-『GeoGraphica』+『カシミール3D』+『国土地理院地図閲覧サービスデータ』にて作成-
※当コースは良く歩かれていますが一般登山道でない箇所が含まれています。
参考にされる場合は自己責任でお願いします。
女峰山は南の尾根から登るのが修験っぽくて良いのだが、何せ長丁場でスパルタンなルートである。
最近足腰がタルミ気味の自分には到底歯が立たないのは充分に理解していたから、せめて黒岩までならと思って検索すると、寂光の滝の脇より伸びる羽黒尾根はなかなかのツツジ尾根だということだ。
天気予報は申し分無し。だが気になるのは5月にしては異様な暑さだ。標高を上げればそれなりにこなせるだろうと考えた。
だが、一般的には快適な温度なのだろうが、自分には既に暑すぎだ。
そしてもう一つの憂うべく事柄。ここ一か月あまりどうにも腰の調子が良く無く、かばうあまり運動が充分で無くすっかり体がなまってしまっていたのだ。
結局その両方の危惧が見事に的中した山行となったが、暑さバテが予見されるのに余計な荷物(ミラーレスに加えてデジタル一眼やサーモスのお湯)の重さにやられたというのが正直な所である。毎週のように歩いていればもうちょっとましだったかもしれないが、まぁまた鍛えなおしかなと思ったのである。
寂光の滝駐車場で準備を進めていると、隣の車の方も登山のようで軽く挨拶。恥ずかしながら、下山途中で交差した時に判明。実は野球親爺さんだったのである。ボーっと生きててホント失礼ました。
羽黒尾根の取り付きは駐車場から少し戻った場所を直登すれば良い筈だが、見上げるとなかなかの斜度だ。荒れてはいるが植林帯だから登れないことも無いのだが・・・
同時に出発した野球親爺さん(この時まだ気が付かず)に、「羽黒尾根を登られるのですよね?」と尋ねると、ぢうやら下の方の尾根から取り付くというのでご一緒させていただいた。
登り始めるとなかなか気持ちの良い尾根だ。流石、野球親爺さん。ルートを熟知なさっている。はじめに見た急登は羽黒尾根に最短で到達するが、”あそこ”を登るのも今日のような感じの山行にはちょっと・・・ためらわれるのは確かだった。
野球親爺さん達に先行させて頂き、やがて建設中の林道に出た。ここは林道を左に進むのが正解なのだが、情報不足の自分は林道が信用できずに正面のピーク越えという無駄な体力消耗。
思えば林道に至る間も、結局は最後まで古い作業道と木材搬出路が続いていたのでそこを歩けば楽だったのにと、これまた後悔。
小さなピークを越えると再び建設中林道へ。追い越した筈の野球親爺さん達もすぐ後ろだ(;´∀`)
建設中なので入ることが出来るのか疑問だが、バイクが止まっていた。ここが羽黒尾根の入り口となるようだ。
それにしても林の中はまだしも、ピーカンの林道歩きはみるみるうちに体力が奪われていくものだ。
尾根に入り込むと暫くは山ツツジがお祭り状態。写真はミラーレスで結構撮ったが下山時で撮った一眼と比べてしまうと流石にお見せしがたいものがあって割愛。
高度を上げて行くとシロヤシオが出始めてテンションが上がるが、暑い!ザックが重いで登高能力は徐々にダウン(;’∀’)
やっとのことで雨量観測所に着くと、先着のグループが休憩中。年配者も比較的若い方も混ざって和気あいあい。やがて元気に出発していったが、あのパワーにあやかり所だ。
自分もしばしの休憩の後先へと足を進めるが、黒岩まではまだ標高差が500m程ある。取り付き地点からここまで650m標高差を獲得してきたが流石にこの先は辛い。第一、一番の目的はツツジ鑑賞だからもう充分と思わなければ。
少し登りかけた場所で決断。ザックを降ろして重かった一眼レフカメラを取り出した。帰りは撮影タイムとしようじゃないか。
再び雨量観測所まで降りてくると野球親爺さん達とクロス。
下山しますと伝えると、「まっちゃんですよね 野球親爺です」と。
あ!どこかで見たお方だなとは思っていたのだが、どうも単独のイメージが強くてお連れがいらっしゃった時点で自分のトリ頭のなかでは野球親爺さんが消去されていたという体たらく。
よく、「ほら、あの人とあそこ行ったとき・・・」(聞いてるほうはチンプンカンプン)なんて話レベルでいろいろと人の顔を忘れてしまって失礼を重ねているに違いないと思い、少し自分にがっかりであった。
もう今日はこの景色だけで来て良かった(ちょっと負け惜しみ)(#^^#)
帰路は建設中林道の場所から寂光の滝駐車場付近に直滑降ルートを取る。計画では登りに使う筈であったが、なるほど野球親爺さんの言う通り上の方は岩もあり倒木は散乱の急斜面。これはお連れの方を歩かせるには忍びない箇所と納得だ。
あっという間に高度を下げてもう少しで道路という時に何か柔らかいものを踏んでびっくり。見ると鹿の前脚だ。周囲に他の部位は見当たらないので、恐らく現場から何らかの動物に運ばれ捨てられたのだろう。自然の厳しさを垣間見る一コマであった。
沢で顔を洗い着替えを済ませた。ついでだから寂光の滝見物。
以前バイクで来た時は滝行をしている一行が居たが、今日は誰も居ない静かな滝であった。
ここの裏手から延々と女峰山に登るルートもあるにはあるのだが、自分にはちょっと近づきがたいものがある。
志津乗越への車の乗り入れが出来ない現在、女峰山は益々遠い山となってしまった感がある。
まぁ現実的なのは霧降ルートかな。
それにしても今の自分の体力では厳しいかもしれない。
今年の初夏の会津駒ケ岳を考え、今からトレーニングが必要と痛感する一日でもあった。
余談.
NIKON D5600の18-140mmズームセットを買い、ヨドバシポイントで35mmF1.8を勢いで買ったまでは既にお伝え済みだが、18-140mmがあまりにも重いが故に軽量レンズを求めて、更にメルカリでAF-P NIKKOR 18-55mm F3.5-F5.6を七千円でポチっとしてしまった。
山に一眼レフは無理と考えていても、結局は画質の決定的な差にはあらがえずレンズ沼とは程遠くともレンズ水たまり位には足を突っ込んでしまったようである。
キットレンズだから、将来買う筈のAF-P 75-300mmとのダブルズームセットを買っておけば、追加で中古の18-140mmとか18-200mmを買い足せばよかったじゃんなんて反省。
まぁ、金額的にはトントンで、CanonのEOSKissもメルカリで売れた事なので良しとしよう。
という訳で、今日の一眼撮影はNIKKOR 18-55mmで撮影した。
正直18-140mmとの違いはまだ判らないが、まずまずの画質だと思う。
AF-Pということでオートフォーカスの速度は激早。孫の動画を撮る時は活躍しそうだ。
あとは、勢いで買った35mmF1.8の使いこなしだな。これも当面は室内の孫撮影用となるだろう。
羽黒尾根は私の知っているブロガーさんも結構訪れている様です。
写真で拝見する限り見事なつつじ尾根ですよね。
で、野球親爺さんもそちらでしたか。
それにしても随分レンズが揃いましたね。
私も単焦点レンズぐらいは欲しいと思っているところです。
羽黒尾根。
なかなかいい尾根でした。
もっとも、南の他の二本の正規登山道は未踏なので大きなことは言えないのですが・・・
今年の紅葉期か来年のアカヤシオ狙いでリベンジしようかなと思っています。
レンズは・・・
取り敢えずこの辺にしといて、後は撮影あるのみです(;´∀`)
こちらこそ当初は気づかずに失礼いたしました。
歩きながらまっちゃんさんに似ているなあと思っておりましたが、お帰りになるときにすれ違ってお話してそうではないかとお声がけいたしました。私は声で人のことを覚えることが多いように思います。声をお聞きして半ば確信した次第です。
今日はツツジ類はあまり期待していなかったのですが、思いのほか素晴らしく、接待した甲斐?がありました。
ちなみに標高1600m付近まで登って引き返しました。暑すぎましたね。
帰りの下りはいつも登るところをこわごわと降りました。脚は見逃しました。
思えば先週も同じところを歩いていたようですので、またどこかでお会いすると思います。
またよろしくお願いいたします。
昨日はお疲れ様でした。
見事なツツジ尽くしで御同行の方も喜ばれたことと思います。
羽黒尾根、良い雰囲気ですね。
静かなところが守子神社ルートと似ていると思いました。
涼しくなったら黒岩リベンジしようと思います。
体力が持てば西隣の登山道で寂光の滝へ周回といきたいところですが、
唐沢小屋に届けば後は下り・・・
と考えるのが甘ちゃんかな。女峰山も踏みたくなっちゃうしね。
やはり先立つものは脚力ということで、鍛えなくちゃって思ってます。