2025秋、東北遠征⑦完 八甲田山


-『スーパー地形』+『カシミール3D』+『国土地理院地図閲覧サービスデータ』にて作成-

八甲田山の過去の記事
    2023年10月04日  東北の旅2023 四日目 八甲田山

昨日は急遽の予定変更で岩木山に登りましたが、今日こそは八甲田山

二年前の秋に酸ヶ湯から大岳に登り毛無岱経由で周回しましたが、今回はロープウェイを使って田茂萢岳から赤倉岳、井戸岳を経て大岳へと登ります。
周回ルートとしては毛無岱分岐から田茂萢岳に戻るのが順当ですが、紅葉が奇麗な下毛無岱を見ずして帰ることは出来ません。

始発のロープウェイが8:30だというので、混雑も見込んで早めに到着。
でも案外込んでないんだね。
余裕で始発に乗り込むと、見おろす麓の紅葉は真っ盛り。観光としてはこれが見所のようですね。

山頂駅から登山スタート。
あれあれ。大岳の山頂をガスが覆っているぞ。

通過点のような田茂萢岳を越え、「宮様コース分岐」という鞍部から赤倉岳方面への登りにかかります。
ロープウェイ山頂駅周囲に30分コース、60分コースなる散策ルートがありますが、赤倉岳方面に進む人は皆無。
見通しは良いのでクマの心配も少ないですが、とりあえずクマ鈴だけは鳴らして他の装備は準備だけして進みます。

ロープウェイ内のアナウンスで、周辺で6月頃にクマの目撃情報ありというのを聞いて観光客の皆さんはどよめきたってました。
昨年は酸ヶ湯側の登山道で目撃が多発し、一時期登山道閉鎖になってましたね。
そりゃ山の中に入るのだから、どこかにクマはいるよね。

赤倉岳が近づくと噴火口跡の稜線を辿ります。
ガスで何も見えないけど、晴れたらきっと絶景なんだろうね。
時折ガスがパツと切れると一瞬だけ景色が拡がる。
おぉっ!となって、慌ててカメラのスイッチを入れて。
廻りこむようにして井戸岳を降りる頃には、周辺だけ急にガスが取れて大岳山頂の眺望に期待が。

避難小屋から大岳への登りで汗をかいていると、振り返った赤倉岳・井戸岳のスケールの大きさは二年前と一緒。
上空は青空が見え、光も差し込んでなんとか間に合ったかと思いきや、大岳山頂は陸奥湾から吹き上げてくるガスが視界を遮っていました。
お隣の高田大岳は奇麗に見えていますが、二年前に登った時は青森市街地もよく見えました。
その時「こんなによく見える日は滅多にないよ。今日は特別。いつもは海からガスが上がってくるものだ」と地元の方が言っていたのを思い出しました。

避難小屋まで戻り、上毛無岱、下毛無岱へ。
他の方の記録を見ると紅葉たけなわな様子。
下毛無岱まで行くと帰りの登り返しがちょっと大変ですが、それでも行かないともったいない。

上毛無岱から下毛無岱へ降りる長い階段。
通称、大階段と言われるこのポイントから見る下毛無岱の風景は圧巻です。
写真じゃ全然伝わらないけど、二年前もここで思い切り感動したなぁ。

今回も階段脇の色づきは素晴らしく、つくづく青空が無いのが残念でした。



長いようで短かった東北遠征もこれでおしまい。
天気には今一つ恵まれませんでしたが、雨具をつけた山行も無く、地味ながら美しい東北の紅葉も楽しめました。
来年は情報収集をまめにして、10月にこだわらず9月末に紅葉ピーク狙いで再び東北遠征を目論んでいます。

最終車中泊地は黒石市内にある「道の駅いなかだて 弥生の里」。
以前偵察した時は目の前を走る国道102号の車の音がうるさくて宿泊不適としていましたが、今回は黒石IC至近なのでチョイスしました。
夜になると意外や往来する車も少なくなり、青森の最後の夜を快適に過ごすことができました。

朝三時に起床し、手早く支度をして3:36黒石IC通過。
深夜休日料金権利発生。10:22に宇都宮ICから降りました。

途中で何回か休憩しましたが、夜明け前から7時間の運転は高速といえども流石に疲労困憊。
結局、自宅を出てから帰るまで、12日間、2,240Kmのロングドライブとなりました。
燃費は実測で平均24Kmくらいかな。
夜はバタンキュー。広々とした布団で寝られる幸せ!
夜間頻尿😅も忘れ去って子供のようにすやすやと寝入ることができましたよ。

さてさて、お次は11月の関西です💪


ロープウェイで標高1309mまで一気に上がって登山スタート うーーむ、大岳にガスが😥


毛無岱の草紅葉は遠目に鮮やか 向こう側の南八甲田山も機会があったら歩きたいものだ


田茂萢岳は眺望も無い通過点


かろうじて青森市街と陸奥湾が見えたがこのあとガスで見えなくなった


外輪山を辿りながら進む


ガス越しの紅葉が奇麗


赤倉岳通過 ガスで視界無し


風も強くて寒い!


時折ガスが切れかかる


井戸岳通過


大岳のガスよ去ってくれ


フードを手繰る登山者


左が小岳、右が八甲田山主峰の大岳


避難小屋から大岳に登る途中から歩いてきた赤倉岳と井戸岳 このあたりだけガスが切れている


山頂から青森側は全く見えず 二年前は相当眺望のコンディションが良かったようだ


正面の高田大岳と手前に控える小岳は是非次回の東北遠征で登りたい


上毛無岱まで降りてきた


良き!


下毛無岱に至る大階段で登山者は歓声と共に足が止まる


まるでアトラクションのように長い長い階段を湿原へ向かって降りていく



ここで食事して戻ることにしよう


降りてきた階段


つくづく日差しがあればなぁ😣


青森弁マダム達の楽しいおしゃべりに別れを告げて・・・


来た道を戻る


そっか、田茂萢岳まで登り返しだったね💦



ロープウェイ山頂駅はガスと強風 観光客は外に出ても秒で建物に戻っていく😶


山麓駅


黒石へ移動途中の城ヶ倉大橋付近の紅葉が素晴らしかったので立ち寄り


八甲田山はなおも雲の中

コースタイム等データ詳細
 YAMAP掲載 https://yamap.com/activities/43648055
 山レコ掲載 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-8819902.html

撮影使用機材
・NIKON Z50
・NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR

カテゴリー: 車中泊の旅, 青森県の山 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA