-『GeoGraphica』+『カシミール3D』+『国土地理院地図閲覧サービスデータ』にて作成-
宇都宮近隣で手軽な山であるはずの岩山。特にこれといった理由も無く伸び伸びになっていた。今年の紅葉も終盤を迎え、ようやく里にも降りてきた様子。天気の回復を待って昼前に自宅を出た。
日吉神社前の駐車地に着くと、丁度歩き終えた若者が支度をして車を出発させていった。他にも2台県外ナンバーが止まっていたが、クライマーなのだろうか。案外有名な山なのかもしれない。
神社手前から道標に従い、しっかりとした登山道を進む。はじめは森を横切るような道も、すぐに立派な岩が現れ始める。その辺の山なら大岩か?と思いたくなるような立派な巨岩が次から次へと出てくるところは流石!「岩山」である。
晴れの天気予報に期待するところ大だが、かろうじて北の空が明るい。残念ながら眺望の効く南側の空は未だ厚く雲に覆われたままである。日があればもう少し鮮やかだったろうが、それなりに色づきが深まる里の紅葉もなかなか良いものだ。
途中途中の岩峰に立つとなかなかな高度感。遮るものもなく爽快ではないか。男抱山も手軽にして好眺望だが、ここは更にその上を行くようである。重ね重ね空模様がいまいちなのが残念だが、まぁ贅沢を言わずにしばし岩遊びを楽しもう。
すり抜けるような狭い岩戸が数か所。次から次へと現れる岩場は過保護な鎖やロープも少なめで良い。フィールドアスレチックのようで、小学校高学年~中学生くらいの子供を連れてくれば大喜びしそうな感じだ。
次こそは山頂か?と騙されながらもいくつかのピークを越えて、北側に青空が拡がる眺望が良い岩で一休み。このあたり、枯葉で踏み跡が隠されていて一部ルート不明な箇所あり。これでもかと連続する岩と案外侮れない山である。
一のタルミから一投足で山頂へ到着である。少し時間が遅かったせいもあり、先客はすでに下山した模様。今晩は観測史上稀な11月の降雪予報とあり、段々と気温が下がってきた。先ほどから流れ落ちていた滝のような汗も一気に冷たくなって、たまらずザックからダウンを取り出して羽織った。
今日は岩場の連続なので久々に荷物を減らしてザックが軽い。その為お湯を沸かしてのカップラーメンは無し。でもこれだけ寒いとおにぎりと冷たいお茶は結構厳しいね。これからの時期は、やはり暖かい物を食べるのが山頂での一番の楽しみだ。
昼食後は猿岩へ進む。ゴルフ場がおもちゃのようで面白く、上へ目をやると遠く北から西の山もよく見える。そして、その開放感溢れる眼下には・・・
猿岩の鎖場。どうしようか迷ったが、垂れ下がる鎖が途中から見えなくなる位の斜度がある。経験者に同行してもらい、上か下からアドバイスを貰いながらなら降りられるかもしれないが、お初で単独では流石に自分もちょっとビビりモード。潔く直下のエスケープルートで行くべし。
だが、このエスケープルートもまた甘くない。踏み跡は明瞭だが、滑りやすい急斜面の連続。きついトラバースありで、ルートファインディングでミスってコース修正中!的な悪ルートだ。
斜面に流されないよう頑張ってどうにか降りきると、上にデンと大きな岩場がある。どうやら猿岩基部に到達したようだ。あえて鎖場末端には行かず、次にここを訪れると時の楽しみにとっておこうではないか。
ゴルフ場脇まで一気に降りてしまえば後は管理道を進む。「ハイキングコースはこちら」の案内板があるが、部分的にはいつボールが飛んできてもおかしくない場所をてくてくと進んでいくのである。プレー中の人達に何組も会ったが、みな怪訝そうにこちらを見ている。そりゃそうだなぁ。どう考えたって此処を歩いている自分のほうが異分子だよね(笑)
管理道歩きを終えると、あとは日吉神社までの残りは車道歩きだ。右手の小高い峰を見ながら頭の中で今日のおさらいをしながら神社へと戻ってきた。
日吉神社は立派な雰囲気があり、裏にある紅葉がなかなかお見事。こんな目立たぬ所にひっそり建つ神社に、まるで魂が乗り移ったの如く鮮やかな紅葉。しばし、ため息が出そうな心持で境内に佇んだ。
振り返ってみると、こんな街中にあるのにこんなにやんちゃな感じな山も珍しいかったなと改めて思った栃木百名山99座目であった。
概略コースタイム
駐車地発 (11:41)-三番岩(12:05)-二番岩?(12:41)-山頂(13:06)-昼食休憩-行動再開(13:20)-猿岩(13:28)-
ゴルフ場脇へ(13:49)-車道へ(14:08)-日吉神社着(14:17)
カシミール3Dデータ
沿面距離:5.1Km
所要時間:2時間36分
いよいよ99座目、クリア~♪ですね。
後は、その時を待ちながら、わくわく♪を楽しんでくださいませ。
里山の紅葉って、植樹された杉の緑と、色づいた葉っぱでできる模様が
ホントに面白いなぁ。と思います。
岩の上から覗き込む景色には、吸い込まれそう。
そして、ネットにかかるハート形の葉っぱ。
こういうの、大好きです。!(^^)!
