山梨より富士見2023 宇都宮へ

 『道の駅 たばやま』の夜は、近くの川音のみが心地よいとても静かな一夜。併設の温泉が休業日ということもあり敬遠されたのか、あるいは車中泊者にそもそも人気がないのか。考えられるのは周囲に食料調達できるところがない点かもしれない。
 一番近いコンビニまで車で小一時間。スーパーもかなり遠い。この状況は事前に織り込み済みなので、昨晩は手持ち食料でやりすごしたが、流石に連泊はきついかもしれない。

 しかしこの静けさは特筆もの。四輪の往来は夕方で既に途絶える。国道411号はバイクの通過が多く、夜になっても何台か休憩していたが8時頃になるともはや自分一台となった。
 治安的にどうかというと同じ敷地の目の前に「丹波山村高齢者生活福祉センター」がありその二階の生活者、あるいはすぐそばに民家もあり明かりが灯っているので安心感がある。また、国道411号は奥多摩湖側が道が細く、大型車の往来が少ないように感じる。結果的に大型がこの道の駅に立ち寄る可能性が低いのも大きな利点。食料問題をしっかり担保すれば是非再訪したい道の駅だ。 


静かな道の駅の朝

 土曜日曜は好転するであろう天気予報だが、一旦金曜日は広域的に雨の予報となっている。11月後半の予定もあるので無理をせず今日は一日かけて宇都宮に戻る。実際は下道6時間程度で特に渋滞にも捕まらず帰ってこれた。

 東京都内の通過時間は曜日や時間帯、途中での事故の発生などで大きく変動することがあるので全く読めないものがある。だから休憩込で6時間は上出来だ。

 帰路の国道411号が奥多摩湖のほとりにさしかかる。途中、湖岸側のネット付きガードレールにカモシカが一頭、逃げもせず恨めしそうに(そう感じた)こちらを見ていた。道路側には出られない。後ろは湖岸の急な崖かなんかで進退窮まった感じだ。山稜を俊敏に駆け抜けることが出来るお前にもそういう事があるのか?と苦笑してしまった。もちろん走行中で車を停める訳にもいかないので素通りしたのだが、顛末を見たかった(笑)

 自宅までどこも寄らないのも芸が無いので留浦浮橋を半ばあたりまで歩いてみた。少し強めに足踏みすると揺れるが案外丈夫。人間限定だが橋としてはコスパ良いよね。見上げる空は鉛色。湖面の色も冴えないがそれだけに地味な黄葉を美しく感じることが出来た。


留浦浮橋




こいつに支えられている


浮橋の中間点から


渋い配色だけどこれはこれで綺麗

撮影使用機材
・NIKON Z50
・NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

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山梨より富士見2023 宇都宮へ への2件のフィードバック

  1. リンゴ のコメント:

    道の駅、温泉、コンビニ、スーパー等の詳細な情報、大変参考になりました。
    山梨県富士見の山旅、自分はどのルートになるかは分かりませんが、いつの日か実行できる日を楽しみにしています。
    11月下旬は関西方面でしょうか?
    まだまだ旅は続きますね。自分は春先までお預けかな?
    一泊二日程度の山旅ならまだ行けそうですが・・・

    • まっちゃん のコメント:

      富士山と海は栃木県民にとっては一つの憧れですよね。
      自分は産まれたのが東京都下で高校までは小さいながらも、
      外に出ればあちこちから富士山の姿を見ていました。
      宇都宮に来た時富士山の姿が見られないのが一番寂しかったです。

      車中泊は回を重ねるたびに習熟してきている気はしますが、
      やはりトイレと大型問題が常に悩みの種。
      トイレは自分自身の問題なんですけどね(*´Д`)

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