2025秋、東北遠征⑦完 八甲田山


-『スーパー地形』+『カシミール3D』+『国土地理院地図閲覧サービスデータ』にて作成-

八甲田山の過去の記事
    2023年10月04日  東北の旅2023 四日目 八甲田山

昨日は急遽の予定変更で岩木山に登りましたが、今日こそは八甲田山

二年前の秋に酸ヶ湯から大岳に登り毛無岱経由で周回しましたが、今回はロープウェイを使って田茂萢岳から赤倉岳、井戸岳を経て大岳へと登ります。
周回ルートとしては毛無岱分岐から田茂萢岳に戻るのが順当ですが、紅葉が奇麗な下毛無岱を見ずして帰ることは出来ません。

始発のロープウェイが8:30だというので、混雑も見込んで早めに到着。
でも案外込んでないんだね。
余裕で始発に乗り込むと、見おろす麓の紅葉は真っ盛り。観光としてはこれが見所のようですね。

山頂駅から登山スタート。
あれあれ。大岳の山頂をガスが覆っているぞ。

通過点のような田茂萢岳を越え、「宮様コース分岐」という鞍部から赤倉岳方面への登りにかかります。
ロープウェイ山頂駅周囲に30分コース、60分コースなる散策ルートがありますが、赤倉岳方面に進む人は皆無。
見通しは良いのでクマの心配も少ないですが、とりあえずクマ鈴だけは鳴らして他の装備は準備だけして進みます。

ロープウェイ内のアナウンスで、周辺で6月頃にクマの目撃情報ありというのを聞いて観光客の皆さんはどよめきたってました。
昨年は酸ヶ湯側の登山道で目撃が多発し、一時期登山道閉鎖になってましたね。
そりゃ山の中に入るのだから、どこかにクマはいるよね。

赤倉岳が近づくと噴火口跡の稜線を辿ります。
ガスで何も見えないけど、晴れたらきっと絶景なんだろうね。
時折ガスがパツと切れると一瞬だけ景色が拡がる。
おぉっ!となって、慌ててカメラのスイッチを入れて。
廻りこむようにして井戸岳を降りる頃には、周辺だけ急にガスが取れて大岳山頂の眺望に期待が。

避難小屋から大岳への登りで汗をかいていると、振り返った赤倉岳・井戸岳のスケールの大きさは二年前と一緒。
上空は青空が見え、光も差し込んでなんとか間に合ったかと思いきや、大岳山頂は陸奥湾から吹き上げてくるガスが視界を遮っていました。
お隣の高田大岳は奇麗に見えていますが、二年前に登った時は青森市街地もよく見えました。
その時「こんなによく見える日は滅多にないよ。今日は特別。いつもは海からガスが上がってくるものだ」と地元の方が言っていたのを思い出しました。

避難小屋まで戻り、上毛無岱、下毛無岱へ。
他の方の記録を見ると紅葉たけなわな様子。
下毛無岱まで行くと帰りの登り返しがちょっと大変ですが、それでも行かないともったいない。

上毛無岱から下毛無岱へ降りる長い階段。
通称、大階段と言われるこのポイントから見る下毛無岱の風景は圧巻です。
写真じゃ全然伝わらないけど、二年前もここで思い切り感動したなぁ。

今回も階段脇の色づきは素晴らしく、つくづく青空が無いのが残念でした。



長いようで短かった東北遠征もこれでおしまい。
天気には今一つ恵まれませんでしたが、雨具をつけた山行も無く、地味ながら美しい東北の紅葉も楽しめました。
来年は情報収集をまめにして、10月にこだわらず9月末に紅葉ピーク狙いで再び東北遠征を目論んでいます。

最終車中泊地は黒石市内にある「道の駅いなかだて 弥生の里」。
以前偵察した時は目の前を走る国道102号の車の音がうるさくて宿泊不適としていましたが、今回は黒石IC至近なのでチョイスしました。
夜になると意外や往来する車も少なくなり、青森の最後の夜を快適に過ごすことができました。

朝三時に起床し、手早く支度をして3:36黒石IC通過。
深夜休日料金権利発生。10:22に宇都宮ICから降りました。

途中で何回か休憩しましたが、夜明け前から7時間の運転は高速といえども流石に疲労困憊。
結局、自宅を出てから帰るまで、12日間、2,240Kmのロングドライブとなりました。
燃費は実測で平均24Kmくらいかな。
夜はバタンキュー。広々とした布団で寝られる幸せ!
夜間頻尿😅も忘れ去って子供のようにすやすやと寝入ることができましたよ。

さてさて、お次は11月の関西です💪


ロープウェイで標高1309mまで一気に上がって登山スタート うーーむ、大岳にガスが😥


毛無岱の草紅葉は遠目に鮮やか 向こう側の南八甲田山も機会があったら歩きたいものだ


田茂萢岳は眺望も無い通過点


かろうじて青森市街と陸奥湾が見えたがこのあとガスで見えなくなった


外輪山を辿りながら進む


ガス越しの紅葉が奇麗


赤倉岳通過 ガスで視界無し


風も強くて寒い!


時折ガスが切れかかる


井戸岳通過


大岳のガスよ去ってくれ


フードを手繰る登山者


左が小岳、右が八甲田山主峰の大岳


避難小屋から大岳に登る途中から歩いてきた赤倉岳と井戸岳 このあたりだけガスが切れている


山頂から青森側は全く見えず 二年前は相当眺望のコンディションが良かったようだ


正面の高田大岳と手前に控える小岳は是非次回の東北遠征で登りたい


上毛無岱まで降りてきた


良き!


下毛無岱に至る大階段で登山者は歓声と共に足が止まる


まるでアトラクションのように長い長い階段を湿原へ向かって降りていく



ここで食事して戻ることにしよう


降りてきた階段


つくづく日差しがあればなぁ😣


青森弁マダム達の楽しいおしゃべりに別れを告げて・・・


来た道を戻る


そっか、田茂萢岳まで登り返しだったね💦



ロープウェイ山頂駅はガスと強風 観光客は外に出ても秒で建物に戻っていく😶


山麓駅


黒石へ移動途中の城ヶ倉大橋付近の紅葉が素晴らしかったので立ち寄り


八甲田山はなおも雲の中

コースタイム等データ詳細
 YAMAP掲載 https://yamap.com/activities/43648055
 山レコ掲載 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-8819902.html

撮影使用機材
・NIKON Z50
・NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR

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2025秋、東北遠征⑥ 岩木山


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昨日の夕方は天気の好転を予想させる八甲田大岳の姿を見て、すっかり登る気になっていました。

ところがなんと、朝、お天気ナビゲーターでチェックすると悪い方へ急転換。見晴らし予報も全然ダメ。
車外を見るとなんと小雨まで降っているじゃありませんか。
SCW予報をチェックすると、太平洋側から縦に雲が入り込んでいて少なくとも午前中は切れそうにない感じ。
こりゃ駄目だね。
今回遠征で予定している岩木山はどうかというと・・・
OK!
天気も見晴らしもバッチリ。
やはり日本海側は随分天気が違うものだね。

八合目まで津軽岩木スカイラインを車で上がってから登る予定です。
スカイラインの営業開始が8時。今から移動してもまだまだ全然余裕。
ということで急遽予定を変更して岩木山にチェンジです。

途中、快晴の空の下にドーンと見えた岩木山。津軽富士とも称されるこの山にようやく登るチャンスがやってきましたよ。

八合目から九合目までのリフトもありますが、まぁそこは登山なんだから歩きましょう。
麓からきっちり登るルートも数本あるようです。
そのうちの一本はクマ出没が頻繁で現在閉鎖中とか😱

八合目から上は人も多いし、食べものもないような岩稜帯なのでクマもいない(はず)でしょう。
東北は連日のクマの人的被害が報じられているだけに敏感になります。
登山道はともかく、道の駅などの車中泊地の方が危ないかも。
夜は車から出る時に懐中電灯で周囲を充分に照らしながら超緊張😱
その点、今日の登山は安心感があります。

登山姿の人達もほとんどはリフト利用のようですが、リフト終点の九合目までの標高差200mは道も良いのですぐに登れます。
問題はその上の残り標高差160m。
岩の道はいくらか整備されているとはいえ、途中急登があったり結構大変です。
リフト利用で水も持たない空身の観光客は途中でへばっている人も多く、足元が悪いので捻挫とかしなければよいなぁと見ていました。

朝、あんなに晴れ渡っていた空も時間と共に徐々にガスが支配する世界へ。
去来するガスの合間に眺望が得られたので良しとしましょう。
なによりも、津軽半島のどこからでも象徴的に見える山の頂に立てたのが一番です。

下山後は時間が早かったので弘前のマックで栄養補給。
高カロリー食摂取とWifi使っての作業ベースとしてマック無いと困ります😆

今日の温泉はその名もずばり、「つがる温泉」へ。
お湯はぬめりがあって良質でしたが、カランなどの施設が古いのと露天風呂がぬるすぎたのがちょっっとマイナスかな。
昨今珍しい石鹸シャンプー無しの持参式。料金が安いぶんしかたがないのですが、この周辺は持ち込みの温泉多いです。
事前に察知していたので、マイ石鹸&シャンプーでクリア。
この手の温泉はほぼ地元民しかいないもので、周りのおじちゃん達は超難解な津軽弁で盛り上がってます。
話の1/3も理解出来なかったのは旅情ですね😅

風呂上がりの休憩所では、長椅子に横たわってお休み中の婆ちゃん一人だけ。
なかなか激シブなシチュエーションでした。

さて、明日こそは八甲田山。
今朝来た道を戻り酸ヶ湯を目指します。
酸ヶ湯といえば超有名な酸ヶ湯温泉があるじゃないですか。
入りたいのだけど、しばらく硫黄臭くなっちゃうとシュラフに匂いが籠りそうなので遠慮してます。

40年前に家内と来た時は堪能したものですが、風呂に入っても一週間くらい匂いが取れなかったように記憶しています。
温泉そのものは超最高なんだけどね。
ニンニク料理好きだけど、口臭がちょっと・・・
と同じ理屈かもしれませんね😚


早朝、八甲田山を諦めて岩木山へ 良い天気で期待がもてる


八合目駐車場からスタート


津軽岩木スカイラインで既に2,000円課金済 リフトで重課金となるとプラス1,200円(往復)となるがそこは歩きましょう


登山道脇の黄葉が奇麗 うっすらと日本海が見える


九合目(リフト終点)までは地味な登山道


黄葉を見るとついつい足が止まっちゃうね


九合目からは岩ゴロを登っていくので結構大変 観光のついでに家内と登ろうと思っていたがやめておいて正解だった💦


登り切ったと思ったら次がピークでスペック以上に大変な登り


山頂到着


登山者は沢山


日本海側


こちらは津軽平野


二日前に泊まった道の駅がある鶴田町方面 溜池が点在 丹頂鶴は通年見られ、季節によって渡り鳥が飛来するということだ


黄葉は麓が奇麗 というより山頂部は岩稜なので木は殆ど無い


北西側の山肌も良い感じに色づいていた


眼下の八合目駐車場


白神山地は雲の中


九合目リフト終点手前にあった遭難慰霊碑



お地蔵さまが安置されていた


遭難慰霊碑から見る登山ルート


九合目から寄り道をして鳥海山方面へと踏み出すとまったく違った印象に変わる


茶色い砂礫の道


山名板もない山頂 アンテナ関係の施設があるのみで殺風景


アンテナとガスに覆われた麓


振り返ると岩木山がそびえていた


山頂アップ


こちらを歩く登山者は少なく一名と交差しただけ


同じような写真になってしまうが最後にもう一度山頂を撮影 二段の登りになっているのがよくわかる


水も持たずに登ってくる観光客 足元だけは気をつけて欲しいところだね


九合目リフト駅を横目に登山道を降りていく ガスが濃くなってきた


下山終了


今日の風呂はこちら


夕景に遠く岩木山が見えるのも良いね


スーパーで見慣れないものを発見 珍しいので買ってみた


上新粉の餅にあんこ風のたれがかかっているが味はちょっと微妙 まぁ何事も経験ということで😉食後のデザートとして美味しく頂いた

コースタイム等データ詳細
 YAMAP掲載 https://yamap.com/activities/43631733
 山レコ掲載 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-8817113.html

撮影使用機材
・NIKON Z50
・NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
・iPhone 13 Pro Max

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2025秋、東北遠征⑤ 停滞日

登山三連荘のあとは天候が思わしくなく、停滞の二日間となりました。
もともと、このくらい長期の予定になると好天が続く方が難しく、逆に悪天候は続きがちな10月初旬です。

停滞初日(10/12)は体の休養主体でのんびり過ごしました。
午前中は五所川原のマックで写真の整理や情報収集。
コインランドリーでクリーニングを済ませてファミレスで食事。バランスの取れた栄養補給には欠かせません。
午後は「青森市中世の館」という博物館で郷土史のお勉強(というか時間つぶし)。
雨の日は博物館が良いですよ!
↓青森市公式HPへのリンクです
https://www.city.aomori.aomori.jp/shisetsu/1005639/1005645.html



翌日も停滞でしたが昨日のように小雨も降らず曇り空。
青森まで移動して合浦公園散策の後、公園入口にある「つじい」さんで中華そばをいただきました。
メニューは”中華そば”、”中華そば大盛”の二品、オプションで”メンマ多め”、”ネギ多め”のみと至ってシンプル。
ネット口コミを見ると高評価で常連さんが絶えないようです。
中華そば普通盛りのメンマ多めを頼みました。

昔の中華そばってこれだよなぁと思わず舌が思い出したような懐かしいシンプルな味。
もはや和食の域に達していると言っても良い一杯でした。
↓GoogleMapのリンクです
https://maps.app.goo.gl/3Kg42nRbxhfw4aBu7

食後は八甲田山方面へと南下して「八甲田山雪中行軍遭難資料館」へ
↓青森市公式HPへのリンクです
https://www.city.aomori.aomori.jp/shisetsu/1005639/1005644.html

近代の登山史における世界最大の山岳遭難事故、八甲田雪中行軍遭難事件をモチーフにした新田次郎の小説「八甲田山死の彷徨」、小説を映画化した「八甲田山」は有名で耳にされた方も多いと思います。もっとも、時代は古く明治35年1月の出来事。

行軍に失敗した青森歩兵第5連隊と弘前歩兵第31連隊の状況について、訓練への準備度や指示系統の乱れなど。
軍や関係者の顛末書の類とは別に、独自の取材や調査を行った元自衛官や遭難被害者の子孫が出版した本を何冊か読みました。
失敗した青森隊と無傷で成功した弘前隊のどちらかにバイアスのかかった論調だったりで興味深く、ある意味小説を越えた面白さがあります。

そんなこともあり、資料館は是非覗いてみたいと思っていました。
目新しいものはありませんでしたが、改めて事件について詳しく知りなおすことの出来る展示内容でした。

見学後は館外にある犠牲者墓地を散策。
遭難した隊の通ったルートは、現在は立派な舗装道になっていますが、緩やかとはいえ結構な上り坂です。
貧弱な装備で極寒の凍てつく吹雪の中、橇などを引いてひたすら死に向かって行軍していった情景が目に浮かぶようでした。

ようやく翌日は天気も回復の兆しが出てきました。
二年前に踏んだ八甲田大岳を明日は別なルートで登ります。


朝一、五所川原市内のマックで数時間過ごした後、浪岡市のクリーニング店へ ショッピングモールなのだが空き家ブースがあったり駐車場も御覧の閑古鳥 地方都市の厳しさが垣間見られる


「青森市中世の館」見学 こちらは旧浪岡小学校舎 博物館併設で中を見学できる


こちらが本館


旧浪岡小学校舎内部


レトロな階段




浪岡市内スーパーのパンコーナー シライシパンは下段と少し歩が悪いが豆パンロールは健在


ワゴンコーナーの工藤パンの人気商品、イギリストースト


本日夕食の一部(ほかにも数点) イカメンチ見つけるとやっぱり買っちゃうなぁ😅 パンは翌日食べた 


紅ショウガを混ぜ込んだおいなりさん ・・・そういう味で可もなく不可もなく


翌日も天候不良で山は休み 青森まで移動して合浦公園散策


砂浜のある公園っていいね!


津軽半島


下北半島


ヨット


北海道へ向かうフェリー


物思う人


公園内を通って戻る


蒸気機関車があった



動物コーナーも



運動場ではサッカーの練習試合中 監督の怒号が飛び交う


お店を撮るのを忘れてしまったが、公園入口のラーメン屋「つじい」で中華そばメンマ増量¥800也 もはや和食の域に達した美味な一杯だった


八甲田山方面へと県道を南下し、幸畑にある八甲田山雪中行軍遭難資料館へ


資料館本館


館内見学ののち、犠牲者の墓参



士官は最前列で墓標も大きい


整然と並ぶさま


資料館から3Kmほど山側に進んだところにある第一発見された後藤伍長の立像 逆光でうまく写らなかったが後ろは前嶽、左奥が大岳だろうか


目を開けて立ったまま雪中で仮死状態だったというので、こんなにシャッキっとしてなかったとは思うのだが😅 実際に後藤伍長が発見されたのはここより幸畑よりの地点


改めて八甲田山の峰々


青森市内が僅かに見えた 当時の街の規模は解らないが、もしここから街明かりが見えたとしたら兵士達はどんな気持ちだったのだろう


一旦幸畑まで戻り食料調達後、酸ヶ湯公共駐車場へ 電波OKトイレOK静かさOKで八甲田山登山関係ならここで決まりでしょう的な車中泊地だ


夕方、ガスが取れて大岳がすっきりと姿を現す


麓の黄葉はピークを迎えつつある


今のところ予報も良さそう 明日の登山へ期待が膨らむ

コースタイム等データ詳細
 YAMAP掲載 https://yamap.com/activities/43713061
 山レコ掲載 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-8831849.html

