ガスに包まれて屏風岳


-『スーパー地形』+『カシミール3D』+『国土地理院地図閲覧サービスデータ』にて作成-

遠征五日目。

二日間の停滞のあと、予報を見るも今一つ芳しくありませんが、最悪降雨はなさそう。
雨をもたらした低気圧が抜け、天気回復基調だが東北地方は若干時間が遅れそうです。
本格的な回復は午後あたりと報じていました。

唯一心配なのは強風でしたが、「お天気ナビゲータ」を注視していると、予報更新と共に段々風速が落ちてきました。
それに、見晴らし予報がバッチリじゃないですか。(結果的にここは大外れでしたが)
強風かつ青空は望めないも、視界良好ならば登山決行としました。

いつもより少し遅めに道の駅を出発。
蔵王エコーライン脇の駐車地に着くと、ガスが濃くて風もまだまだ強い。
荷室に横になり、本を読みながら一時間ほど天気回復を待ちました。

幾らか風も弱まり、明るさも出てきたように感じ出発しました。
確かに時間と共に穏やかにはなりましたが、下山までガスはまったく取れず。
結局、我が山行史のなかで、ガスで何も見えなかった昨年の蔵王熊野岳と一二を争う眺望無し山行となりました。

まぁ、こんなこともあるさね。
屏風岳までは、残雪さえなければ歩きやすい登山道が穏やかに続きます。
ミネザクラがやっとのこの時期ではなく、花が咲き誇る時期に南屏風岳方面や烏帽子岳へ周回するのもよいでしょう。
歩くべき山がまた一つ増えたように思いました。

ルート的には時折出てくる残雪区間が曲者です。
他人の足跡はおろか、往路に歩いた自分の足跡でさえ見失う始末。
でこぼこと風で削れて波打ったような雪面は歩いても跡が殆ど付かず、また濃いガスで先が見えずらく、帰りなのに違う所を歩いているような気分でした。

山の中は気温5度程度で、風も強かった為に着込めるだけ着ました。
寒くはなかったのですが、ガスと風にやりこまれると精神的にダウンしがち、早く降りて暖かい温泉に浸かってゆったりしたいもの。

一昨日も千歳山のあとに入った「山形うわの温泉天神乃湯」へ再びやってきました。
この温泉、なんと450円にして内湯と露天、更に鉱石風呂までついているコスパ良しの温泉です。
軽食コーナーでは、空いた小腹に玉こんにゃくが100円が嬉しい。

唯一の難点は座敷休憩所が無く、
個室をレンタルしないとごろ寝が出来ないところかな😁
Wifiもあり、のんびり過ごすのにはなかなか良い場所です。
道の駅から少し山側に入った場所にありますが、「道の駅 やまがた蔵王」とセットでお勧めです。


蔵王エコーライン脇に南蔵王縦走コースの入口がある


雪の区間は切れたり現れたりだがツボ足で問題無し
カメラが濡れるのでザックにしまった 以降はiPhoneで撮影


基本的にこんな感じの登山道、風は遮られるので丁度良い


こうなると、もろに風を受けるようになるがそういう場所はあまり多くない


通過地点の前山(さきやま)


お次の杉ヶ峰 ガスで何も見えないので証拠写真的🤨


ガスで見通せずルートがまったく不明になることもある
ここは完全に地図を見ながら方角を外さないように進んだ


根開き


芝草平には立派なベンチがあった


まだ花には早いが、周辺は本来花園なのだろう


一応山頂へ到着 だがガスで何も見えんよ😔


一等三角点かつ、宮城県最高峰らしい


山頂東側で辛うじてガスが切れる 凄い雪庇だね


今日のルートで随一の眺望かな😆


来た道を引き返します


芝草平付近の湿原


ここは地図表示して方角合わせないととんでもないところに行ってしまいそう


いくらか収まってきた強風も再び勢いを増し、ガスも切れず😣


唯一の花はミネザクラ 風を避けて下のほうに花を付けているのがいじらしい


真冬はスノーモンスターになっているのだろうね


帰りの前山、ホント通過点だね🤣


まばらなミネザクラに癒されるも、早く下山して温泉入りたい~😖


避難小屋に寄ってみた


綺麗な室内、「来た時よりも美しく」だね


トイレあり、灯油も備蓄されている


雪解け水で濡れる木道を進み・・・


駐車スペースへ帰着 もう一台の物好きさんハイカーはどちらに行ったのだろうね

コースタイム等データ詳細
 YAMAP掲載 https://yamap.com/activities/40280574
 山レコ掲載 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-8211764.html

撮影使用機材
・NIKON Z50
・NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR

カテゴリー: 車中泊の旅, 宮城県の山 パーマリンク

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