三重の旅 鎌ヶ岳


-『GeoGraphica』+『カシミール3D』+『国土地理院地図閲覧サービスデータ』にて作成-

 昨晩は晩酌付きテレビ付きの豪華な夜。ぐっすりと安眠を貪ることが出来た。車中泊も期間が長くなると充電や洗濯などのインフラ整備以外にも、精神的に一旦リセット出来るので安宿であろうと宿泊するのが有効だ。

 宿から国道477号へと車を走らせる。国道477号は通称「鈴鹿スカイライン」と呼ばれおり、山間部に差し掛かる直前に湯の山温泉郷がある。近鉄湯の山線の終点駅があり、この先にある鈴鹿山脈の盟主たる御在所山を訪れる人にとって大変アクセスが良くなっているのだ。

 御在所山はロープウェイを使えば山頂直下まで到達することが出来るが、登山愛好者は鈴鹿スカイラインの途中にある駐車場から山頂を目指す。
 今日は祝日ということもあり御在所山登山口の駐車場は溢れかえり路駐も既にちらほら。なかなかの人気ぶりだ。一方、今日登る鎌ヶ岳の登山口駐車場も武平トンネル西側は満車で路駐もスペース無し、朝8時前なのに東側も八割がた埋まっていた。

 トンネル脇の登山道から取り付きまずは武平峠へ登る。武平峠からは北に御在所山、南に鎌ヶ岳、一旦トンネル西出口に降りれば雨乞岳へと至ることが出来る。

 鈴鹿山脈にある、藤原岳竜ヶ岳釈迦ヶ岳御在所岳鎌ヶ岳雨乞岳入道ヶ岳は通称「鈴鹿セブンマウンテン」と呼ばれている。今回登る鎌ヶ岳はそのうちの一座だ。


まずは武平峠へと登る

 鈴鹿山脈は総じて花崗岩が露出している山が多い。鎌ヶ岳も例外でなく所々岩が勇壮な風景を作り出し、露出した登山道は部分的に細かいザレとなっている。
 靴底の平らなスニーカーで歩いている人がいたが、滑りまくってとても見ていられないほど難渋していた。登山靴を履いていても油断は禁物だ。


鈴鹿山脈は花崗岩の山 このようなザレ場は結構危険




背後に御在所山の山頂が見える


ロープウェイに乗れば手軽に山頂を踏める御在所山


鎌ヶ岳の山頂基部付近


全貌はこうだ(山頂はこの奥)


基部のトラバース


奥の稜線から廻りこむ


そして山頂 鈴鹿セブンの一座目を踏む


菰野市街地方面


良い場所で食事中の方


堂々ととしたシルエットの雨乞岳も鈴鹿セブンの一つ


南側眺望 左手が三重県で右手は滋賀県


遠く四日市の工業地帯に立ち登る煙突の煙


山名はわからないがどこまでも続く山並みがうねうねと続く




南にある入道ヶ岳に至る鎌尾根も是非歩いてみたいもの


ザレ場に気を付けながら下山


駐車場はすぐそこ

 きわめて短時間で登山を終えた。武平峠から御在所山に登っても片道1時間程度ということだが、明日も登山の予定を入れているので無理は禁物。余った時間は観光だ。麓の菰野はこれといった見所も無さそうなので足を延ばして四日市まで繰り出す。市街地で昼食を取ったあと海の見える所、海岸に降りることが出来る所を探した。四日市はご存知の通り工業地帯なので少し南にある「白子」の漁港近くにある「海のみえる岸岡山緑地」を訪れた。 


伊勢湾が見たくて白子までやってきた


傍らに三角点があった 二等三角点 点名:岸岡村 標高:44.52m




眼下の千代崎海岸






海と舟 どうしても撮ってしまう








海岸へ降り立つ



概略コースタイム

駐車場発(07:56)-武平峠(08:09)-鎌ヶ岳(09:07)-武平峠(10:06)-駐車場着(10:20)

カシミール3Dデータ

沿面距離:3.7Km
所要時間:2時間24分

撮影使用機材
・NIKON Z50
・NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
・NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR

カテゴリー: 車中泊の旅, 三重県の山 パーマリンク

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