久しぶりの更新です。最後の記事が9月1日だから丸々一ヶ月半のブログ落ちという状態でした。理由はあまりにも仕事が忙しかったというのが嘘偽りない真実です。でも、山行以外だってネタはあるんじゃ無い?と自問自答してもやはり余りにもの激務で気力も沸かずというのが正直なところでした。
実際、休みも殆ど取らずに長時間勤務の毎日に明け暮れた一ヶ月半でしたが、ようやく光明も見えた出口にあったのが、かねてより予定していた韓国旅行。馬の鼻っ面に人参じゃないですが、半ばこれを楽しみにしながら無理して働いていたのもちょっとホントだったりしてね(笑)
韓国旅行は今回が三度目。一度めは家族4人で、二回目は娘と三人。そして今回は家内と二人旅。前二回は真夏だったのでとてもとても暑かった思い出がありますが、今回は丁度良い気候のようです。
飛行機チケットとホテル付の3日間フリーとはいえ一応ツアーなので、初日はお決まりの免税店へ連れて行かれます。免税店での売上のマージンが旅行会社へ落ちるのでしょう。格安ツアーは抜け目なし。
早速おみやげの物色に忙しい家内と分かれ、集合時間まで一人街中へ繰り出し散歩と洒落込みます。
近くの公園で、池を見つめて物思いに耽る着流しの粋人ありやとカメラを向ければ、なんとこのおじさん・・・ただ電話してただけでした(^^;
新羅ホテル免税店から我々の泊まるC級ホテルまで送って貰い、ようやく開放されるといよいよ気ままなソウル遊び。とはいってももう3時近くになっていたのでソウル市街の北部にある鍾路地区に的を絞って行動することにしました。
まずはチャンドックン(昌徳宮)の前で、ノクチャ(緑茶)と屋台のワッフルで軽く腹ごしらえ。
後ろに写っている子供がストックで遊んでいるのが唐突ですよね。実は韓国の登山人口は日本の比ではないようで、この日も地下鉄車内といい街中といい、山仕度の人の多いこと多いこと。中高年に偏っている傾向は日本と同じですが、聞くところによると接待ゴルフならぬ接待登山なんてのまであるらしく、その普及度には目を見はるものがあります。TVのコマーシャル、雑誌の見開き広告、街の中の広告板にも韓国人の有名俳優がダウンジャケットを着こなしながらザックを背負う姿をあちこちで見かけます。登山人気はかなりであることを窺い知ることができます。
で、後ろの子供は・・・たまたま山帰りの知人に会った親子が昌徳宮の前で話し込んでいて、子供が飽きてストックで遊んでいるといった感じの一コマでした。
鍾路から北側のこのエリアで一番有名なのはキョンボックン(景福宮)ですが、自分は前回一人で歩いて大変良い印象だったので是非家内にも見せたいと思っていたのがこちらの昌徳宮です。
昼の12時頃には日本語ガイドが宮殿内を案内してくれますが、この時間は英語ガイドも終わってしまってネイティブ(韓国語)ガイドのみ。勿論宮殿内を勝手に歩いてもOKなのですが、しばし韓国人のグループにくっついてい周りました。
ちなみに、このおすましなガイドのアガシ(お嬢さん){動画}。今日が初めての舞台なのかな。ちょっと緊張気味。後ろの方で男性係員が心配そうに身振り手振りでアドバイスを出していました。前回自分が訪れた時のガイドさんは日本語堪能な美人韓国人女性でした。
韓国の子供達は歴史や祖国について熱心に学びます・・・というか大人達は熱心に教えます。ちょっと飽きちゃっている子もいますけど(笑) それにしても休日なのに先生も大変だ。良し悪しは別として、日韓の歴史認識の違いはかくして育っていくのだなと思いました。おっと、この先の理論展開はかなりナイーブかつ複雑な問題なのでここでは論じませんが。
流石にネィティブ解説が理解出来るわけもなく、途中でグループから離脱します。でもそのお陰で可愛い赤ちゃんとの出会いも。
時間があればもうちちょっとのんびり見たかったのですが、早々に切り上げてそのまま徒歩で北村韓屋村(プッチョンハノクマウル)へと散策。
名門、ソウル中央高校の前を通ります。垂れ幕には『中央高校入学説明会』と大書してあり、一回目が丁度前日に行われたようです。韓国、とりわけソウルでは教育熱が高いようです。有名校に入るのは子供たちの人生の第一関門であり、また社会全体もそれを否定することなく形成されているように感じます。これからアジアの覇権を(絶対的な量的覇者は間違いなく中国だが)握らんと考える国ならではの気迫を感じます。
北村韓屋村界隈は日本人観光客の数が多い筈なのですが、何故か今日は日本人率が極端に低いようでした。代わりに他のアジアの国々の観光客のほうが多いような気もします。歩いていて周囲から聞こえてくる言葉は韓国語オンリー。日本人はまったくと言っていいほど見かけませんでした。
いよいよ明日は今回の旅のハイライト。韓国の新幹線と称されるKTXで日帰りの釜山行き。日本でネット予約したものの、明朝窓口で発券してもらうのもちょっと心配なので、ソウル駅まで出向き予約のプリントアウトを窓口のお嬢さんに渡して無事チケットを手にしました。日本語は話せませんでしたが、はっきりと聞き取りやすい発音の英語が印象的なアガシでした。
さぁ、これでホテルからソウル駅までの移動時間も判ったことだし、明日が楽しみ。
今回のホテルは、地下鉄のチョンロサンガ(鍾路3街)とアングク(安國)の中間あたりにある、ホテルインサドン(仁寺洞)クラウン。お金持ちの人達が泊まるリッチなホテルと比べればかなりチープですが全然気になりません。建物は古いが清潔だし、ホテルで贅沢してもつまらないと自分は思います。
食事はホテルの近くで済ませました。肉を食べない自分と付き合う家内には気の毒でしたが、韓国で肉抜きの食事って結構選択自体が難しい。きのこ鍋なんて、よく解らないものを頼んで結果的にちょっと「ぼられた」感もありましたが、メクチュ(ビール)で乾杯。ドライ系のキリッとした味に慣れた日本人にとっては、ちょっと懐かしい味のビールでした。
こんばんは
韓国から無事のお帰りなによりです^^
帰国後、台風で移動に難儀され、かなりお疲れになったでしょうから
しばらくゆっくり休んで下さいませ。
それはそうと
こうやってソウルの街の風景を拝見すると
韓国の匂いが伝わってきて嬉しいです
特に、軽トラで果物売ってる写真とか、ホテルのBEERの写真とか!
