-『スーパー地形』+『カシミール3D』+『国土地理院地図閲覧サービスデータ』にて作成-
午前中、珍しく仕事があったが早々に終了。まだまだ時間が早いのでさてどうしよう。ちゃんと山に行くには少し遅いが、自宅二階から外を見ると電線越の冠雪女峰山が奇麗に見えるではないか。
ならばと、以前から気になっていた近くの田園の向こうに男体山ファミリーが勢ぞろいするポイントに望遠レンズを携えて撮影でもしてみようと思い立ち自宅を出た。いざカメラを向けると先ほどまで奇麗に見えていた山に雲がかかり始めてがっかり。自然とは思うようにいかないものだ。途中で奇麗に見えた高原山を思い出し、「高原山を手軽に見ることが出来るのは男抱山!」という事でハンドルを切った。
男抱山はゆっくり歩いても1時間くらいで周回出来る。過去に何度も登っているが、直近では昨年の春にツツジを見に登ったのが最後だ。手軽な山とはいえ、今日は山に登る予定は無かったので何も持ってきていない。せめて水分だけでもとも思いファミマでお茶一本を入手して登山道へと入っていった。
男抱山という名前がまず一般的に珍しいとされているが、相耳峰である向かい側の男抱富士の名前が最近は女抱山とも呼ばれ始めて、山の呼び名も時代と共に変わっていくものだと痛感する。
男抱山にはきし江さんという江戸時代の女性の悲恋伝説が語り継がれている。ブログをフォローさせていただいているのら松さんが詳しく解説しているので一見いただけたらと思う。
近辺で国土地理院地図に山名が書かれていながら唯一未踏の笠松山 今冬中に踏む予定だ
女抱山のピーク岩で憩う登山者二名 背後に岩峰の斑根石山が迫る
多気山(左)と雲雀鳥屋(右) 写真を見て気づいたが富士山が見えていた
かつて歩いた下田中から北に延びる稜線は男抱山北側の大谷石採掘抗跡へと続く 今は稜線下部が太陽光パネルで無残
真横から見るシゲト山はトンガリ山だ 右手に盗人岩の紅白鉄塔が見える
一旦下山後、昼食をはさんで午後は市内の競輪場通りにある戸祭山緑地散策に切り替えた。2年前にも一度歩いているが散策には丁度良い丘陵地である。場所を説明すると過去を知っている人は「ああ、昔の斎場跡ね」と解る。花の無いこの時期は殺伐としているが、山歩きに枯渇してる場合や、将来的に山歩きが難しい程体力が後退してしまったら散策コースとしてはなかなか良い場所だと思うのだ。何よりもこんな街中に異次元スポットの山林があることがまず驚きだろう。
緑地の保全には「グリーントラスト宇都宮」が携わっており、市内の4か所が現在保全されている。長岡樹林地も以前訪れたことがあるが、春は桜が咲くという。機会があれば再訪したいものだが、近所に限って足が向かないのは人の常😓
枝越しで眺望は良くないが、このあずまやでご飯を食べるのも案外気持ちよさそう
男抱山コースタイム等データ詳細
YAMAP掲載 https://yamap.com/activities/37964047
山レコ掲載 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7821397.html
戸祭山緑地コースタイム等データ詳細
YAMAP掲載 https://yamap.com/activities/37968072
山レコ掲載 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7822080.html
撮影使用機材
・NIKON Z50
・NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR