-『スーパー地形』+『カシミール3D』+『国土地理院地図閲覧サービスデータ』にて作成-
午前中の鋸山に続き伊予ヶ岳に登る。近隣の富山(とみさん)は南総里見八犬伝で有名な山だが、こちらは五年前にすでに登っていたので房総のマッターホルンと称される未踏の鋭鋒、伊予ヶ岳にした。
鋸山も登山者が絶え間なく訪れていたが、短時間で登れる伊予ヶ岳もまた人気で沢山の登山者で賑わっている。山頂直下は少し岩場があり、不慣れな人には若干手厳しいかもしれないが、楽しみながら登れる良い里山だった。
岩場を登り切った所にある山頂に立てば、麓の集落ののんびりした風景、そして、富山の印象的な双耳峰が目に飛び込む。その向こうには海が見渡せる絶景だ。なかなかタイパ(タイムパフォーマンス)の良い山である。
三角点のある北峰を経由して周回下山としたが、昨日の雨で泥が水を吸っていて登りの岩場以上に難渋した。ロープが無いと転んで泥だらけになること必至。今日は鋸山も所々泥濘箇所があったので、初めからスパッツを装着して歩き始めたのはここでも吉と出たようだ。
この階段の先から鎖場の急登が始まる 核心部は写真を撮っている暇がなかった
古賀志山の中尾根一番岩に比べればイージーだが結構な厳しさだった
北に進む稜線を行くと三角点峰があるもこちらに山名板は無かった
三角点峰から北へ降りるルートは岩こそ無いが、ロープに掴まっていないと秒で転んでしまいそうにスリッピー😱 登りの岩場以上に必死だった
保田漁港から見る鋸山 無事登山初日終了・・・
でも、結局今後の天候が続かず今回の遠征自体も終了😣
下山後は保田漁港にあるばんやの湯で汗を流し、近くの地元系スーパー「おどや」で食料を調達して昨晩と同じ「道の駅 保田小学校」へ車を停めた。
「おどや」の総菜コーナーは一人で食べきることが出来るものが殆ど無く、チョイスに苦労した。逆に、大容量志向な総菜や一匹物の鮮魚が幅を利かせていた。自分がよく見るスーパーではレアケースな高額の寿司セットや刺身のセットなども大量に陳列されており、町の規模を考えるとどうなのかなと思ったが、それなりに需要があってのことなのだろう。値は張るが見たところコスパはかなり高そうで、流石は漁港に隣接するスーパーといった感想であった。
翌、3/31(月)
朝方、車の屋根を叩いていた雨の音は去ったものの、なんとかなりそうな霧雨となった。気を取り直し、支度を済ませて今日の予定の山の登山口へと立った。
いざ歩き出そうとすると大粒の雨が降ってきた。途中で降り込まれて雨具を着たことはあるが、スタートから雨の中歩くのはどうにも性に合わない。頼みの綱であった今後の天気予報も悪化する一途で予定は風前の灯だ。引き返すなら今だ。山も車中泊も一緒。決断は早いのに越したことはない。駐車場で手早く着替え、後ろ髪をひかれる思いではあったが宇都宮へ向けてハンドルを切った。
コースタイム等データ詳細
YAMAP掲載 https://yamap.com/activities/38786260
山レコ掲載 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7958070.html
撮影使用機材
・NIKON Z50
・NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR