-『スーパー地形』+『カシミール3D』+『国土地理院地図閲覧サービスデータ』にて作成-
二日間、静かな夜を提供してくれた「川の駅上野」を後にして、南牧村へと車を進めた。
山あいの道を北上し、大仁田ダムの駐車場に着くとすでに一台。三ッ岩岳へ登っていく登山者の後ろ姿を見送り、まずは反対側の烏帽子岳へ向けて自分も出発する。
二日間お世話になった川の駅上野の朝 今日は終日曇り、雨は降らない予報だ
大仁田ダムへやってきた ここを起点に烏帽子岳、反対側の三ツ岩岳に登る
烏帽子岳への登山道もまた笠丸山同様谷詰めのルートだ。落ち葉で殆ど道が隠れていて油断できない。序盤で早々にルートミスをしたが、とにかく目印のピンクテープを見失わないように、また地形図に落としたルート通りに追っていかないと先に進むことは出来ない。ある程度慣れた方でないと難しい山かもしれない。
前半は沢詰めのルートとなる この曲がった木のところで右に行ってしまいコースアウト 正解は左だった
稜線に出るまでの渓谷部は道標がこれ一枚のみ
あとはひたすらピンテを外さないように進む
踏み跡は落ち葉で消えている 少し外すと雪山ならぬ落ち葉の踏み抜き発生
場所によっては脛まで埋まる まぁ雪よりは格段に楽だが💦
周回ルートの分岐点へ着いた
「奥の二股」という名前通り、まさにどん詰まりの地点にある
ロープ場数か所を這い上がり、ようやく稜線に乗ると
ひとつばな(アカヤシオ)が出てきた☺️
山頂直下のロープ場 岩のグリップがあるからさほど苦労しないが、
濡れていたりすると悪場に変わるだろう
高曇りで案外眺望は良い 遠景は見えないが充分胸のすく景色と言って良い360度ビューが素晴らしい
この後登る三ツ岩岳 一旦大仁田ダムまで戻ってから登り返すのだが、
なかなか大変そうだな💦
山頂部にピンクの花が見えた ひとつばな(アカヤシオ)への期待が高まる
こちらは下山ルートで超える”マル”という名前のピーク
烏帽子岳より標高が高いところがニクイね
マルからの下山道は天国のような良き道・・・だったのは僅かで段々と厳しくなっていく だが登りのロープ場連続よりはましだった
この場所で谷へと下降する しばらくは厳しいところを通過して奥の二股へ復帰
層状になっている岩石は太古の火山活動によるもの(柱状節理)なのか?
なにげにこういう岩が出てくるのも西上州らしい雰囲気を醸し出している
一旦車に戻って小休憩 車の真後ろが三ツ岩岳の登山口だ さぁ後半戦、頑張ろう
ジグザグに付けられた植林帯を登っていく
烏帽子岳で絞られた後だけに少々堪える登りだ
山頂稜線付近でひとつばな(アカヤシオ)登場
白く痛み始めている株もあるが全般的に見頃だと思う
山頂から更に先に行くとあんなところもあるようだが、疲れそうなのでやめておこう😅
山頂からの眺望は大変良いが、西上州の山の名前はほとんど判らないところがもったいない🙄
周回下山ルートは初めのうち急降下で気が抜けなかったが、
徐々に穏やかな林へ吸い込まれていった
烏帽子岳は山中で逢った人一名、対する三ッ岩岳は数えきれないほど。人気のバロメータから言えば三ッ岩岳の圧勝だ。しかし、キャラクターがこれほど異なる二つの山を一日で歩いて楽しかったのは間違いなかった。
コースタイム等データ詳細
YAMAP掲載 https://yamap.com/activities/39190574
山レコ掲載 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-8023953.html
撮影使用機材
・NIKON Z50
・NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR