リベンジの蔵王


-『スーパー地形』+『カシミール3D』+『国土地理院地図閲覧サービスデータ』にて作成-

春の遠征最終章。
この二か月間の本命で大きな予定を立てていたのですが、想定外の悪天候につき若干縮小気味となりました。

初日は下道をひたすら走り、遠刈田温泉から蔵王エコーラインを目指します。
車中泊地は当初予定していた場所がいまいちだった為、携帯の電波が入るギリギリまで先に進み、
蔵王国定公園 滝見台」なる場所に決定。
明日の朝にはやむ筈の小雨がそぼ降る夜、車から出るとミミズクのような鳴き声が森にこだましています。
傍らの滝の音も聞きながら、静かな夜を堪能することが出来ました。

東北遠征初日は蔵王を登ります。
蔵王は前回初めて歩いた時に見事にガスで何も見えなかった為、今回はリベンジです。

翌朝、昨日の雨もスッキリあがり青空が広がっています。もう少し早起きすれば良かったかなと軽く後悔。
あまりにも朝寝が快適でついつい寝過ごしてしまったようです。

エコーラインを進み、雪壁の少し先にある刈田岳リフト駐車場へ到着。
車から降りると結構風が強く、おそらく連続して10m/s程度は吹いていたでしょうか。
体が温まっていないので結構寒い。インナーを一枚追加して出発です。

リフト脇の登山道に進むと残雪が出てきました。念のため、チェーンスパイクを履けば問題はありません。
それも僅か、途中から雪がなくなり夏道へ。あとはルート全体で雪がある区間は僅かでした。

稜線に乗ると絶景の続く快適な歩き。
前回は何も見えなかっただけに感動もひとしおです。

避難小屋から熊野岳に至る区間は特に風が強く、冷たさで顔が痛いほどでした。
フードを立て、手で顔を覆いながらなんとかやり過ごしましたが、地蔵岳に向かう頃には風も急に収まり一安心。

遠くの山までクッキリとはいきませんでしたが、雲が多い空の割には案外気持ちの良い景色を楽しむことが出来ました。
また、前回はまったく見えなかったお釜も今回はバッチリ。
今回遠征で登る予定の屏風岳、雁戸山、神室岳もその姿をはっきりと見ることができ、幸先の良い遠征初日です。

下山後は、かみのやま温泉にある共同浴場の「名人のゆ」さんにお世話になりました。
畳二畳ほどの浴槽に、カランは二つのみと民宿の風呂並みですが、本物の温泉です。
案内に従い、源泉のバルブを自分で開け、出るときは熱くなりすぎないように閉めていきましょう。
300円で石鹸シャワー付きというのはコスパ良好。
この値段だと、石鹸シャワーは持ち込みか購入のどちらかなんだけどね。
誰も入っていなかったので、のんびり過ごして疲れを取ることができました。

明日からの予報は、やはりいまいち。
無理して登っても楽しくないので、24日(土)は山形市内の低山を散策登山、がっつり雨予報の25日(日)は観光で一日をつぶします。


とても静かな泊地の朝 「滝見台」という所なので、出発前に見ていこう


写っているのは最上階の滝


バックに山を入れるとこんな感じ 下の滝は展望台から見えない


昨晩はこの滝の音を聞きながら眠りに落ちた


さて出発しましょう


刈田リフト駐車場到着 すでに絶景だ


リフト乗り場脇の登山道へ進む


残雪歩き 念の為にチェーンスパイクを付ければ快適に登れる


途中で振りかえる


稜線に乗ると既に素晴らしい景色✨



刈田岳山頂はすぐそこ


刈田岳山頂より


どっしりとた感じの屏風岳 今回遠征で予定しているが果たして天気や如何に


良いね


正面左奥が熊野岳


馬の背尾根からは終始お釜が見える


エメラルドグリーン?渋茶色?


さざなみが綺麗


避難小屋に到着


綺麗に掃除されている


ルート上のどこからでも良く見えるひときわ大きな月山


こちらも今回遠征で予定している神室岳と雁戸山



前回はガスで何も見えなかった熊野岳に到着


素晴らしい眺望だ





一旦下って左奥の地蔵岳へ


雲の上に顔を出す冠雪の高山と市街地のコントラスト


残雪の斜面が美しい


同じようなのを何枚も撮ってしまう


地蔵岳へ到着(山名表示が地蔵岳になっているが地図上は地蔵岳)


地蔵岳から再び神室岳(正面の尖がりピーク、たぶん💦)


雁戸山は鞍掛山みたいに台形


上山市方面かな


月山はやはり大きな山 燃え盛る紅葉の時期にもう一度訪れたい山


熊野岳を振り返る


地蔵岳から更に下り今日の終着点、三宝荒神山を目指す


ゴンドラの山頂駅脇を通過


正面右の地蔵岳と蔵王地蔵尊 帰りに予定しているトラバースルートは溝になっていて何やらやばそうな感じ😱


三宝荒神山から熊野岳方面


たぶん山形市街地方面


AR山ナビ曰く 中央奥が舟形山、手前のテーブルマウンテンが大東岳だろう 面白い形の山なので登ってみたいものだ


こちらは飯豊かな(違ってたら指摘願います💦)


復路に予定していた地蔵岳トラバースルートをズームして見ると・・・クラックの上も下もリスキー これは行かないほうが良いな😱 おとなしく地蔵岳に登り返しましょう


復路は熊野岳を延々トラバースするルートで戻る 右下から左上へ、登り上げた箇所が避難小屋


シャチ模様が美しいね


ワサ小屋跡には・・・


恐山の奪衣婆に超似ているが、昔、ここに小屋があった時の二代目小屋番のワサさんということだ


僅かな区間だが残雪を慎重に渡る


途中から下方面


同じく上方面


渡り終えた


後は下るだけ 避難小屋前で屏風岳を眺めながら軽く食事をすることにした 朝は誰もいなかったが沢山の人々が行きかう


鳥がほとんど撮れない自分にチャンス到来!なんの鳥だろう 画像検索したらイワヒバリと出た


画になるね でもこの外人のお父さん、靴下履かずにサンダルだったよ😱


吾妻連峰


いつの日か登りたい飯豊山、でも体力的に無理かな😔


再びお釜を見ながら


ん 何かあるね


あそこに行ったらどんな感じなんだろうね😏


氷の残骸


良き山歩だった


朝、誰もいなかった刈田岳付近は有料の蔵王ハイラインから最短距離で歩いてくる観光客でいっぱい


喧騒を離れ、誰もいない方向へ下山


駐車場の自分の車も見えてきたね


駐車場まで一気に尻セードしないように😆注意して・・・


ここ踏みぬいた人ご愁傷様、底に水が流れてるよ😔 真ん中も信用できないので左側ギリギリキープで行きました

コースタイム等データ詳細
 YAMAP掲載 https://yamap.com/activities/40192447
 山レコ掲載 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-8196704.html

撮影使用機材
・NIKON Z50
・NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR

カテゴリー: 車中泊の旅, 山形県の山, 宮城県の山 パーマリンク

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