-『GeoGraphica』+『カシミール3D』+『国土地理院地図閲覧サービスデータ』にて作成-
※当コースには一般登山道でない箇所が含まれています。参考にされる場合は自己責任でお願いします。
また、雪の無いシーズンの牧場内は、防疫の為関係者以外の立ち入りが禁じられています。
方塞山、横根山の過去の記事
2007年08月19日 久々の家族山行
2007年10月28日 三枚石と方塞山
2013年02月09日 古峰ヶ原峠から方塞山
今季の雪遊び第二弾。本当は守子登山口から釈迦ヶ岳を狙っていたのだが、昨日会社から見えていた雪雲に隠れていた高原山。雲が切れた後に見た雪深そうな姿に精神的にノックアウト。新雪ラッセルであの標高差を登る自信は流石に無い。3月になって雪が落ち着いてからチャレンジしよう。
ということだが、今日は予報で天気はバッチリなのでこのチャンスを逃す手は無いだろう。3年前、思いの外良かった前日光牧場は如何に。古峰ヶ原高原に上がる道路に雪は殆ど無くこれは駄目かなと思いきや、意外や意外。期待に充分答えてくれた。
3年前は古峰ヶ原高原に車を置いて三枚石経由で方塞山ピストン。気持ちよかったので少しだけ放牧地歩きも追加した。方塞山は南西に伸びる境界に並走している破線道が気になっていたが、雪の無い時期に偵察すると何となく藪っぽい感じ。藪は嫌いでないが、どうせ登るなら積雪期に放牧地内を歩こうと以前から溜めておいたルートである。
直近の偵察をしていないので駐車地にちょっと不安があったが、良い塩梅に工事関係?の駐車地があってそこに駐めた。目と鼻の先にある牧場への車道入り口は雪で閉ざされとても車では進入出来ない。3年前は帰りに寄り道してこの道をパジェロミニで少し進んだが、途中でスタックしかねない位雪深くなってきたのでUターンした。だが今年はいかなる車もそもそも進入すらも拒んでいるようだ。そして、車両が入り込まない為にこの先のエリアが秘境になっている事を今日は知るのである。
牧場道路入口脇から入山する。道標は無いので正規の登山道では無いが、地形図に描かれている破線道と一致するので道と言えば道なのか。積雪期の今は知る由も無い。
ひと登りして牧場へ踏み込むと広々とした風景が広がって気持ち良い。僅か10分足らずの登りでこの景色はありがたい。もっとも、牧場内は当然無雪期は歩いてはいけない所。季節限定の牧場散策である。
方塞山の山頂付近に足跡は無し。古峰ヶ原峠にハイエースが一台駐車していたが、三枚石経由でまだこちらまで到達していない模様。あるいは三枚石までのピストンか。
方塞山から牧柵沿いを下って行く。車道(といっても完全に雪で覆われている)に接合するギリギリで再び牧場をキープ。やがて前日光ハイランドロッジが見えてくる。
柵が設置されているので恐らく夏道であろう場所を辿りながら進む。道標に従い、道が林の中へと進むと開放的な牧場とはまた違った静かな山の表情が迎えてくれる。
山頂直下のノートレースに胸踊らせながら進んでいくと・・・やはり一番乗りはウサギだった( ´∀`)
以前、横根山に登った時は山頂は木に覆われていて何も見えなかったが、この時期は雪が積もっているせいで木より高い視点で景色が見えるので案外好眺望。
山頂から真南に降りて行くと、こちらは雪が溶け始めて数カ所地面や木の階段が露出しかけている所もあった。登り始めから此処まで雪質は結構多彩だったが、今日の状態は全般的にワカンが好適だったかもしれない。もっとも、ライトニングアッセントはスノーシューでありながら軽量で扱い易いので適用範囲が広い。もう殆どの所はこれ一つで行けるのじゃなかろうか。敢えて深雪のエリアでの沈み込みを楽しむならワカンなのだが、体力の無い自分はやはり楽ちんが一番。
この先、象の鼻までは結構起伏も多そうだったので管理道を使うことにした。冒頭にも書いたが、このエリアはこの時期一切の車両が進入出来ないので静かでかつ訪れる人も稀な世界。夏の賑わいが嘘のようである。
八方ヶ原は山の駅たかはらから林道を使って往来するスノーモービルの存在が興ざめだが、こちらは純粋に歩いた者だけが到達出来る場所なのだ。
途中の景色も、赤城山から日光連山に至る風景は角度を変え範囲を変えながら見え続けていたが、象の鼻に到着すると高原山まで連続する絶景。まさに惜しみない眺望となった。
いつまでもここに居たい。願わくばテントでも張ってこの壮大な景色に沈みゆく夕日を見てみたい。そんな思いに後ろ髪を引かれるようにして出発した。
途中で人の声がした。彼方に二名の登山者を発見。物好きさんは自分以外にもいるようだが、足跡に追いつくと二人共ツボ足で横根山からショートカットして真西に下りてきたようだ。朝見た古峰ヶ原高原のハイエースの人達かもしれない。
夏は賑わいのロッジも今の季節は板戸を打ち付けひっそりと冬眠中。ここからずっと管理道路歩きでも良かったが、また牧柵をまたぎ、起伏を楽しむ。最後の小高い丘からは急斜面で降下するも、雪のあるこの時期は快適そのもの。牛達もこの雄大な景色の中、登ったり降りたりすればさぞや健康的な生活を送れるだろう。
牧場内の丘を通過した時に、車道を歩いていた先ほどの二人組を追い抜いた形になった。向かう先の道路に足跡が無いところを見ると彼らはやはり古峰ヶ原峠からやってきたようだ。これから方塞山にツボ足で登り返して帰るとなると結構時間的にキツイじゃないかと老婆心ながら思った。
かく言う自分もほんの散歩程度で計画した今日の歩きであったが、流石に終盤疲れが出てきて最後の車道歩きはいささか食傷気味。しかしながら、最後の最後までスノーシューが軽く沈み込む絶好のコンディションの素晴らしい雪遊びの一日であった。
地図を見ながら計画した時は、距離が短いので午前中のやっつけ歩きになるかな? 或いは、雪が少なかったらどうしよう。などと正直悩んでいたが、途中で写真を撮る時間が多くてなかなか先に進まず結局5時間もかかってしまった。でも素晴らしい場所故に5時間楽しませて貰ったというのが正解。危険箇所も無く、辛い登りも無し。眺望はすこぶる良くて入山者ほぼ無し。こんな素晴らしい場所は、間違いなくこれからも毎年の定番になるだろう。
概略コースタイム
駐車地発(08:54)-方塞山(09:47)-前日光ハイランドロッジ(10:48)-横根山(11:19)-象の鼻(11:56)-
昼食休憩-行動再開(13:04)-前日光ハイランドロッジ(13:34)-駐車地着(14:31)
カシミール3Dデータ
沿面距離:8.2Km
所要時間:5時間37分
おはようございます
今季第二弾? あっそうか”雪山遊び”としてですね
このコースは夏山なら歩けそうな感じはしますが
雪山となると全く想像もつきませんね。でも雪山だから
歩ける場所もあるんでしょうね...
それとノートレース...誰も踏み入れてない世界に
足跡が残ると思うと、気持ちが高ぶるんでしょうね~
イメージでは挑戦したいと思いつつ
ケン坊は安全運転がベースなので、足跡の無い場所は
怖くて怖くて最初の一歩が踏み出せません...
素晴らしい天気で展望も良く大いに満喫でしたね
自分の意識の中では未だ、本格的な雪山登山というのは敷居が高いというか、体力レベル、経験、知識、装備のどれをとっても不可能なような気がします。
誰も足を踏み入れない所を歩くにしても、能力に見合った場所とコンディションを考えると雪山遊びと言っている範疇のが安全マージンが確保出来ているのだと思います。
誰も歩いていない雪面へ第一歩を踏み出すのは、とてつもなく気持ち良いものですよ。
大袈裟ですが、ここから先は全て自分の自由と責任。
歳と共に、実社会では冒険したくても出来ない。状況によっては黒いものを白としなければならないような所謂”大人”な社会に生きていくと、こういった状況に飢えるといいましょうか・・・
体力があって、自己管理が可能なうちにこういった所を楽しみたいと思っています。
桝形山に続き、またいい場所を見させていただき有難うございます。
空の青さが際立っていますね。
同じ日ミツモチに行ったのですが、霞んで遠くはよく見えませんでした。
象の鼻には一度行かないといけませんね。
ここもまた来年かな。
象の鼻は家族で行った時はガスっていて眺望無しでしたが、今回は天気に恵まれました。
方塞山付近だと北側の眺望が今ひとつですが、象の鼻はその点バッチリですね。
今回悔やまれたのは少し上にある1368mPを踏まなかった事。
落葉でかつ地面が雪で嵩上げされているので、きっと東側の眺望はかなり良かったのではと思われます。
早々に来年の課題が出来ちゃいました。
11日は良い天気でしたね。
私の勤務先では企業カレンダーが平日扱いで出社日でした(T_T)
快晴の空を眺めては溜息ばかり・・・(笑)
それにしても気持ち良さそうな雪原、そして大展望。
まっちゃんの楽しそうに歩く姿が思い浮かびます。
今日は汗ばむ位の陽気でしたね。
未だ2月半ばだというのに山のコンディションが気になるところ。
残されたウィンターシーズン。リンゴさんは何処へ?
自分も思案中ですが、今年の気候状況は以前の年の皆さんの記録とかが参考にしづらいです。
これまた素敵なところですねぇ。
一度行ってみようと思いながら、未だに行けていないエリアです。
もぉ、栃木県民モグリか? 私。って思ってしまいました。(^^;(^^;
こんな素敵な場所でなら、ウサギさんに先を越されても許す!ですね。
象の鼻からの展望が最高!!!
牧場の開放的な雰囲気も最高!!
栃木県民でもあまりこんなマイナーな所は歩かれないと思います。
無雪期は駐車場から軽装で散歩する人が沢山居る場所だけに不思議な気持ちになりました。
来年はアプローチルートを変えてまた象の鼻を目指そうと思ってます。
山並み写真 どれも素敵ですね!
なかでも 皇海山! 色合い シャープネスの具合
決まってる~~って思いました。
いままで いろんな場所(ネットとかガイドブック)で見た皇海山の写真の中で
一番の好みかもです~~~^^v
あと 標柱を前ボケにした 日光男体山 これも かっこいい!!
また また
低位置 落ち葉写真に続いて
真似したい構図です~~~
今回も雪景色の撮影難しい~ って痛感しました。
カミングアウトしちゃいますと、フォトショップエレメンツで全力修正してます(笑)
とても撮っただけではお見せ出来るレベルでないです。
もっとも、デジカメ撮影の楽しみは修正まで含めてと考えても良いのだからこれはこれでヨシだと思います。
自分が肉眼で見て感動した風景を自分的に再現して、なおかつ人に伝われば嬉しいものです。
標柱の前ボケ、後ボケの二枚はあえて時間差で出しましたが、ちょっとくどかったなと反省もしました。
でも、独学故に思いついたら何でもやっていこうの精神で楽しんでます。
そこまで、車が入れるなら、行ってみたいですね。こういった穴場があるから、マイナースノーシューイングは辞められないです。
やはり、ライトニングアッセントは足跡がしっかり残るので、その点に関しては、最高ですね( ´∀` )
残念ながら、方塞山南西の駐車地から先の牧場に繋がる道路への車両の進入は現在の積雪状況では除雪車以外は不可能だと思います。
それだけに、牧場全体が隔離されていて秘境化しているので狙い目になってます。
そうですね。マイナースノーシューイング。ホント楽しいですね。
ルーファンの藪山と通じる所もありますが、滑落と雪崩さえ回避出来ればルートを自由に取れるというところが開放的で楽しいですよね。
ほぼ廃道とされている日瓢鉱山から前日光高原へアプローチするルートも、積雪していれば面白いんじゃないかと思って来期のネタ帳入りしてます。
雪が積もると牧場は、誰も入り込まない雪原になるんですね!!
