう


小丸山からいよいよスノーハイクスタート

 展望台最上部から先は流石に若者達も立ち入らない登山者のエリアとなる。YAMAPを見ると6日の降雪の後に昨日三人の方が歩かれている。改めて斜面を見ると、真新しい足跡二つ。今日もスノーシュー一名、ツボ足一名が赤薙山方面に登っている模様だ。

 昨晩、今日の装備をどうするか悩んだが、昨日のYAMAPの方の記録を見ると雪はそれなりにありそうなので基本はスノーシューで、最後の急登区間は状況に応じてチェーンスパイクで頑張るという作戦であった。

 小丸山までは何も着けずに登ってきたが、いよいよ背負ってきたスノーシューの出場だ。プラスチックのバンドが経年劣化で固くなると切れやすいというのは知っていたが、昨晩自宅で試した限りは問題なさそうに見えた。かかと側はともかく甲側は一本くらい切れても何とかなるだろうと思った。記録を遡ると最後にスノーシューを使ったのが三年前であった。

 装着を終え、小丸山のシカ避けネットに向けて歩き出すと10歩もしないうちに足からスノーシューが離れた。おや、締め付けがまずかったかなとよく見ると、かかとのバンドが切れているではないか。それも両足!

 念の為、応急修理用のインシュロックを一本持ってきたので片側ならなんとなるかもしれないが、流石に使用をあきらめざるを得ない。上に延びるトレースを見るとツボ足の方の足跡も頑張っている。これを追い、でチェーンスパイク履きでなんとか行けるところまで登ってみよう。何の役にも立たないスノーシューは小丸山の脇にデポした。帰りに回収しなければならないので焼石金剛からのノートレース下降は断念確定となりいささかモチベーションが低下する。


雪は程よい量 トレースを追えばチェーンスパイクでも問題無し


いつも撮ってしまう一本南の尾根


丸山が下に見えるようになってきた


弓なりの痩せ尾根が一応危険個所なのだが雪付きは良さそうだ


焼石金剛を通過


まだまだ天気は良かった




痩せ尾根へ突入 トレースバッチリで幅もあるので安心感があるが油断は出来ない

 無事痩せ尾根が終わると後は黒木の森を登っていく。斜度がきつくなるとせめてワカンでもあればと思うが、ここも先行者のトレースに合わせて頑張るが流石にきつくなってきた。救いは樹林の中なので滑落の可能性がないことだ。

 山頂から下山してくる単独女性とスライドした。たまたまギャップの大きな箇所でグリップに難渋している時に下の方から「こんにちは」と声を掛けられた。足元を見ると先行のスノーシューは彼女らしい。少し離れた箇所から廻りこむように降りてきたところ、上のほうでもがいている自分に気が付いたようだ。


黒木の森を登る 樹間より

 終盤はスリッピーな急斜面にかなり息が上がったが、なんとか山頂へ到達した。ふと気が付くとあたりはどんどんガスに覆われてしまった。もとより赤薙山には眺望が殆どないが、唯一見える黒岩方面も上部はガスに覆われて水墨画の如しだ。本日のガッカリその二。もっとも、登りは天気も良かったし終始風も無かったので良しとしよう。

 昼飯は丸山でと考えていたがスノーシュートラブルで今日はお預けとなった。まだ早い時間だが流石に寒さが堪えるので立ったままカップラーメンととコーヒーのいつものコースで体を温める。失敗したのはグローブをストックのグリップに差しっぱなしにしていたことだ。山頂の気温はゆうにマイナス10度以下だと思うのだが、下山開始時にはめて見ると内部が凍結しかかっていた。すぐに指先がしびれ始めた。こんなことで凍傷にでもなったらたまらない。グローブが内が温まるまで頻繁に指を抜き息をかけながら下っていった。低温下でグローブを外した時はウェアのポケット等に入れて保温しておかないとこうなってしまう。


最後はなかなかきつかったがようやく山頂へ


だが、みるみるまにガスに覆われてしまった


女峰山の黒岩方面はモノトーンの世界へ


下山にかかる 低い雲が平野に向かって蓋をするように伸びている


帰りの痩せ尾根 右に落ちると助からないぞ


北のほうは天気が良いのにねぇ


下山は避難小屋までゲレンデを下降 その先はキスゲ植生地なので階段を使った


高原山は晴れている 今日はあっちだったかなぁ

 久々の雪山を堪能出来たのは成果だったが、やはりスノーシューは残念だった。経年変化で硬化したベルトは常温ではさも問題なさそうに見えたが登山現場の寒冷フィールドでは可塑性を失いあっけなく寿命を終えてしまったのだ。

