-『GeoGraphica』+『カシミール3D』+『国土地理院地図閲覧サービスデータ』にて作成-
昨晩は桧原湖の駐車場を予定していたが、トイレがいま一つなので『道の駅裏磐梯』へ移動してきた。
これが大正解。トイレは綺麗だし、標高が高い山の中にあるのでとても静か。『道の駅猪苗代』に比べると周囲に食料品を調達するスーパーが無いのが唯一の難点だ。裏磐梯にはセブンイレブンがあるのでそれなりのものは手に入るが、やはりスーパーの品揃えには到底かなわない。もっとも、大したものを食べる訳ではないのでコンビニでも充分といえば充分なのだ。
さて、本日は会津磐梯山である。
天気予報では晴れと出ていた筈なのだが、いざ登山口に着くと重い雲が立ち込めて風も幾分強く吹いている。風は織り込み済みだったが、曇り空はいただけない。昨日の一切経山で晴れの運を使い切ってしまったのかな?
五月の安達太良山もガスで何も見えずに撤退した山頂だった。福島の名峰は自分に微えんでくれない。
だらだらと登った先の中ノ湯跡から 見える筈の磐梯山もガスの中
中ノ湯は20年位前まで営業していたらしいが、今は廃業して辺りは廃墟となっている。八方台登山口から中ノ湯跡までの登山道は道幅も広く斜度がきつくない。想像だが、中ノ湯に資材を運ぶ車両が往来していたのではと考えると合点がいく。
中ノ湯跡を過ぎると徐々に斜度がきつくなり、眺望の無い登山道をコツコツと登っていく。八方台コースで一番辛い区間だ。やがて傾斜が緩むと弘法清水小屋へ。日頃地味な山歩きが多い自分にとって、こういうお洒落な営業小屋もなかなか珍しい。山ガールや山ボーイ御用達で、自分のようなくたびれた無粋のおじさんはお店の敷居をまたぐのも憚れる。
心残りだったのは小屋の名前の由来になる”弘法清水”を賞味しなかったこと。腸が弱い自分は山の水は基本的に避けている。後で知ったのだが、ここの水は小屋のほうで検査に出して問題無いとのお墨付きらしい。せめて一口位は味わえば良かったなと後悔することしきり。
弘法清水小屋から山頂までは標高差が約190mだ。ラストスパートだと思えば辛い急登も自然に足が出る。
だが、着いた山頂の周囲はガスガス。ハイ!安達太良山の再来ね。
ガスの流れるのが早くてたまに切れ間もあるのでちょっと粘ってみたが、以下の写真がベストかな。
本当は360度の眺望を楽しめる筈なのだがこればかりは仕方がない。まぁこれだけ見えただけも良しとしよう。
これで安達太良山と磐梯山は再訪決定だな。
予定通り午前中で下山出来たので、裏磐梯のお店で食事をして五色沼散策と洒落こんだ。
裏磐梯から入って毘沙門沼まで約4.5kmらしいが、往復するのも芸が無いので帰りはバスでと目論む。だが便の時間が合わず、帰りは車道歩きで結局五色沼散策は往復で7.6Kmとなった。山で8.3km、散歩で7.6kmか。しかもラストは若干の上り坂。結構堪えたが、車を置いた裏磐梯物産館でソフトクリームを食べたので今日のカロリー消費は帳消しとなっただろう。
西大巓と西吾妻山 一昨日はあちらからこちらが見えなかった(*´Д`)
概略コースタイム
八方台駐車場発(07:29)-中ノ湯跡(08:02)-桧原湖眺望地点(08:33)-弘法清水小屋(09:12)-磐梯山(09:42)-
休憩(00:00)-行動再会(09:56)-弘法清水小屋(10:25)-お花畑(10:40)-桧原湖眺望地点(11:14)-
中ノ湯跡(11:41)-八方台駐車場着(12:08)
カシミール3Dデータ
沿面距離:8.3Km
所要時間:4時間39分
3泊4日の車中泊遠征山旅、お疲れ様でした。
まずは計画通りに3座登れたので良かったですね。
随分前に道の駅裏磐梯は車中泊で利用したことがあります。
その時は前日に尾瀬ヶ原から移動して磐梯山~猫魔ヶ岳~一切経山と、1日で3座・・・(笑)
自分も来年の4月末を持って新しい朝を迎えるので、2泊3日以上の車中泊山旅を計画したいと思います。
実はもう一泊しているんです。
磐梯山のあと帰る事は出来たのですが、やはり帰りの車が心配で道の駅裏磐梯に連泊しちゃいました。
>前日に尾瀬ヶ原から移動して磐梯山~猫魔ヶ岳~一切経山と、1日で3座・・・(笑)
こいつは強烈ですね。凄い体力ですね。
猫魔ヶ岳と雄国沼はセットで別な機会にと考えていたので今回はパスしました。
八方台駐車場から猫魔ヶ岳は至近なので無理すればピストンなら行けたかなと思いますが、
やはり体力に余裕ありで歩いたほうが楽しそうなので。
リンゴさんの車中泊山旅はきっとダイナミックなものになるのでしょうね。
自分もこのあと11月、そして年明けの4月5月、山以外もセットで車中泊を楽しみたいと思います。
この季節は寒く無く暑く無く車中泊にとってはベストシーズンですね。