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釈迦ヶ岳の過去の記事
2015年10月18日 西平岳を目指して釈迦ヶ岳
関連山行
2017年02月25日 今年の釈迦ヶ岳
2018年03月03日 続、今年の釈迦ヶ岳
昨年守子神社ルートを歩き、静かで自然のふところ深き雰囲気にすっかり魅了された。また、南に面しているこのルートは厳冬期でも積雪量が少ないのではないかと思った。八海山神社から釈迦ヶ岳を目指すとすると、危ない箇所があって自分のレベルでは歯が立ちそうにないが、前山尾根を詰める守子神社ルートは危険箇所が思い当たらないほど穏やかである。
2月の中旬に決行を考えていたが、直前に雪雲に覆われた高原山を見てビビリモードで一旦中止。しかし、3月に入ると一挙に気温が上がるという予報を聞いて、登るなら今しかないと決断したのである。
風だよりさんの脇を過ぎて林道に入るも、積雪は一向に無し。2月7日の桝形山の帰りに偵察した時は結構積雪量が多くて途中でUターンしたほどだが、今日は全く道路に雪なし。登山口まで車を横付けするとかろうじてそこに残雪があった。
登山道に入ると、軽く霜柱を踏む道は初冬の装い。標高が低いうちはこんなものだろうと予想をしていた。
過去の記録を見ると、それでも標高1,000mを越えた辺りから雪が出てくるというが、僅かに残る雪が登山道脇に散らばっているばかりだ。
それでも1,200mを超えたあたりから徐々に登山道が雪に覆われ始め、前山付近では一面の銀世界となる。だが、雪質は固く締まっているのでスノーシューを履くほどではない。軽い筈のスノーシューも出番が無いと見るやいなや、子泣き爺のように肩にずっしり重く感じるのだから不思議なものだ。
釈迦ヶ岳の肩へ到達する直前に至っては土が剥き出し。ここは笹原の斜面なので全体が雪で覆われると、今回のルート中で一番の難所になる筈であった。安全なのは良いが夏道そのまんまなのがちょっと残念である。
山頂に向かう最後の区間は雪の質も量も一挙に良くなり期待が持てたが、山頂に着いてみれば土が露出してる箇所もあって、今年は本当に雪が少ないということを改めて実感した。
以下、山頂からの風景、まずは北側
そして南側
雪に埋まったお釈迦様を見るのが今日の最大の目的であったが、土台までスッキリ全露出。また来年拝みに来ますので待っていてください。
お約束のカップラーメンとコーヒーを終え、一人撮影会に興じていると後続の登山者が山頂へやってきた。雪が少ないですね、と会話を交わし、さらに話せば「野球親爺」さんであることが判明。実は今日の往路で後ろから大変ペースの速い人に追い抜かれて、さらに自分が山頂に着く直前に既に下山を開始した方がいた。すれ違いざまに「足が速いですね」と声をかけると、「そんなことありません」と言いながら疾風の如く雪面を下って行ってしまった。この時期にこのルートで歩く方はもしや野球親爺さんかもしれないなんて頭の片隅でチラと思ったがこちらは人違い。今日は本当の野球親爺さんにお会い出来たのである。
僅かな時間であったが大佐飛山の事などを話した後、野球親爺さんに別れを告げ下山を始める。
今日の装備は雪面の状況からして10本爪アイゼンあたりが最適のような感じだが、スノーシュー以外は全て車に残置してある。急斜面で足の置き場に困る場面が多い故にスノーシューはかえってよろしく無いだろう。かくして益々ザックの後ろで重さを増していく(*´ェ`*)
踏み跡にかかとを合わせるように歩けば滑ることはほぼ無いが、やはりアイゼンを持って来なかったのがちょっと悔やまれた。
途中で男女のペアが登ってきた。皆、北からの登頂が難しいのを知っているのでこちらを歩くのだろう。守子神社ルート、なかなか盛況である。
前山を少し下ったあたりで、小学校低学年位の男の子とその父親とおぼしき男性が休憩中であった。せめて前山までと考えてやってきたのか、子供は既におにぎりを頬張り昼食休憩のようである。屈託なく語るその表情に父親と山歩きを楽しむ雰囲気が見て取れた。目的のピークじゃなくてもそこが彼の山頂だったのかもしれないね。
空いた水のボトルとペットボトルにお水取り。尚仁沢ハートランドへ寄り道すると、高原山が既に遠く彼方へ。しかし、本当に雪が無いね。3月中にもう一度雪遊びがしたいところだが、さて何処に行けば良いやら。
概略コースタイム
駐車地発(06:40)-守子神社(07:13)-前山(08:27)-釈迦ヶ岳(10:02)-昼食休憩-行動再開(11:09)-
前山(12:01)-守子神社(12:58)-駐車地着(13:22)
昨日は失礼いたしました。お会いできて良かったです。
やはりまっちゃんさんの写真は美しいですね。
自分で撮った写真はブログに載せられるようなものではありませんでしたので、この記事にリンクさせていただいてもよろしいでしょうか?
やあ、雪は少なかったですね。来年にまた期待でしょうか。
今度またどこかでお会いしましたらよろしくお願いいたします。
昨日は偶然バッタリでしたね。
野球親爺さんにはホームのようなこのルートでお会い出来たのが何よりです。
雪に埋もれたお釈迦様には勿論来年リベンジですが、
春が訪れたら守子登山口からミツモチ山周回でまた楽しみたいと思っています。
思い起こせば守子登山口について初めて知ったのは野球親爺さんの記事でしたが、
他にも刺激的な山行にいつもため息をついています。
この尾根いいなと思って調べていると必ず野球親爺さんが歩かれている、
もはやバイブル的な存在と言えましょう。
簡単な山を難しく登るという野球親爺さんのテーマが自分も好きです。
これからもブログのお付き合い、そしてまたどこかの山中でのバッタリが楽しみです。
あ、写真の件はどうぞどうぞで全く気にしないででください。
というよりもつたない画像で逆に恐縮しちゃいます。
こんにちは
お釈迦様 たしかに 雪で埋まった状態を見たいですが
今回の写真も 笹原が雪ですから
なかなか 風情が出て いい!って思いますよ~~~
それはそうと
バッタリがあったのですね すごい
確率的に少ない ブロ友さんとの出会い
良かったですね~~~
亀家とも いつか、、、、バッタリがあるかも、、、、(^_^;)(^_^;)
PS スノーシュー 結局 ザックにとりつけたまま 使わず??
重かったですよね?お疲れ様でした (T_T)
あ
わたしは スノーシューもアイゼンも持ってないので
重さの感覚がないのですが、、、ドテッ
今年は山の状況が予想しづらくて難しいです。
思い切り高いやまだとそれなりなんでししょうけど、
自分レベルが遊びに行けるところだと、行ってみないと解らないところがあります。
お釈迦様は来年首まで雪に浸かったところを、必ずリベンジで撮りに行きますので
乞うご期待!
スノーシューは比較的軽いタイプのやつなので、実際のところそんなに重くはないのですが、持って行って使わなかったのは今回が初めて。なんとなく精神的に重く感じました。
今回についていえば完全に装備を間違えましたが、これもまた行ってみないと解らないところが多くて、まだまだ自分も修行不足を痛感してます。
私が新年早々に登った時よりも積雪が多いとは思いますが、思ったよりも増えていませんでしたね。
山頂付近の雰囲気も同じような感じ。
野球親爺さんとは昨年の紅葉時期に甲子山山頂でお会いしました。
もっとも、その後にコメントを頂いて初めて知ったのですが・・・。
あまりにも積雪の少なさに肩透かしを喰らわされた感じでしたが、この時期釈迦ヶ岳の山頂を踏むことが出来ただけありがたや。
そしてこのルートのエキスパートの野球親爺さんとの出会いがスパイスな山行でした。
来年こそは雪まみれの山頂リベンジ予定です。
こんばんは。
山歩きでバッタリというのは嬉しいですね~
ケン坊はリンゴさんとのバッタリが一度だけでした
入山の少ない季節、しかもプロ級が歩く雪山…
そうか むしろバッタリの確率は高くなるかもですね~
何だか 判ったような判ら無いような…
しかし、それにしても今年は雪が少ないんですね
我々、山の素人派には有り難いことです>笑<
う~ん 小学低学年で雪山?
小さいうちから(羨ましい)素晴らしい経験ですね
こういう体験が将来に繋がっていくんでしょうね
花の季節とかで知り合いに会う可能性というのは確かに高いかもしれませんが、
この時期このコースという、
まさに同好の方との遭遇と言ってよい出会いでした。
前山までは雪も殆どありませんでしたが、このルートを選んで息子に体験させるお父さんの気持ちがなんとも言えずに印象的でした。
佐野から高原山は見えないので、例年、どのくらい白くなっているのか
イメージできないんですが、黒々とした男体山を見るたびに、
今年はホントに雪が少ないんだなぁ。と思っていました。
でも、明るい雪の森や、遠くの塩那の山並が、とってもきれいです。(*^^*)
ひたすらラッセルは嫌だなぁ。って思いながらも、こう、雪の少ない年は
Let’s ラッセル!!と思ってしまうんだから、なんとも不思議です。(笑)
山頂でのバッタリは、とっても嬉しいですね~♪
山の積雪って状況把握が難しいです。
遠目に見て無さそうでも現地は案外あったりするので油断出来ないです。
遠目にバッチリあるくらいだと今度は歩くことすらままならないどころか、
危険性自体も出てくるわけで、安全でかつノートレースを標榜する自分としては
なかなか山の選択肢が狭まってしまうところが悩みの種です。
今日あたりは会社の屋上から見る日光連山および高原山。
一時的に積雪があったようにも見えますが、週の中盤から気温が上がって
また溶けちゃうんでしょうね。
今年はもう雪を諦めて、冬枯れの藪山を愛でに参ろうかな(笑)
なんて心境ですが、それでもchikoやんさんの記事など読んでしまうと
「もう一回」と欲が出ちゃいます。