-『スーパー地形』+『カシミール3D』+『国土地理院地図閲覧サービスデータ』にて作成-
昨晩は平野部にも沢山雪が降った。宇都宮市内にも白いものが見られたが、積もったというほどでは無かった。しかし、山間部は結構な積雪があったようだ。
明けて翌朝、天気予報では風も穏やかで青空も見込める。格好の雪山登山日和到来。新雪だからあまり厳しさが予想出来る山は除外して、奥日光の社山に登る事にした。
昨晩降った雪は今市付近から田畑に沢山残っており、さながら雪国
いろは坂の様子(車内から撮影) 除雪はされているが結構な積雪量だ
社山は人気の山である。ましてや積雪があった翌日の好天の休日。歌ヶ浜駐車場にありつけないと話にならないと思い、急いで向かった。いざ駐車場に着いてみれば、除雪も追いつかず第一駐車場の半分もキャパが無い。ただ車も10台くらいしか停まっていなかった。
駐車場ですでにアイゼンを履いた若者グループが出発した。二番手に自分も行動を開始した。駐車場内の中禅寺湖側は深雪になっていて歩き難く、一旦車道を行き少し先の「思いやり駐車場」から湖岸周遊道に入っていった。
周遊道に入ればすでに深雪で、先行の若者たちの足跡の深さは20cmくらいもあろうか。初めのうちは自分も足を合わせていたが、途中で背負ってきたスノーシューを履いた。今日は車にワカンも積んできたが、周囲の状況を見て役不足と判断。もちろん、急登対応でザックにはアイゼンを忍ばせてある。
社山おはよう! しかし雪多いな この時点では山頂に立つ気まんまん
頼もしい足跡は半月峠へ向かってしまった この先はノートレース😱
先発の若者たちの足跡は半月峠方面へと進んで行った。自分が進むべき阿世潟方面はぷっつりとトレースが無くなっている。昨晩の降雪があったそのままの状況だ。登山道の位置を失うことは幸いにして無いが、風が作った雪面のうねりもあり、決して平坦ではないから進むのもいささか骨が折れる。
歌ヶ浜駐車場から阿世潟までの無雪期所要時間はおおよそ一時間だが、二時間半かかっても未だに到達出来ない。心が折れるとはこういうことなのか。一旦湖面に降りて男体山を眺めながら気を落ち着かせた。
精神的に(足腰も)疲れてきたのでここで降参するかぁ😒
ちっとも進まないので時間がかかりすぎているよ
峠直下で休憩中、後から来た元気な若者グループが颯爽と登場
非夏道ルートを工作してくれた これを使わせてもらったが凄い急登
稜線に出て上を見るとやはり延々とノートレースが続いている。後続の若者グループは山頂を目指すといって出発していったが、やはり雪量雪質と残り時間を勘案して断念して降りてきた。
自分はもう気力的に充分登山を果たした気分。ここを今日の山頂として軽く食事をして下山を開始した。
阿世潟峠の少し上部へ出た 疲れたので左の木の下の草が出ている所で軽食休憩
若者グループとは別で一緒になった方が阿世潟峠からの夏道を降りていった
下山途中でこれから登っていく沢山の登山者と交差する。「山頂まで行かれましたか?」と問われ状況を説明すると、朝一のトレース付けに感謝する言葉をいだく度、今日の山行も捨てたものではなかったのかな。
帰りはあそこの尾根を下ってこようとか思っていたが、今日は山頂にさえ届かなった😣
狸窪を過ぎ、林道区間で除雪車の姿が😦
ゲートまでは別荘もあるので除雪するのだろうか
朝、半月峠へ向かう若者たちの足跡を追って歩いた深雪区間もすっかり除雪された
コースタイム等データ詳細
YAMAP掲載 https://yamap.com/activities/38514944
山レコ掲載 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7913544.html
撮影使用機材
・NIKON Z50
・NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
・iPhone 13 Pro Max