撮影使用機材
・NIKON Z50
・NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
・iPhone 13 Pro Max

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2025秋、東北遠征④ 白神岳


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今日は世界自然遺産の一つ、白神山地にある白神岳に登ります。
広大なブナの原生林が支配するこの山域。一度は歩いてみたいと思っていました。
でも、登山ルートは世界自然遺産区域のちょっと外側で、白神岳の山頂あたりから区域になるみたい。
それでも、奥深き白神山地を味わうことの出来た山行でした。

天気予報は終日曇りですが、日程的に土曜日曜と次の祝日になんとか実行と考えていました。
白神山地はクマの気配が濃い事でも有名。
登山者の少ない平日は避けたかったのです。
他の山なら出来るだけ人の少ない平日を選ぶ自分ですが、今日だけは違う。

浅慮が効してか、駐車場から歩き始めると沢山の登山者が入山しており、これなら大丈夫と一安心。
クマ鈴以外の出番はありませんでした。

山頂まで6.5Km、標高差約1,000mは足が万全でない自分には結構ハードでした。
焦らずゆっくりと登っていきます。
登山者の平均年齢は割と若いので、登りも下りも次から次へと抜かされていきます。高齢者は焦らずに安全第一。

「最後の水場」の上のほうでで動物二匹が唸り声を上げながら激しく争う様子が😱
間違えなくクマの声ではなく、小型の動物と確信しましたが、やはりちょっとビビりました。
丁度同じ方角に別な登山者の動きがあり、動物達が慌てて斜面を駆け回っている姿がチラっと見えました。
比較的小型の茶色い動物に見えました。
暫くは威嚇の唸り声が聞こえていたので、流石にここは神経を擦り減らしながら通過。
下山時、同じ場所では既に移動したようでした。



ようやく稜線近くになり、振り返ると胸のすくような海が広がります。
そうだよ、これも見たかったのだよね。
海なし県人登山者の憧れ。山と海。

無事山頂に到着も、風が強くて寒くて、写真だけ撮って避難小屋前まで戻って休憩しました。
避難小屋はどうやら満員のよう。登りで抜かされた賑やかな女性グループの顔がチラと見えました。
とてもおじさん一人で入る勇気なし😅

下山は周回ルートもありますが、「上級者向け」と謳っているのでパス。
なにやら急斜面や笹薮があるとのこと。
無事帰るが基本!といつにもなく真面目なのは、やはり白神山地の持つ山深さに気圧されてなのでしょうか。



下山後は近間にあった温泉で汗を流す予定でしたが、なんと廃業😣
結局、日本海側を深浦、鰺ヶ沢とぐるっと回り五所川原南部の鶴田町まで約90Kmの移動。
流石に下山後のこの移動は堪えますが、明日から天気が悪く休養停滞の予定なので頑張ります。
ルート上の「つがる地球村温泉」で無事汗を流しました。
450円で泉質良好、設備も良し!コスパ良いですよ、この温泉は。

今晩の泊地は「道の駅つるた」。
特に特徴も無く適度に街中にある道の駅です。
土曜日なので車中泊の車は沢山停まっていました。

驚いたのが、ワンボックス車のリアドアを開けて荷台にテーブルと料理を拡げ、椅子を外に出して宴会中の津軽爺ちゃん婆ちゃん達。
これで屋外で火を使っていたら即レッドカードものですが、アルコールでテンションが上がって少し声が大きいくらいは許容されるのでしょうか。

全国各地の道の駅で車中泊者が嫌われる要因は、ゴミの放置、騒音、停車位置以外の占拠があげられます。
自分も含めて殆どの車中泊者はみだりに車外に出ず、寒くても暑くてもエンジンをかけない。
営業時間終了後に停めて、朝早い時間に退出。
ゴミの置き去りや車外での火気の使用なんてもってのほか。
車中泊者同士も気遣って間に一台以上の空間を開けるなど気を使っているのですが。
やはり一部の利用者のこういった行為で車中泊の肩身が狭くなるのは残念なところです。

もっとも、道の駅は休憩するところであって、宿泊する場所ではないという大前提があるのも事実。
車の中で就寝すること=休憩とすれば成り立つのですが・・・
このあたりは、昨今の車中泊ブームで両論盛んなる部分。
社会的に迷惑を掛けないように努めながら車中泊を楽しんでいきたいと思っています。


土曜日ということもあり登山者は多い


林道を10分ほど進み登山口へ 山頂まで6.5Km標高差約1000mが始まる


広大な白神山地の東端に位置する白神岳 山頂から更に奥に行かないと白神山地を歩いたことにはならないのだろうか😅


では、まいりましょう


既に奥深さを感じながらコツコツと登っていく 前半は眺望も無いのでひたすら我慢だ


左上あたりに水場あり 丁度この時、上の方で動物同士激しく争う雰囲気があって若干ビビる 熊でないことは間違いないが😱😱


寄り道の蟶山は眺望も無い静かな三等三角点 点名も蟶山


一旦、平坦な尾根へ出たがなおも森は続く


高度が上がると浅黄色が混じる登山道


海が見える場所へ出たが曇り空が恨めしい



左奥は鳥海山だろう


長かったが、ようやく山頂が見えてきた


風が強くてとにかく寒いが念願の白神岳に立つことが出来た満足感に浸った 背後には津軽の名峰、岩木山が形よく聳える


山頂から下山方向 左は立派なトイレ、右は避難小屋


白神山地の奥深き山並み


正面が鳥海山、湾の右手は男鹿半島だ


端正にたたずむ岩木山 前回遠征では天候が合わず断念したが今回こそは


青空が欲しいパッチワーク


では下山しよう


奥は八甲田山


彩られた美しい稜線を眺めながら


そして海も見える贅沢なルート


西にある海の向こうはおそらく・・・間違いなく北朝鮮だね💦


帰路もブナに癒されながら


深い森を降りていく



上級者向けの二股コース分岐まで戻ってきた 足もだいぶ疲労しているが登山口までもう少しだ


五所川原市南西にある鶴田町のスーパーにて さすが本場だけあってりんごジュース専用コーナーの充実ぶり😃


弘前の郷土料理店で食べたにしん切込も普通に総菜として売られている


酒のつまみになりそうな美味そうなものが沢山並ぶも、一人では量が多すぎるので手が出せないのが残念😥

コースタイム等データ詳細
 YAMAP掲載 https://yamap.com/activities/43512245
 山レコ掲載 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-8796135.html

撮影使用機材
・NIKON Z50
・NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
・iPhone 13 Pro Max

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2025秋、東北遠征③ 秋田焼山


-『スーパー地形』+『カシミール3D』+『国土地理院地図閲覧サービスデータ』にて作成-

昨日は三ツ石山の下山後、岩手山を左手に見るように回り込んで移動。八幡平市にある「おらほの温泉」で汗を流しました。
料金500円とリーズナブルでした。
かつては東京からバスを呼び込むなどして盛大に経営していたようですが、今では運営が厳しいのでしょうか。
露天風呂が閉鎖されて利用できません。でも、泉質も十分で山の汗を流すにはお勧めです。
昨年遠征時も利用しましたが、相変わらずの地元民御用達でのんびりしていて良いです。
↓おらほの温泉公式HPです
https://orahono-onsen.net/

泊地は、新設の道の駅「もりおか渋民たみっと」へ。
4号国道沿いなので騒音が心配でしたが、案外静かな夜を過ごすことができました。

明けて翌朝、八幡平アスピーテラインを駆け上っていくと、今が真っ盛りの美しい紅葉に目を奪われます。
絶景ポイントでは三脚を出したカメラマンが熱心に撮影をしていました。

早朝の八幡平を通過し、西へと下る景色もまた雄大。
朝の早い時間は全てが美しく輝きます。
登山抜きでこの時期に周遊するのも良いなぁと思いました。



まだ車が一台も無い後生掛駐車場から登山スタートです。
登山者はここに停める筈なので、今日は露払いの一番乗りということですね。

昨日の三ツ石山は登山者が沢山いたので気楽でしたが、今日は細心の注意を払う必要がありますね。
おもちゃ鉄砲、クマよけホーン、ホイッスル、奇声(地声)総動員で進みました。
まぁこれだけ騒がしければどんなに鈍感なクマでも気づくよね😅

結構進んだ先の国見台でようやくすれ違い登山者と会います。
直前にクマよけホーンの猛犬鳴らしていました。
交差する時にちゃんと説明するのを忘れてしまって、もしや誤解されたのではと気がかり。
実際に山中で犬に吠えられるのも結構怖いですからね(実体験あり)

毛せん峠付近からは稜線歩きになり、雰囲気は一変。荒々しい活火山の焼山が創り出す風景が拡がります。
見通しが良いからクマのリスクは一気に下がって精神的にも良好!

