ブラっと大阪に遊びに行ってきました。
出張で幾度と無く大阪へは行っていますが、家内は一度も行ったことが無い(正確には修学旅行で行ったが、記憶に殆ど残って無い)ということで、気ままな行き当たりばったりの旅に出かけました。
今回は交通費を抑える為&興味本位で往路のみ夜行バスを使いましたが、これが想像通りの地獄。揺れとか騒音は気にならなかったけれど、席が狭い狭い。横3列のシート配置ですが、列の間をカーテンで仕切ったり、無理無理にリクライニングするのでかなりの閉塞感です。変な姿勢で腰の痛みをカバーしながら一晩耐えるのは結構辛いものがありました。
雪の為幾らか遅延があったらしいですが、30分も違わず予定通り朝の7時過ぎに梅田へ到着しました。一旦スタバで朝食を摂りながら作戦会議です。車中、まんじりともしなかったのにこの時点ではカラ元気なのかまだ頭も冴えてます。神戸に行くところまでは事前に決めていたので、タブレットを取り出し『神戸 見どころ』で検索。結局ネット情報イチオシの北野異人館へ行こうという事になり阪急電車で移動します。
梅田から走り始めるとすぐに、遠くに見えていた六甲山の山並みが段々と大きくなってきました。東京の高尾山的な位置づけのようですが、六甲山はよく見ると案外岩だらけの山のようで思ったより急峻。かなり雰囲気が違います。
三ノ宮駅から北野異人館街までは神戸の町並み散策となります。北の山に向けて登る坂沿いには景観を保つお洒落なコンビニなどもあり、流石神戸です。
北野異人館街は洋館が保存展示されており、一館につき千円位入場料がかかる模様。えらい高いなぁと思いながらも5館で二千五百円也というチケットを購入し、いざ周遊。なんとなくぼられ感が漂うも、家内の手前ここはおとなしくしておこう。
人気の「ウロコの家」という旧館をまず訪れると、無粋者の我が感性をもってしても「おぉー」と思わず唸る絢爛さ。もっとも自分としては、建物と背後に迫る山が溶け込んでいるのが一番気に入りました。
他の建物もいろいろテーマがあって面白かったけど、似たりよった・・・(汗) まぁ良いでしょう。お付き合いお付き合い。
市内ループバスに揺られて南京街へ移動します。事前リサーチも無しに適当にお店に入ったらあまり美味しく無かったのは”ハズレ”ということでご愛嬌。立ち食いという手もあったのだけど、寒いし、この頃には夜行バスの疲労がボディブローのように効いてきました。とにかく座りたい。
腹もいっぱいになり、幾らか元気が快復した食後は元町商店街を散策しました。南京街のような混雑はありませんが、小粒で個性がピリリと光るお店が数多く並びます。
神戸を後にして、ホテルのあるなんばへと移動。チェックインを済ませていざ晩飯へ。
串かつやら何やら頼んで、生ビールのあとは最近我が家でブームの芋焼酎をメニューから四種類制覇しちゃいました。
飲んだわ食べたわで、お店を一旦出るも、間髪入れずにたこ焼きのお店にフラリと引き寄せられ(確信犯)ちゃいました。酒はもういいやと言いながらも、食べ始めたらやっぱりこの味ビールだよねと追加。実際、このタコ焼き非常に美味しかったです。
一夜明けて日曜日。流石に昨日は高速バスの徹夜明けで遊んだせいか、死んだように寝ることが出来ました。こんなに深く寝たのは最近は無いかも。歳を重ねるとつまらないことでくよくよしてなかなか熟睡出来ないけれど、今日は理屈抜きで爆睡できたみたい。幾らか元気が取り戻せたかな。
今日もノープランですが、地図を見て、「そうだ、通天閣行こう」ということに決まりました。
ホテルから歩くこと15分位で朝早い時間の新世界に到着。朝飯がまだだったので、途中のチェーン店っぽい妙に綺麗すぎるうどん屋さんに誘惑されそうになりながらもパスし、頑なに「どこか地元らしいお店は・・・」と探し歩きました。
あった、あった。「家で食うより安上がり」というキャッチコピーが良いじゃないですか。狙っていた、どストライクのこのお店に速攻入店しましたとも。ダミ声の浪速のおっちゃんが切り盛りする店内はコテコテの大阪仕様です。おっちゃんの写真撮りたかったですが、怒られると怖そうなので自粛。
周囲には、こんな早い時間から串かつを頬張りながら立ち飲みで一杯引っ掛けているお客さんが沢山入っているお店もあったし、そしてこのお店でも普通に呑んでいる人がおりました。まだ朝の9時ですよ。そんな「朝呑み」も此処ではまったくもって健全な市民権得たりといった雰囲気。呑んで何が悪いねん的なそんなノリがあります。自分も次回訪れる時は必ずや朝呑みにチャレンジしますよ。
朝食後は通天閣へ登り、展望台から大阪の街並みを一望。天気が生憎でしたが、晴れていれば六甲山や生駒山脈を綺麗に見ることが出来たでしょう。お次は大阪城です。
大阪城近辺は通天閣エリアとはうって変わって洗練された近代的なビル群に囲まれた場所にあります。このギャップの大きさも大阪の面白さなのかな。
関西に最近外国人観光客が多いのは有名ですが、歩いてみると実際ホントに多く、大阪城でも観光客の日本人比率は25%もあるかどうかといった雰囲気です。天守閣に登るエレベーターに10人くらい乗りましたが、日本人は我々二名のみでした。そもそもエレベーターガール(おばさん)が中国人で、案内も日本語でたどたどしく、中国語で流暢に・・・といった感じです。 次いで韓国人も多く見かけました。城の中の展示物に豊臣秀吉の朝鮮出兵があり、ハングルで書かれた説明を読む彼らの姿にあまり深刻さは感じられません。以前、釜山の公園で見た抗日の英雄、李舜臣像に見た韓国人の面影はそこにはありませんでした。反日も政治的な色彩ありきと思わざるを得ません。ここ、大阪城で観光にいそしむ中国人や韓国人ファミリーを見ていると、日韓、日中の問題も民間の意識は違う所にありと考えるほうが自然なように思えます。ともすれば、むしろ最近は嫌韓、嫌中の日本人のほうが多いかもしれません。
再びなんばを目指し、道頓堀周辺を散策。結局は千日前まで流れ、遅い昼食の粉ものとビールでシメて大阪満喫はおしまいおしまい。軽いカルチャーショック的な余韻を残しながら帰りは楽ちん新幹線。いや~、それにしても”遊びに行く”大阪はおもろい所でした。
こんにちは
遊びに行く大阪
なるほど、そうかもしれませんねぇ
仕事とは、気持ちが違いますもんね
分かる気がします~~~
それはそうと
通天閣の入場券
『願いが叶うまで有効』とか書いてありませんでしか?
わたし
財布に入れているのですが
けっこうボロボロになってきています。
PS 朝呑み、、、いいですね
毎年、お正月にやってますが、、、ドテッ
>『願いが叶うまで有効』
え、そうなんですか。
と思って半券確認したら今のバージョンには書いてなかった。残念。
朝呑みは、普通の街でやると結構世間の目が冷たいような・・・
でもこの街では全然違和感ないところが素晴らしいです。
奥様との大阪旅行、観光に食にと存分に楽しまれた様ですね。
長時間夜行バスと言うのは想像しただけでも辛いかも・・・(^^;)
それにしても大阪・・・もう30年以上前かな?
暫くぶりに行ってみたいです。
バスは正直「大したこと無いだろう」と高をくくってましたが、
見事にやられました。
中途半端な座位なので腰が痛くて痛くて。
若くないのを深く実感。多少高くても新幹線で行くのが正解と学びました。
実は行く前に家内が子供達に話したら、二人共夜間バスに乗ったことがあるらしく、共に「年寄りにそれは無謀」と指摘されていたそうな。
自分は強気だったのですが、見事玉砕です(=_=)
こんばんは。
夜行バスは結構疲れますよね~
ケン坊も夏の甲子園に1回だけ応援に行った時に...
でも申し込みが締め切りギリギリだったので隣や後ろが
空席だったので自由に使用できてラッキーでした。
お二人で出掛ける大阪自由の旅は如何でしたか?
ぶらっと行けるというのが羨ましいですね。
仕事とぶらり旅とでは、同じ食でも美味しさが全然
違うでしょうね。ましてや奥様と一緒なら...
自分は出張で各地の片鱗位を味わっているほうなのですが、家内は仕事で県外に出ることが殆ど無いので大阪は結構刺激的だったようです。
昨晩、県民ショー見てたら山形の蕎麦にゲソ天を一緒に食べるのをやっていました。
出張の時は必ずゲソ天蕎麦食べてるので、次夏はゲソ天蕎麦と冷やしラーメン(これも山形名物)ツアーになる可能性も出てきました(笑)