-『スーパー地形』+『カシミール3D』+『国土地理院地図閲覧サービスデータ』にて作成-
昨晩の泊地、「道の駅オアシスなんもく」も実に静かな道の駅だ。
過去に何泊もしている。駐車枠に僅かに前後傾斜があるのが難点だが、寝てしまえばさほど気にならない。
以前は不安定な道の駅Wifiが「Freespot」に変わり、接続時間を気にせず車内でもバッチリ接続できるようになった点は大いに評価したいところだ。
さて、遠征最終日は西上州で最近人気の鹿岳(かなだけ)に登る。
ルートは四ッ又山経由での半時計周り。
人気を裏付けるように、7時前なのにすでに駐車場には沢山の車があった。
一晩お世話になった道の駅 wifiが使い放題で車の中でも電波拾えるので大変助かる
ここも静かさでは星五つ
駐車場に向かう途中から見えた鹿岳 あんな所に本当に登山道があるのか💦
トイレ併設の立派な駐車場
見えている先の方にも駐車スペースがあるのでかなりキャパはある
登山口まで歩く道すがら こんな岩峰があちこちにあるのは流石西上州だ
登山道脇を流れる沢に幾段もの滝が途中途中出現 見ごたえがある
このあたりからアカヤシオが出てくるも色も薄くなり終わりかけのようだった
鹿岳との鞍部になるマメガタ峠までは標高差約250mの急降下となる。
標高1000mクラスの山を歩いているのに、250mも降りるのは精神的に結構辛いものだ。
四ッ又山から先は岩稜歩きなので終始素晴らしい眺望が得られが、途中のピークである「見晴らし台」から見る鹿岳はド迫力。
いままでこういった鋭敏なピークをいくつか登ってきたが、実はちゃんと道がある事を理解はしているものの、本当にあんな所に登れるの?と素直に感じる。
悲しくなるほど高度を下げて(250m)マメガタ峠 ここから鹿岳にかけてまた登り返し😣
途中にある779m図根点”見晴らし台” 文字通り見晴らし良し
進むにつれ大きくなる鹿岳。その懐に入り込んで「鹿岳のコル」から、まず一ノ岳に進む。
取り付きに木の階段があるが、その先は遠くから眺める外観程の厳しさはなく、ピークへ到達することが出来た。
山頂には摩利支天の石碑の向こうに大海原のような山並み絶景が拡がっており、登頂の達成感が得られる。
一の岳手前の梯子 このあと一登りで山頂へ 特に厳しい部分は無かった
一ノ岳からの下山時に大きなミス発生。
登って来た人に道を譲った時に足の置き場が悪く、石を落としてしまった。
急斜面だったために、どこまでも勢いよく転がり落ちていく。
一瞬の間の後に、道を譲られた方が先に「ラーク」と一声。なおも石の落下は止まらず自分も「ラーク」と声を出した。
石が落ちていく方向の視野が閉ざされていて、落下音だけが聞こえてくる不気味さ。
石を落とした事は結果論だが、落とした瞬間に声が出なかったことが残念でならなかった。
コルから二ノ岳へも一ノ岳と同じように、木製階段の後の鎖場少々で山頂に立つことができた。
でも、落石が気にかかり、足運びはとにかく慎重に。先行者が居れば間隔を空け、常に頭上に注意を払いながら登っていく。
山頂先にあるテラスでは、ジャンプしたりしてポーズを決めて写真を撮られた記録が沢山見られる。
鹿岳のビュースポットなのだ。
でも、こういう時は単独だとちょっとつまらないものだ。
テラスから気の済むまで眺望を楽しんでから下山にかかった。
二ノ岳も梯子で始まるが、このあと特に険しい所も無く山頂へと到達出来た
案外広いテラスに立ってみたが自撮りも叶わず こういう時一人は辛い
二ノ岳の鎖場はここ一ケ所で慎重に通過すれば問題なし(下山時撮影)
鹿岳のコルから南への周回ルートを降下
序盤は滑りやすく気を使ったが徐々に穏やかになる
後半は植林帯下りなので日が遮られて歩きやすかった 最後は民家脇を抜けて・・・
下山後、時間が早いので宇都宮に高速を使って帰れないこともなかったのだが、登山後に長距離を運転するのはどうにも自信が無い。
計画では「道の駅 オアシスなんもく」に連泊の予定であったが、近くに日帰り温泉が無いのがここの難点だ。
妙義山の麓の道の駅へ移動し、近くの温泉で晩飯をゆっくり食べて翌早朝に宇都宮へ出発。下道4時間ちょっとで自宅へと戻った。
七泊八日の長いようで短かった春の遠征第二弾終了。
全ての天候が文句無しとはいかず、メガネの破損というトラブルもあったが無事に帰ってこられたのは何よりだ。
そろそろ栃木のツツジも気になる季節。
春は忙しい。
コースタイム等データ詳細
YAMAP掲載 https://yamap.com/activities/39355912
山レコ掲載 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-8051525.html
撮影使用機材
・NIKON Z50
・NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
・iPhone 13 Pro Max