CB400SF

アーカイブ:バイク

投稿日:2005年12月09日 22:02

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逆光ですね。ソフトで補正しましたが私の腕ではこんなものでししょう。
なんでいつもヘルメットをミラーに掛けて写真撮るんだろうって自分でも思いました。

やっぱり100ccのちっこいバイクだとちょっと遅い。ちょっと格好悪い・・・・
ということで中型免許(現在は普通自動二輪免許と言う)なら400ccでしょう!ということで中古でこいつに出会いました。

若い頃に乗ったことのあるバイク達に比べるなんと高性能!!
ある意味感動でしたね。
で、こいつとは丸1年間の付き合いでしたが、色んなところに行きました。年間走行距離約1万キロ也。ネットで知り合いツーリンググループに参加したのもこいつと一緒です。

実用性という見地からするとまったくもって、このバイクで何ら問題ナシってとこなんですが、人間欲が出るものです。

若かった頃、いわゆるナナハン(750ccのバイク)に乗るのはライダーの憧れでした。なぜならば、免許の取得が難しかったのです。私のように教習所でバイクの免許を取った者は「自動二輪免許 ただし中型に限る」という限定つき免許。中型は400ccまでしか乗れません。こんな免許事情で、バイク市場も400ccクラスに各社力をいれており、いろいろな名車が販売されていた時期でもあります。そんな中、教習所では取れない、お上の試験場で試験官に立ち居振る舞いまでも厳しくチェックされて、やっとの思いで取得するいわゆる限定解除(排気量制限無し)は憧れの的でした。しかしながら、取得への道のりのあまりに険しさに誰もが400ccに甘んじた頃でもありました。

20数年ぶりにバイクにリターンしてみると、なななんと教習所で限定解除(現在は自動二輪大型免許)が取れるようになっているじゃないですか。
{日本の二輪免許の特殊性が、市場を閉鎖的にしているという外国バイクメーカーの圧力が法改正の起爆剤だったそうな}

はじめのうちこそ、うんと機動性が上がったCBに満悦していたものですが、いつの日かムクムクと「取ったろうじゃん。大型免許」という思いが湧き上がってくるのでした。ちょっとクサイかもしれませんが、青春よ!もう一度。ってな感じでしょうか。

このバイクについてちょっと詳しく説明

「CB400SF VTEC SPEC2」
というのが正しい名称。

SPEC2というのはバージョンのようなもので、エンジンにVTEC機構を搭載した初代が無印VTEC。
2代目がSPEC2。現在新車で売られてうるのがSPEC3で3代目である。

VTEC機構についておおまか、かつざっくり言ってしまうと、通常2バルブで動作しているエンジンが、一定の回転(SPEC2では6300rpm)を超えると4バルブに変わりパワーフィールの変化を楽しむことが出来る技術。本当の目的は、高回転時の吹け上がりよりも2バルブ稼動時の低速トルクの増大と燃費向上らしい。

実際6300rpmを超えると4輪のターボエンジンに似たような感じがあるが、どちらかというと吸排気音の変化やタコメータの振れ具合が変化したりとか、演出的な部分も多いような気がするが、やはりVTEC発動後はそれなりに爽快な加速感ではある。

CB400SFシリーズは、基本性能・乗りやすさ・堅牢さのどれをとっても優等生的なキャラであり、こうした製品にVTECエンジンのようなギミックを投入することによりシェアの確保を図るというHONDAの商品戦略には脱帽です。