山頂は三角点だけの静かなスペースでした。
そして遠く横たわる森吉山。
昨年歩いたのが懐かしい。あの時もやはり紅葉ピークを少し外したな😅

下山にかかると本日二人目の登山者と交差しました。
東北訛りのいかにも山好きそうな方。
焼山にはシーズン通して登っているそうで、イワカガミが奇麗な6月にまたおいでくださいとのこと。

八幡平の南側にある特徴的なピークの畚岳(もっこ)を眺め、秋色の登山道を楽しみながらの下山。
昨年は畚岳を越えて南へと歩きました。でも、時間切れで険阻森に届かなかった。
機会があったら、三ツ石山までの裏岩手縦走コースを歩いてみたいものです。

さて、下山後は明日の白神岳登山に向けて三時間の長距離移動です。
日本海側ってやはり人口が少ないせいか、商業施設の数が圧倒的に少い。
昨今、どこでも一時間も走ればコンビニは見つかるものですよね。
この時走ったルートでは二時間近くコンビニがありませんでした😅

食料調達は予定通りかないましたが、適当な入浴施設が見つけられなかったのが残念。
まぁテント泊を考えれば良しとしなけりゃね。
夏に活躍する制汗シートでやり過ごしましたが、寒いくらいの気温でシュラフに入ればぬくぬく。心地よい疲れに抱かれながら静かな道の駅で安眠することができました。


八幡平アスピーテラインの紅葉は今が盛り 朝日を受けて圧倒的に輝く様子に思わずため息が出る


素晴らしい!


八幡平を越え秋田側へ 後生掛駐車場からスタートだ こちらも紅葉たけなわ


もくもくと湯気が立ち上る温泉前が登山口


ここより山頂まで5.1Km


序盤、色あざやな登山道だが人里に近いところのほうが心配なので、クマ鈴じゃんじゃん鳴らして時折熊よけホーンの猛犬


木道が苔むす深い森へと足を踏み入れていく 見通しの悪そうな箇所はおもちゃピストル発砲


秋色の登山道


見上げても素晴らしい


遠く温泉の噴気が見える風景


眺望が開けた先は毛せん峠 周囲が荒々しい雰囲気になってきた


すぐ脇にあるピークの栂森へ立ち寄った ピークの先は笹藪で閉ざされている


眺望は焼山側のみで山名板は無い


眼下の迫力ある風景を見ながら進むと・・・


笹の中、一筋の山道の先に避難小屋がぽつり


時折が日が差し込むと谷の黄色が鮮やかに輝く


赤こそ無いがこれもまた美しい


東北の深き山並みが綿々と続く


そして、立派な避難小屋を通過



徐々に荒涼とした雰囲気に包まれていく 核心部に足を踏み入れていくこころもち


焼山火口湖 安達太良山の沼の平のような感じだがこちらは少しコンパクトだ


ガスが勢いよく噴き出す


見上げると青空に岩が迫る


山頂まであとわずか


ようやく到達!でも眺望は火口湖側のみで拍子抜け


落ちてひっくり返っていたので三角点の所にかけておいた


山頂から少し下がったところで休憩した 西側に森吉山が見える あちらも紅葉で混雑しているのかな


火口湖の外輪稜線


こちらは八幡平


さて、戻りましょう


再び火口湖


この外輪稜線は歩いたら滑落必至だね😱しかも途中にコブが通せんぼしてるし😅


お、あれは畚岳だな 昨秋、裏岩手縦走コースの一部を歩いたのが懐かしい


小さな泉にも訪れる秋


気持ちの良い稜線歩きだ



下山の途中も畚岳とカラフルな紅葉


良いね!


ようやく下山も終盤


ただいま衣替え中!


通せんぼの木を過ぎると・・・


熊がパンダっぽいところが少し笑えるが、この爪😱


ベコ谷地方面の方が近いのだがこれはしょうがない


後生掛温泉まで戻ってきて登山終了


日本海側まで下道3時間少々、127Km移動して今晩の泊地 道の駅はちもりへ


静かで良い雰囲気だ この時点で数台だった車中泊組は朝までに数台増えていた


白神山地への登山基地としても好ロケーション

コースタイム等データ詳細
 YAMAP掲載 https://yamap.com/activities/43479767
 山レコ掲載 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-8790780.html

撮影使用機材
・NIKON Z50
・NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR

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2025秋、東北遠征② 三ツ石山


-『スーパー地形』+『カシミール3D』+『国土地理院地図閲覧サービスデータ』にて作成-

さてさて、遠征登山の一座目は東北で一番初めに紅葉するという三ツ石山です。

当初計画では遠征終盤に組んで、前半を家内との観光を青森にもってきていたのですが、どうやらそれでは遅すぎることが判明😥
観光のほうは宿の手配もあり、直前の変更は厳しいのでまずは予定通りでスタートしました。

今回の遠征のテーマは紅葉にあらずと鼻息を荒くするも、それでも三ツ石山だけはずばり紅葉狙いでした。
正直、自分の情報収集能力の低さが露呈しましたよ😣

本能寺の変の秀吉の中国大帰りじゃないですが、青森観光後、速攻で盛岡まで高速を長駆しました。
何とか間に合うか?三ツ石山。

結果的には青空も望めずいまいちでしたが、とりあえず紅葉は”残って”ました。
今までに経験したBadコンディション山行の中ではマシなほうですが、三ツ石山の紅葉ポテンシャルはかなりのものとみました。
是非来年こそタイミングを合わせて歩きたいと思います。

冷たい風が強く、予定していた小畚山まで足を延ばすのをやめて下山にかかります。
心配だった足の痛みもなんとかひどくならずに登る事が出来ました。

出発前にいろいろな不調が出てきて正直心配でしたが、そのうちの一つがこの足の痛み。
左足のくるぶしの下あたり押すと痛みます。
筋がこわばっている時に若干の痛みがありますが、歩くなどして足を使うと痛みがどんどん和らいでいくのが不思議なところです。
登山中に悪化するようなら遠征そのものを中止しようと考えていましたが、なんとかなりそうな雰囲気に胸をなでおろしています。



出発直前の疑わしき案件たち(しょうもない病気ネタです。読み飛ばしください)

市の健康診断の肺レントゲンで要精検→ガンセンターで検査→問題無し
実は数年前にも同じパターンの時があり、今回も・・・と気にはしていなかったのですが、ガンセンターで検査した過去データの比較で医師も太鼓判付きの問題無しでした。
でも、ガンが絡むと正直ドキドキしますよね。

足の痛みについては、痛めていない他の部位にも広がってるいるように感じる疑惑。
全然関係ない指の関節なども少々渋い痛みが😰

リウマチかぁ😣と落胆して整形外科で検査してもらっても血液にリウマチ因子無し。
リウマチ専門医の紹介状を貰い、そちらでも精検するもやはりシロ。
「何か薬出しますか?」って!?
もう既にいろいろ飲んでいるのでお断りしました。

足の痛みは幾らか軽くなってきましたが、動いていたほうが楽なようです。
ネットで調べるとどうやら腓骨筋腱炎のような気がしています。
昨年12月に捻挫して一旦落ち着いたものの、今年の春の遠征あたりで徐々にぶり返してきた感じかな。
自己マッサージやツボ押しで直していくしかなさそうですが、解れば気楽なもの。

もう一つ、これは墓場まで持っていく持病の潰瘍性大腸炎。
最近軽い腹痛と便出血もたまにあり、すわ再燃かと思いきや、よく見ると出血が鮮やか。
病院の肛門鏡診断で肛門内側周辺のいぼ痔からの出血と判明😁
いぼ痔は以前からあったけど放置していたからね。
潰瘍性大腸炎の地獄の再燃に比べればこんなのは病気のうちに入らないでしょう。
(いぼ痔で苦しむひどい症状の方の事は考慮していない発言です。すみません🙇‍♂️)

潰瘍性大腸炎で服用している飲み薬と座薬があるのですが、最近様子見で中止した座薬を復活させたら腹痛は落ち着きました。いぼ痔は生活や登山行動に支障がないので放置です。

すっかり病気ネタになっちゃいました。
歳をとるといろいろ出てくるものなのです。



で、話を戻して、

ところが、避難小屋まで降りてきたら徐々に青空が・・・
よくあるパターンだな。これは。

この時点で停滞や登り返しという選択肢もありましたが、車中泊山行の場合は次の宿泊地への移動や入浴、食料確保などもあるので結構忙しいのです。
再訪を胸に秘め下山の途につきました。

下山するにしたがい拡がる青空。
紅葉が映えるじゃないですか。もうこれだけでも充分楽しい。

そして、なんと、オコジョとの出会い。
これは超が付くくらいラッキーな出来事。
避難小屋のところで停滞していたらこの出会いは無かったのかもしれません。
今日の登山は一気に挽回の百点満点となりました。


一番上の駐車場が目の前で満車 少し下がった駐車場からスタート しばらくは閉鎖アスファルト林道歩きとなる


45分近く歩いてようやく登山口へ


独特のシルエット故に岩手側は烏帽子岳、秋田側からは乳頭山と呼ばれる 昨年ほぼ同じ時期に歩いた記憶がよみがえる


序盤は静かな森歩きだったが徐々に空が近くなってきた でも青空はちょっと無理みたい


笹原の登山道は気持ちいいね


こちらは大松倉山 笹に覆われる”たおやか”な山姿は東北を象徴する風景だ


避難小屋を過ぎて山頂が近づくと徐々に紅葉が鮮やかになる 正面は秋田駒ケ岳、右側に乳頭山が控える


三ツ石山のピークはすぐそこに


眼下の避難小屋を見下ろす周辺が一番綺麗だった


そして山頂へ 風が強くて冷たくて長居せずに写真だけ撮ってすぐ移動


小畚山方面へと一旦向かう 足の調子は万全とはいえずともなんとかいうことを聞いてくれた だが相変わらず風は強く冷たい


振り向くと、先ほどまでガスに覆われていた岩手山の雄姿に心躍る


まだ初日だから、無理をせずここで引き返すことにしよう


日差しが欲しかったがそれでも充分に綺麗



再び岩手山がガスで覆われていく


紅葉と三ツ石山 ピーク時にまた訪れよう






何度見ても素晴らしい岩手山 来年、登山道閉鎖が解除されたら是非登りたい山だ


立派な避難小屋まで戻ってきた 平日なのに登山者の数はとにかく多いが、栗駒山や安達太良山のような混雑とは一線を画す静かな山


なんということだろう!晴れ間が出てきたよ


もうちょっと粘れば良かったかなぁ 美しい三ツ石山、さようなら 次回来る時は紅葉ドンピシャの時を必ず狙うよ


下山するに従いどんどん青空が 悔しいねぇ😅


気を取り直して楽しみながら降りていきましょう


良いね!


突然チチチという鳴き声がした オコジョの登場だ


岩陰に何度も出たり入ったり


こんなに間近でじっくり見るのは初めてだ


カメラ目線いただき😆


早く行きなさいよ!とでも言いたげ


終盤の林道歩きも紅葉を楽しみながら

コースタイム等データ詳細
 YAMAP掲載 https://yamap.com/activities/43465882
 山レコ掲載 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-8788352.html

撮影使用機材
・NIKON Z50
・NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR

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2025秋、東北遠征① 津軽半島観光

10/5~10/16、秋の遠征第一弾で東北へ行ってきました。

5日から8日までは家内と一緒に弘前と青森観光。
その後、登山に五日、停滞二日、帰還に一日となりました。

当初計画では家内と青森で分れて山を登りながら南下していくはずだったのですが、東北の紅葉が思いのほか早く、今回の遠征山行では唯一紅葉狙いの三ツ石山が既にピーク過ぎということで高速で一気に南下。
盛岡駅で家内を降ろして車中泊へ移行しました。



初日は東北自動車ひた走りです。
朝七時頃に出発、午後三時過ぎにようやく弘前市中心部へ。
最近、こういう長距離に疲れを感じなくなってきています。慣れとは恐ろしいものですね。
でも、クマに遭遇してやられるよりも遥かに交通事故の可能性のほうが高いはず。要注意です。

二日目は弘前市内観光。
曇り空でしたが、市内を歩き回るのには丁度良い気温。
弘前城周辺を散策した後はリンゴ公園へ。
名産地だけあって、たわわに実る見事なリンゴ畑がどこまでも続きます。

三日目は五所川原へ向かい、途中、太宰治の生家である斜陽館を見学しました。
十三湖を少しだけ見た後は、日本海沿いをひたすら北上して龍飛岬へ。

龍飛岬は実は40年前にも家内と二人で訪れた場所。
当時はまだ青函トンネル建設中でなにもありませんでしたが、灯台は懐かしかった。
青函トンネルの斜坑見学のあとは、ぐるっと津軽半島を回って青森のホテルへ。

観光最終日は朝のうち曇り空でしたが、青森港近くになると想定外の青空。
その後、青森県立美術館へ。
自分は「あおもり犬」がお目当てでしたが、あおもり犬作者の奈良美智コレクション、棟方志功コレクションは見ごたえがありました。

高速でワープして盛岡駅で家内を降ろしたあとは、いざ車中泊モードへ。
今回の一泊目は雫石市内某所です。
去年もお世話になったこの場所は穴場なんですが、道の駅などではないので公表出来ないのが残念です。

雫石泊にしたもう一つの理由は、至近のJR雫石駅前の「いしや」さんの”よしゃれそば”。
去年はお店が閉まっていて食べられなかったリベンジです。
今年は無事ありつくことができました。
電車利用の学生さんや仕事帰りの常連さんで賑わうお店です。

「よしゃれ」シリーズはそばのほかにラーメンは醤油とこくまろ(塩)のチョイスあり。
醤油のほうを頼みました。
いろんな野菜や山菜が沢山入っていて実に滋味深い一杯。
次に雫石を訪れた時も是非リピートしたいと思いました。

↓いしやさんの公式HPです HPも素朴な味わいです😊
https://ishiya-ekimae.com/


弘前城観光の拠点となる無料駐車場に隣接するこちらからスタート


瀟洒な庭園


洋館もあるがこちらはカフェ


庭園の向こうに岩木山 山頂のガス取れないかなぁ


弘前城へやってきた 桜の時期は見事とのこと 五月に訪れてみたい


弘前城天守閣 背後に岩木山 雲が無ければなぁ😔


小さい秋見つけた



弘前市りんご公園へ


岩木山の雲 だいぶ取れてきたね


お嬢ちゃん、リンゴが重い重い 頑張れ!


手前、アップルカレー 見た目普通だけどリンゴの甘味が深くて美味 家内はリンゴラーメン 麺にリンゴが練りこまれていて意外に美味しい 麺が口に吸い込まれている瞬間だがご容赦を🙇‍♂️


見渡す限り拡がるリンゴ畑


津軽の秋


散歩のあとはりんごパイ食べ比べセットをいただいた


こちらは観賞用の小さなリンゴ


旧居に寄り道


座敷からの借景


実るリンゴに郷愁漂う





弘前中心部まで戻りホテルに車を置いて街ブラ


ザ・ローカル線 良い雰囲気


風景マシマシなんてボタンあったらいいなぁ😁


朝の8時台以外は一時間に一本という潔さ


弘前れんが倉庫美術館


奈良美智さんの手による犬のモニュメント 観光最終日に見る美術館の「あおもり犬」も同氏の作 優しい雰囲気


朝食バイキング付き ツイン二泊で¥25,000とリーズナブル 「Youは何しに日本へ」で外人さんスマイルホテル好きだったなぁ


津軽観光二日目は快晴! 岩木山もしゃっきりお目覚めだ


五所川原の金木にある太宰治の生家、斜陽館見学


地元名士の豪邸



こんなお大尽様の子息があんなシニカルな人生を歩むなんて・・・


北上して十三湖の入口だけ少し散策


遠浅でしじみが有名だ 時間が合えばしじみラーメンを食べたかった


シラサギ君は何か物色中



岩木山も遠くなった


日本海側から陸奥湾に向けて横断する途中、眺瞰台にて 文字通り雄大な眺望を楽しむ


眼下の龍飛崎灯台は津軽半島最北端 海の向こうは松前の地、北海道


霞む岩木山と鈍色に輝く日本海


40年前に訪れた時はトンネル建設中で何もなかったが、現在は道の駅となり斜坑観光が出来るようになっている


まずは腹ごしらえ


トロッコに乗って地下空間へ出発


乗車7分後に海面下140mに到着 作業坑をガイドさんの案内で見学



あの扉の向こうに現在は新幹線が通る本坑がある



そして、想い出の龍飛崎へ



岬突端 この先は施設があって立ち入りできない



沖ゆく船って好きなのでつい撮ってしまう


昨晩満席で入れなかったお店へ


津軽郷土食の「けの汁定食」で津軽の冷酒を一杯 写真はないけど家内はイガ(いか)メンチ定食


最終日の朝 青森の東横INN新青森駅東口 新幹線が北海道へ向かって伸びている


青森港にやってきたらまさかの晴れ



山はまだ雲の中


竿を出す人


やっぱり撮っちゃう船①


やっぱり撮っちゃう船②


青森の中心街方面


観光最終の青森県立美術館へ


入館すると巨大な絵のゾーン こりゃデカい!