知らなかった~。これは来シーズン、もしくは、今シーズンにチャンスがあれば真似したいですね。(^o^)
下界はかなり霞んでいましたが、標高1000mに近いところだと空気感が違いますね。カメラをしまう暇がないお散歩の様子が自分の事のように想像できて、ウズウズしています。
ここは所謂穴場だと思います。
体力スタミナが足りない自分にとっては楽しく遊べる範疇のルート内容なので、
毎冬の定番になりそう。
放牧地歩きに飽きてきたら森に入ってもよし。とにかく自由奔放に歩けるところが良いです。
行動時間3時間で予定してましたが、写真撮ってたら5時間かかっちゃいました( ´∀`)
こんばんは*⌒o⌒*
わぁ~お!って感じです。雪がかぶるとまったく違った印象で、なにやら美しさも~!!
雪遊びで、全く考えになかったところです。
11日は、どこも山日和でしたね。私は栗山の夫婦滝(雄滝、雌滝)みにいってました。
とくちゃん、スノボもやるんですね。
自分もやろうかなと思ってるんですが、
踏ん切り付かず。
そういえば栗山や塩原の滝巡りも行ってないなぁと反省してます。
今年は暖かくなるのが早そうなので冬遊びを巻かなくちゃですね。
いえいえ。私はスキーです。ハンタマで黙々練習したのですが。。。なかなか。。
スノボはできないのです。
昨年は、体調崩したりで山遊びあまりしてなかったのですが、今年出だしは遅いですが、がんばろうと思ってます。ふつふつと古道からの~が気になっているこの頃です!
あ、失礼しました。スキーでしたか。
自分も若い頃は下手っぴでしたが良く行きました。
もう20年以上も前の話ですが。
今年はホント山の状況が掴めなくて。
現地に行けば判るのですが、装備とルート計画が立てづらくて悩ましいところです。
こんばんは⌒o⌒*
気になっていた古道から~男体山、昨日偵察に行ってきました~。
ただ上部がひとりラッセルと時間切れとなり、高度1998mのところまでで撤退しました。
使用はアイゼンのみ、スコップも使いませんでした。
コメント遅れてしまって申し訳ありません。
今年は雪が少ないとはいえ、北斜面の古道偵察。
流石とくちゃんですね。
鹿柵出口から先斜度が増してくるとかなり難儀したのでは?
夏でも人が歩かない所ですから、この時期どっぷり雪に埋まったのは想像に難くなし。
今、Mixi覗いてきました。
やはり雪は少なめっぽい感じですが、上の方はスノーシューじゃないと無理そうですね。
お鉢廻りと大岩からの最後の登りはかなり怖そう。
お疲れさまでした。
こんばんは⌒o⌒*
山頂はいいのです~。
樹林帯きれた見晴らしよいところから『雪アルまるっと日光!』がみれたら~と願ってます。
今日、何年もまえから念願だった、鹿又岳(横川~ですが)いってきました!と~おいです。
今日は~一人じゃないですからね。
なるほど。
2398三角点付近からはまさに奥日光の絶景ですからね。
特にこの時期は最高かと推察します。
横川からの鹿又岳ですか。
これはまた玄人っぽいルートですね。
Mixiの記事、楽しみにしていますよ。