-『GeoGraphica』+『カシミール3D』+『国土地理院地図閲覧サービスデータ』にて作成-
-※当コースには一般登山道でない箇所が含まれています。参考にされる場合は自己責任でお願いします。
赤:2024年1月28日 オレンジ色:2020年2月19日 緑色:2013年2月24日
空色:2010年4月25日 青:2009年1月3日
※重複区間は赤色 青ルートが解説本などで案内されている一般登山道
谷倉山の過去の記事
2020年02月19日 ダイヤモンド筑波と谷倉山?
2013年02月24日 谷倉山、北面周回
2010年04月25日 再訪、谷倉山
2009年01月03日 ハイグレード里山 谷倉山
関連山行
2012年02月26日 珠玉の薮尾根と大倉山
永野にある谷倉山の北面伐採地が年々拡大していく様子がいつも気になっていた。15年前に初めて登り、その後ルートを変えて三回登っているが、今回も新たなルートを加えて周回する事にした。
取り付きは2010年4月と同じ星宮神社とし、下山時は同年ルートから二本南の尾根を下る。本来は南東稜線を拾いながら栃木の森ゴルフコースの西側を通り永野川に向けて下降し、車道は自転車と考えていた。結構なロングコースなのと事前偵察を行っていなかったので今回は短縮版とした。
星野遺跡公園駐車場から スタート地点から山頂が見えている山も珍しい
前回は裏手右端から、今回は左端から 社殿裏を失礼して笹薮の急登を約5分我慢する
突き上げてきた一般登山道と合流すれば、あとは電車道のような山頂主稜線の美林を行くのみ。この区間になると道標があったような記憶があるがその類いは一切見られないのはどうしたことだろう。
いつもの趣の無い山頂に到着。今回は山名板が電波施設の鉄条網に括り付けられていた。以前は三角点のある所の木に付いていたが周辺の木はことごとく切り倒されていた。
伐採がここまで進む前は山頂北側の展望地で食事をしていた。4年前は山頂南側からの眺望も良くなったので今回もそこにザックを降ろした。
一帯に白いニョキニョキしたものが沢山ある。これは植林の幼木だ。鹿の食害から保護する為スリーブで覆われて園芸用のポールで支えてある。数が数だけになかなか大変な作業だなと思う。
正面奥は古賀志山 少し左側に高原山が見えたが雲に覆われてはっきりせず
こちらはスリーブの代わりにネットを被っている オバケのようだ
メガソーラーだろう 自然エネルギーは歓迎できるがやはり痛々しいものだ
2010年4月ルートから離脱して南側の尾根へと乗り換えた。これといった難しいポイントも無かったが久しぶりのルートファインディングだから、地図の確認頻度を上げて神経質に歩く。だが尾根は至って穏やか。
順調な尾根下りもいよいよ終わりという時に今日の核心部となった。予定していた進路が民家の裏庭となっているのだ。偵察をしていなかったのでやむを得ない。もし犬が飼われていたら大騒ぎになる。目視で無難に降りられそうな場所を探して進むも、ようやく別な民家の裏側にある物干し場をかするようにして下山終了。女物でも干してあったら通報されてしまうところだが、洗濯物は無かったので一安心。最後に冷や汗であった。
地味な山の地味尾根を愛する自分としては楽しい山行ではあったが、栃木百名山としての谷倉山には寂しさが禁じえない。何にも増して一般登山道区間の道標が無かった事が気になった。山頂付近の開発や掘削、そして新たな植林。山のオーナーとしては登山者に歩いて欲しくないという意志表明なのだろうか。里山の抱える問題は意外に深いのかもしれない。
概略コースタイム
駐車場発(08:59)-星宮神社(09:09)-198.4m三角点(09:17)-348mP(10:02)-465mP(10:28)-
谷倉山(11:07)-昼食休憩地(11:14)-行動再開(11:57)-493mP(12:12)-2010年4月ルートから離脱(12:17)-
262mP(12:57)-駐車場着(13:37)
カシミール3Dデータ
沿面距離:8.6Km
撮影使用機材
・NIKON Z50
・NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
春先になると四季の森星野界隈が気になり、三峰山又は谷倉山とのセットで訪れていました。
過去を振り返ると谷倉山はもう6年前になります。
当時は伐採前で眺望も得られないことから、もう再訪は無いだろうと思っていました。
でもこれだけの眺望があるなら再訪もアリですね。
但し、当時はOKだった麓のキャンプ場の登山口が現在は私有地の為に立ち入り禁止になっているそうです。
再訪する際はコース等、調べてから行きたいと思います。
お名前の入力がなかったようですがリンゴさんですよね。
YAMAPのルートを見るとキャンプ場ルートではなく山頂尾根を南西に降りたところ、小山芳姫の墓ルートより東側が歩かれているようです。
いずれにせよますます地味山になってしまったようです。
伐採して植樹するのは仕方ないですが、山肌に太陽光パネルを敷き詰めるのは痛々しいですね。時代の流れで致し方ないのでしょうかね。
この界隈を久しぶりに歩いてみようかとも考えていましたが、なかなか難しそうです。
幼木の姿には未来を感じ微笑ましいものがありました。それだけに掘削とメガソーラが痛々しかったです。
低山里山はオーナーがはっきりしているので時代と共に変わっていくのも仕方がないことなのでしょうね。