今年の秋は天候不順、そして業務繁忙。アウトドアもなかなか思うようにいかない。
平日年休という奥の手を出したくても、どうにもこうにもゆかず。ストレスフルな日々だ。
でもようやく一息かな。
先週は近場でお茶を濁す的な山行で思いがけぬ紅葉との邂逅があった。でも紅葉はやっぱり山の中じゃなくっちゃ。
ということで、リンゴさんの記事に触発され、久々の超早起きで奥久慈へとパジェロミニを飛ばした。
-『GeoGraphica』+『カシミール3D』+『国土地理院地図閲覧サービスデータ』にて作成-
町営第一駐車場に着いたのが7時前。予想に反して車は数台程度だ。ちょっと早すぎたかな。まぁ駐車スペースが確保できて一安心。遠征の時に一番頭を悩ますポイントをまずクリアだ。
時間調整で車中で仮眠してからさぁ出発。駐車場から見送るハイカーは皆袋田の滝方面に向かう模様。そんななか、天邪鬼よろしく反対方向へ。
程なく民家裏の生瀬富士の登山口へ到着。鄙びた道標に導かれ登山道へ分け入る。
序盤は林業の廃ブル道だが、谷沿いに詰めて尾根に乗り上げると一気に開ける奥久慈の山並み。
更に高度を上げると嬉しい紅葉がお出迎え。段々と斜度がきつくなるが紅葉の美しさが励ましてくれる登り。奥久慈の山登りも素晴らしいね。
軽い鎖場を二つやり過ごすと生瀬富士の山頂へ到達。水戸から来たハイカーとしばし談笑し北の岩峰へと足を延ばした。
なかなかな高度感である。痩せた岩尾根を辿り、末端へ。突端には幟を上げたであろう柱が屹立している。
山頂からの急斜面をトラロープ頼りに下ると鞍部は再び紅葉が美しい。
登り返した双耳峰は立神山という。その名の謂れは何ぞやと思索しながらなおも降下は続く。
紅葉は高度を下げ、黄葉と変化しながら楽しませてくれる。贅沢な山旅である。
袋田の滝を見下ろせるポイントへ。足がすくむ断崖絶壁から見下ろす滝は絶景なり。
尾根末端まで降りると懸案の渡渉。ひえー、水が被ってない石が少なすぎ。靴の防水性を信じ、最小限の冠水やむなしの覚悟で渡る。
いやぁ、厳しかった。今日の一番の難所だったかな(;´∀`)
渡渉を終えた先から再び尾根に取り付く。順調に高度上げて生瀬富士の高度まではあっという間。息も絶え絶えだ。
月居山の前山あたりになると山道もコンクリートの階段となり様相が変わる。登り詰めたそんな前山を一気に通り過ぎ鐘撞堂のある鞍部まで急降下。
登り返しの後山への最後の登りを詰めるとパッと拡がった鮮やかな紅葉。
そう、今日はこれを見たくて歩いてきたのだよ。
紅葉最前列に腰を降ろしてさぁ、昼食だ。
名残惜しい山頂を後にした下山の途。途中もまた美しい。
途中の分岐で「近道」を選んだら、瀧茶屋裏手へ出てしまって目的にショートしてしまった。ちょっと下調べ不十分だったかな。
最後は車道歩きで観光客の多い中テクテク歩き、ふと振り返った生瀬富士へさようなら。奥久慈、なかなか良かったな。来年は男体山への縦走をと胸にしまいながら車の元へ戻った。
概略コースタイム
駐車場発(07:59)-生瀬富士登山口(08:02)-生瀬富士(09:08)-岩峰突端(09:23)-立神山(09:43)-
袋田の滝ビューポイント(10:25)-渡渉(10:41)-前山(11:19)-鐘撞堂(11:27)-月居山(11:38)-昼食休憩-
行動再開(12:23)-滝見ポイント(12:44)-登山口(12:58)-駐車場着(13:15)
カシミール3Dデータ
沿面距離:8.9Km
所要時間:5時間16分
超ニアミスでしたね。
実は今週末もまっちゃんと全く同じコースを歩きました。
あれ?スタート時刻はそんなに変わらなかったような・・・。
渡渉ポイントは先週に比べると若干水量が増えていた様です。
先行の2組は断念して戻って来ました。
月居山に着いたのは1時半を過ぎていたかな?もう、まっちゃんは下山してましたね。
