田川遡上

アーカイブ:道

投稿日:2010年04月29日 22:46

GW初日(とは言っても金曜土曜は仕事)は、低気圧の前線通過で丁度昼前後に雨が降った。午後からまばゆいばかりの青空が戻ってくると、もう家にじっとしてはいられない。

実は先日偵察で少し走った田川沿いのオフロード。どこまで行けるか試してみようじゃないか。午後の中途半端な時間を埋めるには丁度よい内容だ。

スタート地点は宇都宮駅前に掛かる「宮の橋」である。行き交う若者達にうさんくさそうな目つきで見られながらも、メット姿のまま写真をパチリ。

川沿いの細い道をとことことスタート。途中に柵があるが、特に車両進入禁止とも書いてないので通行させてもらう。

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宇都宮駅前宮の橋       四輪はここまで

 鎌倉橋付近で白沢街道を横切る。すぐ畦道へ復帰して川沿いをキープする。この先石畳があったりと、いろいろと趣向が凝らされている区間があるが、遊歩道で車両禁止という訳ではない。道幅一杯を使って、釣り人の車がたまに往来していたりする。

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白沢街道、鎌倉橋付近      

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 先日の偵察走行で見つけた絶壁の上の石祠。時間が無かったので詳しくは調べなかったが、実は奇しくもブログ仲間のけむぞうさんがつい先日訪れたそうだ。

正面から見るととても人が近づける様子では無い。裏手に民家がありその脇から登れるのではないかという所までは先日の偵察で判っていたが、あまりにも"人の家の庭先"っぽい雰囲気があったのでためらっていたのである。

今回は小さなバイクだから、ちょいと脇に置かせていただいて登ってみる事にした。

む!はじめは穏やかな道もすぐ荒れだした。おっ、今度は、立派な階段が・・・
ものの数分で登りきった先には一の鳥居。くぐれば、赤い屋根の建物に「御嶽山」の文字。

二の鳥居脇の碑文を読むと天保五年云々のくだりがある。結構古くからここに構える社のようだ。

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隠れスポット、御嶽山    民家の裏手から   

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   一の鳥居    広場がある

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   二の鳥居    天保五年建立?

 更に二の鳥居をくぐると、その先に道路から見えた絶壁に毅立する石祠が見えた。そしてその向こうには半蔵山や、篠井富屋連峰のはずれに座する兜山と鬼山の姿が見える。

傍らのツツジが、けなげにも彩を添える狭い山頂でしばし休憩。あぁまたすばらしい場所を知ることが出来た。

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最奥の石祠    半蔵山    鬼山、兜山

 下山は進入禁止(不法投棄対策)だった舗装林道を下るか、来た道を素直に戻るか、それとも目の前の作業道を辿るか。

答えは3番。すぐに突き当たりで道は終了。一旦斜面を上がって向こう側を覗くと、先ほどの道と民家が見える。構うもんかと薮の斜面をざくざく降りていく。先のほうの田んぼで作業中の人に見られてるんじゃないかと思うと柄にもなくちょっと恥ずかしかった。

このあと、田川は西と北に分岐するが、北に向かう逆川沿いにバイクを走らせて行く。右手には篠井連峰が近づいてきた。

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帰りは別ルートでプチ薮    篠井富屋連峰   

 榛名山の真横を通り過ぎ、更に進むと、一旦狭くなった川幅は更に先で堤が有りまた広くなったりしている。農家にとって、川は大切なリソース(資源)であることがよくわかる。

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榛名山    随分細くなった逆川   

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チェンジペダルに花が    まだまだ行ける    アーチ橋って珍しい

 可能な限り走ってみたが、自分の腕前ではここがリミットである。向かう薮に走行を断念!

退散後にバイクを降りてみたら薮走行の残骸多数(^^;

田川遡上計画はこれで一応おしまいと相成ったが、帰りにもう一箇所、兜山へ寄り道をしていこう。田川に面する山だからテーマを外してはいないだろう。

4年前に息子と歩いた時はカマボコ板のような道標が地面に置いてあっただけだったが、今は真新しい立派な道標が新設されている。裏を見ると宇都宮市の文字がある。

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降参!    一杯くっついてた    寄り道の兜山

 だいぶ木が育ったようで、ますます景色は利かなくなってきているが、静かな山頂からは枝越しに半蔵山が重々しく横たわるのが見えた。

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   兜山頂上より半蔵山    泥だらけで帰宅

コメント (9)

せろーG:

コメント投稿日:2010年04月30日 18:14

オフ車で遊ぶのは楽しいですよね。でも無理は禁物です。まして単独行だと こけたり 落ちたりして立て直せない時も出てきます。
私も単独行で ちと痛い思いをしたことがあるので ご注意しちゃいますよ(^^)v

けむ:

コメント投稿日:2010年04月30日 19:47

まっちゃん こんばんは

ドジェ大活躍ですね。
あの舗装林道は進入禁止でしたか。
私が行った時は開いていたのですが、普段は閉じておくのかもしれませんね。
車で上まではちょっと無理っぽいですなあ。残念。

まっちゃん:

コメント投稿日:2010年04月30日 22:15

>せろーさん

オフ車遊びは楽しいですが、確かにはまると痛い時ありますよね。
私も行き止まりでUターンが出来なくなりかけた時が何回かありました。
巧い人ならアクセルターン一発なんでしょうが。
200ccとはいえジェベルも結構重いので、無理は禁物というのはよく解ります。
エンジンの駆動が伝わっているうちはよいですが、急斜面とか狭路では停止したり、コース修正で破綻しだすと車重が急に足かせになりますものね。注意いたします。


>けむさん

舗装林道は、上の植林帯に作業に行く時とか神社で何かやるときのために引いたのでしょうね。
街に近いので不法投棄防止策で通常は入らせないようにしているのでしょう。
姪っこさんはあの"正規登山道"を行ったほうが冒険ちっくで喜ぶのじゃないでしょうか(^_^)

リンゴ:

コメント投稿日:2010年05月02日 07:16

5月の青空は特に美しく春の風を受けながら畦道を走るなんてロマンを感じます。
大人の冒険心を擽るバイクならではの旅?でしたね。
隠れスポットの御嶽山も興味ありです!

まっちゃん:

コメント投稿日:2010年05月02日 22:48

リンゴさん。こんばんは。

田んぼに水が張られて田植えを待つこの時期は、あぜ道が一年中で一番光り輝く時期です。
冬の間止められていた用水が、躍動感ある流れに満たされていく姿が好きです。

隠れスポットの御嶽山。お暇な時に是非どうぞ。

岡崎文雄:

コメント投稿日:2015年12月21日 16:17

田川の上流逆川の石アーチ橋の写真を拝見しました。
石アーチ橋は宇都宮市内では大変珍しいのですが、コースをたどって大体の位置は分かるのですが、何という場所(町名)にあるのでしょうか。
多分農道の橋と推察しているのですが、橋名など分かりませんでしょうか。
私は大分市在住の高齢者です。恐縮ですがよろしくお願いいたします。

まっちゃん:

コメント投稿日:2015年12月21日 22:20

岡崎様、拙ブログへのご訪問とそしてコメント、ありがとうございます。
あぜ道にかかる小さな橋なので名前は多分無いと思いますが、
場所についてはおおまかにこのあたりだと思います。
http://www.mapion.co.jp/m2/36.69528107514035,139.81177031993866,17

住所は宇都宮市下小池町となります。

大分にお住まいとのこと。
北関東に住んでいると九州はなかなか訪れる機会がありませんが、自分も現役を引退した暁には
貧乏旅でも良いので日本中を見て歩きたいと常々思っております。

岡崎文雄:

コメント投稿日:2015年12月24日 14:56

早速ご連絡をいただいて恐縮しています。町名のほかに架橋地点の地図も教えていただいて感謝しております。
宇都宮市内では女子高前の操橋1基だけは承知していましたが、逆川のアーチ橋のほかに市内の錦という場所に小さなアーチ橋があるようで大収穫です。ありがとう御座いました。岡崎文雄。

まっちゃん:

コメント投稿日:2015年12月25日 22:33

岡崎様、こんばんは。

九州の方なのに宇都宮の情報にお詳しいので驚きました。
季節はずれの暖かさでスタートした12月ですが、これからいよいよ冬本番。
お体に気をつけてお過ごし下さい。