食料と水は自宅から持ち出し。コンビニも寄らず、実際誰とも会話することなく一日過ごしたのでまさに接触ゼロ。
本日も外出だ。
日光方面を目指すが、まず寄り道の今市にある龍蔵寺へ。
天然記念物に指定された六尺藤や如何に。
平日(一応)の早い時間とあり、訪れる者も無いお堂の前に咲く藤棚は見事。
もう少しきちんと見たかったが、周囲を熊ん蜂(クマバチ)がぶんぶん飛んでいてなかなか近づけない。
山などでスズメ蜂に出くわすとほとんどの場合警戒飛行の八の字飛行となってせわしく無く周囲を飛び回る。
威嚇で口をカチカチさせながら飛んでくるのには遭遇したことが無いが、さながら緊急スクランブルの戦闘機のようだ。
それに比べると熊ん蜂ときたら・・・
とりあえず藤棚の周りでホバリング。自分が近ずくと蜂も少し間合いを詰めてくる。だが急に襲ってくる気配も無し。
友好的なのかその逆なのかわからないが、なんとなく歓迎されていないような雰囲気はある。
蜂殿の機嫌が良いうちに退散すべし。
先ほどネットで調べて初めて知った事なのだが、『熊ん蜂』とはスズメバチの俗称でありクマバチの別名らしい。
藤の花に集まってくるクマバチは性格温厚、そしてスズメバチはご存知の通り獰猛。
自分としてはクマバチの丸っこい体になんとなく親しみを感じ、生家の藤棚でもよく見かけ親から教わった熊ん蜂という呼び名がしっくりとくるのだ。
龍蔵寺を後にして、奥日光へと車を走らせる。いろは坂を登るものも久しぶりだ。
まずは半月山駐車場へ。
先客の車一台の後ろに路駐して自分も手短にシャッターを切った。
流石に訪れる人もまばらで静寂な雰囲気が漂っている。
お次は狸山から北東に降りた個所の駐車スペースに車を置いてアカヤシオポイントを偵察。
・・・結果は惨憺たるもの。
やはり今年は裏年のようである。
そして本日の目的地である中禅寺湖畔某所。途中の駐車場はことごとく閉鎖されていることは知っていたので、『ここは』と以前から目を付けていた場所だ。違法駐車でもなんでもないのだが何故かここを見つける人は少ないようで、湖畔の風に吹かれながら車内で昼寝を決め込んでいても通算2台の車が訪れ暫く周囲で遊んでいただけ。
今日もまた静かな一日、それも特上の奥日光の景観で楽しむことが出来た。