-『GeoGraphica』+『カシミール3D』+『国土地理院地図閲覧サービスデータ』にて作成-
鶏頂山の過去の記事
2018年10月21日 5ヶ月ぶりの山行は部活のシゴキ並み!
2008年10月25日 紅葉間に合わず!ガスの高原山を歩く
雪の山を歩きたい。
釈迦ヶ岳を守子神社から登りたい。
でも、雪道走破性能の貧弱な我が車ではあのアイスバーンの狭路を進めずに駐車地にさえも届かないような気がする。スタートラインにさえ立てないのである。県道に停めて下から歩く体力気力はというと、・・・ちょっと無理!
ならば、車についてはまったく安心安全、無料化された日塩もみじラインからアクセスする鶏頂山ならば問題なかろう。ついでに釈迦ヶ岳まで足を延ばせば・・・という考えは浮かばない。鶏頂山~釈迦ヶ岳間は夏道だって結構骨が折れるのに雪があったんじゃ地獄だよ。
でも、よくよく地図を眺めると、鶏頂山を諦めて稜線から釈迦ヶ岳へ直行すれば案外行けそうなんじゃないかな。でも塩谷側からのロングなルートも捨てがたいんだけどね。まぁ、釈迦ヶ岳についてはまた時期を改めて考えようじゃないか。
で、話を戻し、旧スキー場を歩くこのルートは2008年の秋以来二度目だ。当時の記憶はブログの記事を読むと蘇るが、今回は雪があるので見る風景のすべてが新鮮であった。
駐車地にあぶれちゃいかんと考え、少し早めに自宅を出発した。8時前に着いてみると三番目。後からすぐに次の一台がやってきた。駐車スペースはおおよそ五台分だから、まぁまぁ良い出だしかな。見ればみな県外ナンバーで、高原山スノーハイクはなかなか人気のようである。自分もお膝元、栃木県代表(笑)としていざ出発!
駐車地からすぐに積雪。よく締まった雪だからツボ足でも歩けないことは無いが、スノーシューを抱えていてもしょうがないのですぐに装着。今日は山頂直下の急斜面に備えてアイゼンもザックに携行、スノーシューをザックに括り付ける装具(ベルト)も持ってきているので万全だ。
トレースはバッチリついているので、ルートさえ外さなければツボ足ないしはチェーンスパイクで充分歩けるかもしれない。それでもゲレンデの比較的斜度がキツイ箇所になるとスノーシューの有難いこと。
大沼先の分岐地点からいよいよ登りも本番。ここからアイゼンと思っていたのだが、トレースが幅広く、スノーシューでも時折ヒールリフターを上げれば難なく通過出来る。山頂北東稜線に出るとそれまでの鬱蒼とした樹林から解放され目の前に釈迦ヶ岳が堂々とした姿を現す。最後の急登は多少無理な感じの箇所もあったが、最後までスノーシューで登り通すことが出来た。
急登を上り詰め、やっと平坦になるとそこが山頂。三度目に踏む山頂、雪があるのは初めての山頂である。
中岳と西平岳 この時期はあそこに至るのは我が脚力では難しいだろう
無風快晴!山頂で食事をしていると春を思わせる日射で、じっとしていても汗ばむほどだ。釈迦ヶ岳や西平岳の向こうに拡がる平野部の眺望は霞が支配していて不明瞭だが、まだ空気が冷たいであろう北側はそこそこの景色を楽しむことが出来た。
会津駒ケ岳稜線の真っ白な山並が枝に邪魔されて撮れなかったのが残念といえば残念だが、こんな穏やかなコンディションの山頂に立てたのは感謝に尽きる。
急な下りに備え、スノーシューを背負いアイゼンを履いた。さぁ、下山しよう
概略コースタイム
駐車地発(07:59)-枯木沼(08:40)-旧ゲレンデ最高地点(09:07)-鶏頂山主稜線(10:06)-山頂(10:37)-
昼食休憩-行動再会(11:32)-旧ゲレンデ最高地点(12:30)-枯木沼(12:52)-駐車地着(13:20)
カシミール3Dデータ
沿面距離:8.5Km
所要時間:5時間21分
昨日は何処へ行っても最高の雪山日和でしたね。
積雪期の鶏頂山は数年前に中途半端に積もった時に行って、準備不足(滑り止め不携行)で途中敗退した事があります。
今後は日塩道路の無料化で、鶏頂山登山の機会が増えるかも知れません。
自分も昨日は久しぶりの県跨ぎの雪山で絶景、大展望を満喫して来ました。
昨日は暖かい山でしたね。
雪山的にはあまり良い条件の温度じゃなかったですが、穏やかな方が好きな自分にとってはベストでした。
日塩無料化は、単独がメインの自分にとってはローコストであちこちアプローチが可能になり楽しみがふえました。