杣添尾根から赤岳


-『スーパー地形』+『カシミール3D』+『国土地理院地図閲覧サービスデータ』にて作成-

関連山行
    2024年08月02日  避暑山行 最終日は横岳へ

暑さに負けずの避暑山行。
昨年に続き八ヶ岳、今年は赤岳を踏みました。そしてもう一ケ所、かねてよりの腹案である場所を目指して四泊五日のプチ車中泊遠征に出かけてきました。

この時期、車中泊は標高2000mクラスの場所で無ければ暑くて無理。
予定していた泊地のうちの一ケ所(高ボッチ高原)は実際に行ってみると涼しさでは及第でしたが、完全な携帯圏外で急遽変更。あやうく泊地難民になりかけました。
携帯圏外は家族などに万が一の事があった時(特に97歳の母親)に避けたい状況です。泊地を選ぶときは事前に調査していますが、高ボッチ高原はリサーチ不足でした。

今回の泊地は初日が南八ヶ岳林道の杣添尾根登山口、二日目は大河原峠、そして三日目が高ボッチ高原が駄目で林道途中の空き地、最終日は霧ヶ峰の駐車場でした。

最終日の霧ヶ峰以外は電波微弱でネットは絶望的に遅いも、電話はギリギリ通じました。でも、ネットで情報収集するのが常態化していると辛いものがあります。その点、道の駅などの市街地泊はやはり安心です。
それでも最優先事項は暑さ。
電波状況はともかく、酷暑に喘ぐ平地を考えると到着時の気温がどこも19度を下回る快適さは感動もの。明け方は寒いくらいでまさに楽園でした。

昨夏の遠征は麦草峠からの天狗岳、杣添尾根から横岳にそれぞれ登りました。
横岳登山の時に途中から見た赤岳の存在感に圧倒されました。あの急峻なピークを踏んでみたい。
この一年間、その気持ちを抑えきれずにいられなかったのです。

赤岳へのルートは美濃戸口より入り、地蔵小屋へ一泊したのち山頂を踏むのが手堅いルートのようですが、小屋泊まりがネックになります・・・
というのも、自分は大のいびきかき。
個室ならともかく、他人に迷惑をかける可能性は限りなく高く、かつ、他人のいびきも気になってしまうかも😅
赤岳の日帰りルートの中で自分レベルで一番安全かつ短距離な杣添尾根を選びました。
昨年歩いているので尾根の様子も解っているしね。それに尾根は樹林帯で日差しが遮られるのも大きなポイントです。

三叉峰~地蔵ノ頭が若干難しそうですが、皆さんの情報を見るに慎重に行けば問題なしと判断しました。
三叉峰から先はヘルメットをかぶりました。
10年くらいまえに雲龍渓谷の氷瀑を見に行った時に買って以来数回しか出番が無かっただけに久々です。

山レコ判定で難易度C。ザレた箇所、鎖場が多発しますが、基本的によく整備されており慎重さを失わなければ問題ありませんでした。

地蔵ノ頭で地蔵小屋からのルートに合わせると道はよくなり、ほどなく赤岳展望荘へ到着。
最後の残り標高差170mなれど、そそり立つような登りがなかなかキツかった。
標高が高いせいもあってか息切れがいつもより激しく、立ち止まっては進みの連続です。
それでも、見た目の程の急峻さを感じさせない鎖とルート整備、今まで登った山と比べて特別に難しい感じではありませんでした。

そして帰りの石尊峰への登り返しがこれまたキツイ。
往路は下りだったからさほど感じなかった(というわけでもなく、帰りにこれを登り返すんだなと内心ビクってた)ですが、復路にまざまざと眺めるに、巨大な山塊が立ちはだかります。
これを巻くならまだしも、超えていかなければならないのですよ。
丸見えになっている登り返しって他の山でもそうですが、まずメンタルを削られます。
脚力に劣る自分は、登高意欲に駆られるのは前半の元気なうちだけ。

慎重に三叉峰までの難路を無事クリアしても、次は長い長い杣添尾根の下り。
気を抜くと怪我の心配もあります。下りといえども意識的に休憩をこまめに挟みました。
途中で登ってくる方と二回交差しましたよ。
この時間だと小屋泊まりでしょう。
良いなぁ。
自分も小屋に泊まって山を歩ければ、行ける山域が拡がるのになぁと羨望の溜息。

今回、ガス混じりで山頂眺望は得られませんでしたが、日帰りで念願の赤岳を踏むことが出来たのは大きな成果でした。
一番心配していた暑さバテも怪我の功名じゃないですが、ガスに覆われている時間が長く、時たま差し込む日差しは確かに辛かったですが流石に高山だけあって風が吹けば涼しくて快適でした。

八ヶ岳は・・・
阿弥陀岳と権現岳、編笠山、あと硫黄岳も残っているかぁ。
硫黄岳はまた杣添尾根からアプローチでなんとかなりそうだけど・・・
権現岳は編笠山とセットでと考えるもこれまた長丁場。
阿弥陀岳も美濃戸口からだとかなりロングコース。地蔵小屋泊まりならば問題ないんだけどねぇ。

登山スキル獲得として、小屋泊まりが出来るようにいびき対策が急務なのでは?と感じる昨今です。


今年もやってきました 南八ヶ岳林道 「開けたら閉める」魔界への入口か😅


涼しく静かな杣添尾根登山口駐車場に快眠を得ての翌早朝、夜半の雨も上がった


準備をしていたら5時丁度に林道を歩いてきたとおぼしき露払い先行登山者一名通過
15分後に続いて森へと入り込む


活力みなぎる紅蓮に燃える朝日が森に差し込む


杣添尾根の一日が始まった


途中の展望地 おや、ガスが多いな😵


森林限界超えの標高2600m展望地から赤岳と横岳、一年ぶりの再会だ


うーーむ、どんどんガスが上がっていくよ💦山頂行くまで待っててぇ


今日はそのてっぺんに行くぞ~!


まずは正面の三叉峰まで稜線を登り上げるべし🦵


名物の根っこうねうねゾーンあたりからは日差しも強いが我慢我慢


ようやく三叉峰に乗り上げてまずは第一区間終了 稜線西側の眺望はガスでいまひとつだ


赤岳への稜線ルートに足を踏み入れ振り返ると!?空と雲と岩


急峻なところは多いがよく整備されているので気を付ければ問題ないが・・・


改めて間近で見るとマジか?(オヤジギャク)の姿 あんなところ本当に登れるのか😱


ガスに包まれているが、阿弥陀岳(左)もいつか登ってみたいもの


先行者


地蔵ノ頭に到着 美濃戸口から行者小屋経由ルートとここで合流


肩にある展望荘から少し登った箇所から
奥が超えてきた石尊峰ピークだがこちらもプチ赤岳の様相


山頂までもう少し、実はこの手前あたりからが結構きつく牛歩の足運び
標高が高いせいか息がすぐ上がる


そしてようやく山頂 だが、ガスガスで何も見えんよ💦


派手な祠


山頂のすぐ下にある赤岳頂上山荘まで戻って休憩だ
冷たい飲み物の誘惑・・でも買わなかったヨ


しばらく待機していたが山頂は相変わらずガスガス
回復の見込みもなさそうなので下山を開始した


ピーク山体を下って、肩にある赤岳展望荘


小屋泊まりが出来れば山行の幅が広がるんだけどなぁ😣


下山のガスガス稜線も気が抜けない


赤岳を振り返ると、急登にとりつく登山者が見える
よくぞこんなところを登れるなと思いきや、ルートや鎖もしっかりしているので案外大丈夫だ


帰りに越えなくちゃならない石尊峰ピークが立ちはだかる
登り返しでゼーハーして立ち止まっていたら、先行者もこちらを見て休憩中の模様


これから赤岳へ向かう人達 今ならガスが切れてるぞ!頑張れ


こいつを超えていかなきゃならんのがメンタル的に結構辛い
巻道はなくひたすら鎖場を登る


実際に歩くと見た目ほど凄くはないが、連続するガレや鎖に地味に体力が奪われていく


正面奥へ登り上げる鎖場が一番の難所に感じた
地面のグリップが弱く、鎖が無いと安全に通過できないから濡れてたら超危険ゾーン😱


最後にもう一度振り返り思う 赤岳よ、あんたはやっぱり凄いな!


ここを巻けばようやく三叉峰


おっと、最後に階段だ


着いたぁ!あとは下るだけ


ガスが押し寄せる杣添尾根


登るのも大変だったけど下りも長い長い
二年続けてきっちり絞り取られたから、しばらくは無いかな😅


南八ヶ岳林道の様子 轍が無いフラットダートで車幅も広くて良いのだが、出しても20km/h程度なので地味に長く感じる

コースタイム等データ詳細
 YAMAP掲載 https://yamap.com/activities/42475805
 山レコ掲載 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-8609028.html

撮影使用機材
・NIKON Z50
・NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
・iPhone 13 Pro Max

カテゴリー: 車中泊の旅, 長野県の山 パーマリンク

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