パジェロミニ、雪上を舞う

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投稿日:2009年01月18日 22:00

 パジェロミニのタイヤをスタッドレスに履き替えた。去年中古で車を買った時に前オーナーが2シーズン位使っていた使用品ではあったが、まだ柔らかさも残っているし山もある。本格四駆にスタッドレス。念の為にチェーンもオークションで安く手に入れたので是非雪深い所を走って見たいと思っていた。

幸いにしてというか何と言おうか、土曜日の出張開けで流石に今日は「休山日」である。「雪を見に行こう!」と家族を誘いいざ出発。

 空はどんよりと曇っているがまぁいいか。途中川治温泉にある名物コロッケを囓りながら段々と廻りに雪が目立つR121を北進す。かつて、スキーで足繁く通った頃は、三依あたりを過ぎれば路面も圧雪だった記憶がある。昨今は雪が少ないのか、除雪がしっかりしているのか、四駆どころかノーマルタイヤでも楽勝の道である。

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川治名物のコロッケ屋さん    安住アナも来た?    田島道の駅

 R352を尾瀬方面へ左折すると流石に行き交う車がめっきり減りいよいよ圧雪状態になる。本日の目的達成かと嬉々としてハンドルを操ることしばし。イージーセレクト四駆とスタッドレスはなかなか快適快適。

 と、その時である。緩い右コーナーで「あっ!」と前輪がグリップを失った。

 道路左の雪の壁に車は吸い寄せられるようにして流れる。二駆車での雪上スリップは何度も経験しているので、こういった状況では為す術が無いことは瞬時に感じ取れた。駄目かなと思っても反射的にハンドルを右に切る。すると、踵を返すが如く車体は右へ反転。おぉー、今度は対向車に突進だ。慌てて左に切れば、またガードレールへ突進。

 結局左右に数回振られても事なきを得る。

 四駆だって滑る時は滑る、というのは良く言われる事だが、まさにその通り。だが、あの状況でハンドルを切った方向に進行方向が切り替わる所は流石。結局四駆に助けられたのは事実だが、四駆を過信した5速の約50km/hで走行の慢心も事実。

 しかし、先行車はもっとスピード出ていたが皆大丈夫なのか。途中で車から降りてみると、「アチャー。これはスケート場だね」、皆命知らずだ。

 ドリフトしまくりの我が車内が恐怖体験ゾーンだったことは言うまでも無い。映画の特撮並に凄かったんだから。対向車の方にも、「突然不幸が舞い込みそうになった」恐怖感を味あわせた事は深くお詫びしたい。

 で、その後は4速で40km/hをキープ。気持ちは二駆車でそろりそろり。後ろから来る車は軽トラだってお先にどうぞ。背中の山猫が泣いてるぜ、だってオイラはサバンナ育ち。

 てな訳で、雪道堪能しまくりのドライブだったのだが、なんかすっきりしない。おぉ、直結四駆モードを試していなかったぜ。おし。次は手軽な所で奥日光か? などと、まだまだ懲りない自分であった。

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コメント (2)

けむ:

コメント投稿日:2009年01月23日 19:56

いつもながらの臨場感あるうまい書きっぷりに感服しました。
ホイールベースの短いパジェロミニでよくぞ50km/hからリカバリーしましたね。
私は車の運転が下手なので、同じ状況なら対向車にコンニチワしてたでしょう。

ところで、お買いになったツェルトとアイゼンは試してみたのですか?
そちらのレポートも楽しみにしています。

まっちゃん:

コメント投稿日:2009年01月23日 22:29

けむぞうさん、こんばんは。

いやーーーー、私も若い頃は2輪4輪問わず結構危ない目に遭ってますが、流石に今回は肝を冷やしました。

家内などは、休み前の仕事の未消化が頭をよぎったらしくて、「あの仕事、終えずに死ぬのか」などと思ったそうな(^^;

ツェルトとアイゼン。部屋の片隅に投げてあります。
まずは室内で幕営訓練だな<軟弱者の私
(その次に庭ね)