ダイヤモンド筑波と谷倉山?


-『GeoGraphica』+『カシミール3D』+『国土地理院地図閲覧サービスデータ』にて作成-
※当コースには一般登山道でない箇所が含まれています。参考にされる場合は自己責任でお願いします。

谷倉山の過去の記事
    2013年02月24日  谷倉山、北面周回
    2010年04月25日  再訪、谷倉山
    2009年01月03日  ハイグレード里山 谷倉山
関連山行
    2012年02月26日  珠玉の薮尾根と大倉山

 ダイアモンド筑波と谷倉山。
 突拍子も無い組み合わせだが、どちらも計画はしていたもののまさかのダブルヘッダになるとは本人も予想しなかった。
 これぞプータローの特権。

 ということで、早朝の母子島遊水地へ。
 平日の朝5時半だというのにかなりの数のカメラマンが既に三脚を立てていた。
 自分も三脚を取り出し、カメラの設定を一通り終えて寒さに震えているとそのあとも続々と訪れる人絶えず。
 隣に陣取った方の話では、ここ数日雲がかかったりしてなかなか良い画が撮れなかったようで、今日はバッチリだとのこと。
 他の人達は通い込んでいる常連さんのようで、話に小耳を立てると自分などは初めてでビギナーズラックなようである。
 もっとも太陽が顔を出すベストポジションは14日ということで5日経過したこの日は少し左寄りから昇る。撮影タイミングは10月と2月の年二回だが、より空気の澄んだ冬のほうがよかろう。また来年にチャレンジするつもりである。

 さてさて撮影のほうだが、日の出日没はオートや絞り優先シャッター速度優先で撮るとなかなか思った画像にならない。
 マニュアルであたりを付けながらになるのだが、これがなかな難しい。
 水面のさざ波やその他諸々を考慮して試行錯誤するも下の二枚ぐらいがせいぜい良いところだ。
 構図が下手とかそういうのは置いておいたとしても、ダイアモンドの一枚は絞りをもっと絞るべきだったのかな等と逡巡することあまた。山影から陽が登り始めて辺りが明るくなるまで僅か数分もあるかないかだったから、場数をこなして設定決め打ちで連写する以外に思った写真を得るのは難しそうである。


ショーの始まり


うーーん難しいなぁ 水面の霧がいたずらしてトリプルダイアモンドになっちゃった

 一人また二人と撤収していくカメラマン、名残惜しそうに早朝の風景を撮り続けるカメラマン。
 自分もまた、爽やかな朝の空気と光に包まれる母子島遊水地を後にした。

 筑波山に近い場所から星野を目指すルートを車で走るというのも滅多無いので新鮮な気持ちになる。丁度通勤時間帯で軽く渋滞する箇所は、少しながら申し訳ない気持ちで通過した。

 谷倉山へのルートは2010年4月に歩いた時の下山ルートを登りとした。
 当初は栃木百名山本ルートでと思ったが、荒れた谷詰めのルートであった記憶からこちらを選んだのだ。この山は全山道標が殆ど無いので一体どこが正しい登山道なのか判然としないところがある。このルートも恐らく登山道では無いと思うが、なかなかこれが良い道なのである。何がといえば、好みの問題だが自分の波長に合うルートなのだ。
 どこの山域もそうだが、最近盛んな伐採がここでも例外ではなく、2010年に無かった箇所に作業道が造られていたのが少し残念だった。だが山は遊びで歩くハイカーの物ではないので文句は言えない。

 今日のカメラは一眼を持っていくことにした。
 今朝ダイヤモンド筑波を撮影した18mm-140mmは重いので外し、メルカリで安く入手した18mm-55mmに付け替える。ザックには最近ネットのセール品で入手した10mm-20mmをしのばせた。
 18mm-140mmは重く、よほど荷物の無い山歩きでないと持っていく気が起きない。だが軽い18mm-55mmならば充分持ち歩ける重さだ。これまた軽い10mm-20mmもなかなか面白い画が撮れるので最近はこの二本ならばと山歩きに持ち歩くことが多い。
 もっとも、岩稜が続く山、ひたすら藪漕ぎの山、雪山、あるいは先がどうなっているか判らない山。これらに行く時はやはり小型軽量のミラーレスに限るのだが、画質はどんなに頑張ってもいま一つなのが悲しい。


廃小屋脇から作業道跡を辿って取り付き


穏やかな植林地を進む


眺望は無いのに見晴らし台とは如何に っていうかここ登山道?