「あおもり犬」作者、奈良美智さんの作品コーナー


独特な雰囲気の作風が楽しい


そしてこちらが「あおもり犬」モニュメント ちなみにあおもり犬という犬種は無く創造上のネーミング


この大きさ


優し気な雰囲気が良い


アップも


GoogleMapで検索した星多めのお店で最後の贅沢


高速で一気に南下、盛岡で家内を降ろして今日は雫石泊 前回、休みだった雫石駅前のいしやさんの暖簾をくぐる


これが食べたかった「よしゃれラーメン」 地の野菜や山菜をふんだんに使った滋味深い一杯だった

コースタイム等データ詳細
 YAMAP掲載 https://yamap.com/activities/43659443
 山レコ掲載 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-8821789.html

撮影使用機材
・NIKON Z50
・NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
・iPhone 13 Pro Max

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木曽駒ヶ岳より聖職の碑を目指して


-『スーパー地形』+『カシミール3D』+『国土地理院地図閲覧サービスデータ』にて作成-

夏遠征二座目。

念願だった「聖職の碑」遭難碑がある場所まで歩いてきました。
聖職の碑とは、大正2年に起こった学校登山での遭難事件をモチーフにした新田次郎の山岳小説で、映画化もされた作品のタイトルです。
将棊頭山直下の遭難現場には「遭難記念碑」が設置され、「記念」の言葉の中に事故のことを忘れないように念ずるという思いが込められています。

新田次郎の小説は山岳ものも、それ以外も沢山読んでいますが、随分前に読んだ「聖職の碑」は登山に傾倒するにつれ鮮烈な記憶としてずっと残っていました。それだけに、いつしかこの遭難記念碑を訪れてみたいと思う気持ちはやみませんでした。

今回、ようやくそのチャンスに恵まれ、念願の場所へ、晴天の木曽駒ケ岳が見守るその場所へ行くことが叶いました。
長年の思いを果たし、ここ数年にない充実した思いで下山の途につくことが出来たのは言うまでもありません。

加えて、初めてのアルプスデビュー。しかも中央アルプス最高峰の日本百名山じゃないですか。
〇〇名山にはあまり関心が無い自分ですが、アルプス自体はやはり気になっていました。
ロープウェイなどを使って、お金をかければ簡単に山頂に立つことの出来る山の代名詞のような木曽駒ケ岳。
確かにこんなに簡単に登れちゃうの?と肩透かしでしたが、ダイナミックな眺望、山自体の素晴らしさは一流だなと感動しました。

駒ケ岳までは沢山の登山者が溢れていて、山頂も憩う人が沢山。
ところが、馬の背尾根に一歩踏み出すと途端に誰も居なくなり、花崗岩の織りなす稜線がどこまでも続き鳥肌ものです。
実際にはこちら側を歩く人が少ないわけではないのですが、山頂までの登山者比ということで、普通の山域なら珍しくない登山者密度でしょう。
駒ケ岳山頂で引き返してしまうと、この山の素晴らしさの半分しか味わえていないと思うのは自分だけでしょうか。
一流の山を堪能し、念願の場所を訪れることの出来た素晴らしい一日でした。



最後にバスとロープウェイについて少し書きます。
興味の無い方は読み飛ばしてください。

千畳敷駅に至る為には一般車進入不可区間をバスで進み、そこからロープウェイに乗車します。
休日はバスに乗るのに大混雑で二時間待ちもザラだそうです。
今回は平日だからとタカをくくっていましたが、蓋を開ければ菅の台バスセンターに朝5:30着でバスに乗れたのは7:45でした。
7時のバスセンター発臨時便には乗れず、次の駒ヶ根駅始発の臨時便は空席数人。更に次便の駒ヶ根駅発の定時便にようやく乗る事ができました。

いつもなら定時運行以外に臨時便をどんどん出して客を運ぶ体制のようなのですが、不運な事にこの日は中学校の集団登山のようで、観光バスで6~7台もやってきては目の前にずらり並んだ待機中の空バスに乗り継いで先発していきました。

それを目の当たりにして並んでいた登山者の中に不穏な空気が。
自分も少なからず思いましたよ。
「上客優先で一見さんは後廻しかよ」って。

場内整理員に詰め寄る人もちらほら。
ついにバス会社の若い社員が出てきて釈明を始めました。

「事前に解っていてネットなどで告知できてなくて申し訳ありませんが、学生団体予約が入っておりまして臨時便を出す車体が全て出払っています。上から戻り次第出す予定です。次の駒ヶ根駅始発便も乗れるかどうかわかりません。申し訳ありませんが今しばらくお待ちください」

まぁ事情は分かるけど、具体的な時間などの見通しは言って欲しいよね。
あと、「俺も困ってるんだよ」的な釈明っぽさがあって誠意に欠けるものは間違えなくあったよね。
伝え方にもう少し丁寧さがあっても良いと感じました。
早い人は暗いうちから並んでるんだもの。
ロープウェイの最終時間があるから、何時に登山開始できるかはルート内容に関わってくるから気が気じゃないです。

その時、怒りの沸点が低いカスハラオヤジが一言。
「あそこに一台止まってるのを回せよ。既に5台以上行ってるんだから早く降ろせよ」

大人げない発言とは思いながら、延々と並ぶ人たち、中には飽きて騒いでいる子連れなど、心のなかでは皆どこか同調するものがあったのではと。
そのあともカスハラオヤジと社員の間でゴタゴタしてましたが、そうこうしているうちに次のバスがやってきて幸いにして乗車出来ました。

バスセンターからロープウェイ乗り場までの区間はバスでのすれ違いは不可能な急峻林道を30分走ります。途中ですれ違う為には退避エリアで止まるしかないので、やたらと台数を入れられないということが解りました。自分が乗ったバスの後にも団体さんのバスが二台続けて来ましたが、要は一気に上に上がっていけば途中のすれ違いが低減されて効率的なのでしょう。段取りが必要なんですね。

バスからすれば教習所のクランクのような急カーブが連続するこの区間。満員で安全運行するのは正直大変だなと感じました。冬場の積雪期なんかはさぞや苦労が多いことでしょう。
一度はカスハラオヤジの言葉に同調しかけた自分ですが、この厳しい状況を見るにバス会社の苦労を窺えた気がしました。

ロープウェイ乗り場で降車すると今度は、「写真撮影などはお控えいただき直ちに乗り場へお進みください」と案内されます。通勤ラッシュ並みだねこりゃ。ところが、丁度自分の前で出発便は満員😣
9分間隔の最短運転になっていたお陰で、ほどなく次便に乗る事ができました。7分30秒の所要時間だから降車乗車に1分30秒しかないのも安全運行上大変なんじゃないでしょうか。
「大変混雑しております。ザックは足元に置いていただき定員60名すべての方にお乗りいただいております」。乗務員嬢の緊迫した声が響く中ようやく出発。

乗り合わせた沢山の女子中学生達は、出発時に揺れれば、景色が拡がれば、キャーキャーと大騒ぎ。
おじさん、ちょっと肩身が狭かったよ😅

降車時「本日混雑の為、下りロープウェイで一時間待ちの可能性もございます。ご予定のある方は早めの行動をお願いいたします」みたいなアナウンス。
そんな事言われると焦るじゃないですか。自分も無事周回を終えて千畳敷に着きましたが、急がなくっちゃという思いで下り便に駆け込みで乗ってしまったので、千畳敷をゆっくり見なかったのが心残りでした。いやはや、山も素晴らしかったですが、それに見合ったアクセスコストはお金だけじゃないんだなという事を骨身をもって知る事の出来た山行でもありました。

無事駐車場まで戻り、クーラーの効いたバスを降りるとそこは灼熱地獄の下界。
日差しは強かったけど、風吹くそばから汗が乾いて涼しかったあの稜線がもう懐かしい。
次がいつかはわかりませんが、その時は乗り物騒動に翻弄されないような心積もりで訪れたいと思います。

諏訪まで戻り、日帰り温泉で汗を流して今晩は外食。
夜道をひた走り霧ヶ峰の駐車場へ。
携帯電波もバッチリ、涼しい場所で遠征最終夜をゆっくりと過ごすことが出来ました。


菅の台バスセンター ザックを置いて場所取り
正面右手の30番目くらいで好位置だったが・・・


バスもロープウェイもすっ飛ばしていきなり千畳敷カール
ベスト構図撮影位置は中学生が並んでて行けず


もうここだけでも充分な風景 でも、この壁を越えていくと別天地へ


壁に向かって登る登る💦結構キツイね😅


続々と登ってくる登山者


もう少しで空が拡がる稜線へ


登り切ったぁ💦駒ケ岳ピストンなら辛い区間はほぼ終わり、
あとは山頂までゆるゆると素晴らしい登山道が続く


左奥に聳え立つ宝剣岳


まずは散歩気分の中岳越え


物資搬入のヘリが飛んできた 吊り下げているのはドラム管かな?


宝剣岳分岐


ズームして見ると、やばそうな感じ 近寄らないほうが良さそうだね😱


お隣の木曽前岳?堂々とした円錐形が素晴らしい


高速道路のような登山道を中岳へ向けて登っていく


中岳通過!


