里山の秋を散歩する
アーカイブ:宇都宮近郊の山達
投稿日:2008年11月24日 14:30
連休は、初日は休出で残務処理に追われる。先週来の出張漬けの疲労が溜まっていて、日曜は流石に歩く気力が起きなかったが、澄み渡る青空を仰ぎながら忸怩たる思いに身を焦がす。更に最終日は雨予想で落胆する。
雨の一日をどう過ごそうかと思いながら、目覚めてカーテンを引くと、降りそそぐ朝日がまばゆい。これは朝のうちだけでもどこか歩きたいものだ。前日の周到な用意はしていないので、初めての所は無理。男抱山はどうだろう。基本的に南方面の眺望だ。冠雪の日光方面を是非見たいので却下。しばし思案の末、大谷にある戸室山でコーヒーを飲んで男体山を眺めてくることに決めて出発した。
前回も同じようなアングルから戸室山全景を撮影したが、色づいた風景はなかなか素晴らしい。里山なれど侮りがたし。仕事でいささか落ち込み気味の気分が一挙に昂ぶってくる。低いけれど、今からあの色づいた山を歩くのだなと。
登るのは2回目なのでコースに不安は無いが、ちょっと欲を出して神社脇の踏み跡を追ってみるもすぐに斜面が急になる。ままよ、とそのまま木の枝に捉まりながら直登して登山道へ復帰。あとはあっというまに山頂手前の展望岩へ到着。
予想通りの風景を眺めながら、ゆっくりとお湯を沸かしてコーヒーを飲む。疲れが癒される瞬間だ。
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| 戸室山の紅葉 | 展望岩より古賀志山と男体山 | 鹿沼の山並み |
ふと気が付くとすっかり体が冷えてしまった。予報通り、南西の方角にはもはや高い所に雲がせりだして来ている。
前回は北側の尾根を降りて車道伝いに大きく迂回して戻ったが、今回は山頂から南東に延びる道を辿ってみることにした。
すぐ、東側に開けた岩の展望台が現れた。真東の宇都宮市街が一望出来る。これは初日の出ポイントだなと閃いたが、神社がある山だから地元の人達で混み合うのだろうか。まぁ後でネットで調べるとしよう。
道はこの展望岩で終わり。だが下を見ると傾斜の緩い所に縦横無尽に踏み跡か獣道なのか、こっちへおいでよろしく下へと続いている。地図を見ると展望岩から下には崖地が無いので様子を見ながら降りてみる事にした。
枝に捉まって降りるところ数箇所、木も少ないし薮は殆ど枯れているのでルートが自由に取れる。やがて農家の大きな屋根が見えてきた。田んぼ脇の木橋を渡って車道に復帰。目標の駐車地より少しだけ手前に出たので、もう少しトラバース気味に降りればドンピシャだったのだが、行く手にちょっと岩っぽい雰囲気があったのでまぁ安全第一でよしとしよう。
自分で降りておきながら言うのも気が引けるが、この下山路は登山道では無いので通行される場合は完全に自己責任でお願いしたい。また、農家の裏手に出てしまった事から、私有地を通行している可能性も大きいのでこの点にも留意していただきたい。
山頂であれだけのんびりしてきたのに、時計を見るとまだまだ時間が早い。昼に自宅へ戻るならば、天狗鳥屋あたりの寄り道もよろしかろうと、遊びならなかなか機転の利く自分である。
森林公園へ車を進めると、一帯は紅葉が綺麗になっていた。赤川ダムから望む古賀志山もいつもと違った趣がある。
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| 戸室山頂上付近 | 宇都宮市街が見えるポイント | 赤川ダムから古賀志山 |
ダム脇のキャンプ地あたりからトリムコースを登っていく。よく整備されたコースの周回点で、コブシ岩への道標を見る。ほぼ一直線に尾根を歩き、登り詰めたピークを左折する。鞍部から大きなジグザグで登り返せば天狗鳥屋の山頂だ。相変わらず木に囲まれていて眺望は無い。ここから少し南に下った場所にあるコブシ岩展望台で一休みとする。
もう少し眼前の木を何とかすれば景色も開けて人が来るのにと残念だ。
今回の下山は、腹案だった駐車場への周回コース。前回は林道長倉入線終点からアスファルト路歩きを延々としたが、既に偵察済みの林道外側の尾根を辿って見ることにした。
天狗鳥屋からピストンで先ほどの分岐ピークまで戻り、そこを北へと進む。穏やかな尾根道が続く。やがて右下に舗装林道の終点が見え、直進で尾根を追うことも出来るが斜面沿いに右へ180度転回すると、そちらにもまたしっかりした尾根道が続く。少し下に土の作業道があるが、これは見送る。
349mピークあたりに左右に降りていく道があるが、これに引き込まれないように忠実に尾根を追う。若干ガクンと急に下がる箇所をやり過ごすと再び緩やかな下りになる。やがて、右手の作業道と並行し、暫くするとアスファルト林道に出た。駐車場から林道終点までの1/3位の地点だから上首尾だろう。
軌跡を見ていただくと解るが、道は尾根から少しずれている。次回ここを歩く時は、終盤に道を外して尾根を忠実に辿れば、アスファルト歩きをせずにダイレクトに駐車地に出る筈。そんなことを考えながら本日の散歩は終了した。
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| 天狗鳥屋方面分岐 | コブシ岩より | 周回して林道へ |
《追記》
最後に歩いた林道の舗装部分軌跡が2万5千分の1地形図と約30m程平行してずれているのが不思議である。
GPSのほうは測定誤差が当然出てくるが、同じ山域でもほぼピーク通過時とかは正確にトレース出来ているので、空が見える林道で30mも誤差が出るのは考えづらい。ということは地形図の道路の位置がずれているのでは・・・などという想像もまた、アフター山歩きの愉しい部分である。
コメント投稿日:2008年11月26日 00:17
こんばんは。1日に2座を歩かれたんですね。1座目が終わって、すぐに次の山を
思い浮かべられるあたり、 これまでの経験が活きていますよね。そんでもって、
どちらも私がまだ歩き損ねている山、という…(^^;)
戸室山、大谷七名山に入っているんですよね。去年、歩いてみたいな~と思ったこと
思い出しました。こういう山は、ちょっとした冒険ができるのでいいですよね。
私はひとまず普通に山頂まで行って、男体山を眺めたいと思います。
こんな風に見えるなんて、この時期はやっぱりいいですね!
天狗鳥屋、私は最近、アスファルト歩きが昔ほどは苦に感じないので、まずは、
まっちゃんさんの1回目のコースを歩いてみようかなと思います。
いずれにせよ、作業道がたくさんありそうなので、そこがポイントになりそうですね。
コメント投稿日:2008年11月26日 21:01
戸室山は山頂付近は岩がゴツゴツしていて、流石、古賀志山の子分といった感じです。
同じ子分の男抱山とはちょっと違っていて兄弟それぞれ。
でもどこかで血が繋がっているようなそんな気がしました(笑)