嶮岨森に届かず だが、愉しき笹尾根を行く


-『スーパー地形』+『カシミール3D』+『国土地理院地図閲覧サービスデータ』にて作成-

 10/16入りした東北遠征も今日登る嶮岨森(けんそもり)が最後となる。結果的には嶮岨森には届かず、一歩手前の前諸檜が到達点となった。登山事態で特にトラブルがあったわけではない。オマケで八幡平を踏むという時間で予定を組んでいたのだが、駐車場に向かう途中の道路で大きな問題が発生した。

 道路が夜間閉鎖されていたのだ。夕方17:00より朝の8:30まではゲート閉鎖で通行が出来ない。アスピーテラインと樹海ラインという二つの道路があり、GoogleMapで樹海ラインの閉鎖は把握していたが、アスピーテラインのほうは終日通行出来るという情報になっていたので油断した。

 早朝、アスピーテラインに向けて車を走らせると、途中に時間帯閉鎖の看板が出てきて「おや」となる。御在所ゲートまでやってくると厳重にゲートが閉鎖されているではないか。この時点で朝の7時。一時間半、ここで足止めされることになったのである。


なんと!朝8:30までゲート閉鎖🥹


仕方がないので周辺を散歩 でも思いのほか紅葉が奇麗で結果オーライかな


 無事八幡平駐車場に到着し、あらかたの登山者や観光者が八幡平を目指すなか、一人車道を南下する。今日の登山口は「裏岩手縦走コース登山口」だ。

 麓の宿であろう送迎車の運転手に「どこまで行くんですか?」と聞かれた。畚岳(もっこだけ)をストックで指し示すと、「あぁ畚ね」と言って去っていった。八幡平と間違えて真逆の道を歩いていると思われたのだろう。


八幡平駐車場から少し歩いて登山口である「裏岩手縦走コース入口へ」 畚岳が尖がっているが、まずはあそこへ登る


ひと登りして汗が出てきた頃に山頂 景色ヨシ!


秋田駒ケ岳


岩手山


昨日登った乳頭山


左上が八幡平、その下に駐車場


では縦走路に進みましょう


どこまでも笹に覆われた道を行く


気持ちいいね




こんな所も時々あり


そして、スパーンと広がる笹原


振り返ると畚岳が唯一のランドマーク


諸檜岳は何も無い通過点


字が消えてしまって読めないがたぶん「石沼」


 嶮岨森まではあと2kmを切った前諸檜で撤退を決断。と言えば大げさだが、この先へ歩いても眺望の変化は期待できない。また、往復で80分必要なので、朝方の道路閉鎖で失われた時間を勘案すると、ここで戻ったほうが良いと判断した。


嶮岨森まで地図で見れば大したことはないが、時間も押しているのでここで終了😌


前諸檜にて食事にしよう

 遠征登山の時はザック重量軽減の為にお湯を沸かすガスと水は携帯しないのが常。今日のルートは登山というより散策レベルなので、久しぶりに山でカップラーメンとコーヒーを楽しもうと決めてきたのだ。


スーパーで地元色のあるものを買ってきた


社名は「かいしんどう」と読むらしい 一文字めはIMEパッドで探しても出てこない


久々にガスとラーメン用の水を持ってきた 食後のコーヒーも勿論セットで


さぁ、戻ろう


畚岳の裾を巻けばほぼ終了 おっと最後の車道歩きもあったね


最後にもう一度岩手山に別れの挨拶

 観光客が沢山歩いているであろう八幡平に汗臭い恰好で行くのもためらわれたので、駐車場で着替えを済ませた。自分も観光客顔で八幡平への階段へと進む。山頂まで続く石畳の道。こんなに整備が行き届いている山は珍しいだろう。

 空は雲で覆われて少し暗い雰囲気ではあるが、次から次へと人がやってくるのは流石の観光地。沼の花が咲き誇る時期は大量の観光客で賑わう光景が目に浮かぶ。


一旦着替えて、カメラと水だけ持って八幡平へ向かう


花咲く時期に天気の良い八幡沼を散策するのが本来の楽しみ方なのだろう


一応登ってみた 北側にいくらか眺望あり


小さな沼をいくつか見ながら降りていく 黒い水が印象的


駐車場に戻ってきて終了


レストハウス内にあった展示物 八幡平から嶮岨森の手前の前諸檜までを歩いたわけだ

 16日に秋田入りした今年の東北遠征。いよいよ明日は宇都宮に戻る。六泊して、これで車中泊は通算100泊目になった。思えば初めての車中泊の晩は全てが不安であったが、いろいろな経験をしてきたと思う。

 車中泊もいろいろなスタイルがあり、キャンピングカーを使った完全型やハイエース等の広々とした居室をふんだんに使ったスタイル。そしてその対極にあるような単にシートを倒して”仮眠するだけ”というのもあり千差万別だ。

 自分の場合は車に一切改造を行わず、車内に持ち込む道具だけで済ます。フルフラットの姿勢で就寝し(状況によっては着替えも)、当然食事は車内が原則でやってきた。もちろん狭いし窮屈なのは間違いないが、足を延ばして寝ることが出来るのは大きなアドバンテージである。これが担保されなければ連日のように登山をすることはとても出来ない。
 もちろんのびのびと生活できるような大きな車両には憧れるが、日常生活と二台持ちなんていう贅沢は年金が主収入の身にはとても無理というもの。しばらくは現愛車のシャトルで頑張るつもりだ。

 最終日の宿泊地は雫石町内の某所を選んだ。今回の遠征七泊のうち三泊をここで過ごした。食事は近くのスーパーで調達して車内で食べるのが基本。だがたまにはお店で食べたくなるのも人情だ。ということでスマホで調べると雫石駅前の、いしや食堂の看板メニューの”よしゃれそば”というのが気になったので食べに行くことにした。

 「雫石周辺で採れる山菜と、野菜をたっぷりと炒めて麺の上に載せた、ヘルシーで体に優しい味わいです。鳥だしのとろみスープが麺にしっかり絡みます」

 別なサイトで紹介されいたこともあり、野菜好きの自分にとっては是非食べてみたいところ。ところが行ってみると、「本日は終了しました」の看板が出ていてお店は真っ暗。二日前から楽しみにしていたのだが残念無念。これを食べるためにも雫石再訪は決定だ。

 しかたがないので次案のお店、麺屋美麓さんで黒ラーメンをいただいた。
 ラーメン通でない自分に黒ラーメンが珍しいかどうかはわからないが、節だしのしつこすぎない味わい。スープまで飲み干すことの出来た美味しい一杯であった。


雫石にて目当ての店が終了していたので「麺屋美麓」さんで”黒ラーメン”をいただく 節だしで美味しかった

 明日の朝食を確保しようと最後のスーパーへ。パンコーナーで気になっていた”岩手の味”コーナーを物色する。

 ヤマザキなどの大手メーカーの品ぞろえは関東のスーパーと変わりないが、岩手コーナーでは盛岡本社で東北に展開するシライシパンの製品が多くを占めており、どれも一度は食べてみたいような品々。そんな中ら二つ選んだ。豆パンロールは甘すぎず、かつ甘納豆の風味もあって大変美味しかった。

 ご当地製品としては福島の酪王カフェオレなども有名で、その味も広く評価されている。惜しむらくは流通範囲が限られていることであり、日常では得られないそんな商品を口にすることの出来るのも旅の醍醐味だと思うのだ。


スーパーのパンコーナー 「岩手の味」シリーズが押してくる


沢山陳列されている中から二つチョイス 明日の朝食用


機会があれば他のパンも食べてみたいがそれはまた次の東北遠征で😋

 翌23日早朝、高速の深夜割の適用される時間に料金所ゲートをくぐり、一気に宇都宮へ戻った。休憩したPAで齧った朝食は言うまでもなくシライシパンである。

概略コースタイム

八幡平駐車場発(08:54)-裏岩手縦走コース登山口(09:09)-畚岳(09:43)-諸檜岳(10:44)-石沼(11:04)-
前諸檜(11:25)-昼食休憩(00:00)-行動再開(11:55)-諸檜岳(12:32)-裏岩手縦走コース登山口(13:45)-
八幡平駐車場着(14:08)-八幡平(14:33)-八幡平駐車場着(15:01)

カシミール3Dデータ

沿面距離:14.7Km
所要時間:6時間7分

撮影使用機材
・NIKON Z50
・NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
・iPhone 13 Pro Max

カテゴリー: 車中泊の旅, 秋田県の山 パーマリンク

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