ガスに包まれて屏風岳


-『スーパー地形』+『カシミール3D』+『国土地理院地図閲覧サービスデータ』にて作成-

遠征五日目。

二日間の停滞のあと、予報を見るも今一つ芳しくありませんが、最悪降雨はなさそう。
雨をもたらした低気圧が抜け、天気回復基調だが東北地方は若干時間が遅れそうです。
本格的な回復は午後あたりと報じていました。

唯一心配なのは強風でしたが、「お天気ナビゲータ」を注視していると、予報更新と共に段々風速が落ちてきました。
それに、見晴らし予報がバッチリじゃないですか。(結果的にここは大外れでしたが)
強風かつ青空は望めないも、視界良好ならば登山決行としました。

いつもより少し遅めに道の駅を出発。
蔵王エコーライン脇の駐車地に着くと、ガスが濃くて風もまだまだ強い。
荷室に横になり、本を読みながら一時間ほど天気回復を待ちました。

幾らか風も弱まり、明るさも出てきたように感じ出発しました。
確かに時間と共に穏やかにはなりましたが、下山までガスはまったく取れず。
結局、我が山行史のなかで、ガスで何も見えなかった昨年の蔵王熊野岳と一二を争う眺望無し山行となりました。

まぁ、こんなこともあるさね。
屏風岳までは、残雪さえなければ歩きやすい登山道が穏やかに続きます。
ミネザクラがやっとのこの時期ではなく、花が咲き誇る時期に南屏風岳方面や烏帽子岳へ周回するのもよいでしょう。
歩くべき山がまた一つ増えたように思いました。

ルート的には時折出てくる残雪区間が曲者です。
他人の足跡はおろか、往路に歩いた自分の足跡でさえ見失う始末。
でこぼこと風で削れて波打ったような雪面は歩いても跡が殆ど付かず、また濃いガスで先が見えずらく、帰りなのに違う所を歩いているような気分でした。

山の中は気温5度程度で、風も強かった為に着込めるだけ着ました。
寒くはなかったのですが、ガスと風にやりこまれると精神的にダウンしがち、早く降りて暖かい温泉に浸かってゆったりしたいもの。

一昨日も千歳山のあとに入った「山形うわの温泉天神乃湯」へ再びやってきました。
この温泉、なんと450円にして内湯と露天、更に鉱石風呂までついているコスパ良しの温泉です。
軽食コーナーでは、空いた小腹に玉こんにゃくが100円が嬉しい。

唯一の難点は座敷休憩所が無く、
個室をレンタルしないとごろ寝が出来ないところかな😁
Wifiもあり、のんびり過ごすのにはなかなか良い場所です。
道の駅から少し山側に入った場所にありますが、「道の駅 やまがた蔵王」とセットでお勧めです。


蔵王エコーライン脇に南蔵王縦走コースの入口がある


雪の区間は切れたり現れたりだがツボ足で問題無し
カメラが濡れるのでザックにしまった 以降はiPhoneで撮影


基本的にこんな感じの登山道、風は遮られるので丁度良い


こうなると、もろに風を受けるようになるがそういう場所はあまり多くない


通過地点の前山(さきやま)


お次の杉ヶ峰 ガスで何も見えないので証拠写真的🤨


ガスで見通せずルートがまったく不明になることもある
ここは完全に地図を見ながら方角を外さないように進んだ


根開き


芝草平には立派なベンチがあった


まだ花には早いが、周辺は本来花園なのだろう


一応山頂へ到着 だがガスで何も見えんよ😔


一等三角点かつ、宮城県最高峰らしい


山頂東側で辛うじてガスが切れる 凄い雪庇だね


今日のルートで随一の眺望かな😆


来た道を引き返します


芝草平付近の湿原


ここは地図表示して方角合わせないととんでもないところに行ってしまいそう


いくらか収まってきた強風も再び勢いを増し、ガスも切れず😣


唯一の花はミネザクラ 風を避けて下のほうに花を付けているのがいじらしい


真冬はスノーモンスターになっているのだろうね


帰りの前山、ホント通過点だね🤣


まばらなミネザクラに癒されるも、早く下山して温泉入りたい~😖


避難小屋に寄ってみた


綺麗な室内、「来た時よりも美しく」だね


トイレあり、灯油も備蓄されている


雪解け水で濡れる木道を進み・・・


駐車スペースへ帰着 もう一台の物好きさんハイカーはどちらに行ったのだろうね

コースタイム等データ詳細
 YAMAP掲載 https://yamap.com/activities/40280574
 山レコ掲載 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-8211764.html

撮影使用機材
・NIKON Z50
・NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR

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山形市内で停滞

遠征四日目。
今日は雨が降りだす予報なので早い時間に観光です。
とはいっても、街ブラと博物館くらいしかないけどね😆

一か所目は、旧県庁の建物を開放している「山形県郷土館 文翔館」を見学しました。
我が栃木県も旧庁舎を残して展示していますが、規模的に山形のほうが広く、展示内容も見ごたえがありました。

文翔館の無料駐車場に車を置いて、お次は街ブラしながら霞城公園へやってきました。
高校生写真部のようなグループが沢山居て、ところどころで撮影をしていました。
そんな姿を自分も後ろからパシャリ。
若いっていいなぁ。

ラーメン聖地の山形なら、やはり一杯は食べていかなければならんでしょう。
「ケンチャンラーメン山形」というお店が人気あるので行ってみると、駐車場は既に一杯で空き無し。
入店待ちの人も周囲が溢れかえってます。

一発で諦めた😁
別な所を探そうと思って車を少し走らせると、ケンチャンラーメンの真向かいあたりに「城西 金ちゃんラーメン」というお店があり、こちらも人気店の模様。
ケンちゃんからの金ちゃん?まぁいいか😆
幸いにして一台空きスペースがあったので車を滑り込ませましたよ。

少し肌寒い気温でしたが、街ブラでいささか体が温まっていたので、迷わず山形名物の”冷たいラーメン”を注文しました。
五月からメニューに載ります。
冷たいラーメンは十年前くらいに食べていてこれで二度目ですが、やはり美味しかった。

初めは少ししょっぱく感じたものの、食べ進めるにしたがいスープの旨味が優しく口に拡がる。
硬めのちぢれ麺もよく合います。
具材のきくらげのコリコリ感。
きゅうりの細切りは熱いラーメンには絶対入らないですね。
肉が苦手な自分にもすんなり食べることの出来るあっさり味のチャーシューも良し!
満足の一杯でした。

食後は車で霞城公園まで移動し、県立博物館と旧済生館本館を見学。
旧済生館本館は古くは山形県立病院でした。
歴史的な建造物、美しい三層楼を後世に残そうという市民の願いが通じ、現在は山形市郷土館として供されています。
山形県の公式HP

ちなみに、現在の「山形市立病院済生館」は近代的な大病院として生まれ変わっています。

夕方からいくらか風が強くなってきました。
山の方は今一つ雲が切れずスッキリしませんが、明日の天気はどうなることやら。
予報によると降雨の可能性はほぼ無いが風が強そう。
明日がダメだと三日連続の停滞になるなぁ。
いくらプータローで時間があるとはいえ、ちょっときつくなってきますね。


山形市内散策開始 ラーメンの聖地垂れ幕が否が応でも目に入ってくる😆


旧山形県庁から見学開始 無料だが結構見ごたえあり


現在は郷土館として開放されている


重厚な建物だ


写真展もやっていた 拝見したがとてもクオリティの高い写真がずらり


正面エントランスを上がる


レトロな通路


窓から見える時計台に雰囲気あり


今時なら、コンセント何処っすか?スクリーンは?って言われちゃうようなシンプルな会議室


木が伝える重厚感


ツッコミどころ満載のキャラ セリフ書きしたくなるね


霞城方面へ移動


向こう側は山形駅 JR線路脇のお堀橋を渡り城内へ


高校生の写真サークルが撮影会中・・・を後ろから撮影


山形のヒーロ、最上義光 勇ましいねぇ


昼食は聖地に敬意を表し山ラーのお店へ


メニューはシンプル お子様ラーメンにも冷たいラーメンがあるのは流石!


冷たいラーメン!いただきました🍜


食後は県立博物館へ 300円で安かったけど内容は栃木県立のほうが勝ってたかも


県立博物館脇にある旧済生館本館現在は山形市郷土館として開放、三層楼が美しい


回廊のような作りで中庭越しに見る三層楼の存在感が際立つ

コースタイム等データ詳細
 YAMAP掲載 https://yamap.com/activities/40359597
 山レコ掲載 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-8224940.html

撮影使用機材
・NIKON Z50
・NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
・iPhone 13 Pro Max

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山形市民憩いの山、千歳山


-『スーパー地形』+『カシミール3D』+『国土地理院地図閲覧サービスデータ』にて作成-

今日は天候不良の為、予定していた登山を中止。
山形駅から一番近い市民の憩いの山、千歳山を歩きます。

朝一のマックで時間をつぶしたあと、ゆっくり登山口へ移動。
登るべき山が多い山形っ子達は見向きもしないだろうと思っていた千歳山ですが、案外人気なようで駐車場はどこも満車。
あちこち彷徨っていると、辛うじて空きスペースにありつけました。

登山内容は散策程度です。
カメラと飲みかけのペットボトル(残100ccくらい)のみで出発しましたが、皆さんガチな格好で登ってくるじゃないですか。
場違いな雰囲気で小さくなって歩きましたよ。

とてもよく整備された登山道。のんびり登るとあっという間に山頂へ着きました。
いろんなコースがあり、道標も登山道も良く整備されています。
途中にヒメサユリが咲いていたのが意外でした。
花は終わりかけの山ツツジが少々。
山頂は眺望が全く無く、通過点のような場所でした。
後で知りましたが、周囲の山をつないだ10Kmくらいのコースに人気があるようです。
もちろん、千歳山だけを楽しむ健康登山の方も多く、沢山の人たちに会いました。
皆さん、いったい何処に車を置いているんでしょうかね。

下山にかかります。
麓の小学校の運動会の場内アナウンスが良く聞こえてきますね。
プログラム案内をする放送部女子の声。
競技注意点を説明するベテラン女性教諭。
保護者の皆様へのお願い云々、いかにも気づかいしそうな男性教諭の声。
騎馬戦が始まると子供たちの歓声も🤼‍♂️
そんな音が沢山、まさに里山です。

下山後は蕎麦屋さんの暖簾をくぐります。
山形といえば板そばとげそ天です。自分はこれが定番!
現役の頃、天童へよく出張したおりは必ず板そばにげそ天を頼んでいたものでした。

Wikiで板そばを調べると、
「杉の柾目の板で作った浅い箱に蕎麦を盛り付けることから名づけられた」
とあります。

かなり硬めの蕎麦です。
風味など、そういった観点からはそれほど美味しいものではありませんが、独特の歯ごたえがクセになります。
また、げそ天はイカ下足の天ぷらです。
地元の方は蕎麦を食べる時、海老天を頼むこともありますが、ポピュラーなのはやはりげそ天。
以前は嚙み切れないほど太いげそでしたが、最近はイカが高騰しているらしくダイエットしちゃったみたい。
夕食のおかず用に買い求めた😆スーパーのげそ天も頼りない細さでした。

また、蕎麦に刻みネギとワサビが供されるのは一般的ですが、山形ではネギもワサビも入れず、代わりに一味唐辛子をツユに入れて食べる人が多いです。
そんなわけで、板そばは一味唐辛子つゆで、げそ天を齧りながら食べるのが一番美味いと自分は思っているのです。

昨日、蔵王から下山した後の泊地は「道の駅 やまがた蔵王」。
結局居心地がよく、六泊してしまいました。

比較的新しい施設で駐車場も広大です。
駅舎を挟んで東西に巨大駐車場がありますが、国道側は車の走行音がうるさく左右傾斜があるので車中泊には不適。
反対側は前後傾斜が若干あるも、大型スペースと一般スペースがかなり離れていて良好です。
施設内も無料Wifi(20時まで)、テーブルと椅子があってPC作業がはかどります。