 さて、スノーシューをどうするかだ。MSRライトニングアッセントのサポートを行っているモチヅキのHPを見るとスペアバンドの販売は継続しているも、10年以上経過している製品はバインディング自体の劣化が疑われるので使用中止を勧告している。

 機動性の高いライトニングアッセントの最新モデルは六万円超えでとても手の出る代物ではない。モチヅキでバンドだけを購入しても8千円以上はかかる。丁度10年目を迎える本体の劣化を考えると適切な投資でないように思えるのだ。今期絶対外せないマウントジーンズゴンドラ利用の三本槍に向けて至急調達を考えなければならなくなった。雪のコンディションによってはワカンも有効だがあくまで結果論である。ヒールリフターを備えた登山用スノーシューに慣れてしまうとやはり欲しいアイテムなのだ。

概略コースタイム

駐車場発(07:45)-避難小屋(キスゲ平下)(08:24)-焼石金剛(09:27)-赤薙山(10:14)-昼食休憩-
行動再開(10:52)-焼石金剛(11:21)-避難小屋(キスゲ平下)(12:09)-駐車場着(12:25)

カシミール3Dデータ

沿面距離:5.1Km
所要時間:4時間40分

撮影使用機材
・NIKON Z50
・NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
・iPhone 13 Pro Max

カテゴリー: 日光の山 | 6件のコメント

盛況!庵滝


-『GeoGraphica』+『カシミール3D』+『国土地理院地図閲覧サービスデータ』にて作成-

庵滝の過去の記事
    2015年1月24日  無風快晴 庵滝を訪れる

 雪の山に行きたいのだが久しく歩いていないので装備や体力に不安がある。ちょっと足慣らしでもと思い、散策レベルで歩ける庵滝を目指した。九年前とほぼ同じコースでの周回だ。

 今年は雪が少ない。車道もいろは坂を超えて中禅寺湖畔を走る頃になってもアスファルトは乾燥路面。試験的に開放されている赤沼茶屋駐車場で、ようやく我がスタットレスタイヤが積雪を踏む。車道がこんな有様だからフィールドも拍子抜けするほど雪が無い。もしもの為にワカンをザックにくくりつけてきたが無駄な荷物だ。スタートから履いているチェーンスパイクが丁度良い。

 日曜日で赤沼茶屋駐車場が使えるとあり、皆の衆!目指せ庵滝といった雰囲気が駐車場から庵滝に至るまでの区間随所に漲っていた。次から次へと往来するので幾筋ものトレースが出来ている。あるトレースは沢沿いを忠実に詰め、またあるトレースは沢から離れて少し高い所を進んだりしていて、どれを進んでも行先は一つなので選ぶのが愉しい。


今年は雪が少ない




心配だった天気は快晴 風も無く快適


千々に乱れる踏み跡


奥に見えているの前白根山あたりだろうか

 今年の氷結具合や如何に。規模は九年前とあまり変わらないように思えたが、やはり気温が高いので硬度に欠ける。すなわち色彩が薄いように感じた。いわゆるソーダブルーには届いていないかなと。

 とにかく人が多くて写り込まないように撮るのに一苦労。周囲も腰を降ろして食事する人が大量でとてもゆっくりと滝を見ている雰囲気でなく、写真を撮るだけで早々に引き返した。


今年の庵滝









 帰路は弓張峠から小田代原方面へと踏み込む。こちらは歩く人が少なく、ツボ足の先行者がズボズボ埋まっていた。せっかく背負ってきたワカンに一仕事してもらうか。久しぶりだったので紐の締め方を昨晩予習してきたから実践だ。快適快適。と思いきや約300m程進んで小田代原の遊歩道に到達してお役御免。再びザックにくくりつけられるワカン殿。


弓張峠から小田代原へ 踏み抜き多発でワカン装着




泉門池で昼食






丁度バスが交差した

概略コースタイム

駐車場発(08:31)-弓張峠(09:35)-庵滝(10:34)-弓張峠(11:27)-泉門池(12:20)-
昼食休憩-行動再開(12:55)-駐車場着(14:06)

カシミール3Dデータ

沿面距離:13.8Km
所要時間:5時間35分

撮影使用機材
・NIKON Z50
・NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

カテゴリー: 日記 | 4件のコメント