たろっぺ茶屋

アーカイブ:昼飯探訪

投稿日:2008年03月09日 21:47

 久々に家内と二人で蕎麦を食べに行くことにした。バイク仲間などから話を聞いていた評判の上永野の「たろっぺ茶屋」を訪れる。

 永野と言えば先日登った三峰山、星野遺跡が思い浮かぶ方が多いと思うが、大越路トンネルを南へ抜けて県道199号を北西へ向かうと桃源郷のように情緒たっぷりの上永野地区がある。

 たろっぺ茶屋は素朴と言えば素朴。若干田舎を演出し過ぎる部分が無いとも言い切れないが、それでも味の方はなかなかしっかりとしている。

 まず突き出しの煮物と漬け物。ほんのり甘く味付けされた大根の煮物がなかなか旨かった。砂糖の甘みでは無い、恐らくサツマイモと一緒に煮たのであろうか。今までに食べたことのない不思議な味だ。

 母屋と離れ、そして我々が座った屋外の棚下席。満席の盛況でどうにもこうにも作るのが間に合わないので随分待たされる。まぁのんびり待って腹をすかせるのもよいだろうと、気長に向こう側の山を眺める。まだちょっと肌寒いがこれからの季節は気持ちの良い食事が出来ることは間違いない棚下席だ。

 天ぷらの盛り合わせが運ばれてくる。見栄えは充分。味はどうだろう。

 取り立てて高価な素材は使っていないものの、歯ごたえ充分の新鮮なアスパラや、少しクセのあるところがとても美味しいウド。定番のシイタケやかぼちゃなど、どれをとっても美味しい。

 さて本命の蕎麦がやっとできあがった。これもまた秀逸。一口目に蕎麦の香りが拡がる。つゆも旨かったが自分の好みからちょっと軸がずれていたかな?

 上永野の空気とお店の雰囲気、飾り気こそないが直球勝負の料理がよく似合う。なかなか満足のいく昼食探訪であった。

 で、・・・

 確信犯なのだが、「ここまで来たのだからちょっと足を伸ばして散歩させてくれ」と家内に告げ、県道を更に西へと走る。

落合の集落にある高原山神社を越えてリーバスの終点である与州平へ、ここから寺沢林道へと乗り入れる。尾出山・高原山登山の為の駐車地下見である。
パジェロミニもアスファルトの上では今一つ元気が出ないが、水を得た魚のような感じでぐんぐんと林道を進む。暫く走ると数台のハイカーが下山して着替えなどをしていた。どうやらここがガイドブックに紹介された駐車地のようである。一旦下車して山の空気を胸一杯に吸い込み、山行の機会を頭に描きながら林道を戻った。

 それにしても上永野の深部である落合から与州へ至る地域は、実に長閑で気持ちの良い風景が続く。花が咲きそろう頃にまた是非ゆっくりと散策を兼ねて訪れて見たいと思った。

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たろっぺ茶屋       大根の煮物が美味
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野菜の天ぷら    蕎麦も香りふくよか    寺沢林道

コメント (2)

TAKI:

コメント投稿日:2008年03月15日 15:07

まっちゃ~ん、koんにちは~
「たろっぺ茶屋」ココはいい雰囲気ですね、
げげげの鬼太郎やら、妖怪ファミリーが住んでいそうな予感!

こんど暇が出来たら、ソロで蕎麦を食べにに行って来ようっと。

「たろっぺ」? 意味不明ですが、方言ですかね。。

まっちゃん:

コメント投稿日:2008年03月15日 22:27

TAKIさんうまい!

確かに「げげげの鬼太郎」的とういうのがぴったりかもですね。
粕尾峠方面もしなびた蕎麦屋がいくつかありますが、上永野もここの他にもう少し奥へ行った所に百川蕎麦なんていうのもありましたよ。

「たろっぺ」はなんだろうね。今度食べに行ってオヤジに聞いてきてください。

PS.明日はよろしくです。