まだあったアカヤシオ


-『GeoGraphica』+『カシミール3D』+『国土地理院地図閲覧サービスデータ』にて作成-

釈迦ヶ岳の過去の記事
    2018年10月21日  5ヶ月ぶりの山行は部活のシゴキ並み!
    2018年05月20日  鶏頂山敗退なるもシロヤシオロードを満喫
    2018年03月03日  続、今年の釈迦ヶ岳
    2017年02月25日  今年の釈迦ヶ岳
    2016年05月14日  守子神社ルートより権現沢左岸へ周回
    2016年02月27日  冬期釈迦ヶ岳登頂 だが雪は少なくちょっと残念
    2015年10月18日  西平岳を目指して釈迦ヶ岳
    2010年10月16日  大間々より西平岳
    2008年10月25日  紅葉間に合わず!ガスの高原山を歩く
    2007年06月16日  高原山最高峰 釈迦ヶ岳へ登る

 明らかに運動不足な日々を解消したい。
 天気予報を眺めていたら、この日の晴れ間を無駄にしたくないという思い。ならば釈迦ヶ岳歩きで汗をかこうじゃないか。

 ルートは2018年10月に歩いた西平岳ヶ経由周回の逆回りとした。
 記録を見比べると、その時は鶏頂山までのピストン込みで今回より早いタイムで歩いている。
 やはりスタミナ低下が著しい。今回、暑くてバテたというのが大きな理由というのは言い訳にしかならない。
 コロナ自粛があっても『おうちトレーニング』がきちんと出来る人はそういう問題もクリア出来るのだろうが、如何せんそこまでストイックになれないところがわが身の悲しさである。

 いつもの守子神社登山口まで車を進めるとなんと工事中で仮設小屋設置されており、駐車スペースには工事車両のための鉄板がひかれていた。
 今日は日曜日だから工事は休みだろうと思ったが、万が一関係車両が登ってきたら迷惑になるので少し下った所へ車を停めた。
 工事内容は県民の森方面へ延びる林道の崩落地点の復旧のようである。工期が6月22日までということなので、終了後にオフロードバイクで偵察をしに行くのが今から楽しみだ。


守子神社登山口は工事中


崩落個所の法面を工事中 以前はここで行き止まりだった 開通が楽しみだ

 さぁ、今日の長丁場尾根はどんな表情を見せてくれるのだろう。
 歩き慣れたコースだが、期待に胸が膨らむ。


序盤は山ツツジがお出迎え


シロヤシオ 一株あらわる 花付きは・・・御覧のとおり(*´Д`)


ミツバツツジも


前山到着 運動不足の身にはここまでで既にキツかった
決して『のんびりコース』じゃなかったヨ

 結果から言ってしまえば、ツツジ類はごくごく僅か。
 登山道を離れた谷側にはシロヤシオやミツバツツジの結構良い花付きが見られたが、今日のルートは余計な体力消費は好ましくないので遠くから眺めるに留めた。前山あたりを目的地にして、花を探しながら周囲をゆっくり歩き回るのも良いかもしれない。


下山はあちらの西平岳ルートの尾根を下る


前山方面を振り返る いつ見ても良い眺めだ

 釈迦ヶ岳山頂まで標高差200mあたりから笹の急登となる。
 冒頭にも書いたが、運動不足と暑さでバテバテ。肩で息をしながらの牛歩で進んでいると後方から軽快な足捌きで追い抜いていった若者。良いなぁ羨ましいなぁ。我が脚力の無さにがっかりと肩を落とす。こんなことで会津駒とか尾瀬の山に登れるのだろうか。そもそもコロナ騒動が収束が先の心配事なのだが(笑)


一応山頂の一枚 手前側は沢山の登山者で結構”密”だった


塩谷 宇都宮方面


西平岳と右奥女峰山


谷筋は結構残雪あり


重い望遠レンズを担いできた甲斐のある一枚 でも持ってこなきゃ500g弱軽量化出来て疲労軽減になったのは間違いない


鶏頂山にも憩う登山者の姿が見える


さて、あちらへ廻りますか

 登山口から山頂までの間に遭った登山者は先ほど元気に自分を追い抜いていった若者一名のみ。
 しかし釈迦ヶ岳山頂はざっと数えて20~30人くらいかな。
 皆さんソーシャルディスタンスをとりながら腰を降ろして休憩中だが、コロナが無くても静かな山頂が好きな自分にとってはあまり居心地が良いものではない。いつもなら食後のコーヒーまでゆっくり楽しむ食事休憩もそこそこに山頂を出発した。

 ジェットコースターのような鞍部への下り。そして岩の合間を縫ってアスレチックのような中岳超えにと進む。
 中岳のピークで西平岳方面からやってきた登山者1名と交差。結局釈迦ヶ岳の山頂以外で出会った登山者は二名だけだった。やはり塩谷側ルートはマイナーな証である。

 嬉しい想定外は中岳周囲からアカヤシオの色濃い花が見られたこと。
 正直全く予想していなかっただけに感激もひとしおだ。


中岳付近から想定外のアカヤシオゾーンへ


フレッシュな花付きが続々と・・・


西平岳肩の崩落地へ到着 風が強くて帽子が飛ばされそう


釈迦ヶ岳


鶏頂山


栗山ダムと左手の月山 月山のアカヤシオは今年どうだったのだろう


まだまだ続くアカヤシオ 釈迦ヶ岳と共に


登りに歩いた前山から続く尾根


西平岳ルート唯一のシロヤシオ

 アカヤシオが途絶えた後はシロヤシオとミツバツツジがちらほら。花付きはあまりよくない。
 想定外のアカヤシオにすっかり気をよくした自分だったが、やっぱり足腰の疲れは正直隠せない。無事西平岳登山口に到着してまずは一息だ。

 崩落林道終点まで砂利道を歩き再び山内へ。守子神社ルートに出るまでは踏み跡も希薄な赤テープ追いの心細いルートなのだ。おまけに最後の標高差50m位の登り返しが地味にきつかった。そして、登山口まで気を抜かないように怪我しないようにと気を張って歩いていた。

 車に戻って靴を脱いだらどっと疲れが出てきた。大変な一日だったがやはり釈迦ヶ岳は南を歩いたほうが格段に自然も深く静かで雄大だということを改めて確認する。
 疲れた体を感じる脳みそと喜びを感じる脳みそが協議した結果、良き一日であったと脳内裁定が下されたのであった(笑)


西平岳登山口から守子神社ルートへ戻るべく崩落林道を行く


二度と車が通ることがないであろう橋


オフロードバイクで頑張ったとしてもここまで

概略コースタイム

駐車地発(07:05)-守子神社ルート登山口(07:11)-守子神社(07:43)-西平岳方面分岐(08:07)-
前山(09:00)-釈迦ヶ岳(10:32)-昼食休憩-行動再会(10:53)-中岳(11:24)-西平岳の肩(12:03)-
コーヒーブレイク-行動再会(12:10)-西平岳登山口(13:33)-釈迦ヶ岳登山口(13:54)-西平岳方面分岐(14:26)-
守子神社(14:41)-守子神社ルート登山口(15:12)-駐車地着(15:19)

カシミール3Dデータ

沿面距離:14.1Km
所要時間:8時間14分

カテゴリー: 塩谷の山 パーマリンク

まだあったアカヤシオ への2件のフィードバック

  1. 野球親爺 のコメント:

    お疲れ様でした。
    やはり釈迦ヶ岳はこのルートが一番ですね。
    アカヤシオが思いのほか咲いていたようで、いいものを見せていただきました。
    こちらは黒滝山に新登山口から往復したのですが、花は殆どなしでした。
    北那須は警戒期間継続で域内から出ないようにしております。
    釈迦ヶ岳は域外なので期間が明けたら行きたいと思います。
    バテバテとおっしゃいますが、その日の体調で変わります。3年前くらいに守子から時計回りで西平岳からまず登ろうと稜線近くまで進みましたが、脚の攣りと体力消耗で引き返しました。
    会津駒ケ岳は問題なく登れると思いますよ。

    • まっちゃん のコメント:

      今年の花は裏年ですが、コロナで自由に動けないのがせめてもの救いでしょうか。
      花に罪はありませんが、例年通りあるいは咲きっぷりが良いのに自粛となると
      残念さが桁違いだったでしょうね。

      自然が起こした新型コロナウィルス。花の不作は同じ自然が恵んだプレゼントなのかも
      しれません(*^-^*)

      暑さに弱い自分は今回のルートは堪えました。
      持った飲料水は800ml。
      かなり飲む量を制限しながら歩いたので、余計ストレスでバテたというのもあるかもです。
      カメラのレンズなど持たずに水を一本余計に持っていけばと後悔しました。

      会津駒ケ岳。どうせ行くなら余裕の体力で登らないと楽しめないかなと考えてますが、
      もうちょっと鍛えなきゃならんなと思っています。

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