おぉ!御嶽山 間近に見えて感動


一旦下り、次のピークの駒ケ岳へ向かう


こちらも引き続き高速道路だね😆


そして山頂 登山開始からわずか1時間20分で中央アルプスの最高峰かつ日本百名山
お金で標高を買うとはまさにこのことか😅


今日は天気も良好 御嶽山から右に目をやると乗鞍岳そして・・・


その北側には北アルプスの山並み


槍ヶ岳は突出してるね


山頂で一休みしたらこれから先が本番
正面奥のあの場所まで馬の背と呼ばれる稜線を進む


一歩踏み出せばそれまで沢山居た登山者の姿も消え、素晴らしい風景が続く


時たま出てくる大ぶりな岩には気が抜けないが、徐々に高度を落としていくも目的地はまだ遠い


八合目分岐まで下げ切ってから、僅かの登り返しで目的地の「聖職の碑」へ到達
とうとうやってきたよ


合掌🙏


ほぼ将棊頭山の山頂と思われる場所で食事をしながら風景を楽しんだ


この高みが将棊頭山の2730mPとも思われる場所 ヤマレコ地図ではもう少し先にあるピークを山頂としており、おそらく山名版はそこにあるのだろう


長年の念願が叶い、満たされた心で復路につく


花崗岩が生み出す白砂の登山道は目を凝らすと表面に金色の粒が光っていて美しい


八合目分岐より馬の背をトラバースする道へと入った


「お濃」さんが見守る濃ヶ池通過


静かで良い雰囲気


上は馬の背尾根の末端部分


小屋の屋根が見えてきたが、まだまだ標高差がある


トリカブトで合ってますかね?トラバースルートに沢山咲いていた


飛行機雲


登り返しの急登開始!


もうすぐ・・・だけど、見えていても案外遠いもの💦


聖職の碑よ、さようなら


乗越浄土へ戻ってきた 突端にある伊那前岳は次回この地を訪れたら是非登ってみたいピークだ


岩峰の間から駒ヶ根市街地 伊那谷は盆地だから暑そうだね💦


よき登山が出来た一日に感謝

コースタイム等データ詳細
 YAMAP掲載 https://yamap.com/activities/42499103
 山レコ掲載 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-8613607.html

撮影使用機材
・NIKON Z50
・NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
・iPhone 13 Pro Max

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兜巾の岩

長野遠征三日目。

赤岳に続き連登は流石にキツイので、休息を兼ねて軽い登山を予定していました。

昨晩の泊地は大河原峠です。
大河原峠は五年前の夏に遠征で訪れた懐かしい場所。
標高2093mの涼しい場所です。
今回の到着時気温は19度。
少し風が強めで半袖だと寒くて凍えそう。
この暑い夏に凍えるって大袈裟?実際そのくらいだったですよ。

宣伝になっちゃいますが、登山SNSをまだ初めていなかった五年前のブログ記事です。
もしよろしければご覧ください。

一日目 大河原峠まで
二日目 蓼科山
三日目 美ヶ原
四日目 北横岳
五日目 飯盛山

蓼科山登山は復路に双子山周回の予定でしたが、暑さバテで残念ながら双子池と双子山を割愛。
今回はリベンジで朝の早い時間にサクッと廻ってこようと思っていました。
でも、夜半、風が車を揺らす様子からして風速は15m/s以上はありそうな雰囲気。
朝、収まっていればよいなと思いながら夢の中へ。

翌朝、残念なことに強い風は収まらず。
ドアを開けて外を見るとガスで真っ白じゃありませんか。

早朝上がって来られた他の方は車内で天候回復待ちの模様。
ギリギリ繋がるネットでSCW予報を見ると、風が収まるまで午前中いっぱいかかりそうです。
自分は早々に諦めてドライブに切り替えました。

冬季や工事中(前回がそう)には白樺湖方面へ抜けることができませんが、今回は問題なく通過できました。
途中、案内板が目に飛び込んできた「兜巾の岩」に立ち寄りです。
周囲で、そこだけ露出している小ぶりな岩に登り上げると、おや、景色良いね!
蓼科山の肩から大河原峠へ帯のように向かうガスはSCWで見た風の流れ通り。
特異的な地形状況なんですかね。

白樺湖からビーナスラインに入ります。
奇麗に見える筈の蓼科山や八ヶ岳も、今日は深いガスの中に隠されてしまっているのが少々残念でした。
でも、いつ走ってもビーナスラインは快走路。バイクで走りたいと常々思っているけれど、やはり宇都宮からだと日帰りは無理だよね。

霧ヶ峰から諏訪市を目指し、途中の立石公園から諏訪湖を眺めます。
二年前の春、長野遠征でここから見た冠雪の木曽駒ケ岳が印象的でした。

岡谷市で丁度お昼時を迎え、長野県民熱愛のラーメンチェーン「テンホウ」さんにお邪魔しました。
地元の方に愛される理由がなんとなく伝わってくるようなお店の雰囲気と、決して派手ではないけど間違えなく美味しいラーメン。
そして特徴的なのが餃子です。
シナモン、八角、フェンネルなどを使った独特の風味は好みが分れる可能性もありますが、既存の餃子には無い斬新な味にプチ感動しました。

テンホウさん公式サイトで餃子について詳しく解説しています

テンホウさんの長野県民人気をひもとく記事はこちらでどうぞ

このあと、マックWifiで情報収集を兼ねてまったりコーヒーブレイク。
お次は日帰り温泉で二日分の汗を流し、座敷で昼寝したあとに車中泊の予定地である高ボッチ高原へと車を走らせます。

車のナビとYahooカーナビのルートが全然違っていて距離が倍も違うのはなんで?
Yahooカーナビに従って進んで行くと途中ですれ違い困難な迷路のような所に入っていきました。
一ケ所、絶対ここは違うだろう的な所を回避しながらようやく高ボッチ高原の駐車場に到着。

高ボッチ高原は標高が1600mほどあり、評判の好眺望もあいにくの霞で今日は遠景は殆ど駄目でした。
また、駐車場からすぐそばにある高ボッチ山頂にも手ぶらで登れるのでこちらも期待していました。
でも、携帯の電波は完全な圏外じゃないですか。
後で調べたらキャンプサイト向けの強力なフリーWifiがありました。
現地でWifiの確認しなかったのは痛かったですが、無料で停められる所でWifiが使えたかどうかは不明です。

高ボッチは、漫画&アニメ&ドラマ『ゆるキャン△』で紹介されたということもあり、平日にも関わらず有料サイトにはキャンプや車中泊の方々が沢山訪れていました。
ドコモでアンテナ2本くらいらしいですが、自分のスマホSimキャリアのソフトバンクは完全圏外😞
でも、Wifiだけでも使えれば家族との連絡はLineで済むしで、ちょっと調査不足でしたね。

しかたなく来た道を引き返し、塩尻市街地を見降ろせて電波ギリギリの場所を今日の泊地としました。
日没後、高ボッチへ向かう車が何台か通り過ぎた後は静寂が支配する闇。
遠く、宝石をちりばめたように光り輝く塩尻の街並みを眺めながら夜が更けていきます。

明日は今回遠征の二座目。
日が昇る前に移動を開始し、長年懸案だった”あの山のあの場所”を目指します。
本当は登山口近くで車中泊したかったのですが、涼しい所は見つかりそうも無かったのがこの季節ならではの残念な点でした。


ガスと強風の大河原峠 左右二台の方は車中で天候回復待ち ジムニーは昨晩から居なかったので縦走デポかな


予報では7時頃から晴れる筈なのだがその兆し無し 風はこんなもんじゃ無いなぁ


SCWを見ると午前中はずばり此処だけバンド状に強風 地形ゆえの現象なのかも


双子山プチ登山は諦めて今日はドライブと決め込む 途中にあった兜巾の岩へ寄り道


比田井弾右衛門さんって誰?調べたら、山林行政に力を注いだ初代協和村村長とのこと


裏手に小ぶりな岩場あり


登ってみると石祠があり眺望が開けた 正面のたわんだ箇所が大河原峠で周辺だけガスが流れている


右に目をやると、大河原峠から蓼科山に至る途中にある縞枯れの佐久市最高地点が見えた


アップで


佐久市側かな 兜巾岩はちょっとした眺望を楽しむことができるので寄ってみる価値はあると思う


白樺湖のローソン(山奥で寝起きしてるとコンビニありがたや)で軽くチャージしてからビーナスラインを走る


秋の訪れを感じる白樺湖だが、まだまだ夏のガスにけぶる


富士山展望台から 富士山どころか一番手前の蓼科山と八ヶ岳も見えないよ


それでも長閑な風景を楽しみながらドライブ


諏訪湖を一望できる立石公園は二回目の訪問 遠景も霞む夏らしい風景だ


岡谷市内まで降りてきた 県民ショーでも扱われた長野県民熱愛のラーメンチェーン「テンホウ」さんで昼食


山小屋風の造りだが、まぁまぁ普通の店内


企画てんこ盛りで営業意欲が感じられる 長野県民になって通いたいくらいだ🍜


メニュー沢山ありすぎ(ほかにもページあり)悩むが・・・


ベーシックな味噌ラーメンと独特な風味の餃子をいただいた どちらも美味い!


予定していた泊地の高ボッチ高原の携帯圏外問題から麓へ移動中 傷心の自分を車道脇のシカが慰めてくれたよ


塩尻市街地を見降ろせて電波ギリギリ 気温も20度だから良しとしましょう


熱い夏の日差しがようやく西へと沈んでいく さぁ明日は朝が早いぞ

コースタイム等データ詳細
 YAMAP掲載 https://yamap.com/activities/42528918
 山レコ掲載 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-8618958.html

撮影使用機材
・NIKON Z50
・NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
・iPhone 13 Pro Max

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杣添尾根から赤岳


-『スーパー地形』+『カシミール3D』+『国土地理院地図閲覧サービスデータ』にて作成-

関連山行
    2024年08月02日  避暑山行 最終日は横岳へ

暑さに負けずの避暑山行。
昨年に続き八ヶ岳、今年は赤岳を踏みました。そしてもう一ケ所、かねてよりの腹案である場所を目指して四泊五日のプチ車中泊遠征に出かけてきました。

この時期、車中泊は標高2000mクラスの場所で無ければ暑くて無理。
予定していた泊地のうちの一ケ所(高ボッチ高原)は実際に行ってみると涼しさでは及第でしたが、完全な携帯圏外で急遽変更。あやうく泊地難民になりかけました。
携帯圏外は家族などに万が一の事があった時(特に97歳の母親)に避けたい状況です。泊地を選ぶときは事前に調査していますが、高ボッチ高原はリサーチ不足でした。

今回の泊地は初日が南八ヶ岳林道の杣添尾根登山口、二日目は大河原峠、そして三日目が高ボッチ高原が駄目で林道途中の空き地、最終日は霧ヶ峰の駐車場でした。

最終日の霧ヶ峰以外は電波微弱でネットは絶望的に遅いも、電話はギリギリ通じました。でも、ネットで情報収集するのが常態化していると辛いものがあります。その点、道の駅などの市街地泊はやはり安心です。
それでも最優先事項は暑さ。
電波状況はともかく、酷暑に喘ぐ平地を考えると到着時の気温がどこも19度を下回る快適さは感動もの。明け方は寒いくらいでまさに楽園でした。

昨夏の遠征は麦草峠からの天狗岳、杣添尾根から横岳にそれぞれ登りました。
横岳登山の時に途中から見た赤岳の存在感に圧倒されました。あの急峻なピークを踏んでみたい。
この一年間、その気持ちを抑えきれずにいられなかったのです。

赤岳へのルートは美濃戸口より入り、地蔵小屋へ一泊したのち山頂を踏むのが手堅いルートのようですが、小屋泊まりがネックになります・・・
というのも、自分は大のいびきかき。
個室ならともかく、他人に迷惑をかける可能性は限りなく高く、かつ、他人のいびきも気になってしまうかも😅
赤岳の日帰りルートの中で自分レベルで一番安全かつ短距離な杣添尾根を選びました。
昨年歩いているので尾根の様子も解っているしね。それに尾根は樹林帯で日差しが遮られるのも大きなポイントです。

三叉峰~地蔵ノ頭が若干難しそうですが、皆さんの情報を見るに慎重に行けば問題なしと判断しました。
三叉峰から先はヘルメットをかぶりました。
10年くらいまえに雲龍渓谷の氷瀑を見に行った時に買って以来数回しか出番が無かっただけに久々です。

山レコ判定で難易度C。ザレた箇所、鎖場が多発しますが、基本的によく整備されており慎重さを失わなければ問題ありませんでした。

地蔵ノ頭で地蔵小屋からのルートに合わせると道はよくなり、ほどなく赤岳展望荘へ到着。
最後の残り標高差170mなれど、そそり立つような登りがなかなかキツかった。
標高が高いせいもあってか息切れがいつもより激しく、立ち止まっては進みの連続です。
それでも、見た目の程の急峻さを感じさせない鎖とルート整備、今まで登った山と比べて特別に難しい感じではありませんでした。

そして帰りの石尊峰への登り返しがこれまたキツイ。
往路は下りだったからさほど感じなかった(というわけでもなく、帰りにこれを登り返すんだなと内心ビクってた)ですが、復路にまざまざと眺めるに、巨大な山塊が立ちはだかります。
これを巻くならまだしも、超えていかなければならないのですよ。
丸見えになっている登り返しって他の山でもそうですが、まずメンタルを削られます。
脚力に劣る自分は、登高意欲に駆られるのは前半の元気なうちだけ。

慎重に三叉峰までの難路を無事クリアしても、次は長い長い杣添尾根の下り。
気を抜くと怪我の心配もあります。下りといえども意識的に休憩をこまめに挟みました。
途中で登ってくる方と二回交差しましたよ。
この時間だと小屋泊まりでしょう。
良いなぁ。
自分も小屋に泊まって山を歩ければ、行ける山域が拡がるのになぁと羨望の溜息。

今回、ガス混じりで山頂眺望は得られませんでしたが、日帰りで念願の赤岳を踏むことが出来たのは大きな成果でした。
一番心配していた暑さバテも怪我の功名じゃないですが、ガスに覆われている時間が長く、時たま差し込む日差しは確かに辛かったですが流石に高山だけあって風が吹けば涼しくて快適でした。

八ヶ岳は・・・
阿弥陀岳と権現岳、編笠山、あと硫黄岳も残っているかぁ。
硫黄岳はまた杣添尾根からアプローチでなんとかなりそうだけど・・・
権現岳は編笠山とセットでと考えるもこれまた長丁場。
阿弥陀岳も美濃戸口からだとかなりロングコース。地蔵小屋泊まりならば問題ないんだけどねぇ。

登山スキル獲得として、小屋泊まりが出来るようにいびき対策が急務なのでは?と感じる昨今です。


今年もやってきました 南八ヶ岳林道 「開けたら閉める」魔界への入口か😅


涼しく静かな杣添尾根登山口駐車場に快眠を得ての翌早朝、夜半の雨も上がった


準備をしていたら5時丁度に林道を歩いてきたとおぼしき露払い先行登山者一名通過
15分後に続いて森へと入り込む


活力みなぎる紅蓮に燃える朝日が森に差し込む


杣添尾根の一日が始まった


途中の展望地 おや、ガスが多いな😵


森林限界超えの標高2600m展望地から赤岳と横岳、一年ぶりの再会だ


うーーむ、どんどんガスが上がっていくよ💦山頂行くまで待っててぇ


今日はそのてっぺんに行くぞ~!


まずは正面の三叉峰まで稜線を登り上げるべし🦵


名物の根っこうねうねゾーンあたりからは日差しも強いが我慢我慢


ようやく三叉峰に乗り上げてまずは第一区間終了 稜線西側の眺望はガスでいまひとつだ


赤岳への稜線ルートに足を踏み入れ振り返ると!?空と雲と岩


急峻なところは多いがよく整備されているので気を付ければ問題ないが・・・


改めて間近で見るとマジか?(オヤジギャク)の姿 あんなところ本当に登れるのか😱


ガスに包まれているが、阿弥陀岳(左)もいつか登ってみたいもの


先行者


地蔵ノ頭に到着 美濃戸口から行者小屋経由ルートとここで合流


肩にある展望荘から少し登った箇所から
奥が超えてきた石尊峰ピークだがこちらもプチ赤岳の様相


山頂までもう少し、実はこの手前あたりからが結構きつく牛歩の足運び
標高が高いせいか息がすぐ上がる


そしてようやく山頂 だが、ガスガスで何も見えんよ💦


派手な祠


山頂のすぐ下にある赤岳頂上山荘まで戻って休憩だ
冷たい飲み物の誘惑・・でも買わなかったヨ


しばらく待機していたが山頂は相変わらずガスガス
回復の見込みもなさそうなので下山を開始した


ピーク山体を下って、肩にある赤岳展望荘


小屋泊まりが出来れば山行の幅が広がるんだけどなぁ😣


下山のガスガス稜線も気が抜けない


赤岳を振り返ると、急登にとりつく登山者が見える
よくぞこんなところを登れるなと思いきや、ルートや鎖もしっかりしているので案外大丈夫だ


帰りに越えなくちゃならない石尊峰ピークが立ちはだかる
登り返しでゼーハーして立ち止まっていたら、先行者もこちらを見て休憩中の模様


これから赤岳へ向かう人達 今ならガスが切れてるぞ!頑張れ


こいつを超えていかなきゃならんのがメンタル的に結構辛い
巻道はなくひたすら鎖場を登る


実際に歩くと見た目ほど凄くはないが、連続するガレや鎖に地味に体力が奪われていく


正面奥へ登り上げる鎖場が一番の難所に感じた
地面のグリップが弱く、鎖が無いと安全に通過できないから濡れてたら超危険ゾーン😱


最後にもう一度振り返り思う 赤岳よ、あんたはやっぱり凄いな!


ここを巻けばようやく三叉峰


おっと、最後に階段だ


着いたぁ!あとは下るだけ


ガスが押し寄せる杣添尾根


登るのも大変だったけど下りも長い長い
二年続けてきっちり絞り取られたから、しばらくは無いかな😅


南八ヶ岳林道の様子 轍が無いフラットダートで車幅も広くて良いのだが、出しても20km/h程度なので地味に長く感じる

コースタイム等データ詳細
 YAMAP掲載 https://yamap.com/activities/42475805
 山レコ掲載 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-8609028.html

撮影使用機材
・NIKON Z50
・NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
・iPhone 13 Pro Max

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