98座目の錫ケ岳からずいぶん時間が空きましたが、
ようやく残す一座のみとなりました。
当初100座制覇なんて全然考えてなかったのですが、
面白いもので残り少なくなってくると自然と欲が出てくるもので、
これが『業』ってやつなんですかね(笑)
ネットにかかるハート形の葉っぱは撮ってみたら偶然そんな感じになってました。
岩山が残っていたのは意外でした。
小粒でもピリリと辛い。そんなイメージの岩山へはブログを始める前、もう10年以上前だったかな?
登ったことがあります。
猿岩の鎖場は自分も遠慮しました(^^;)
そこにいた地元の方に写真を撮ってやるから途中まで下りたらと、言われたので覗いたら・・・ぞ~っと(笑)
当時はエスケープルートに気づかず、ピストンでした。
仰る通り、小粒でもピリリでした。
面白い山なので、何年かに一度は登るとアクセントになって面白いかもしれません。
ただ、あまりにも岩が多い山なのと南北に長い独立峰なのでバリエーションルートは
難しいです。
おはようございます。
まさかの栃百99座目が”岩山”でしたか~
最後はどこの山かな? いまから想像するとワクワクです...
ケン坊は10座も残っていて栃90と命名しようかと思ってます>笑<
ところで岩山は以前に登ったことがありましたが、岩戸を
すり抜けるのに苦労! 身体は入ってもザックが抜けず>笑<
もちろん猿岩はパスしちゃいました。なんでも7本の鎖があるって?
週末はどこの山をあるかれるのでしょうか...
あの岩戸は自分もザックが引っかかって往生しました。
山全体がフィールドアスレチックみたいで面白かったです。
猿岩は凄いですね。
ガイド本ではそんなに危険とされていないみたいですが、
流石に自分もこれはちょっとヤバいなぁと感じました。
経験者の同行者でもいれば行けたかもしれませんが、
下が見えない所に鎖が落ちていくの見るとちょっとっびびります。
今週末は悪天候で山はパス。
家内の体調と天気がよければ来週の日曜あたりを狙ってますが、
どうなることやら。
こんばんは!
99座目ですか~!残り1座はどこなのでしょう。
その日を陰ながら楽しみにしています。
猿山の下りのぞいて『ひぇ~~!こんなとこむりーっ。』と思った場所です。山をはじめたばかり頃。。。
ここエスケープルートがあったんですね。
残り一座も「なんだ、そんな所」というような山です。
超ご期待! (爆)
猿岩のエスケープルートは立派なバリエーションルートでした。
気を抜いていると下までずざざーってな感じで。
カウントダウンですね!もしかして 年内でキリをつける??
最後の一座 終了したら、、、
もし リア友だったら、、、、じぇったい一杯やりたかった~~~~
どっか居酒屋でパーティ?なんか 、、、どうだったでしょう??
寒ブリの刺し身で 小山の地酒 鳳凰美田!!
ここから始めて
鍋は何にしましょう??
牡蠣の土手鍋でもいいです??寄せ鍋系のほうが無難??
いやいや
本格的にキムチ鍋にしましょう!!
あ~~~考えてたら、、、、ほんとにやりたくなってきた (^_^;)(^_^;)
PS 広陵カントリー
写真の右下の池のホール
ドライバ~が左に行って、、、もう少しで池ポチャだった記憶があります!!
岩山からだと
ああゆう風に見えるんですね~~~
>寒ブリの刺し身で 小山の地酒 鳳凰美田!!
おぉおぉ!これはまた美酒旨肴。
鍋は牡蠣鍋でお願いします(^^♪
ゴルフ場の中をあんなに長距離歩いたのは初めてですが、広々としていて
あの中でプレーするというのも贅沢な気分になれますね。
池のほとりの二本の木が綺麗でした。