もうそろそろ山の記事が掲載されても良い頃だろうと、週一くらいで当ブログをご覧になっている皆様。残念ながら暫くはご無沙汰が続きそうな状況です。そこで、我が家としてはちょっとしたイベントがあった為、数回に渡りお付き合いいただきたいと思います。
8月17日(月)
大体旅行のはじまりが月曜なんてサラリーマンとしてはふざけた奴だなというツッコミは置いておき、お盆の繁忙期高値から急落したツアーチケットを入手したのが6月頃。あまりにも安い(3泊4日、航空券+ホテル代で一人5万円也)ので便が決まったのが出発10日前だった。はなから初日と最終日は諦めていたが、ホーチミン市空港に定刻で16:45(現地時間、日本時間18:45)、なんだかんだとバタバタしても充分ホテル周辺の散策+晩飯位は楽しめそうだ。
チャイナエアラインは初めて乗るが、88番搭乗口は比較的外れなので遠くて大変。出国審査後の華やかな免税店も途絶え、ひたすら新し目の(増設されたばかり)の通路をテクテクと。
台北までの便は日本人乗客が多い。客室乗務員も10名程度中3人が日本人という英語アナウンスがあったが、基本的に中国語(台湾語)と英語メインで日本語アナウンスはテープ再生のみ。中国語は聞いてもまったく解らないがそれでも漢字の羅列はそれなりに解るのが嬉しい。
3時間のフライトなので特に腹が減るものでもないのだが、出されたものは食べないと勿体無い。Beef Or Chicken?と尋ねられ、二択ならば・・・とBeefをチョイスするも肉嫌いな自分にとってはチト厳しいおかず。白ワインを頼み、付け合せの野菜と生ハム(これは食べられる)サラダで軽く一杯。空の上だと心持ち酔うのが早いような気がする。
台北桃園空港で一時間余りの乗り継ぎ待ち。免税品は興味がないが、自販機の飲み物に目がいく。悲しいかな成田でベトナムドンの両替をしてはいたものの、台湾ドルは持っていないから事実上無一文と同じなのがちと悔しい。
台湾のキャラクターが熊だったという事を知る。(そうだったのね)以外特に収穫無し。案外閉鎖的な空港待合室では得られる情報も少ないのだよ。
空港の無料Wifiが使えるので暫しスマホで情報収集やら何やら。今や世界中何処に行っても自宅に居るのと同じ環境でネットが出来るのは偉大かつ驚き。良い時代です。
成田から台北まで三時間、乗り継ぎ待ちを入れてホーチミンまで更に三時間。直行便もあるのだが、安旅はかくして時間を金で売る旅なのがチト悲し。されどこれもまた旅情だよ。台北からホーチミンまでは日本人客室乗務員も一名となりアナウンスもベトナム語と中国語と英語のみ。
ホーチミン行きの便でも機内食が出てきたので、乗り継ぎの客は文字通りいささか食傷気味だね。でも出されたものを残せない悲しい性。好きなスパゲッティーだったのに気を良くしてベトナムビールを頼んでまたまたほろ酔い。
入国審査の時、少し酒臭い息で片言英語を喋るのも嫌だなと思ったが、何も言われずスムースにパス。日程の割には大きなスーツケース(おみやげ収納が主たる用途)をゴロゴロ転がして最後のゲートを開けると・・・
むぉ!とした熱気。いや、湿気。 気温は30度を少し上回るだけなのだが、湿度が95%以上と半端ないのだ。ジャングルに放り込まれたような気分だ。事前情報で把握していたけど、やはり実際に経験するのとしないじゃ大きな違いだね。みるみるうちに体力が奪われていく感じ。
黄色いシャツの○ISの現地係員のおじさんに手引され同社のツアー客の日本人と共にホテルへ。我々は貧乏ツアーなので到着と帰国時の送迎以外は黄シャツのおじさんとは縁が無いが、人懐っこくてクセのあるイントネーションの彼の日本語で、観光上での注意点などを拝聴する。
空港ゲートを出るまでは自動車が連なるありふれた風景で、日本車の比率が高い。これが韓国だと国産車の現代や外車のBMWやベンツも結構見られるところだ。
無事ホテルに荷をほどき、食事へと繰り出す。いきなり屋台とかは敷居が高そうなので、ガイドブックで無難な感じのニャーハンゴンというお店へ向かった。ガイドブッックの地図とスマホのGPSで歩けてしまうのもこの時代の素晴らしいところ。もっとも洪水のようなバイクの群れや、決死の覚悟なくば渡れないような横断歩道のお話は二日目に・・・
屋台でベトナム料理を味わいたいが、リアル屋台はちょっと・・・という向けに作られた、いわゆる屋台風レストランとでもいおうか。地元の他の店から比べると高いこの店も、『外国人』にとってはまだまだ安くて手軽な店の範疇に入る。そのせいか店内は芋の子を洗うがごとく満員。オープンテラスも奥に深く拡がるフロアもことごとく客で埋め尽くされていた。
メニューはベトナム語と英語のみ。今回は娘が同行しているので心強い。下の写真以外にも適当に頼んだが、味はなかなか。ちなみにこの海老は奥の皿の野菜の下にある春巻きシートに香草と海老を巻き、手巻き寿司よろしく自分で生春巻を作って食べるのだ。海老の処理が面倒くさいと思われるかもしれないが、店員のお兄さんがさっとやって来て皮を剥いてくれた。
食事を終えてホテルに戻ろうとすると外は大雨。南国らしい本当のスコールが多いようで、10分も待っていればやんでしまうらしい。雨脚が弱まったところを思い切って歩き出す。残り雨で汗ばむ体が冷えるので心地よい。ついでに綺麗なショッピングモールに立ち寄り、地元コーヒーチェーンのHIGHLAND COFFEEで一休みだ。うだるような熱気と喧騒の火照った体に一口含む、ちょっと甘目のコーヒーに体も心も癒やされていった。
ご家族でのベトナム旅行でしたか。
お盆休みの後、良い時期に行かれましたね。
それにしても3泊4日で一人5万円とは随分お得なツアーチケット!
続編も楽しみに拝見させていただきます。
お盆中と後では倍近く料金が違うことがあります。
時間がある学生さんなんかは経済的に旅をすることが出来るので羨ましいです。
定年後が楽しみですが、体力と財力の残りが心配。
(特に後者)
こんばんは。
人生70年近く生きてきて海外旅行ゼロが自慢です?
と言うことは...成田から一歩出たら初めての世界で
何もかも新鮮に拝読させていただきます...
機内食、ベトナム料理、三度のアルコール等々
ご家族でのベトナム旅行...楽しませて頂きます。
自分も海外旅行経験が豊富とは言えないレベルですが、全部お任せのツアーというのは若い頃に台湾に行った時だけで、後はフリーが殆どのチケットです。
適度な緊張感で旅が出来るのは、辛い部分を超える感動があります。
全然レベルは違いますが、自分の山行スタイルと通じるものがあるのかもしれません。
こんばんは
初日 完璧に?食事も出来て すごい!
注文品もあたり だったみたいですね~~~
エビの春巻き 殻むいてくれるなんて サービスが
いいんですね この店!
右側に写ってるのは 長粒種のお米で作った
フライドライスでしょうか??
その系統ならば、シンガポールで食べたことあるんですが
案外 好きです 私 笑
しかし、、、サウナ状態、、、大変でしたね
でも サイゴンビールが美味しそう
写真のイメージだと ちょっと薄味?? 笑
夕食チョイスのお店はあたりだったみたいでラッキーでした。
もっとも、クーラーが無くて業務用扇風機ブンブンというところがちょっと残念でしたが、そんなこと気にするのは日本人の悪い癖と割り切ればOKOK。
ビールは冷えが悪くて氷入のジョッキで飲みました。
えっ!と思いましたが、他のお店でも氷入りジョッキが出てきたところがあるので、現地的にはあまり違和感が無いようです。