4月に入ったら、始めの車中泊は山梨と決めていた。昨秋、富士山を間近で見る山歩きがことのほか良かったのだ。周囲の山をもっと歩いてみたいと思って
いた。
ところが、3月末に行った大腸内視鏡検査でまさかのポリープ切除。術後一週間の安静を言い渡される。安静といっても日常生活は支障ないので窮屈な思いはなかったが、汗をかくような運動(当然登山も含まれる)や遠隔地への旅行は禁止事項。
足止めを食らってしまった。加えて春の天気も目まぐるしく変わる。前線を伴った低気圧が続々と去来して菜種梅雨の様相だ。その間隙を縫うように計画し、静養明けを待って河口湖へと走った。
マック
スバリュ富士河口湖店で食事買い出しを終え、まだ明るい道の駅かつやまに着く。荒天の今日は夕方から天気回復の予報だ。雨上がりでいくらか強かった風も車内整理な
どで時間が過ぎると共に風が収まってきた。明日登る山の予報はピーカンで風も無し。まずは幸先の良い滑り出しかな。
道の駅かつやまは観光客相手だと少し地味な感じのする道の駅である。富士山が見えるのは河口湖の反対側で、こちらは目の前に湖畔の公園があるだけだからどうしても華やかさに欠ける。
もっとも、車中泊族にとってはまったく問題無い。むしろ、大型車が入ってこないので(スペック上は三台のスペースとあるが)夜は極めて静か。静けさが
静けさを呼ぶではないが、車中泊の利用者も気心の知れた人が多く、夜はお互いになるべく音を立てないように気づかいをするので快眠が約束される。
道の駅Wifiが使いたい放題というのもポイントが高い。スマホでNHK+のテレビ配信などを見ていると通信量が結構大量になるので大助かりだ。車内でネットが使えるとスマホだけではなくノートPCも使える。無料のWifi提供は道の駅選びには必須項目となるのだ。
夕方になると続々と駐車場に車が集まり始めた。だが車内外にドライバーの姿は無く車中泊の様子ではない。一体みんなどこに行っているのだろうか?
外で交わされている話の感じではランニング愛好者が集まり、湖の周りを走っているようだ。9時頃に続々と帰ってきて拍手散会。ようやく今日も静けさがやってきた。
夜は思ったほど寒くなかったが、今回は電気アンカを持ち込みポータブル電源で稼働させた。事前テストでは”中”設定で一晩中つけっぱなしでもさほど消費しないことがわかっていた。通電するときは70W程度の電力消費だが、一旦温まると通電が切れる時間が案外長く、それでもシュラフの足元を温めるには充分。足元が温まると体全体がポカポカでますます車中泊の夜が快適になった。夜半に少し温度が上がりすぎ、アンカは切ってシュラフのサイドジッパー開けて空気を入れて冷やしたほどだ。
夜間、二回トイレに行ったが、平日なのに結構な人気ぶりで駐車スペースの1/4ほど埋まっていた。それでも物音ひとつしないこの道の駅のお勧め度はかなり高い。
撮影使用機材
・NIKON Z50
・NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
首を長くして待ってましたよ。
いよいよ旅の始まりですな。これから先が楽しみです。
道の駅などの情報収集は入念に行うんでしょうね。
それも一つの楽しみかな?
本日帰宅いたしました。
7泊8日でしたが、随分慣れてきたようで、さほどは疲れませんでした。
もっとも、一日はビジネスホテルに泊まってポータブル電源やモバイルバッテリーの充電、人間のほうもアルコール補充+静養でうまくつながったようです。
正直、事前の情報収集は大変ですが、仰る通りそこも楽しみです。
実際に現地に行くととんでもなかったり。
山歩きと同じですね😆
今回は7泊8日の遠征山旅でしたか。
富士見山行と言う事で色々と参考にしたいところもあります。
自分にとっては苦手?な南方面ですが、やはり高速利用が無難でしょうか?
詳細レポ、お待ちしております。
ここ数年、どうしても富士山と海にこだわってしまう自分がいます。
何度見ても感動します。
でも、
富士吉田市とか沼津からは街中のどこからでもドーンと富士山見えるので、
地元の人はまた違った思いで見ているのでしょう。
栃木県民としてはやはり憧れの対象ですね。
下道だとやはり遠いです。
昨日は西伊豆の戸田から下道オンリー10時間くらいで帰ってきました。
ナビの案内が都内経由だったのも加わってかなり疲れました。
時間だけは潤沢にあるのでそこは良いのですが、同じ走るなら景色の良い所がいいですよね。街の中は疲れるだけ。
通しで高速乗ればかなり快適ですが、東北道・圏央道を使って八王子まで高速で走ると市街地区間をパス出来きます。その後は山間部を抜けることで到達出来るのでコスパが割と良いと思います。