兜岩山と荒船山


-『スーパー地形』+『カシミール3D』+『国土地理院地図閲覧サービスデータ』にて作成-

荒船山の過去の記事
    2021年10月29日  荒船山

 荒船山は下仁田から佐久に向かって国道254号を走っていると、いやがうえにも目に飛び込んでくる山容が印象的だ。広大な山頂台地を有し、その突端にある艫岩が艫綱を結ぶ船の舳先に似ているという説もある。山頂は台地の南端にある経塚山(行塚山)だ。

 艫岩は2009年に『クレヨンしんちゃん』の作者である臼井儀人さんが滑落事故で亡くなられた場所でもあるが、崖の上から下を覗き込まなければ落ちることはないように考えられるも、注意が必要なのは言うまでも無い。

 三年前のほぼ同時期に、スタンダードルートともいえる内山峠から登ったが、今回は荒船不動から兜岩山に登った後に周回するというルートにした。


道の駅オアシスなんもくの朝 静かで車中泊には最適


ここも二回目で定宿化かな 前回と同じポジション 若干前後傾斜あるけどね


荒船山の艫岩周囲の威容


真ん中の出っ張りが艫岩 あそこから落ちたらヤバイよね

 国道を離れ、荒船不動までの林道がなかなか厳しかった。すれ違い困難な道路幅、凹凸は深くこそないが低床のシャトルではひやひやものだ。フロントバンパー下センサーがこする音を度々聞きながら、登山が始まる前から気分的に消耗。

 駐車場に着けば早い時間なのにほぼ満車だ。RV車や四駆車はともかく、比較的低床の軽も頑張って上がってきたようである。我がシャトルは善戦したクチだろう。


荒船観音駐車場 ラスト一台にありつく 後からの車は手前側に適当に停めていく


一旦荒船観音側に進んだがこれは逆、気を取り直して駐車場奥から進む

 前日の五万石は標高差も距離もさほどでは無かったのだが、直登区間などが多く意外にアキレス腱が伸びて足に負担がかかっていたようだ。軽い筋肉痛のおまけ付きだが、歩きの疲れは歩きで直すべし。

 ほとんどの方は荒船不動から星尾峠に登り、そこから荒船山に向かうようだ。自分は反対方向に進み、御岳山、兜岩山を踏んだ後に星尾峠経由で荒船山へ向かう。帰路は星尾峠から荒船不動というルートとした。


まだ日が差し込まない道を行く

 稜線までは他に登山者もなく静かな山歩き。紅葉で鮮やかな稜線に近づくと時折登山者の声が聞こえるようになる。早立ちの人がすでに兜岩山あたりまで行ってきたようで、数組と交差した。


稜線に登り上げると鮮やかな道が待っていた


 


背後に荒船山(経塚山)が梢越しに見える石祠


御岳山のピークに到着、ん!誰ぞ!


目、怖いです😱


兜岩山に向かう途中、1380mPを巻くあたりで木製階段


兜岩山には眺望無し 周囲から見るとカッコいい山なんだけど山頂は地味


来た道を戻る


巻いてきた1368mP 尖ってるなぁ


兜岩山を振り返る こちら側からだと特徴がないが、帰りの車で北西方面から見ると立派な山容


 


 


梢こしに荒船山(経塚山)


下山時はここを左、まずは右の艫岩を目指す

 山頂台地は平坦なので歩くのは楽だが、紅葉もあまりなく、すでに初冬の雰囲気で寒々しい感じがした。

 食事は此処でと決めていたから、沢山の登山者が憩う艫岩でザックを下す。絶景を見ながらのカップラーメンとコーヒーが美味い。


山頂台地をてくてく歩いて艫岩到着


眼下のR254


浅間山と右端小浅間山


浅間隠山


西上州ってこういうのがあちこちに😯


槍ヶ岳も遠くに(トリミング)


山頂台地の真ん中あたりに荒船神社奥宮がある


最後に登り返して経塚山へ 樹に覆われていて眺望はほとんど無い


星尾峠から荒船観音へ向けて下山


途中何回も渡渉があったが、荒船観音から星尾峠までは村道となっている


道が穏やかになればゴールまでもう少し


最後の煌めきを楽しみながら


 荒船不動


帰り道の途中で艫岩にお別れ

山レコ掲載
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7443514.html

YAMAP掲載
https://yamap.com/activities/35681631

撮影使用機材
・NIKON Z50
・NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR

カテゴリー: 車中泊の旅, 群馬県の山 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA