昨晩は中休みでリーズナブルな温泉宿に泊まった。布団で寝て鋭気を養いたいというのもあるが、バッテリー類の充電が最大の目的だ。特にポータブルバッテリーの充電は車中泊にとって死活問題。そのほか細々としたモバイルバッテリーもついでに満タンにしておく。
自分は基本的に車中泊の間は夜間に何があっても良いように酒は飲まない。それだけに宿に泊まる時は息抜きで飲めるのが結構嬉しい。素泊まり四千円といえ温泉は本物なので、飲んでは湯に入りですっかりリラックスすることが出来た。
低気圧の通過に伴い東北地方は大荒れの予報。日本海側はことのほか悪天のようだが岩手側も山登りという天気ではない。今日予定していた秋田駒ケ岳も風雨が強烈の見通しだ。
長期車中泊はこういった状況にどう対応するかが問題だ。停滞して天気の回復を待つというのも選択肢かもしれない。だがそうなると行程の最終日が単純に伸びるかあるいは後半を縮めるかのどちらかになる。そこに今後の予定エリアの天気予報が絡むからなかなか悩ましいものだ。
いつもなら7時前には行動を開始するが、今日は観光しか予定していないから朝風呂の後ものんびりと過ごした。自分が最後かなと思い9時過ぎにチェックアウトすると、子供の履物が並んだ家族連れがまだ残っているようだ。
岩手県立博物館で約半日を過ごす。入館料330円ながら充実の展示内容だ。常設と特設で一部カテゴリーが重なっている部分もあったが見ごたえ充分。館内食堂で休憩を挟めば一日中過ごせるかもしれない。
企画展で「早池峰山の花と森」をやっていた。定点カメラが捉えた動物達の写真など、山好きな者にとって楽しい展示が並んでいた。特に花好きの方にはお勧めだろう。今年の12月3日まで開催している。
博物館を後にして何処かで食事をと考えたが、ネットで調べた穴場的な店はどこも駐車場が一杯で入る事が出来ない。仕方がないがコンビニ飯で我慢。晩飯を車中で、昼飯は山中で行動食。街に居る時はしっかり食べたいところだがいたずらに時間が過ぎるのも勿体ない。
食後は盛岡市の北西部にある天峰山へ行く。山という名前がついているが舗装路で行ける場所ながら標高840mのその場所は盛岡方面と岩手山の絶好の展望台だ。
生憎の曇り空と強風、もとい、おそらく20m/sは超えていただろうか。爆風である。時折小粒の雨が混じるので長時間車外に居ることが出来ない。もう一台車が停まっていたが、車内で景色を眺めながら食事中の模様。街の中でコンビニ飯にしけこむならここまで来てカップラーメンでも作れば良かったかなとちょっと後悔する。
山登りはどうも・・・という方には手軽に眺望を楽しめる天峰山はお勧めの観光スポットだ。晴れていれば八幡平や秋田駒ケ岳までスッキリ見えるという。
撮影使用機材
・NIKON Z50
・NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
・iPhone 13 Pro Max