写真の選別やキャプション書き、毎日ここで作業しました。
丁度事務所前なんですが、終業で帰宅していくスタッフの方に「またあの人居る」と思われたでしょうね😅


山形市民憩いの山、千歳山を歩く
予定していたPが一杯だったの別なところを探してかろうじて一台の空き


ゆるゆると登っていくと、おぉ!ヒメサユリじゃないですか🌷
つづら折れの途中途中に咲いていた


山頂直下の展望櫓も山頂自体も眺望は無し 山名板もない地味な山頂


往路と別なコースで下山を始めるとなにやらポコポコした山が見えた
周回ルートに人気があるらしく、左側は猿岡山
アップダウンがあって良いトレーニングになりそうだ


眺望は市街地方面が唯一かな


先ほどから放送がよく聞こえていた小学校の運動会 5・6年生の騎馬戦だ💪


登りのルートに比べると静かで良い雰囲気 こちらは誰にも会わなかった


いよいよ市街地が近づいてきて・・・


駐車場着 一台抜けて三台 この先に路駐が続いていたのでラッキーだった


「石臼十割そば 愛庵」さんで板そばと”げそ天”をいただく 自分の山形定番メニュー
ワサビが出てくるところが観光客向け😁 地元の人は一味唐辛子で食す


食後はこちらへ


こんな景色が期待できるが、今日は曇りで遠くは見えなかった


右奥に山形市街地


山形駅方面の中心部


ケーズデンキってどこに行っても看板目立つよね あ、イオンもある


リアハッチを開け、景色を眺めながらコーヒータイムでまったり

コースタイム等データ詳細
 YAMAP掲載 https://yamap.com/activities/40215324
 山レコ掲載 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-8200761.html

撮影使用機材
・NIKON Z50
・NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
・iPhone 13 Pro Max

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リベンジの蔵王


-『スーパー地形』+『カシミール3D』+『国土地理院地図閲覧サービスデータ』にて作成-

春の遠征最終章。
この二か月間の本命で大きな予定を立てていたのですが、想定外の悪天候につき若干縮小気味となりました。

初日は下道をひたすら走り、遠刈田温泉から蔵王エコーラインを目指します。
車中泊地は当初予定していた場所がいまいちだった為、携帯の電波が入るギリギリまで先に進み、
蔵王国定公園 滝見台」なる場所に決定。
明日の朝にはやむ筈の小雨がそぼ降る夜、車から出るとミミズクのような鳴き声が森にこだましています。
傍らの滝の音も聞きながら、静かな夜を堪能することが出来ました。

東北遠征初日は蔵王を登ります。
蔵王は前回初めて歩いた時に見事にガスで何も見えなかった為、今回はリベンジです。

翌朝、昨日の雨もスッキリあがり青空が広がっています。もう少し早起きすれば良かったかなと軽く後悔。
あまりにも朝寝が快適でついつい寝過ごしてしまったようです。

エコーラインを進み、雪壁の少し先にある刈田岳リフト駐車場へ到着。
車から降りると結構風が強く、おそらく連続して10m/s程度は吹いていたでしょうか。
体が温まっていないので結構寒い。インナーを一枚追加して出発です。

リフト脇の登山道に進むと残雪が出てきました。念のため、チェーンスパイクを履けば問題はありません。
それも僅か、途中から雪がなくなり夏道へ。あとはルート全体で雪がある区間は僅かでした。

稜線に乗ると絶景の続く快適な歩き。
前回は何も見えなかっただけに感動もひとしおです。

避難小屋から熊野岳に至る区間は特に風が強く、冷たさで顔が痛いほどでした。
フードを立て、手で顔を覆いながらなんとかやり過ごしましたが、地蔵岳に向かう頃には風も急に収まり一安心。

遠くの山までクッキリとはいきませんでしたが、雲が多い空の割には案外気持ちの良い景色を楽しむことが出来ました。
また、前回はまったく見えなかったお釜も今回はバッチリ。
今回遠征で登る予定の屏風岳、雁戸山、神室岳もその姿をはっきりと見ることができ、幸先の良い遠征初日です。

下山後は、かみのやま温泉にある共同浴場の「名人のゆ」さんにお世話になりました。
畳二畳ほどの浴槽に、カランは二つのみと民宿の風呂並みですが、本物の温泉です。
案内に従い、源泉のバルブを自分で開け、出るときは熱くなりすぎないように閉めていきましょう。
300円で石鹸シャワー付きというのはコスパ良好。
この値段だと、石鹸シャワーは持ち込みか購入のどちらかなんだけどね。
誰も入っていなかったので、のんびり過ごして疲れを取ることができました。

明日からの予報は、やはりいまいち。
無理して登っても楽しくないので、24日(土)は山形市内の低山を散策登山、がっつり雨予報の25日(日)は観光で一日をつぶします。


とても静かな泊地の朝 「滝見台」という所なので、出発前に見ていこう


写っているのは最上階の滝


バックに山を入れるとこんな感じ 下の滝は展望台から見えない


昨晩はこの滝の音を聞きながら眠りに落ちた


さて出発しましょう


刈田リフト駐車場到着 すでに絶景だ


リフト乗り場脇の登山道へ進む


残雪歩き 念の為にチェーンスパイクを付ければ快適に登れる


途中で振りかえる


稜線に乗ると既に素晴らしい景色✨



刈田岳山頂はすぐそこ


刈田岳山頂より


どっしりとた感じの屏風岳 今回遠征で予定しているが果たして天気や如何に


良いね


正面左奥が熊野岳


馬の背尾根からは終始お釜が見える


エメラルドグリーン?渋茶色?


さざなみが綺麗


避難小屋に到着


綺麗に掃除されている


ルート上のどこからでも良く見えるひときわ大きな月山


こちらも今回遠征で予定している神室岳と雁戸山



前回はガスで何も見えなかった熊野岳に到着


素晴らしい眺望だ





一旦下って左奥の地蔵岳へ


雲の上に顔を出す冠雪の高山と市街地のコントラスト


残雪の斜面が美しい


同じようなのを何枚も撮ってしまう


地蔵岳へ到着(山名表示が地蔵岳になっているが地図上は地蔵岳)


地蔵岳から再び神室岳(正面の尖がりピーク、たぶん💦)


雁戸山は鞍掛山みたいに台形


上山市方面かな


月山はやはり大きな山 燃え盛る紅葉の時期にもう一度訪れたい山


熊野岳を振り返る


地蔵岳から更に下り今日の終着点、三宝荒神山を目指す


ゴンドラの山頂駅脇を通過


正面右の地蔵岳と蔵王地蔵尊 帰りに予定しているトラバースルートは溝になっていて何やらやばそうな感じ😱


三宝荒神山から熊野岳方面


たぶん山形市街地方面


AR山ナビ曰く 中央奥が舟形山、手前のテーブルマウンテンが大東岳だろう 面白い形の山なので登ってみたいものだ


こちらは飯豊かな(違ってたら指摘願います💦)


復路に予定していた地蔵岳トラバースルートをズームして見ると・・・クラックの上も下もリスキー これは行かないほうが良いな😱 おとなしく地蔵岳に登り返しましょう


復路は熊野岳を延々トラバースするルートで戻る 右下から左上へ、登り上げた箇所が避難小屋


シャチ模様が美しいね


ワサ小屋跡には・・・


恐山の奪衣婆に超似ているが、昔、ここに小屋があった時の二代目小屋番のワサさんということだ


僅かな区間だが残雪を慎重に渡る


途中から下方面


同じく上方面


渡り終えた


後は下るだけ 避難小屋前で屏風岳を眺めながら軽く食事をすることにした 朝は誰もいなかったが沢山の人々が行きかう


鳥がほとんど撮れない自分にチャンス到来!なんの鳥だろう 画像検索したらイワヒバリと出た


画になるね でもこの外人のお父さん、靴下履かずにサンダルだったよ😱


吾妻連峰


いつの日か登りたい飯豊山、でも体力的に無理かな😔


再びお釜を見ながら


ん 何かあるね


あそこに行ったらどんな感じなんだろうね😏


氷の残骸


良き山歩だった


朝、誰もいなかった刈田岳付近は有料の蔵王ハイラインから最短距離で歩いてくる観光客でいっぱい


喧騒を離れ、誰もいない方向へ下山


駐車場の自分の車も見えてきたね


駐車場まで一気に尻セードしないように😆注意して・・・


ここ踏みぬいた人ご愁傷様、底に水が流れてるよ😔 真ん中も信用できないので左側ギリギリキープで行きました

コースタイム等データ詳細
 YAMAP掲載 https://yamap.com/activities/40192447
 山レコ掲載 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-8196704.html

撮影使用機材
・NIKON Z50
・NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR

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シロヤシオとブナの森


-『スーパー地形』+『カシミール3D』+『国土地理院地図閲覧サービスデータ』にて作成-
-当ルートには一般登山道でない箇所が含まれています。参考にされる場合はご注意ください。-

スッカン沢右岸尾根、大入道北東尾根。
入山者もまばらなこの尾根の、素晴らしいシロヤシオを二年前に見て感動しました。

今年も開花が気になる日々。
皆さんのシロヤシオ情報と自分の僅かな情報を繋いで、標高的にそろそろかなと思い歩いてきました。
結果的に大当たりでした!

今年はツツジの当たり年で、種類や場所を問わず外れが無いようですね。
この尾根も、二年前の当たり年と遜色のない素晴らしいシロヤシオ達が迎えてくれました。
そして、二年前はあまり気づかなかった凄いブナの古木の存在。
そんな森を楽しむことが出来ました。

大入道まで上がってしまうとシロヤシオはまだこれからのようです。

ちなみに、登りの尾根で逢った登山者一名。
後ろから抜かされた元気な方でした。
下りの尾根は誰にも会わず。
駐車場に着くとこれから登る女性二名が正面を急登(オイオイ)していきました。
ルートを伝えたほうが良いかなと思いましたが、慣れた感じの方達なのでそのまま見送りました。

ルート途中にピンテが張られていたり、踏み跡も濃くなりました。随分このルートも人気が出てきたようです。
でも、こんなに解りやすいルートなんだからピンテは付けなくても良いと思うんだけどなぁ😓

※大入道から小間々に向かう一部の区間以外は非登山道です。


今日は一番のり


稜線に登ると先般ミツバツツジが咲いていた場所がヤマツツジに変わっていた


ブナ巨大古木の尾根


シロヤシオの花付きはかなりのもの



陸軍用地標柱


みっしりと花がついているのは二年前の再来だ





ブナの木が綿々と続く


ブナをバックにして


ミツバツツジも出てきた やはり色が混じると奇麗だね






標高が上がると構図に前黒山が入りやすくなる


どうです、この花付き


見渡す限りシロヤシオ


アップも良し


引いて良し


ミツバツツジと前黒山もナイス!


アングル変えてシロヤシオを入れてみたが手前の枝がちょと邪魔


ミツバツツジも頑張ってるね


徐々に蕾が多くなってきた


大入道手前の急登から背後を振り返ると絶景


大入道通過


大入道周辺のシロヤシオはこれから 少し標高を下げた所にあったこの木がベストかな


桜沢を渡った先、ここで登山道を離脱


気持ちの良い広尾根だ


やがてシャクナゲ群生地通過


花は極めて少ない


二年前と同じ ここのシャクナゲは花付きが悪いのかもしれない


下山尾根も時折シロヤシオが見られた バックは大入道


終盤下降は想定ルートを外して早々に桜沢に急降下


左岸のほうが歩きやすそうなので桜沢を渡渉しよう


(振り返って)こんな感じの所を歩いてきて・・・


ここへ出た


無事下山終了 車が二台増えていた

コースタイム等データ詳細
 YAMAP掲載 https://yamap.com/activities/40163949
 山レコ掲載 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-8191971.html

撮影使用機材
・NIKON Z50
・NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR

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奥日光散策

天気が良いので、気になっていた湯ノ湖のシャクナゲを見てきました。
蕾も幾らか残っていて、もう少しで満開といった感じでしょうか。
充分楽しめました。

竜頭の滝と滝下駐車場の咲き始めクリンソウを見た後は、金谷ホテルボートハウスへ。
ミツバツツジとシロヤシオが美しく咲き誇っていました。


湯ノ湖にやってきた 山の雪もすっかりなくなったようだ


北側の周遊道路


今日の目当てはシャクナゲ




白い花も


背景はミツバツツジ



ブナも一枚


周遊道


ミツバツツジも


湖面とシャクナゲ



僅かに雪が残っていた



竜頭の滝にやってきた


ミツバツツジと滝


龍頭の滝下Pのクリンソウ 数は少ないが咲いていた


千手ヶ浜の今年のクリンソウが楽しみだ



金谷ホテルボートハウスへ


湖畔を歩くとミツバツツジとシロヤシオが美しく咲いていてびっくり


ホント、今年はツツジの当たり年だね









それでは帰りましょう

概略コースタイム

カシミール3Dデータ

沿面距離:xxKm
累積標高差:(±)x,xxxm (+)x,xxxm (-)x,xxxm
所要時間:0時間0分
※累積標高差は、『国土地理院基盤地図情報数値標高モデル5mメッシュデータ』よりカシミール3Dにて算出した値

撮影使用機材

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日金山


「川の駅 伊豆ゲートウェイ函南」の朝 富士山は霞んでいるが今日もおはよう!

遠征最終日。

昨晩は沼津市内の温泉で汗を流した後、「川の駅 伊豆ゲートウェイ函南」で車中泊をしました。
ここは「道の駅 伊豆ゲートウェイ函南」に併設された川の駅という特殊な設定の駐車スペースです。

道の駅本体のほうはセブンイレブンあり、タリーズコーヒーあり、寿司屋ありでプチモールの様相。
便利で良いのですが、人通りが多く、脇を走る道路の騒音も酷くて正直車中泊には適しません。
連絡通路で挟んだ道路向かいの川の駅側は、少し高い場所にあるので比較的静かなんです。
それでも、最近は超が付くほど静かな場所ばかりで車中泊をしてきたせいか、一晩中周囲の音に神経質になっていましたよ。
以前、ここに泊まった時は何と静かな良い場所なんだろうと感動したものですが、慣れは恐ろしいですね😅

今日は基本的に宇都宮に戻るだけです。
とは言っても、本当に戻るだけではもったいないので、熱海にある十国峠展望台(日金山)から最後に富士山を見納めてからと思いました。
もっとも、なんとか持ち続けていた天気も今日から徐々に下り坂。ガスで遠望が利かないので正直期待はできません。

朝早い時間だったので展望台の建物に入ることはできませんでしたが、
微かに頭を見せてくれた富士山や霞んだ伊豆半島の風景。鈍色に輝く海。
特に自分は西伊豆が好きで、もう何度も訪れています。
それでも、また季節を改めて行ってみたい箇所、眺めたい景色があります。

一度登った天城山も少し範囲を広げて歩いてみたいもの。
様々な風景に感動するたび、また新たな旅に思いを馳せる。そんな事がいつまで出来るかわかりません。
辛うじて健康寿命を維持している今のうちなら、もう少しやっていけそうなそんな気持ちです。


沼津アルプスも至近距離で見るといかにも里山の趣


伊豆の象徴のような狩野川と沼津アルプス


熱海まで走り、今日の寄り道


展望台から熱海港と沖に浮かぶ初島 伊豆大島は遠く彼方に霞んでいる


初島へと向かう高速ジェット船


「THE GLAMPING 箱根十国峠」脇を進み十国峠展望台へ
素泊まりだが、こんな所に一泊するのも良いね


富士山はうっすらと


でも、かすかに頭を出してくれた


真鶴方面


こちらは東伊豆の網代方面


真ん中には伊豆半島の屋台骨、天城山脈


そして沼津アルプスと奥に西伊豆


伊豆の国も何度も訪れているが、まだまだ見果てぬ場所も多い いつの日かまた来るよ

コースタイム等データ詳細
 YAMAP掲載 https://yamap.com/activities/40046414
 山レコ掲載 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-8183041.html

撮影使用機材
・NIKON Z50
・NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR

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愛鷹山


-『スーパー地形』+『カシミール3D』+『国土地理院地図閲覧サービスデータ』にて作成-

富士見山行の三座目。
愛鷹山は、三年前に黒岳・越前岳・呼子岳を登りました

愛鷹山は栃木で例えると、高原山や那須岳同様、複数の山の総称を指します。
新幹線や東名高速で富士山の南側を通過する時、手前側に立ちふさがるような山塊、それが愛鷹山です。

ところが、「愛鷹山」という名前のピークもあるので紛らわしいですが、今回はその愛鷹山を目指します。

泊地の箱根ビジターセンターに別れを告げ、箱根峠から国道1号を南下。
眼下に三島から沼津の街並みが広がります。
低い標高ながらもアップダウンの続く沼津アルプスが見えてきました。
やはり三年前の秋にここを縦走しましたが、海岸沿いの稜線歩きという楽しさを知った山でもありました。

さて、今日も駐車場からしばしの林道歩きが始まります。
50分歩いてようやく登山口へ。下山時はこの林道を使わず尾根通しのルートになります。
可能な限り周回にこだわる自分としては、違った風景が見られる林道歩きもさほど苦になりません。

登り始めると木陰道はひんやりと気持ちよく、たまに通過する日差しの道はじりじりと暑く、それはそれでメリハリがあって楽しいもの。
初めの目標地点、一服峠はルート上の最高標高地点で、そこから愛鷹山まで高度を下げる感じ(途中アップダウンはありますが)となります。

途中からミツバツツジがどんどん奇麗になり、そして珍しいアシタカツツジも。
このルートも期せずしてツツジが楽しませてくれます。

涼やかな風が吹き抜ける一服峠からは、位牌岳や以前登った越前岳などが良く見えました。
このあとは快適な稜線歩きとなります。
稜線上は、とにかくミツバツツジが凄くて足が先に進みません。

やがて相模湾を見渡せる場所に。
富士山もそうですが、やはり山から海を見ると一気にテンションアップする自分😆
良い景色。大満足です。

そして、ようやく愛鷹山の山頂へ到着。
朝から天気は良かったので期待していましたが、富士山が奇麗に見えるかどうかは時の運。
でも、待っていてくれましたよ🗻✨

独り占めの山頂でゆっくりとご飯食べながら堪能させてもらいました。
そういえば、今日は朝から誰にも会っていないあなぁ。人気の山なんだけどねぇ。

下山を始めるとようやく休憩中の登山者に遭遇。
「5時間ぶりに人に会いました」と思わず声を掛けちゃいました。
その後更に一名交差しただけなので、昨日の金時山に比べれば随分静かな山だなと感じました。

下山ルートはすぐに針葉樹林帯になってしまい、往路のメリハリのある登山道、ツツジ飾る稜線と比べるとかなり地味です。
このルートのピストンだけだと、愛鷹山登山の魅力の半分も無いんじゃないかなというくらいの印象を受けました。

登山日程は三日間でしたが、五泊六日の車中泊遠征。
今晩は沼津市街地まで降りて、もう一晩の車中泊です。
明日の予報は既に期待できませんが、宇都宮に戻る前にもう一ケ所だけ寄り道をしようと思います。


二日間お世話になった箱根ビジターセンターの静かな朝 ここも車中泊の穴場


移動途中で今日の富士山確保 見えた時に撮っておくのがセオリー
もっと手前で芦ノ湖雲海と富士山絶景があったが車が停められなかったのが残念


こちらは昨日歩いた箱根外輪稜線の丸岳 養生シートを被った電波塔だから解りやすい


箱根峠より南下を始めると沼津市街地の向こうに居並ぶ沼津アルプス
あそこを通しで歩いたのが懐かしい その奥は海を隔てて西伊豆だ


登山口の水神社駐車場 先行者の車一台
帰りはいなくなっていた代わりに三台新たに止まっていた


こちらが登山口というか、登山口に至る林道


位牌岳方面は通れないようだが今日は別なルートで登るので問題なし


ひたすら砂利林道を進むが雰囲気は良い


柱状節理かな?かつて火山の影響を受けた証なのだろうか


超のっぽのマムシグサがニョキ 1m以上はあったよ😱


どんどん行きます


広場があって何か見えてきたが・・・


位牌岳のつるべ落としの滝ルート登山口
通行禁止なのだからここにも表示すべきとは思うが?
しかし、位牌とかつるべ落としとか名前が凄いね


さらに林道を進み、ようやく登山口へ


反対側は下山時に通るルートなのでここを起点とした周回になる


まずは一服峠へ 先程の階段を登り登山道へ


今日は気温が高くて汗ばむくらいだが、木陰は涼しくて動きやすい


新緑が優しく陽を遮る登山道


開けた場所を通過 日差しが暑いぞ!


何故かこの辺だけ赤土が露出している 不思議なエリアだ


新緑と青空 今回遠征で最高の天気だね


暑くなってきても、また木陰になって一息つけるのがこのルートのありがたさだ


萌える新緑


段々とミツバツツジが目立ち始める


良き!


ん?色合いの違うツツジが・・・


ミツバツツジともヤマツツジとも違う?希少種のアシタカツツジのようだ


葉は五枚なのでミツバツツジでないのは確か


少し露出オーバーで撮影したが綺麗な梅色 背後はミツバツツジ


サルの腰掛三連荘
超巨大でボスザルクラスの巨躯でもOKそうだが形が座りにくそうだな🤣


進むほどに鮮やかなミツバツツジが次から次へと登場 なかなか先に進めない😝


本日ルートの最高標高地点の一服峠に到着
道標は半分欠けちゃってるけど、遠目に見ると逆に味が出ているように感じる


向かい側のひときわ大きな山は三年前に登った越前岳
左下に尖がっているのが呼子岳でそこから右側に続くギザギザは鋸岳で当時通行禁止だった


こちらは位牌岳 今回はパスしたが次回は必ず!


どこまでも続くミツバツツジロード



もー、勘弁して 先に進めないよ😓




袴腰岳は眺望も無い通過ピーク
50m先に展望地があるというので行ってみたが、木が伸びてしまって眺望は無かった


先に進むと駿河湾の眺望が開けた 正面右寄りの突き出した箇所は美保の松原
あそこでも車で一晩過ごしたのが懐かしい


こういうツツジ見るとまた足が停まっちゃうよね


馬場平は文字通り、広場で雰囲気が良い
この手前でルートを少し外してしまいログ汚しをしてしまった😟


今日のルートでこの表面が滑らかな木をあちこちで見かけたが何の木?
(知っている方教えてください)


馬酔木も延々と登山道脇にあったので開花すると馬酔木ロードになるだろう


場所によってはこんな感じで群生


正面が目指す愛鷹山だな 右手に見えるのは西伊豆海岸だろう


最後は一旦コルまで下り、標高差90mの登り返し💦


急登で滑りやすいからお助けロープはありがたい💦


そしてようやく山頂 富士山よバッチリじゃないか、ありがとう


静岡側からしか見えない宝永火口もくっきり


少しアングルを変えて


ツツジも入れて


一等三角点の大きな標柱とザックも入れて


画面右側の平坦地が馬場平 降りてきたルートが見える


箱根方面とムラサキヤシオ さぁ下山だ


下山のルートは一転して涸れ沢や針葉樹帯になる 往路のような華やかさは皆無だ


時折ルート不明になるがピンテを忠実に追っていく


鷹が旧字なのだろうか でも、良い雰囲気


正面左の伐採地は朝登った尾根だ


周回起点からは往路の林道を使わず尾根通しを行く
この石祠から地形図通りの急降下開始😱


ロープに大いに助けられる
木の階段が延々と続くから、水神社からの登山道はこちらが公式なのかもしれない


降り切ったところ 案内はこれだけなので登りの場合は見落としがち


神社を見るのもよいだろうが、無信教の自分はあまり興味なし
ということで本日の登山終了

コースタイム等データ詳細
 YAMAP掲載 https://yamap.com/activities/40038722
 山レコ掲載 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-8170745.html

撮影使用機材
・NIKON Z50
・NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR

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芦ノ湖畔から金時山


-『スーパー地形』+『カシミール3D』+『国土地理院地図閲覧サービスデータ』にて作成-

富士山眺望の山で、やはり歩き残しの金時山
山頂に沢山の登山者が鈴なりといった印象が強く、長らく選外でした。

南側の仙石からのルートが最短でよく登られているようですが、それだと少しもったいないような気がします。
地図を眺め、芦ノ湖北端にある湖尻水門から箱根外輪山に取り付き、金時山を目指す事にしました。

前夜の泊地は「箱根ビジターセンター」。
キャンピングカーの老夫婦、軽ワンボックス夫婦と自分だけの静かな夜。
ここも、もう何度となく利用しています。

翌朝、霧が立ち込めるなか、ビジターセンターから目と鼻の先の桃源台バス停前無料駐車場に車を置いて出発です。
下山後は箱根登山鉄道のバス利用でここまで戻ってきます。
箱根はバスが充実しているので便利。
他にもいろいろな周回ルートが考えられますよ。

朝早いキャンプ場脇の道を進みます。
犬の散歩中の地元の人達と行きかい、やがて沼尻水門を左に見るとゴルフ場の正門脇に登山口。
いざ、登山開始です。

笹薮を切り開いたような登山道をひたすら登り、ようやく稜線に登り上げるもそこは箱根スカイラインの脇。
しばらくは登山道と車道が並走する感じです。

稜線上は大した起伏もありませんが、距離が結構長く感じました。
行程の大部分である乙女峠までに逢った人は三人だけ。
富士山ビューポイントは数か所あったものの、全体的に地味な感じです。
自分のように地図的興味心で歩く人か、本格的に外輪山踏破(35kmくらい)みたいな感じの人しか歩かないようです。
でも、この区間。
鳥のさえずりが沢山聞こえて、まだ上手に鳴けないウグイスにエールを送ったり、
そんな楽しさもある静かな歩きを楽しむことが出来ました。

乙女峠から先は沢山の登山者に遭うようになりました。
こちら側は金時山登山の通常ルートですね。

乙女峠手前からミツバツツジが出始めて良い感じでしたが、乙女峠から先はなんとシロヤシオが😀
期待していなかっただけにこれはちょっと嬉しい!

金時山の山頂は予想通り沢山の人達で溢れかえっていました。
写真を撮るのも一苦労。
なんとか写り込まないタイミングでパシャリ。
肝心の富士山は・・・
お隠れでしたね😓

岩に腰かけ、食事をとりながらしばらく粘りましたが、微かに姿を現わすばかり。
今回は縁が無かったということで諦めましょう。

それにしても、人が多いというよりも外人の多い山頂。
周りから聞こえてくる声のほとんどが日本語以外というのも珍しいよね。
特に多かったのはタイとかベトナムかそちら系の言葉でした。

下山を始めると、交差で登って来る人の8割以上は外人さん。
会話で判別出来て割と多かったのがフランス人、次に英語圏、そしてたまにドイツ人。いやはや国際色豊かな登山道でしたよ。
外人さん的にこれだけは覚えたい日本語、「コニチハ」を沢山聴きながらの下山も一興ですね😄
皆さん服装は日本人に比べれば超ラフですが、足元はローカットのシューズやランニングシューズなどで一応登山は意識しているようでした。

登りにかけた時間から考えるとあっという間の下山でした。

さて、バス停はどこかしらと探すとなんとなく予定した所と違っているじゃないですか。
時刻表を見ても全然違う?
違う系統のバス停があるというのはよくある話で、少し先に行った場所で目論見のバス停に無事到着することができました。
日頃から車生活なので、公共交通機関って緊張しちゃいます。

ほぼ定刻通りにやってきたバスに乗ると、車内の外人さん達の視線が痛いほど。
「ニホンジン、ノッテキタヨ」的な。
日本人は運転手さんと自分だけだったかもね💦😅



昨日は三ツ峠山下山後に、御殿場市内で温泉と食料調達をしました。
今晩もビジターセンターに連泊ですが、近辺だとスーパーが無いため食料調達の為には御殿場まで山を降りなくてはなりません。
箱根周辺は流石に本場だけあって、日帰り温泉は軒並み観光客狙いの二千円クラスの場所ばかり。
コンビニは数軒あるので食料は間に合わせるとして、温泉は折衷で少し御殿場側まで走った場所にある、「富士八景の湯」へ。
料金千円で、貧乏車中泊者にはちょっとお高め。でも内容は結構良くてお勧めです。
風呂から上がって休憩室で横になっている時にWebサイトを見ていたら、クーポンを提示すると200円引きになるって?
千円→800円だからこれは大きい!
行かれる方は是非クーポンの提示をお忘れなく。



後でよくよく地図を見直したら、富士八景の湯まで走ったら御殿場のマックスバリュまでもう少しだったかなと💦
お陰で、箱根のコンビニでいろいろ買いすぎの、食べすぎな夜でした。


桃源台の無料駐車場に車を置きしばし車道歩き 大きな建物が見えてきたが・・・


ゴルフ場のクラブハウスだった その脇にある登山口は以前偵察済み


ここよりハイキングコース 箱根外輪山北西部歩きが始まる


ルートは笹藪を切り開い感じの箇所が多かった


纏(まとい)リスよ、神奈川県にも採用されていたか


今日は気温が高いので汗が半端ない 夏場が苦手な自分はギリギリかも


展望台へ寄り道 車でここまで来れることは知っていたが、いざ車道を見るとちょっと悔しい


展望台からはこのように芦ノ湖側が見え、反対側は富士山


芦ノ湖側、いわゆる箱根の主峰


こちらは愛鷹山と左半分の富士山


笹道は続くよどこまでも


途中にある富士見ヶ丘公園は名に恥じぬ場所だった


再び、愛鷹山と富士山


静かな新緑の道をコツコツと進む


三等三角点、点名:落合


広大なゴルフ場 お金持ちの方が東京からサッとやってきてプレイ後に汗を流してサッと帰るのかな 運転手付きの車で😁


立派な櫓の富士見台に登ってみたが・・・


手前は砂利林道なので車はそうはいって来ないだろうが、木が邪魔で超残念


仙石原のススキ野原は青々としていた 秋には黄金色に美しく輝く


歩いてきた尾根筋


丸岳はこの青い養生シートがかかった姿が遠くからも目立つ 山頂眺望は箱根主峰方面のみ 行程も半分以上は過ぎているので一旦行動食の大休止とした


色の無い尾根歩きだと思っていたので途中からミツバツツジが出てきて嬉しい



こうやって登山道脇に咲いているとホント癒される


色良き咲きたて


乙女峠に到着 数人の元乙女(言い方😅)達が休憩中だったので先行してスタート ここから金時山までは登り区間となる


乙女峠からの富士山 だいぶ雲が多くなってきた 金時山に着くまでもって欲しいが💦


通過地点の長尾山にはこの山名表示以外に見るべきものは無かった


ミツバツツジ良いねと思って歩いていると・・・


なんと!シロヤシオが咲いているじゃないですか


まさか見るとは思っていなかったのでこちらも嬉しい


金時山への最後の登り もうひと頑張りだ


途中もシロヤシオが励ましてくれるので足取りも軽い


忘れちゃいないよ、ミツバツツジもね


モリモリと花付きが良い



登山者沢山の山頂到着 ハイ!富士山雲の中


こちら側は眺望良し 改めて歩いてきた稜線 結構遠かった


山頂下の岩に皆さんへばりついて食事をしながら富士山のお出ましを待つ


山頂にもテーブルとイスはあるがそれは茶屋の座席のようだ


ちなみにこんな感じ しめじ汁は名物らしい 五百円なら食べても良かったかな


出待ち富士山Maxでこれ、諦めて下山開始だ


食事した岩から一枚撮って、では降りましょう 皆さんが通常登りで使う最短ルートで


東に続く笹の稜線が良い感じ
次回は金時山からリベンジで富士山を見た後にこちらも歩いてみたいところだ


どんどん降りていくと途中から植林帯になった


立派な階段を降りると登山口へ到着
あとは車道歩きと結構難しかったバス乗車で本日の山行終了

コースタイム等データ詳細
 YAMAP掲載 https://yamap.com/activities/40013827
 山レコ掲載 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-8166622.html

撮影使用機材
・NIKON Z50
・NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR

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三ッ峠山(開運山)


-『スーパー地形』+『カシミール3D』+『国土地理院地図閲覧サービスデータ』にて作成-

遠征三日目。
今日登るのは三ツ峠山です。

富士五湖周辺の山はここ数年であらかた登っていますが、少し距離が離れた三ツ峠山は未踏でした。
山頂近辺にアンテナ施設が沢山ある点や、山頂小屋周辺で沢山の人が写り込んでいる写真を見るに、優先順位を下げてきました。
でも、登ってみなけりゃ山は解らない。

駐車場から山頂までのピストンとすれば短時間で登れる山ですが、あえて時計回りの大回りで歩いてきました。
これが正解。
なぜならば、駐車場から木無山経由のルートは荷揚げ用のジープ道でもあるため、ちょっと登山道の趣から外れます。
もっとも、自分がジープを運転してこの道を走ったとしても、途中でリタイヤ確実な難路ですけどね。
だって、歩いていても結構大変な箇所あったから😱

今回歩いたルートの前半も林道歩きでしたが、一旦登山道に入ればよく整備された気持ちの良い道が続きます。
途中で一ケ所だけ、ふいに富士山ドーンが見えた時の感動、三ツ峠山までは数人と交差するのみの静かな時間でした。

なお、途中にある御巣鷹山は、1985年8月12日に発生した日本航空123便墜落のあの山ではありません。
事故があったのは先頃の遠征で訪れた西上州の上野村のほうです。

三ッ峠山頂は流石に賑やかでした。何人もの登山者が上がってきますよ。
予報ではもう少し好天の筈でした。ガスが去ってはやってくる空模様。すっきりした眺望が得にくかったですが、粘っていると徐々に富士山の姿がクリアになってきました。でもそれもつかの間。そう簡単に見せてくれないのも魅力の一つかもしれませんね。


序盤は清八林道をひたすら進む 一般車は入れない


蜘蛛の巣の朝


針葉樹との混合林に散らばる新緑が清々しい


約一時間歩いた林道終点からいよいよ登山道


僅かの階段を登ると・・・


そこが峠 清八山経由で本社ヶ丸までピストンしようと思ったが、明日以降に向けて体力セーブの為割愛


周辺のミツバツツジはまだ蕾だった


マウンテンバイクなら登っていけそうな広々とした登山道 よく整備されている


途中で本日の富士山一号Get 雲が多い日は見えた時点で確保が富士見山行のポイントだ 「頭を雲の上に出~し」だね


こちらは都留市街地方面


通過点の大幡山 ミツバツツジが少々


でっかいサルの腰掛があった 普通のサイズのサルなら充分腰かけられるかも🐒


谷間の新緑が光り輝く


地味な茶臼山通過


朝霧をまとったミツバツツジが奇麗


軽くロープ場もあるが使わなくても問題なし


えっちらおっちら登って御巣鷹山へあと少し


巨大アンテナ施設にかけられた山名板 ちょっと寂しいね


見上げるとドーンとアンテナ


周辺はミネザクラ(合ってますかね?)が綺麗に咲いていた


美しい!



おやおや、向かい側の三ツ峠山にガスが😟


振り返って御巣鷹山のアンテナ群


三ツ峠山頂到着 大丈夫、ガスはすぐ抜けました でも富士山はちょっと残念かな


しばらく待っていたらお姿を現してくれました ありがたや🙇‍♂️


もう見飽きたと思いますが、一応アップで💦


富士山から右に目をやるとこちらも眺望が良い 左端が十二ヶ岳で右端が黒岳
ここ二年間で大部分を歩いた山域


左奥のピラミダルな鋭鋒は釈迦ヶ岳 昨春遠征の一発目に登った懐かしい山


黒岳の上に浮かぶ白い頂は南アルプスのどこか


釈迦ヶ岳の右上にもカッコいい山が見えているね


こちらは甲斐駒ヶ岳 遠目にも威風堂々の素晴らしさ


遠く中央アルプスも微かに確認できた


こちらは眼下の富士急ハイランド 絶叫マシン


山頂直下に大きな反射板あり


下山途中に本日のラスト富士山かな


山頂から少し降りたところに山小屋があるが・・・


なんとジープでここまで上がってこれる 後輪にチェーンを巻いてタイヤも泥まみれ ハードな行程が容易に想像出来る


山頂にいよいよ別れを告げ下山開始


屏風岩が凄い迫力


なるほどね、こうやってジープで上がってくるんだね


ここを登る時は運転席から空しか見えてないんじゃないかな
車幅ぎりぎりのこの左カーブ、かなりテクニックというか場数踏んでないと通過出来ないと思うよ


登山口のトイレまで戻ってきた


山荘所有の逞しき車が停まっていた
右側は雪上車みたいなやつ ほかにも小型のユンボなどもあった


町営駐車場到着 皆さんまだ山中の模様

コースタイム等データ詳細
 YAMAP掲載 https://yamap.com/activities/39996649
 山レコ掲載 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-8162246.html

撮影使用機材
・NIKON Z50
・NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR

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