
-『スーパー地形』+『カシミール3D』+『国土地理院地図閲覧サービスデータ』にて作成-
八丈島登山の後半は三原山(東山)です。
山頂周辺はアンテナ施設が沢山あるので少し興ざめ感もありますが、それでも島を二分するピーク。
登らないで帰るという手はありません。
アンテナ保守用に山頂直下まで舗装路があるのですが、昨年の台風被害で通行出来ない区間があり現在は車で到達することは出来ません。
八丈島観光協会のブログによると、「令和8年1月19日(予定)までの期間、一部区間が終日通行止めとなっております。」とのことです。
初日の観光日に実際に途中まで走ってみましたが、ゲートで堅く閉ざされていました。
また今日現在(1/20)開通の案内はありません。
他にも通行出来ない道路があります。登山等を計画される方は最新情報の取得をお願いします。
この直下地点まで行けば山頂まで僅か数分なのですが、今回は別なルートでアプローチしました。
八丈島一周道路から防衛道路という林道に入ります。
途中も台風で倒れた木などが散乱している箇所があったりしますが、とりあえず通行は可能。
防衛道路から登山口の標識に折れるとその先はすれ違い困難な道になりますが、軽自動車はこんな時には大活躍です。
巨大アンテナ設備の下に僅かな駐車スペースがありそこが登山口になります。
ここに停められなかった場合は、駐車可能なところまで後退してスタートするつもりだったので上首尾です。
アンテナ基部の脇を通り電柱が続く登山道へ。
登山道というよりは電柱巡視路のような感じですね。
鉄塔巡視路階段といえばプラスチック製と決まっていますが、こちらはしっかりと固定されたコンクリート製。
案外歩きやすかったです。
中盤から階段は消え、ひと登りで展望地へ出ました。
八丈富士の美しく広がる円錐形にしばし足が止まります。
下山してきた外人女性と挨拶を交わしたあと自分も山頂へ。
眺望は南側のみでしたが、八丈島のもう一つのピークに立てた喜び。
そして、遥か南方にある小笠原諸島にも夢が拡がります。
いつか、チャンスがあったら行ってみたいなと。
下山時も登ってくる女性一名と交差。
八丈富士は沢山の登山者を見ましたが、こちらは静かな山でした。
下山後は全くのノープラン。
思いつくまま気ままに島を楽しみました。
翌朝、レンタカーを返していよいよ乗船。
島を離れます。
僅か二日間の滞在でしたが、懐かしささえ感じてしまう魅力がある場所でした。
いっぽう、
コンビニやチェーン店など一切なく、便利さとは程遠い生活。
食料品やガソリンなどの必需品だって数割以上高いです。
運賃がかかっているからしょうがないんですね。
時化続きで船が着かなければ、食料品はたちまち店から姿を消すと話されていました。
産業や就労先も限られている島の生活が容易ではないことは想像に難くありません。
自分のような一介の観光者が軽々に言うことではありませんが、
どこかに置き忘れてきたような島の日常にノスタルジーを感じた事は確か。
また、人が少ない筈なのにスーパーに立ち寄れば沢山の人達の笑顔と暮らしがありました。
膨張し続けながら一極集中で格差を作り出す日本社会。
ささやかな経験ではありますが、車中泊を通して地方の中小規模の都市や限界集落を見ながらいつも同じような事が頭をよぎります。
今回も、ちょびっとそんな事を思った旅でした。

防衛道路という名前の林道を通り、最後はアンテナ施設の巡視舗装道を使ってここまで上がってきた

展望地から、先ほど登った八丈富士が裾野を広げる姿が素晴らしい

鈍色(にびいろ)に輝く海が美しい この先にあるのは小笠原諸島 竹芝桟橋から丸一日船に揺られなければ到達出来ない

先ほど歩いてきた電柱巡視路 一番上の電柱からは地下埋設されてこちら側に到達しているようだ

山頂から東に下ると別なアンテナ施設がある ここまで車道が続いているが、現在は台風被害の通行止めで来ることは出来ない

三原山側は結構複雑な地形で、下手に迷い込むと脱出困難な雰囲気あり😱

種類は不明だが暖かさを先取りした桜が咲いていた そういえば八丈富士の登山道でウグイスが鳴いていたなぁ

料理について一通り説明を聞いたが覚えきれない😅 すべて地の物ということで、バナナも自家栽培だという徹底ぶり 滋味ある美味しさに舌鼓を打つ

食後は乙千代ヶ浜へ寄り道 それにしても山体崩壊で凄い景色だね

今でこそ船や飛行機で容易にアクセスできるが、昔はまさに絶海の孤島だったのだろう

乙千代ヶ浜(おっちょがはま)は夏は海水浴場となるが、今は訪れる人も居ない静寂の場所

溶岩海岸の海辺 子供の頃伊豆大島のこんな浜でよく泳いだなぁ 海から上がる時など、よく擦りむいたりしたな

登山の汗を流しに温泉へ 名前の通り露天風呂はオーシャンビューで素晴らしい 観光客比率高め

「むかしのとみじろう」というお店でソフトクリームの明日葉(あしたば)パウダートッピング 明日葉の味は・・・ 正直不明😂

何故か一頭だけ牛が居た 夕日に向かうつぶらな瞳に哀愁の表情(に見えるだけかな)

翌朝、最終日 レンタカーを返しに行く途中で撮影 もうすぐ八時だというのに車も人もまったく見かけない

島の玄関口である底土港前の光景 お店は赤い三角屋根の一軒だけだ

いよいよ出発 便利さとは程遠いけど、のんびりした時間が確かに流れていた 船は辛いけれど、また訪れてみたい場所となった

さぁ、また10時間の船旅 帰りは昼間だから景色もいろいろ期待出来そうだな

ざっと船内を撮影 シャワー室などもある 最上級の個室はホテル並みだが飛行機より高い

船体のデザインを手掛けたイラストレーターの柳原良平氏 トリスウィスキーの絵でおなじみのタッチで描かれた絵が飾られている

食堂は営業時間が限られているが乗船客も極めて少ないので全然混雑しない ベーシックな味のカレーをいただく

食後はチョコモナカジャンボも🍦 甲板で潮風に吹かれながら食べたら流石に寒かったよ😆

のりだすと危ないので手前は撮れなかったが、船側からロープでブリッジを引っ張り上げて固定する

乗客の乗降は無かったが、郵便物の授受やコンテナの積み込み、ケージに入れられた犬?が船内に運びこまれた

三宅島の主峰である雄山は2000年に大噴火を起こしたばかりで頂上付近の白い姿が印象的

伊豆大島も通り過ぎ東京湾近くになると海面も穏やかになる 行きかうタンカーが画になるね

長い船旅と島のゆっくりした時間、素晴らしい景色 心に残る良い旅でした
コースタイム等データ詳細
YAMAP掲載 https://yamap.com/activities/45590728
山レコ掲載 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-9180929.html
撮影使用機材
・NIKON Z50
・NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
・iPhone 13 Pro Max
