林床に暖かな陽が射しこむ


明るい日差しの落ち葉を踏みしめて登るのが実に心地よい


山頂付近の伐採地に到着 なるほどバッサリだねこりゃ


山頂周囲はものの見事に禿坊主となっていた かつての谷倉山は見る影も無し


山名板さえ無い寂しい三角点に表敬訪問


板は撮られる事を気にしてか、こちらへ移動


まずは腹ごしらえとしましょう


手前下に見えるのが以前の眺望地点


古賀志山


右奥は大倉山 手前の500mPは南半分が無残に


以前はもっと下のほうだった採石場もかなり上部まで伸びている


以前の山頂から想像できないような開放的な広場へ 切り株が沢山あって腰掛けに不足無し

 山頂でゆっくり時間を過ごして、かつて山頂が鬱蒼としていた頃に足を延ばした眺望地点に向かって見る。
 粟野市街地が箱庭のように見え、日光連山も遮るもの無く見えたのが懐かしいが、今はすっかり藪化してしまっている。


かつての眺望地点は藪化して立ち入りを拒んでいる


10-20mmレンズで遊ぶ


作業道終点からかつての眺望地先端に廻りこんだが・・・


小山芳姫墓へ下るコース分岐から更に西へ進むと踏跡も薄くなる 佇む境界石もなんとなく味わいあり


そして心地良い落ち葉を踏みながら


同じ境界石でも・・・終盤急登の440mPはちと疲れたよ


現在は車両通行不可の大越路峠へ


かつて車やバイクで何度も通過した大超路峠 落ち葉で荒れる路面に寂しさが漂う


石碑の後ろより再び取り付く


またこんな植林地を進んで行くと・・・


建造物あり


三等三角点 点名、天狗岩 本日の終着点である


下山尾根はすんなり歩かせてくれない  カメラをザックにしまって合間を縫いながら降りる


やれやれ、最後は建物の後ろに着地だ


猪の箱罠が仕掛けてあった 獲物は居ない


なんと、民家の裏山だったようで失礼いたしました


帰りの車道より


谷倉山を仰ぎ見る梅の木


今日も一日楽しい時間を過ごすことが出来た概略コースタイム

駐車場発(09:02)-取り付き(09:09)-梵天山(09:37)-谷倉山(10:52)-昼食休憩-行動再開(11:36)-
旧展望地(11:51)-440mP(13:12)-大越路峠(13:31)-天狗岩(13:49)-箱罠(14:21)-
車道接合(14:29)-駐車場着(15:23)

カシミール3Dデータ

沿面距離:12.7Km
所要時間:6時間21分

カテゴリー: 鹿沼・粟野の山 パーマリンク

ダイヤモンド筑波と谷倉山? への2件のフィードバック

  1. リンゴ のコメント:

    ダイヤモンド筑波のショータイムから始まり、谷倉山のおさらいと好天の1日を存分に楽しまれましたね。
    レンズもいろいろと入手している様でカメラライフも充実でしょうか。
    明日からの3連休は山の天気がイマイチなので、自分もカメラ片手にあちこち徘徊予定です(笑)

    • まっちゃん のコメント:

      レンズは気が付いたら
      18-55, 75-300, 10-20, 35(単)
      そしてカメラ購入時の18-140 の5本になってました。
      それぞれ特性があるのでなかなか使いこなすのは難しいですが、
      老後の趣味としてカメラはなかなか楽しいと思います。

      もっとも時代はハイスペックなミラーレスへとシフトしていますが、
      それらを求めるより手持ちの機器でも設定次第で、自分的にはかなり満足のいく
      画像が撮れればよしとしています。
      あと足りないのはセンスですね(笑)

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