悲しいカウル

アーカイブ:バイク

投稿日:2007年08月11日 23:13

先日のツーリングの時の出来事。
停車中の緩い下り坂で不注意にも車体を倒しかけてしまった。幸い路側の盛り壁があったので、そこにカウルが当たっただけで、タンク等そのほかの部分にはまったくダメージが無かったのは不幸中の幸い。ただ、カウルだけはステーのところからヒビが入って20センチあまりも割れてしまった。

 

 新車で購入して1年半。立ちコケはおろか一切キズが付くような事は無かっただけにかなりのショック! まぁカウルだけで済んだのだからヨシとせねばと一旦は胸に納める。

 

 純正カウルは新品で買い直すと3万もする。なんでこんなプラモデルの部品みたいなのがそんなに高いの?と憤っても、有名どころの社外品だと5~6万。中には10万超えるものもあったりで、妥当な値段なのかもしれない。

まぁいきなり3万出して交換するのもアレなんでまずは自分で修復出来るかどうか検討。いろいろネットを調べて見ると、デイトナから発売されている「プラリペア」というセットがこの手の修理の定番でありかつ好評のようである。何やら5分で硬化する樹脂らしい。
使用インプレを読むと一様に扱いが難しいと書かれているが、硬化能力と硬化後の強度は絶賛されている。値段も手頃なので早速南海部品で入手した。

まずはカウル外しから。
ヘキサゴンのネジ4本で簡単に外れる。倒れた側は裏のワッシャまでひん曲がっていた。これだけ力が掛かったのだからステーを支点として割れるのも無理は無いだろう。
それにしても、カウルを装着した状態での納車だったので裸の状態はなかなか新鮮。メッキされたメーターと小径ライトが美しい。一瞬「ノンカウルで暫く走ってみるか」などと思ったりもした。

余談だが、実際に修理の合間にカウルが無い状態でちょこっと乗ってみた。
あたかもズボンをはき忘れてきたかのようにメーター周りがやけに心許ない。本来ネイキッドはこれが当たり前なのだが慣れとは恐ろしいものである。

 走ってみて解ったこと。ビキニタイプとはいえ、カウルの効果は絶大。SSやツアラのフルカウルに比べればほんの申し訳程度しか効果が無いのかと思っていたが、帰りに宇都宮北道路を高速走行してみて、風・音両面共に今まで如何に抑制されていたかということが良くわかった。

 

 さてさて割れた箇所の接着だが、「プラリペア」の説明書に従って接着箇所に若干のテーパーを入れるべくヤスリでゴシゴシ。まぁこんなもんだろうといところでいよいよ接着作業となるが、カウルのように複雑な曲面を持った物は全ての破断面をキッチリ押さえることが難しい。ましてや取り扱い超難易度の「プラリペア」初体験なれば片手で押さえて・・・なんていう芸当も不可能に近い。家内にカウルを押さえて貰って作業を進めた(これがまた大変だったのだが)。

まずは裏側から。
うーーん。「プラリペア」は確かに扱いが難しい。
樹脂の粉末に溶剤を垂らし、軽くダマになったものを接着面に載せてさらに溶剤を混ぜて伸ばす。これが基本だが、みるみる乾き出すと平らにはならず盛り上がってくる。どうやら接着面の樹脂そのものを溶かして一体化していくようで、これが強度の秘訣のようであある。

裏側の一番端の部分の一ブロックが硬化して見るとなるほど。なかなかの強度である。これで一人で作業出来る。
続けて裏側を全部仕上げると、これで強度的には充分ではないかと思われる程きっちりと接着している。出来上がり面がデコボコしているのが気になるので表側に施すかどうかためらわれたが、より強度を上げる為にはやむを得んだろうと思い踏み切る。

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カウルを外したところ    こんな感じで損傷    まず裏側接着第一段階

 表も接着が終わって強度的はかなり安心な感じに仕上がった。・・・・・・が、

 うーん。ビジュアル的にどうも・・・

 カンセキで買ってきた塗料も何となく色調が違うし・・・

 段々作業のテンションが下がっていく自分がそこにありけり(笑)。

痛々しい修復跡に、目隠し代わりに白テープを張って見たりしたが、これがもう最悪!
速攻はがしてポイッ!

 今回は「プラリペア」のお勉強だったということで・・・・・・・・・・・・(汗)

 

まぁ、予想はしていましたがこんなもんでしょう。図画工作2では(爆)

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裏側完了    表も完了だが・・・    色が違っていたら嫌だな
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こんなんなりました(;_;)      

 暫くは自戒も込めて、このみっともないカウルで走りましょ。 何、走ってりゃ全然OK。

止まってる時はって?ジャッケットでも脱いでさりげなく掛けておきますか(^◇^)

コメント (2)

ゴロゴロ~:

コメント投稿日:2007年08月13日 13:42

こんにちは!
いつも楽しく拝見しております。カウルは残念でしたね。
リペアは第1段階終了というところですか。ここから磨いて磨いて塗装して~停車時にジャケットなしでOKになると良いですね。
ご一緒できる日を楽しみにしております♪

まっちゃん:

コメント投稿日:2007年08月13日 20:28

ゴロゴロさん。ご覧いただきありがとうございます。

そうですね。やはりタッチペンじゃなくてカウル全塗装が当面の目標ですね。
でもこれまた自分でやるとかなり棘な道かもしれません。
まぁ割れた状態よりは幾らか進歩しているといったところですね(笑)

スプレーでしゅっしゅっやるときの注意点などネットでこれから調べていこうと思っています。