二週連続の訪問だったのですね。
もうホントリンゴさんの記事に背中を押されて出かけたようなものです。
お陰様で素晴らしい紅葉を堪能することができました。
情報提供ありがとうございました。
渡渉はドキドキものでしたが、靴が頑張ってくれて足は濡れずにすみました。
使い捨てのビニール袋を使うという話も聞いたことがありますが、
なるほど、あのくらいの渡渉だと有効かなと思いました。
生瀬富士山頂は9時25分ごろ、月居山は13時前でした。
完全に入れ替わりでしたね(;’∀’)
生瀬富士はもうちょっとのんびりしていたら出会えた可能性もありましたね。
確かにニアミスとはこのことですね。
おはようございます
まさにお見事! これぞ”紅葉”っていう写真ですね
まさかのリンゴさんとの超ニアミスでの山行
ルートもあることながら、単独で歩かれるご仁の勇気
とてもケン坊には考えも及びませんね
月居山は3回(?)登ってますが、いずれも観光用の
階段からでした
奥久慈の紅葉が素晴らしいのは月居山しか知らず...
ただただ
もともと分県版「茨城の山」に掲載されている今回のルート故に、
渡渉を除けば難しい所や危険な所もありませんでした。
生瀬富士で出会った水戸からの男性もガイド本片手でやってきて、
道標が少ないと漏らしていましたが、自分からするとあり過ぎるくらいあって、
踏み跡道型もバッチリなメジャーなコースだと思いました。
あ、すみません。
また投稿が途中で途切れてしまったようで申し訳ありません。
なんでなんだろうなぁ。特に文字数制限とかは無いのですが。
あるとすれば特殊文字が制御コードとして誤認されてしまってる
くらいしか思いつかないのですが、はっきりしたところは不明です。
重ね重ね申し訳ありませんでした。
奥久慈の紅葉って素晴らしいですね。
身体まで赤や黄色に染まりそうです。
まっちゃんさんも山の紅葉を愛でることができて良かったですね。
古賀志同様、奥久慈も来年あたり歩いてみます。
今年はもう・・・と諦めかけていただけに、
滑りこみセーフの嬉しい誤算でした。
自分は来年こそ県北の鮮やかな紅葉の山へと夢見てます。
せっかくのばったりのチャンスでしたが、足を引っ張ったのは私です~。(^^;(^^;
それにしても、自分で見てきた景色を、まっちゃんのブログでまた楽しめちゃってる。
って、なんか、とっても不思議な感覚です。
差し込む光は、完璧に赤かったですね~。
歩いた距離7キロくらい。累積標高差も700メートルくらい。
えっ? そんなもん??
って思っちゃうほど、がっつり歩いた気がしました。
リンゴさんとご一緒でしたか。
chikoやんともニアミス。生瀬富士の山頂でのんびりしていたら
お会い出来たかもしれませんでしたね!(^^)!
確かに大した距離と標高差ではないんですが、生瀬富士からの下りが案外
キツイのと、一旦川まで下ってからの登り返しは結構きつかったように自分も感じました。
奥久慈へようこそ!生瀬富士の錦繍は、素晴らしいのですが、ちょっと時期が遅かったようですね。登山道の紅葉が進んでいると、錦繍は終わりに近いですからね。ちなみに、当たるとこんな感じです。よほど、タイミングが良くないと、ここまで鮮やかにならないようですが。
https://www.yamareco.com/modules/diary/73693-detail-79636
奥久慈の縦走路ですが、両端はいいのですが、縦走路がイマイチ単調です。湯沢源流、篭岩山などを周回した方が面白い気はします。
NYAAさんお久しぶりです。
茨城はNYAAさんのお膝元でしたね。
自分は去年竜神峡の明山に登りましたが、天気が悪くてあまり良い印象が
残ってませんでした。
でも、今回の山行で奥久慈の自分の中のポイントが大幅にアップしましたよ。