編笠山


-『スーパー地形』+『カシミール3D』+『国土地理院地図閲覧サービスデータ』にて作成-

プチ遠征最後の山は今春登り残した宿題の山、八ヶ岳最南端の編笠山です。
権現岳とセットか、あるいは西岳を周回か随分悩みました。
標準CTと比べて決して速いとは言えない自分の足を考えると無理は禁物。
歩き終えて権現岳は行けたなという感想ですが、あくまで結果論です。

八ヶ岳で登り残しは北八ヶ岳の双子山、八柱山、縞枯山と茶臼山。これらは難易度高くないので日を改めて登る予定です。
天狗岳に登った時に根石岳を残したのはちょっと痛かったかな。

問題は南八ヶ岳。
小屋泊りできないとなると難易度が一挙にアップします。
横岳と赤岳は杣添尾根アプローチでなんとかクリアしたものの、阿弥陀岳と権現岳がハードル高し。
特に阿弥陀岳はルート内容もかなり厳しそう。
まぁ、来年までじっくり計画を練るとしましょう。

昨晩はとっぷり陽が落ちた標高1500mの観音平駐車場入りでした。
駐車スペースの水平状況もろくに確認できず。
やはり泊地には明るいうちに着いていた方が何かと吉です。
面倒だったので網戸モードにしないでいきなり閉め切ったから、暫くは蒸し暑い車内で悶々。
寝苦しい夜ですが、体力回復の為に寝なきゃと思うとますます寝られなくなる悪循環。
虫が入るのが嫌で車内の明かりをすべて消してからドアを開けると、朗々と空を照らす月とひんやりとした外気に心が落ち着きました。

明け方、登山口あるあるの出発時の喧騒が聞かれない。
何組か出発していく姿を見ましたが、駐車中の車はどうやらテン泊小屋泊縦走組のデポ車みたいです。
どうりで静かな駐車場だったのですね。

支度を終えて歩き出すと静かな樹林帯が心地よくもあり心細くもあり。
クマの個体数は極めて低いこのエリア、確かに食料になるようなものも少なそうだし、痕跡も見る限り皆無。
それでも、見通しの悪い所はおもちゃピストル発砲数度。

途中から追い越していく人、下山してくる人(小屋やテン泊かな)と交差するようになり一安心です。
その頃には急登の岩ゴロに手こずって休憩も多くなりました。

途中、背後に富士山と南ア好眺望が見え隠れするようになります。
これは山頂からの景色が期待できますね。

樹林が切れて空が拡がると、ひと登りで山頂に到達しました。
素晴らしい絶景。富士山からアルプス全部見え。
正直、夏のこの時期なのでここまでは期待していませんでしたが、高曇りながら大いに裏切られました。
後から登ってきた方も「これは素晴らしい」の連発。

パンを齧りながらしばし絶景を堪能してから、まず青年小屋方面へ急下降します。
権現岳へは頑張れば行けないことはないだろうけど、結構長丁場になりそうなので無理はしません。

今回ルートの9割は樹林帯なので、暑さに弱い自分も強い日差しにやられることなく概ね快調です。
森の中は風が抜けないなんて文句は言っちゃ駄目です>自分
かくして宿題の編笠山を片付けることができました。

泊地への通り道、茅野市運営の高齢者300円温泉、「玉宮温泉望岳の湯」で汗を流した後、麦草峠へ。
麦草峠も標高2000m超えの車中泊適地なんですよ。
今回で三回目かな。
到着早々20度を下回って半袖じゃ寒いくらいで超快適。
下界の暑さが嘘のようです。
網戸モードで車内を充分冷やしてから戸締めして気持ちよく眠ることができました。

空けて翌朝は雨予報。
鉛色の空、ぽつりぽつりと雨粒が窓を濡らすなか、コツコツ下道6時間ひた走り。
午前中に無事自宅帰還です。


観音平駐車場の朝 簡易トイレのみだが電波は4本バッチリ


登山前に駐車場脇の展望台に寄ってみた


おぉ!富士山


かつては木が無くて絶景だったのだろうが今は残念な景色


案内図を見てから登山開始


笹路の樹林へいざ


登りは西へ振ったルートで若干遠回りだが穏やで気持ちの良い登りがしばらく続く


ほとんど花は見られなかったが、マルバダケブキが一ケ所だけ咲いていて印象的だった


強烈な日差しが森にも差し込みつつある


苔を照らす朝日にいざなわれて進む登山道


穏やかな道も途中から豹変 足の置き場に注意しながら進んでいく


梯子は一箇所のみ


空が開けるとまもなく山頂、お花畑出現


AI曰く、タカネナナカマド


山頂到着!赤岳を中心に阿弥陀岳と権現岳が存在感を誇示


南側から北に向けての眺望が素晴らしく、まずは富士山。その隣は愛鷹山かな?続いて南アルプスが立ち上がり・・・


北岳を正面に捉え次に形の良い甲斐駒ヶ岳


中央アルプスの右に御嶽山


更に北に転じると乗鞍岳から始まり北アルプスが綿々と続く


白馬方面まで肉眼ではしっかりと見渡すことが出来た


別な山名板からもう一度北岳と甲斐駒ヶ岳 良い条件の時に登れたことに感謝


青年小屋方面に下降していくと挑戦的な権現岳の姿が迫る 高齢者は無理せずまた次の機会に


青年小屋手前の岩ゴロゾーンはひたすら目印を追うべし。気が抜けずに緊張を強いられた


有名な「遠い飲み屋」マジ遠いよね


八ヶ岳らしい苔の道を淡々と下っていく


序盤は急な下りが多かったが、終盤は安息の登山道へ


おつかれさま


今夜の泊地へ移動途中、八ヶ岳をパシャリ


編笠山は一番右端


昨日の金鶏の湯同様、茅野市が運営 高齢者300円でドライヤー有料、休憩室のクーラー無しは共通コンセプトだ😁


浴槽からは入笠山方面がよく見えるが休憩室からは八ヶ岳が窓の向こうに見えて気分が良い まさに望岳の湯

コースタイム等データ詳細
 YAMAP掲載 https://yamap.com/activities/50748534
 山レコ掲載 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-10180610.html

撮影使用機材
・NIKON Z50
・NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
・iPhone 13 Pro Max

カテゴリー: 車中泊の旅, 長野県の山 パーマリンク

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