大入道周回

-『GeoGraphica』+『カシミール３Ｄ』+『国土地理院地図閲覧サービスデータ』にて作成-
-※当コースには一般登山道でない箇所が含まれています。参考にされる場合は自己責任でお願いします。

大入道の過去の記事
    2021年05月31日  大入道のシロヤシオ祭りに間に合う

　野球親爺さんが今年も大入道を北尾根から登られた。シロヤシオの状況も上々、下山は未踏尾根でシャクナゲまで咲いていたという。野球親爺さんは13日に歩かれたので次の週の晴れた日、と狙っていた。雨が上がった今日、若干風が強そうであるが花は待ってくれないゾということで後追いをさせていただくことにした。

　予定の駐車場（チェーン着脱用駐車場）に着くと先発一台、支度中一台(二名)。おやおや、既に有名ルートになっているのだろうか。二人組の方が先発するも、すぐに追いつき先行させていただいた。

　尾根の内容は至って穏やか。暫くは尾根形が明瞭なので迷う事もないが広尾根の所で若干トラバース気味に歩いてしまったのが悔やまれる。そう、白ヤシオは急な谷沿いを好むのだ。尾根に戻ってみると既にそこはシロヤシオ祭りとなっていた。
（以下、同じような写真の羅列で恐縮）

取り付いた尾根は穏やかそのもの

やがて北側の崖地沿いからシロヤシオの群落が始まる

花付きも申し分なし

どこまでも続く

ミツバツツジもフレッシュな株が多い

登っても登ってもシロヤシオの森は尽きない

　大入道直下は岩交じりの急登となる。ここを登っていくと徐々にシロヤシオは蕾が多くなり、代わりにミツバツツジがより美しく花を咲かせていた。今年は綺麗なミツバツツジをあまり見ていなかっただけに嬉しい。

大入道直下は岩交じりの急登となる

前黒山とツツジ　なかなか素晴らしいな

塩那の山なみ

　斜度が緩むとそこが大入道。この時間はまだ登山者の姿も見えない。登山道を飾るシロヤシオロードは蕾も多くもう数日先かもしれない。また大入道の南斜面にはフレッシュなミツバツツジが見られた。

大入道のミツバツツジ

　登山道を下り桜沢を渡渉して登り返したところで登山道から分離。尾根の芯は穏やかで何もないので桜沢寄りを歩く。先ほどの尾根と比べると少な目だがこちらもシロヤシオの樹が多い。

桜沢右岸尾根もシロヤシオが素晴らしい

藪も無いスッキリとした広尾根

　シロヤシオも途切れると今度はシャクナゲの群生地が出て来た。かなり広範囲に群生しているがちょっとタイミングが遅かったようで花は残り少なくほとんどが痛んでいた。だが、こんな所に密かにシャクナゲ群生があるのを見つけた野球親爺さんのナイスジョブ。
　新しい花を探して谷沿いに奥まで行ってみようともしたが、先ほど何か黒っぽいものが素早く立ち去ったり、脇の草むらから突然ジャンプするように逃げ去っていく足音、尾根の向こうでは数頭のシカが走り去る姿。視界が狭くなる藪に突っ込むのは明らかにヤバいなと感じた。いずれにせよ来年シャクナゲにピッタリ合わせて来るにしてもそうそう登山記録があるルートでもないので偵察が必要であることは間違いないだろう。

シャクナゲの群生地があった

既に数少ない花

高度を下げると切れ切れになったシロヤシオも終わりだ

桜沢を渡渉して

駐車場へゴール　自分の後に一台増えていた

概略コースタイム

カシミール３Ｄデータ