三重の旅 姫越山と秘境芦浜


-『GeoGraphica』+『カシミール3D』+『国土地理院地図閲覧サービスデータ』にて作成-

 今日は少しいつもと雰囲気の違う山に登る。姫越山を歩くルートはいくつかあるがその中でも徒歩で無いと到達出来ない芦浜に一旦降り立ち、再び登り返して漁港に戻るというルートを選択した。

 大紀町にある小さな漁港、錦漁港にある日の出公園が今日の駐車場になる。先着は一台で県外ナンバー。出発の準備をしていると次から次へと車がやってきたが擁壁工事の作業員ばかりで登山者は見られなかった。姫越山への案内は無かったのでYAMAPのログを見ながら漁師町を進む。津波避難所に登り上がる箇所が登山口のようだ。

 姫越山には悲話がありそれが由縁で命名された山である。地元としては伝説で斃れた姫様にスポットが当たっているようで「姫塚」のほうが通りがよいようだ。


津波避難所へ向かう階段が登山口


姫越山というよりは姫塚が地元では通りがよいようだ


30mあればまずは安心だろう


避難所脇から登山道になる


避難所裏には姫さまが祀られていた


高台にホールや役場支所、保育園がある


丁目表示 距離を現している 山頂に向けて二十三まで確認した


明らかに植生が異なる海沿いの里山




錦湾をのぞむ






自害で果てた哀しき爺塚


程なく姫塚 水で絶命した姫に供えられたペットボトル


そして姫越山


姫も見たという芦浜が眼下に拡がる




さも間違えそうな箇所には丁寧な道標が配されていた


高度を下げるに従い、秘境「芦浜」が大きく見えるようになる


いろいろ調べても由来不詳


どんどん急降下 こちらも独特な植生


浜まで降りると無人の漁師小屋があった


芦浜へ降り立つ 漂着ゴミが多い


よく見ると中国語のペットボトルもあった


芦浜眺望左半分


芦浜眺望右半分


登山者のものと思われる足跡は多いが今は誰も居ない


人力での山越え以外到達出来ない浜


漂着人工物を見ると何故かほっとする


浜より離脱しよう


カラフルな道標にいざなわれ登山道へ


近畿自然歩道に合流すると立派な構築物出現


無事下山を果たし港へ戻ってきた 残念ながら美人どころか歩いている人も居ない


錦湾の風景に穏やかな時間が流れている




おっと失礼


海から恩恵を貰い そして苦しめられてきた町


駐車場には何台か車があったが登山者は自分一人だったようだ


帰りの道すがら 錦湾を西側の高台から俯瞰 ここも養殖が盛んだ

概略コースタイム

駐車場発(07:33)-登山口(07:39)-錦湾展望台(08:17)-爺塚(08:59)-姫塚(09:11)-
姫越山(09:30)-鬢尾山(09:42)-芦浜眺望点(唐人殺峠)(10:11)-漁師小屋(11:01)-
芦浜(11:08)-芦浜南端(11:34)-芦浜離脱(11:40)-芦浜峠(12:03)-岩窟地蔵(12:30)-
近畿自然歩道合流(12:36)-車道接合(13:05)-錦湾接合(13:12)-駐車場着(13:35)

カシミール3Dデータ

沿面距離:11.6Km
所要時間:6時間2分

撮影使用機材
・NIKON Z50
・NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

カテゴリー: 車中泊の旅, 三重県の山 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA