-『スーパー地形』+『カシミール3D』+『国土地理院地図閲覧サービスデータ』にて作成-
昨晩の泊地はこれまた静寂の極みで、快眠をむさぼることが出来た。しかし、前線通過後に強力な寒気が入り込んだ為、車内の気温が1.9度まで低下して久々に顔が冷たくて目が覚めた。晩秋なら持ってくるニット帽を今回は家に置いてきてしまった。仕方なくブランケットを頭から被ってしのぐ。
昨日は一日停滞日としたが、今日もまだ充分に天気が回復しそうにない。夕方から好転ということだが流石にそれは待てない。ならばと、準備していた鞍掛山に登ることにした。
鞍掛山は岩手山の麓にコブのように控える小ぶりの山で、山頂からは岩手山を仰ぎ見ることが出来る。山全体がよく整備されており近隣の市民の山として愛されている。今回の遠征では本来岩手山に登りたかったのだが、火山性活動の為入山禁止になっているので代替として考えていた。
なるべくゆっくりと準備をして登山口へ移動。途中、秋田新幹線の木造の跨線橋に立ち寄り時間を稼ぐ。だが、平地側の青空が嘘のように岩手山には雲がかかっており、鞍掛山周囲も曇り空に覆われていた。
落下物防止の為アクリル板で覆われているから撮り鉄には適さないかも
まるで我が地元の森林公園から古賀志山に向かう人達のように、続々と登山者が訪れては登山口に向かう。通いなれている人は歩きを楽しめればよいだろうが、ビジターとしては天気の良い状態で岩手山を眺めてみたいという助平心からしばし車内で機会をうかがった。
一時間ほど粘っただろうか、あまり好転も期待できそうにない。しびれを切らして出発することにした。登山道には日が差し込んでいるから、山歩き自体は問題なく楽しめるだろう。
手軽なルートなのでサコッシュやヒップバッグだけで登る人もちらほら
木漏れ日の気持ち良い登山道 急な個所も無く、小さな子供連れのファミリーにもお勧め
鮮やかな落ち葉の道 時折、堅果が落ちている豊かな森は確かに熊が好むかもしれない
岩手の名山、早池峰山 頂稜部が雲に覆われている いずれ登りたい一座だ
岩手山の展望台である山頂へ到着 残念ながら岩手山は雲に覆われていた
概略コースタイム
駐車場発(09:37)-第一展望台(10:34)-第二展望台(10:53)-山頂(11:11)-駐車場着(12:18)
カシミール3Dデータ
沿面距離:6.7Km
所要時間:2時間41分
撮影使用機材
・NIKON Z50
・NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR