会社更生法申請日のJALに乗る

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投稿日:2010年01月19日 22:00

 JALが会社更生法申請をしたその日、奇しくもそのJALで北海道出張となった。

ネットであらかじめ購入した格安航空券を受け取りに、羽田の発券カウンターに行くといつにも増して係員の腰が低いように感じた。やはり世論に対して気を遣うようよう指示がでているのか。大幅なリストラの敢行も余儀なしという状況で乱れぬのは流石であるが、規制と認可のしばり、そして公共性という名目の中で喘いできた現場の優秀な社員には同情の余地があろう。だが官と癒着した放漫な経営者は罰するべきである。

ちなみに今回の搭乗は、往路が羽田(9:50発)→千歳、復路が千歳(16:50)→いわて花巻であった。

羽田→千歳は各社ドル箱路線であり、この路線で今までに何度も乗ったANAやAirDOは常に満席だった。今日のJALは何故か定員の7割位の乗客である。流石に運航には支障の有るはずも無いのに何故乗客が少ないのだろう。他社機も同じ状況だったのか。

そして帰りの千歳→いわて花巻線は、搭乗口で待っている人が出発15分前なのに10人も居ない。眼前には小型とはいえジェット機が駐まっているのに。

結局出発してみれば100人ちょい乗れる小型ジェット機に、約20人程度の乗客のみ。これは赤字になるのは素人でも明白である。繁忙期と合わせて黒字になるかどうかは知らないが、国内線の地方路線の実体を垣間見た気がした。



※下写真説明

(左)烏山{たぶん}上空から西に鬼怒川を見て、突き当たりが日光連山
(中)黒磯{たぶん}上空から見た高原山
(右)        〃 高原山北側の男鹿山脈

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日光方面    高原山    日留賀岳、男鹿岳

コメント (4)

Non:

コメント投稿日:2010年01月21日 20:24

 こんばんは。ええ~、こんなに綺麗に見えるんですね~ 驚きました。もう飛行機も長く
乗っていないので、こんな風景だったんだなぁって。空気が澄んでいたのも幸運でしたね。

 で、1枚目の左手、赤城山の向うに白く見えるのは浅間山かなぁと思いました。2枚目の
高原山はけっこう奥行きがあるんだなという印象です。普段はごく一部しか歩いていないのが
分かりますね。3枚目、男鹿山塊になるとお手上げですが、懐の深さを感じました。
どの山塊にしても、また訪れるのが楽しみになりそうですね(^^)

まっちゃん:

コメント投稿日:2010年01月21日 21:50

Nonさん、こんばんは。

お名前の欄が「匿名」だったのでメンテで直させていただきました。
修正機能が無いのがこのブログの難点です。申し訳ありません。


一枚目の奥は確かに浅間山かもしれませんね。
高原山は間近でしたので、特に大きく写ったようですが、実際真上から見ると迫力ありました。

ヘリコプターでホバリングでもしたら、贅沢な空中山座同定が楽しめるのでしょうが、旅客機だとあっという間に通り過ぎていってしまいます。

夢中になって写真を撮っていたら、丁度飲み物のサービスをしにきた乗務員さんが、

「・・・あの、お客様、飲み物は如何いたしましょうか」と困った顔で聞いてきました(^^;

けむ:

コメント投稿日:2010年01月22日 21:02

出張お疲れ様です。

天気がいいので山が良く見えますねえ。
開拓地が目印になる高原山はともかく、男鹿山塊はどれがどの山だかわからんです。
ひときわ高くて雪がのってるのが、大佐飛山かな?
それにしてもいい眺めですね。

しかし、JALが会社更生法適用とは、かつてのビッグネームぶりを思うと複雑な思いです。
そういやKATSUMIが印象的なCMソングを唄っていたっけ、と思い出して探してみました。

 ttp://www.youtube.com/watch?v=utNdFgxGLzw

ナツカシー!! そしてバブリー!
ドンペリどぼどぼグビグビが、今となっては爆笑であります。

まっちゃん:

コメント投稿日:2010年01月22日 21:31

けむさん、こんばんは。

バブリーなJALの落日、日本の末路でなければ良いのですが。

全然関係ないですが、メーカー勤務なのでデフレには困ったものです。
自分のように、毎週カップラーメン1個を山頂で消費するのをレジャーとしているような者が日本の景気を後退させているのか(^^;

でも消費に荷担出来る程稼ぎが無いっつうのも事実で・・・
あ、デフレスパイラルが・・・