-『GeoGraphica』+『カシミール3D』+『国土地理院地図閲覧サービスデータ』にて作成-
昨晩は伊豆半島北西部の戸田港近くにある「道の駅 くるら戸田」を泊地とした。この道の駅は500円で入れる日帰り温泉が併設されており、車中泊者には人気がある。大型車も入ってこないのはポイントが高い。難を言えば最寄りのスーパーが土肥なので、片道20kmほど離れている点だろう。幸いにして4kmほど先の漁港のそばに7-11がある。そこで調達するか、保存食を持ち込む事になるのだ。昨晩はここに至る経路にあった修善寺のマックスバリュで調達した。
さて、西伊豆の富士見登山、今日は三度目の金冠山、そして伊豆山稜線歩道の魂の山に登る。
まずは道の駅から戸田峠まで車で駆け上がる。途中にある瞽女展望地から見る戸田漁港の形良い姿は来るたびに毎回外せない展望地だ。
戸田峠から快走の西伊豆スカイラインを南下する。長野のビーナスラインを彷彿させるこのこのワインディングロード。是非バイクで走ってみたいと思うのだが、宇都宮からでは一泊しないと無理だろうなぁ。
さて、お次は魂の山だ。たましいの山ではなく”こんのやま”と読む。半ば名前に惹かれてチョイスした山だが、ネットの記事を見ると案外眺望が良さそうなのだ。気がかりは、気温が高そうな今日のコンディションで暑さに極めて弱い自分が遮るものの無い稜線歩きに耐えられるかどうかだ。
いつも見る角度より南寄りから見る戸田港 慣れ親しんだ視点を外すだけでもう一つの新鮮な風景が見えてくる
桜の種類は多い。花オンチの自分にとってはこれもまた勉強が必要なのだ。さくら図鑑というサイトを眺めるも、実際にフィールドの桜を判別するには遠い。現地で誰かに教わるのがきっと早道なのだろう。
陽ざしが強い しかし 汗を拭い去る冷たい風が吹けば足取りも軽やかになる
風早峠手前でグライダーを飛ばす人がいた。しばし話を伺った。谷沿いに登る上昇気流をうまく捉え滑空するのが醍醐味のようだ。”風を読む”ことを語る熱い口調。愉しむ人、ここにもあり。
風早峠手前の844mPでグライダーを飛ばす人にしばし話を伺う
ようやく仁科峠 背後のピーク(仁科峠展望台)までもうひと頑張りだ
登山を終えた後は海岸沿いまで降りて海を間近に感じようではないか。県道を宇久須方面に降りて南下。浮島海岸へやってきた。四年前の秋にも訪れているが、前回パスした遊歩道を歩く。
荒々しい岩礁の造形、澄んだエメラルドグリーンの海、光の織り成すファンタジー。あぁ、来て良かったなと思うひと時。
浮島海岸を後にして、本日の泊地である「道の駅 花の三聖苑 伊豆松崎」へ向け南へと車を走らせた。
概略コースタイム
金冠山:
駐車場発(06:59)-金冠山(07:15)-駐車場着(07:31)
魂の山:
駐車場発(08:14)-風早峠(08:49)-魂の山(10:03)-風早峠(11:20)-仁科峠展望台(11:59)-駐車場着(12:09)
・NIKON Z50
・NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR