静岡の旅終わる

静岡の旅八日目 11月25日(木)

 長かったようであっという間だった静岡の旅も今日が最終日だ。

 戸田を去る前にやはり金冠山からの景色を眺めておきたかった。金冠山は昨年も登っているが、最寄りの戸田峠駐車場より15分程度で登れてしまう割には眺望が素晴らしい。富士山と愛鷹山、沼津アルプスと箱根、そして戸田港と海を挟んで三保半島。我が足跡を確認するには申し分のない内容だ。


戸田を去る前に金冠山は是非登りたかった 海の向かい側は三保半島


愛鷹山と富士山


二日目に歩いた沼津アルプス七座と大嵐山(日守山)が一望出来た 奥は箱根の山々


戸田よさようなら 来年もまた来るよ

 戸田に別れを告げ、修善寺方面へと東に向かう。海とはすっかり離れ山間部を行くといよいよ帰り路なのだなという実感が湧いてきた。


大仁にある城山 200mはあろうかという垂直の岩壁 右の川は狩野川

 大仁市街地を過ぎる頃、特徴的な岩峰が視野に飛び込んできた。車を停めて調べてみると城山という山であることが分った。山全体が丸々露岩のようなその威容は迫力満点。もちろん正面からは登れないが、地形図を見ると登山道が描いてあるので登山は可能だろう。来年以降のネタ帳入りだ。

 沼津アルプス最後の大岩で出会った仙人のような方が勧めていた葛城山もこの城山の北西部至近に位置している。葛城山はロープウェイで山頂直下まで行け、富士山眺望もお勧めだという。更にその西にある発端丈山は、眼下の内浦湾と淡島の向こうに浮かぶ富士がきっと素敵なのでは想像する。


宇都宮を出発して下道オンリー 御殿場付近でとうとう1000Kmを超えた
ガソリンは給油一回20Lあり


道の駅すばしりで休憩


流石に至近距離だと大迫力だ

 とにかく今回の旅は富士山に終始した。静岡県を歩いていると至る所で富士山が見え、栃木に住む自分としては自然とそちらに目が行ってしまうというのが正直なところだ。当ブログをご覧いただいている方は、そろそろ飽きてきたのではとも思う。だが静岡の旅ももうすぐおしまい。今少しお付き合いをお願いします。


宝永山の東側の火口縁の部分


二ツ塚という名前がある 地形図には下の方のピークに続く登山道がある


山中湖 カモたちが餌待ち

 最後の訪問地。山中湖へやってきた。紅葉もすっかり終わってしまった季節外れの平日故、観光客の姿も殆ど無い。餌をねだるカモ達の中に一羽だけ残された白鳥。君の仲間はどうしちゃったのかな?


カモに混ざって一羽だけ白鳥が居る


何かくれないんっすか?とでも言いたげ


丹沢も課題だな

 往路と同じ道志道(国道413号)を走る。右手に丹沢山塊、左手に道志山塊。稜線を眺めるに、案外山深いこのエリアも是非歩いてみたいと思うのだ。


 八日間の静岡の旅を終えて思う事。昨年の春と秋に歩いた箇所より地域を拡大した今回の旅であったが、再訪したい場所も、新たに訪れたい場所も更に増えた。静岡県は実に奥が深いのだ。

 定年後の目標は日本全国を車中泊で泊まり歩き、その地方の山々を無理ない範囲で登り歩きながら、ゆったりとした時間の尺で訪れた地方をも見て行くことである。

 しかしながら日本は広い。実に広い。下道で移動すると本当に広さを感じるのだ。定年退職してもうすぐ二年が過ぎようとしているが、未だ近場で足踏みしている状況に若干の焦りを感じる。だが、区切りとする70歳までにどこまでいけるかチャンレジを続けていこうと思っている。

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静岡の旅終わる への2件のフィードバック

  1. リンゴ のコメント:

    今回の静岡旅も満足で終えることが出来て何よりです。
    これだけ長いと間にホテル泊を入れた方が心身共にリラックスできますね。
    まっちゃんが今後どこまで足を延ばすのか?ちょっと楽しみでもあります。

    • まっちゃん のコメント:

      今回は複数の天気予報と天気図予報を集約させて大雨予報必至の感があった為、出発3日前に予約を入れました。
      外れたとしてもやはりホテル泊を入れると肉体的にも精神的にも良いです。飲めますしね。

      今回は西方面で愛知県に入ることは出来ませんでしたが、流石に以西は少し高速使わないと辛いなぁと実感。

      12月から来年3月まではオフシーズンとして、スポーツクラブ通いと栃木の里山に精を出そうかなと思っています。その間に腹案を練るのが楽しみではあります。
      来年はアルバイト的な仕事が少し忙しくなりそうなのでどうなる事やらです。

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