初冬の粕尾越え、草木ダム経由渡瀬遊水池へ

アーカイブ:ツーリング

投稿日:2006年11月25日 22:42

朝晩の冷え込みがめっきりきつくなってきた。宇都宮は今日初氷を観測したとか。どうりで今朝は寒かった訳だ。

本格的に寒くなる前にちょっとひとっ走りしてこようということで、今日は久しぶりに一人で気ままな旅。

朝8時半。いつものセルフスタンドでGSXを腹一杯にして宇都宮環状線を軽快に流す。今月は3日以来乗っていなかったので久々のGSXの鼓動が楽しい。いやぁそれにしても冷たいよ。空気が。
一応「真冬」の格好で出てきたので寒くはなかったのだけど、唯一オーバーズボンが手抜きで自転車用。ちょっとすーすーするなぁ。バイク用の履いてくれば良かった。

いつもの道順でまずは粕尾峠へ向かう。中粕尾、上粕尾と標高を上げるにつれて気温もどんどん下がってくる。おまけに山が深くなって日陰が多いので寒さもひとしおである。
冬用のグローブでも指先の冷たさをひしひしと感じ、粕尾には既に冬が訪れていることを知る。

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山の神を越え、いよいよ粕尾峠手前の急カーブへさしかかるが、若干の枯葉はあるものの、道は比較的走りやすい。足尾側の下りに工事中の箇所が数カ所あったがこちらも走行に特に支障は無い。上粕尾あたりで見事だった紅葉も、峠頂上付近から足尾側はすっかり落葉し寒々とした冬景色にすっかり落ち着いていた。今年の春、新緑が芽吹いた頃に走った時の景色が嘘のようである。

無事足尾側へ降りきりR122へ。足尾町内のR122もまったくと言って良いほど対向車後続車無し。まぁバイパスなんであまり地元の人は通らないのだろうけど、ホントに気味が悪いほど閑散とした国道を通り草木湖へ到着。

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駐車場に止まっていた北海道ナンバーのバイク2台が気になったが、オーナーさんは食事中なのだろうか、周囲にはそれらしき人もも見あたらず。
道の駅に入ってくるバイク。ダム方面へ向かって快音を残しながら走り去るバイクも徐々に増えてきた。まだまだこの時期バイク乗りは皆さん健在のようである。

大間々、桐生を通り抜け県道66号を北上する。通るたびに思うのだが、群馬大工学部手前の天満宮付近の雰囲気が好きだ。正面に天満宮の境内を見やりながら緩やかにカーブしていく県道の佇まいがなんとも良い雰囲気なのである。

道は程なく再び市街地から山間部へと向かい、桐生側ダムを擁する梅田湖へ到着する。
この先梅田大橋で湖を渡り、足利側へ向かう道は中型二輪は通行禁止なのである。
よほど二輪の事故が多い故にこういう措置なのだろうか。大型を含め二輪すべてが禁止というのはよくあるパターンだが、中型二輪限定というところが謎。
参考https://mattyan.me/mbtype/html/2006/02/post_20.html

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田沼を抜けて、「道の駅どまんなかたぬま」にて丁度12時。昼飯といっても一人で食堂に入るのもつまらないし、適当に買って駐車場のベンチでひなたぼっこをしながら頬ばっていると、なかなかぽかぽか陽気。

さあ、そろそろ帰路につかねばならないなと思い地図を広げて見ると、渡瀬遊水池が近いことに気づいた。実は栃木に来てからもう30年あまり経つが、未だ彼の地を訪れたことは無かった。距離もさほど離れてはいないので向かうことにする。

県道9号を辿り、丁度遊水池の真ん中あたりにあたるところにある駐車場にバイクを止めて少しだけ歩く事にした。

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いつも見慣れている筈の男体山もこれだけ離れているとちょっと違った面持ちである。更に、ついさっきまで足尾側から丁度南面の男体山を仰ぎ見ていた自分に気が付き改めてびっくり。

夕方用事が入っているためゆっくりする訳にもいかず、遊水池の散策もほどほどにバイク
に戻る。
しかしなかなかのんびりした良いところ。是非今度じっくりと訪ねて見たいものだ。

道路は県道から国道354へ合流し、遊水池から流れ出る渡良瀬川をまたぐ三国橋を渡れば古河の市街地へ。谷中湖とはここでお別れである。渋滞の続く国道125から国道4号バイパスへ入り、ひたすら宇都宮を目指す。ハイウエィのような新4国の流れに身をゆだね、快晴に恵まれた今日のツーリングの余韻にひたる。

コメント (2)

梅田が地元:

コメント投稿日:2006年11月26日 12:32

お初です
掲示板をうろうろしていたら
たどり着きました^^

梅田の中型車通行止めはお察しの通り
中型車のみ事故が非常に多かったためです
20数年前の空前のバイクブームの時に
毎週のように救急車が来ていて
亡くなるライダーも多かったようです
地元の方がカブなどので行き来出来るように
排気量は小型までは規制外となっています。

まっちゃん:

コメント投稿日:2006年11月26日 21:03

梅田が地元さん。
コメントありがとうございます。

なるほど。やはりそういうことだったんですね。確かに橋の直線から向こうへ走っていってそのあとのヘアピンが結構挑戦的な雰囲気ですよね。私は腕も度胸も無いんで安全マージン充分で走行しましたが、それでも結構楽しめるコース故何度か走っています。
また、新緑の頃に行きたいですね。