-『GeoGraphica』+『カシミール3D』+『国土地理院地図閲覧サービスデータ』にて作成-
※仏ノ山峠~仏頂山は一般登山道ではありません。参考にされる場合は自己責任でお願いします。
仏頂山、高峯の過去の記事
2010年01月31日 仏頂山と高峯
県境繋ぎシリーズ。先々週の終点であった仏ノ山峠を、今回は始点として仏頂山までの藪尾根を辿り、あとは高峯のパラグライダー発進地までは快適登山道歩き。
本当は雨巻山まで通したかったのだが、周回ルートを考えると偵察が必要と考え今回は残りの区間を宿題とした。
11年前に停めた個所の少し手前(北側)にある愛宕神社へ車を置かせていただき、車道歩き約3Km。二週間前に鶏足山より伸びる県境尾根から着地した仏ノ山峠より取り付く。
なお、今回もカメラはミラーレスのオリンパスE-PL6だ。設定に微修正を加えてチャレンジしたが、やはり結果は惨憺たるもの。NikonのD5600で出る黒の締まりが全く無いのだ。なんとなく薄っぺらい感じの色調になってしまうので風景写真としてのリアリティーに欠けてしまうのが残念。PhotoshopElementsであれこれいじってもどうにも思うようにならない。赤いものや人の顔は綺麗に映るのだけどねぇ。
仏ノ山峠から仏頂山への藪は大したことも無かったので、一眼レフを首からぶら下げていっても全然問題なかったろうに。いや、あくまで結果論だが(^^ゞ
伐採された裸地の急斜面を一気に登る。県道を走る車からは丸見えなので素早く尾根芯に乗るべし。呼吸も荒くして穏やかな頂部へ到着した。水を一口含んで更に進めばその先はしばらく藪ゾーンとなる。
ごくたまに往来する者がいるのだろうか。道型とまではいかない微かな踏み跡の気配を感じる。所々にタヌキの溜め糞の山が見られたが、鶏足山からの尾根に比べれば幾らか少ない。
植林帯になると一気に歩きやすくなる。途中で現れる混合林や雑木林にはさほどうるさい藪は無い。だが、尾根形は不明瞭で広尾根だから、赤い県境杭が頼りとはいえ頻繁に立ち止まってGPSの現在位置確認が必要だ。
終盤、斜度を増すとルートは明瞭となり、上小貫からの登山道へ合流するとすぐに仏頂山の山頂に着いた。楞厳寺から登ってきたらしい中高年夫婦が休憩中であったが、眺望皆無の山頂に長居無用。滞在1分程度で次へと急ぐ。
登山道に合流したのち、程なく仏頂山へ到着 山名板がやたらに小さい
先ほどまでの藪尾根が嘘のような整備された連続階段。階段って逆に歩きにくいんだな。閉口しながら進むも伐採地の景色は11年前と変わらず良好だ。だが今日は北風が冷たくて堪える。帽子の耳当てを出してダウンジャケットのフードを立てて、そうだ!山中で人と密になった時にとポケットに忍ばせていたマスクをすれば防寒対策バッチリ。いや、でもこれ、目だけ見えていて、はたから見たら結構怪しい雰囲気だぞ。
メイン登山道は流石にしっかりとしている 日溜りハイクが楽しい
そしてパラグライダー発進地からの眺望はやはり素晴らしい 奥の山並は吾国山から難台山
丁度正午頃から風が弱くなり、加えて南斜面のパラグライダー発進地は北風も遮られほぼ無風。ひたすら日差しが暖かくて心地よい。春の陽光にまみれながら、食後のコーヒーを飲み終えてなお腰が上がらずまったりと過ごした。
下山はあっという間。程なく林道に出会うと伐採作業の最中で、重機の通り過ぎる脇を小さくなりながら通過させていただく。おまけで色々な重機を見ることが出来た。2歳8か月の孫は車や電車に夢中だが、60過ぎのわが身にも働くクルマはカッコいいと思えるのだ。
概略コースタイム
駐車地(愛宕神社)発(08:49)-仏ノ山峠(09:30)-造林地看板(09:49)-仏頂山(10:32)-伐採地(10:54)-
奈良駄峠(11:12)-高峯(11:54)-パラグライダー発進地(12:04)-昼食休憩-行動再会(12:45)-
上小貫下山口(13:02)-林道出会(13:13)-駐車地(愛宕神社)着(13:47)
カシミール3Dデータ
沿面距離:11.9Km
所要時間:4時間58分