ただ
私がいた頃は、ソウル駅は古かったので、、、、新しい建物は新鮮
そして、釜山までの移動は、セマウル号(普通の特急)だったので、
KTXを見るのはすごく楽しみです!!
PS きのこ鍋 食べたことありますよ~~~
定番のテンジャンチゲとかスンドゥブチゲとかと比較すると
価格高めだった記憶があります。
ホテルなら、更に、、、かもですね(汗)
亀三郎さんのいらっしゃった頃はまだ新ソウル駅が出来る前だったのですね。
旧駅は今でもそのまま保存されて夜は綺麗にライトアップされていますよ。
セマウル号とムグンファ号も是非機会があったら乗ってみたいものです。
韓国は携帯が鳴ると席のままでばんばん会話するのが普通です。会社で他人の携帯が鳴ると、
「ヨボセヨー、ネーネー、アラッソヨ」なんて言ってる光景が脳裏をよぎります。
あ、それから羽田から宇都宮まで帰って来る車で道路標識などが日本語で超嬉しかったです。
三日間懸命にハングル読み続けたせいでしょうね。
食事はホテルでは無く、ホテル近くの仁寺洞でしました。
仁寺洞は日本人の利用者が多いので、ちょっと高めですが、翌日入ったお店は結構リーズナブルで、要はチョイスを間違えたようです。
奥様と一緒に韓国旅行でしたか。
貴重なお休みを良い形で使われたと思います。
私は行った事が無いのでイメージが沸きませんが、続編も楽しみにしております。
今回で三回目の韓国ですが、流石に一回目はコースツアーでしたが、前回はフリープラン4日で一日だけオプションツアー。
今回は完全フリー三日間でした。
地下鉄や街の中の徒歩での移動も全て自力。ハングル検定5級合格とは言ってもカタコトの会話がやっとで、ちょっと時間をかければ字はなんとか読める程度。ドキドキハラハラの連続です。
ルーファンの薮山歩いているのにもどこか似ているような気がしました。
おはようございます。
久し振りにまっちゃん節を読ませていただきました。
1ヶ月半(実際はそれ以前から)、お仕事が大変だったようで
お疲れ様でした。そしてご苦労様、長いトンネルを抜けられて
良かったですね。
奥様との韓国旅行されたんですね。まっちゃんは3度目...
ケン坊は海外へ行ったことがないので全てが新鮮なので、
次回も楽しませてもらいます。
ケン坊さんのところで何度も愚痴らせていただいて御迷惑をおかけしました。お陰さまで心の平穏を保つ事が出来ました。ありがとうございます。
みなさんの素晴らしいブログ記事を拝見しながらコメントしたいと思いつつ、なかなか出来なかったのが心苦しかったです。
11月は出張月間でまた忙しくなりますが、今回のような切羽詰った状況ではないので、徐々に以前のペースを取り戻してどこぞの変な里山の藪道でも紹介出来ればと思っています。
こんばんは。短いながら韓国でゆっくりと羽を広げられたようですね。
ずっとお仕事に追われ続けていらして、本当にお疲れ様でした。
韓国の登山ブーム、始まりは2006年とか、その辺からですよね。
すでに落ち着いてしまったんだろうと思っていたら、続いているんですね。
というか、接客登山だなんて、なんだか気の毒に感じてしまいました(^^;)
韓国人は派手好きが多いようで、街中で見かけるおじさんおばさんも日本の山ガール山ボーイ並みのスタイリッシュさです。自分など恥ずかしくて、持っている山仕度では韓国の山は登れません(爆)
良く見るとノースフェイスのパクリのブランドとかK2(本家とは違った韓国のオリジナルブランド)などもありますが、男も女も色とりどりの格好が案外似合います。
登山は中高年の嗜みのような社会的ポジションという認識から「接待登山」になっちゃうのかもしれませんね。日本でそうなったら嫌ですが、日頃山歩きをしているなんて周囲に漏らしたら、真っ先に接待要員に指名されそぅ(^o^;)