-『スーパー地形』+『カシミール3D』+『国土地理院地図閲覧サービスデータ』にて作成-
群馬遠征プチ遠征最終日。登り残しの山シリーズ、今日は高ジョッキと丸岩に登る。
丸岩は以前八ッ場ダム側からその見事な円柱形に見惚れた山であり、調べると登山対象となっていた。これはいつか登らねばならぬと心に決めた山である。今回は丸岩を見下ろすことが出来る高ジョッキにまず登り、そのあと丸岩の山頂を踏む。
前泊は、今回の遠征初日に災害対応のリスクを考慮してパスをした「道の駅 くらぶち小栗の里」である。この道の駅の夜が静かなのは、自分が好んで何度も選択するくらいだから問題は無い。加えてもう一つのアドバンテージは近くに相間川温泉があることだ。
相間川温泉は過去に三度入っている。あまりにも気に入ってそのうちの一回は家内を伴って一泊したほどのファンである。かつて「日本一濃い温泉」を謳っていたが、現在は公取的にまずいのかそういう表記は取り下げている。湯に入れば相変わらず濃厚な泉質は変わらない。体全体から温泉の成分が染み込んで癒してくれるようなそんな感じがたまらないのだ。今回、若干気になったのは湯温が低めに設定されていたことだが、日々の誤差であることを願うばかりだ。
道の駅 くらぶち小栗の里は高崎市役所倉渕支所に隣接 自分は定宿化しつつある
今回の遠征は大した標高差を歩いているわけではないのに、初日の歩きが結構足に来た。だが、昨日の歩きで幾らか筋肉痛がほぐれて楽になった。今日は調子がすこぶるよろしい。やはり一日の標高差を1000m以内に抑えれば連登も辛くないようだ。
天気は曇り空だが、今日は眺望よりも歩き主体。眺望は高ジョッキから見る丸岩一択だ。
登山道に入るとストレートな広尾根登りが淡々と続く。落ち葉が堆積していてグリップが効かず、やはりアキレス腱が伸びがち。無理をせずゆっくりと登る。
山頂の南側にやや開けた展望台があり、そこから180度の眺望が得られた。すっきりとした青空が無かったの残念ではあったが、期待していなかっただけにちょっぴり嬉しい。東側には一昨日居た榛名山が見えた。
高ジョッキ登山口から丸岩登山口までは車道歩き。途中に一台くらいなら車を停めることの出来るスペースが数か所あったので、車ごと移動する手もあったが、あくまで自己責任ということになるだろう。また、高ジョッキ登山口と丸岩登山口を結ぶバリエーションルートもあるようだ。ちょっと見た感じ藪っぽい雰囲気なので、車道を7分歩いたほうが結局コスパが良いように感じられた。
今年はどこの山を歩いても堅実類が豊作に感じられるが、実際のところどうなのだろうか。実りが豊かならばクマもリスクを冒して里に出てくる事もなかろうにと思うのだが、今回も念の為に腰には熊スプレーを携帯している。
須賀尾三角点の北西にある岩峰を巻くあたりは岩交じりのトラバース
四日間の日程で、うち山行は三日と短い遠征であったが、登り残しと感じていた群馬の山を楽しむ静かな山旅を満喫することが出来た。しかし、そんな山々を歩きながらも再び登りたい山を見つけてしまい、「新たな登り残し」が果て無く出てくるのには困ったことだ。
「どこの山もそんなに変わらないでしょう」と考える方もいるかもしれないが、人にも万物にも、その主体の持つ”味わい”というものがそれぞれの数だけあるもの。山もまたしかり。山歩きは実に楽しいものだと思うのだ。
山レコ掲載
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7448850.html
YAMAP掲載
https://yamap.com/activities/35708184
撮影使用機材
・NIKON Z50
・NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR