-『GeoGraphica』+『カシミール3D』+『国土地理院地図閲覧サービスデータ』にて作成-
昨晩は思った程気温が下がらなかったようで、インナーシュラフを使うこともなく明け方トイレで車外に出た時は薄ら寒い程度の気温であった。曇っていたようで朝の冷え込みが無かったのが原因のようである。
予報は午前中晴れ。しかし出発の準備をしていても空は鉛色の雲が支配する。スッキリと晴れた空のもと歩き出すという訳にはいかないようだ。八甲田山は今回の遠征の一つの目玉だけに期待するところが大きいのだが。
酸ヶ湯温泉から半時計廻りコースは登山道もしっかりしていて大変歩きやすい。気が付くとしっかり標高を獲得している。岩が重なる沢を横切るとほどなく仙人岱の木道へと到達する。正面の大岳がどっしり構え、小岳や南側には硫黄岳の伸びやかな稜線が目に入ってくるようになる。今回は大岳のみの歩きだが、是非再訪して周囲の山をつぶさに歩いてみたいものだ。
そして山頂へ 無風快晴 地元の人もこんな日は少ないと言っていた
昨日車を走らせてきた方面 野辺地の街も見える 左奥が下北半島
正面は井戸岳 再訪時は大岳から周回して田茂萢岳へと歩きたい稜線だ
下山後は本日の泊地である道の駅に向かう。国道394号を西に向けて走るとあっというまに平地に降り立つ。気温が幾分上がったが、どことなく秋の気配も感じられる。道路周辺に赤い果実がぽつぽつ。リンゴ畑が見られるようになる。そう、ここは津軽平野。リンゴの名産地なのだ。
弘前の手前にある「道の駅いなかだて 弥生の里」を泊地想定していたが、いざ実際に訪れてみると埃っぽい感じで幹線道路の騒音も気になる。スマホで検索して別な道の駅を目指すことにしたが、その前に弘前市内のファミレスに立ち寄り暖かい飯を摂ることにした。
車内での食事はスーパーで入手する弁当や総菜系が主で、お湯を沸かしてみそ汁を追加する程度となる。電子レンジでもあればチンして暖かい食事を食べる事もできようが、そうはいかない。加えて狭い車内で食べるのもはじめのうちはキャンプのようで楽しいが、やがてのびのび手足を伸ばして食べたくなるものだ。これらの理由プラス偏りがちな栄養補給も兼ねて行程中に適宜外食を加えていくと案外長期に耐えられる。
さて、4日まで予定通りだった行動もいよいよ明日から天気の方が本格的に悪くなっていくようだ。予定では5日は岩木山、6日は秋田駒ケ岳であったがどちらも雨風が強くてとても無理のようである。青森に留まるのは諦め、南下を開始。温泉併設の「道の駅 やたて峠」を目指した。昨晩、酸ヶ湯温泉に入らなかった理由は5日の記事で。
概略コースタイム
駐車場発(06:59)-仙人岱(08:44)-大岳(09:38)-避難小屋(10:23)-
毛無岱上部(11:05)-毛無岱下部(11:46)-駐車場着(12:49)
カシミール3Dデータ
沿面距離:9.6Km
所要時間:5時間50分
撮影使用機材
・NIKON Z50
・NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
・AF-P DX NIKKOR 10-20mm 1:4.5-5.6G VR + FTZⅡ
前半の2座は下北半島の渋い山でしたが、3座目は紅葉名所の八甲田山でしたね。
天気も良く爽快な登山が楽しめた事でしょう。
紅葉時期の八甲田山、初夏花咲く頃の秋田駒ヶ岳は自分も行きたい候補に挙げています。
残りの2座が楽しみです。
やはり少しピークには早かったようですが、八甲田山塊の素晴らしさを充分感じることが出来ました。
来年はピークに合わせて周囲の山を梯子したいななんて思ってます。
明日はリンゴさんの後追いで那須に行ってきます。