八重桜のもとで

 4/22に二回目の大腸ポリープ切除術を受ける。サイズが大き目なので大事をとり一泊入院ということになった。入院は30年くらい前に二回ほど経験しているが、今回は内容的に楽勝モードでおっとり刀。まぁ入院は入院である。

 エレベーターを降りた病棟階は、いつもの外来階、検査階とは明らかに雰囲気が違う。ブラウンで統一された廊下を通り、大部屋のベッドに案内されるとそこも色彩が統一されたお洒落な空間だ。昭和世代の自分の病院のイメージは白いベッドに白い壁と決まっているから意外だ。


こちらで一晩お世話になる

 大腸内視鏡を入れる為には腸の洗浄が必須だ。日帰りの場合は自宅で、入院の場合は病院でやるだけで、作業自体は一緒。ひたすら下剤(2L)を飲む合間にお茶(1L)を飲む。下剤の味はポカリスェットを超不味くしたような感じ。また、日頃からあまり水分を摂らない自分は、これだけのボリュームの水分を摂るのがかなりの苦行なのだ。

 飲み始めて一時間くらい経つとトイレに駆け込む間隔が短くなり、徐々に洗浄されていくという流れだ。詳しく書くのが憚れるのでこの程度に留めておくが、要は排出されたものが「きれい」にならなければならない。

 自宅で実施する時は自分的には充分及第点レベルに達していると思っているのだが、流石に看護師さんにチェックを受けるとなると到達レベルが高く、何度も駄目出しをされた。下剤終了後もお茶を飲み続け、結局トータルで4.5Lを飲んだあたりでようやく合格を頂く。いやはや、本番前にして既に疲労困憊。

 外来や日帰り検査の患者が終わった後の時間帯に自分の番が回ってきた。既に夕方の5時近く。肝心の切除は無事終わりようやくベッドに横たわるも、その晩は食事抜きの点滴オンリーだ。もっとも、水腹で食欲なんてどこかにすっ飛んで行ってしまったような感じだった。

 翌朝、36時間ぶりとなる朝食はコラーゲンスープなるものを丼ぶり一杯。医者の最終チェックを受けてめでたく退院となった。当日の食事は病院から提供されたおかゆセットを昼と夜に食し、翌日24日から通常の食事に戻してようやく人心地がついた思いである。


やることは日帰りと一緒だけどね😅 飲みながらプリントに進捗を記入していく

 大腸内で出血の可能性があるので、術後一週間は飲酒や汗をかくような運動、腹部に力がかかるような動作は禁忌となる。日常の動作は問題無いとのことなので散歩は良かろう。3/29の時も散歩で桜を見に行ったが、今日は天気も良いので仕事が早く終わった家内と共に日光だいやがわ公園へ繰り出す。

 初夏というよりも既に夏を思わせる気温と空の雲。公園内には八重桜が今を盛りと咲き誇り、三々五々に散策する人達を楽しませていた。改めて、元気でいられることの有難さをかみしめることが出来た一日であった。


日光だいやがわ公園の北側より堂々の女峰山




南側エリアは八重桜が盛り








ヤマツツジとミツバツツジも






菜の花、後ピンで


菜の花、前ピンで


枝垂れの八重桜も儚げで美しい


夏を思わせる青空と雲

撮影使用機材
・NIKON Z50
・NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
・iPhone 13 Pro Max

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八重桜のもとで への2件のフィードバック

  1. 野球親爺 のコメント:

    無事に手術が終わって良かったですね。
    大量の水分摂取お疲れ様でした。
    術後1週間の我慢はちょっと辛いですかね。
    でもそのあとは心おきなく山に行けますね。

    • まっちゃん のコメント:

      おかげさまでなんとか終えることができました。
      山でも滅多に500mlを超えて飲むことが無いので、ほぼ拷問でした😱

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